Teiseki さん。はじめまして。
和香と申します。
当フォーラム、そして「歴史」フォーラムなどに発表されている色々なご意見、興味深く読ませていただいています。
たぶん、徹底的な論戦を挑んでくるような、好敵手が現われないので、ご不満なのではと思います。でもこれは、Teisekiさんの言論が抜きん出ているからだと思いますよ。
独創的すぎて、的を射ているという直観はあるものの、これまでの常識と照らし合わせると「こんなに簡明に割り切れるものなのか」という戸惑いが起こるのでしょうね。レスを付ける場合も、おそらく、その面白さに釣り合わないような意見しか言えない気がして(真面目で常識的でつまらない、という感じがして)、引いてしまう、というところ、あるのではと思います。
もう二十年以上前ですが、梅棹忠夫『文明の生態史観』という本を読みました。もう手元にこの本がないので詳しいことは書けないのですが、もやもやした覆いをひと払いして清明に展開していってくれる、そういう読書の喜びを感じました。私の頭の中が整頓されて、佳い風が通り抜けたような、といいましょうか。・・・Teisekiさんのご意見を読ませていただいたとき、肌合いは違いますけれど、似た感慨がありました。
大局的、そして、刺激的な論評、これからも期待しています。
(いずれそのうちにTeisekiさんをも圧倒するようなすごい人が、と、私もひそかに待ってはいるのですが・・・)