平成10年8月15日(土)〜
夜桜のそばの机 . 夜桜のそばの机に 僕という化け物が居て 目を光らせ荒い息をして 見えない生物を探し 知ろうとし味わおうとしていた まだ朝ではない暗闇に 凡庸とした螢光スタンドがともり 静かな視線で あわただしく起き動かねばならないはずの 虚しい仲間を 何気なく感じていた 物音のする淋しい朝に 今日もまだ安心だろうと心乱れ 朦朧とした意識と 悲哀のこびる自信のように 花たちは日輪を迎えた . S55.4.9.
夜桜のそばの机に 僕という化け物が居て 目を光らせ荒い息をして 見えない生物を探し 知ろうとし味わおうとしていた
まだ朝ではない暗闇に 凡庸とした螢光スタンドがともり 静かな視線で あわただしく起き動かねばならないはずの 虚しい仲間を 何気なく感じていた
物音のする淋しい朝に 今日もまだ安心だろうと心乱れ 朦朧とした意識と 悲哀のこびる自信のように 花たちは日輪を迎えた
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S55.4.9.