平成10年7月22日(水)〜
私が電網界(ネット)に生を受けたのは、平成九年末です。
ここ「春文庫」には、電網界未生以前の私の作品を集めてみようと思います。
具体的には、平成九年末までに、初稿が完了しているもの、ということにします。
ご理解いただけると思うのですが、つまりは、過去の作品集となるため、その内容にはなはだ未熟な面、恥ずかしいところが目に付きます。これをどうするか、ということが、悩むのですよね。
過去のままに、ここに再現していこうか、それではあんまりなので、掲載に当たって、いくらかでも手を加え、より完全な形にしていこうか、などと。
が、手を加えたからよくなるとは限りませんで、当時あった貴重な息吹を殺してしまうという場合もあり得ます。
むずかしい。
その時々、作品それぞれで、判断していくしかないでしょう。
さて、この「春文庫」の定義に含まれるもののうち、実はすでに、当HPに掲載済みのものがあります。
などです。これらは、平成九年末までに、初稿の(ものによっては第二稿以下も)済んでいたものでした。
年うつり (「目次」へ) ※ 平成三年初稿
虫姫 (「目次」へ) ※ 平成三年初稿
缺けてゆく夜空 (「目次」へ) ※ 平成八年初稿
・・・ 当HPに掲載するにあたって、さらにいくらかずつは推敲を加えてもいます。
・・・ 原文は縦書きのためこれを横書きへ、という点が、最も大きいでしょうが。
意外に思われる方もいるかもしれませんが、これらは、私にとっては、過去の作風に属するものなのです。
以下に、一応のジャンル分けをしながら、作品を収載していく予定ですが、
上に記しましたとおり、稚拙なもの少なからず、気がすすまないというのが本音です。
よって、よっぽど時間が有り余っている時期とか、懐古的な情感が迫っている夜とか、そういう場合だけの更新となるかもしれません。
お許しください。