中綿(なかわた)選びのポイント

掛ふとんの中綿は?
掛ふとんに用いられる中綿は様々あります。
それぞれの特徴と性質をまとめてみましたので参考にして下さい。
数字の得点が多いほど良い特徴です

 

価格

保温性

吸湿性

軽さ

再利用

日光回復性

綿

 80

 100

100

 60

100

100

化繊

100

60

60

80

80

 60

真綿

 60

100

100

 80

40

60

羽毛

50

100

60

100

80

80

羊毛

60

100

100

60

50

60

アレルギー 70 90 70 90 40 60
羽毛の説明

羽毛は掛ふとんにするととっても軽くて暖かい特質です。
寒い地方などでは特に重宝します。
ただし、他の中綿に比べて値段が高く、湿気のコントロールが悪いです。
よく羽毛は嵩高が大事というふとんやさんも見えますが、
嵩高があるということはそれだけ眠ると暖かいとのことです。
だから、暖かい地方ではそこまでは必要ないかもしれませんよ。
アレルギーのある方は羽毛はだめですよ

綿の説明
綿はとっても暖かく、湿気をコントロールしてくれ日に干すことで
容易にその機能が回復する日本で最古からあるお布団です。
ただし、他のわたに比べて重たくなってしまいます。
赤ちゃんは体温調節が下手なのでこの中綿はおすすめです。
アレルギーの方にもお使いできます。
真綿の説明
真綿はとっても薄くて冬でも暖かなのが特徴ですが、
値段は高くなってしまいます。
化繊の説明
化繊ワタは、布団のクッション材としては最も安価で、弾力性が長く持続し、取り扱いが簡単です。 また、汚れた場合、化繊100%ですと家庭で洗濯しても縮みの問題がほとんどないので、安心して洗濯が出来ます。 クッションや金魚のフィルターなど、多様に用いられています。
問題は、化繊ワタはほとんど湿気を吸収しませんので布団には不向きです。綿ワタに化繊ワタを混ぜて弾力性を持たせた布団は、綿の性質が損なわれるように思います。費用対効果を良く考えてお求め下さい。 某テレビ番組で、「子供用の布団は化繊でも良い」と言ってるのを見たことがありますが、寝ているときに汗を多くかく子供を、湿気をほとんど吸収しない化繊布団で寝かせるのは誰が見ても良くありません。皮膚が汗疹になる可能性が高くなります。
化繊のわたで掛布団を作ることも出来ますが、あまりにも
湿気を吸わないただの安い布団に仕上がるため扱いません


アレルギー綿の説明
デュポン社のクオロフィルUをつかった布団で、アレルギーのかたに是非お使い下さい。
価格も安く、保温性も高く、羽毛のように軽い、また手軽に洗うことも出来ます。

羊毛の説明
羊毛布団は、綿布団や羽毛布団に比べて柔軟性がないのですが、弾力性があり、羽毛布団よりやや劣りますが保温性や吸湿性・放湿性が優れているので、敷布団としては最もバランスの取れた布団と言えます。 このことから、羽毛布団とは逆に敷布団に最適で掛け布団に不適と言えます。 また、羽毛布団と同様に、放湿性が高いので、あまり干さなくても良いという利点があります。
羊毛で掛ふとんを作ることも出来ますが価格が高いわりに、
重たくていい物が出来ないため当店では扱いません。