平成10年8月4日(火)〜

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笑いの薄かった場合
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何不自由ない少年とたまには
思われもする罪だらけの無知的人種の
何種類かに生まれ別れまた生まれ
季節の味も知らずに今日の陽も落ちてしまった
今この頃

不十分な酒と中途半端な曲の中で
茶店の暗がりに何かあったはずだと
見まわし探し飽きる春の夜という
もう貴重すぎて涙落つる程のひとときといえ
いうなれば退屈だと思えば
今はあざ笑う風にペンを動かす

愛したのか気にしたのか何もなかったのか
自分でも相手でもそうなった以上誰にも不可解な
感情劇による発散も昇華も見込のない
重たるい気力と狂心により
何がしかの自信と童心の住まいは営まれていた

明日という言葉に白紙とマイナス的落下の連想を
常態とし始めて何年が過ぎゆくのか
昔日はなつかしく淋しく幼い意識を単純に
感じさせはしても次なる行動と意識はまたぞろ
無関係と言っていい程慣性力にたよって
ヘラヘラ実に辛く笑いながら
どうしようもない日と時が捨て続けられていくよ

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S55.3.27.

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