ねっとCafe/nc:読書と人生


タイトル  :Teiseki さんへ
発言者   :和香
発言日付  :1998-10-06 10:25
発言番号  :76 ( 最大発言番号 :220 )

 Teiseki さん。はじめまして。
 和香と申します。

 当フォーラム、そして「歴史」フォーラムなどに発表されている色々なご意見、興味深く読ませていただいています。
 たぶん、徹底的な論戦を挑んでくるような、好敵手が現われないので、ご不満なのではと思います。でもこれは、Teisekiさんの言論が抜きん出ているからだと思いますよ。
 独創的すぎて、的を射ているという直観はあるものの、これまでの常識と照らし合わせると「こんなに簡明に割り切れるものなのか」という戸惑いが起こるのでしょうね。レスを付ける場合も、おそらく、その面白さに釣り合わないような意見しか言えない気がして(真面目で常識的でつまらない、という感じがして)、引いてしまう、というところ、あるのではと思います。
 もう二十年以上前ですが、梅棹忠夫『文明の生態史観』という本を読みました。もう手元にこの本がないので詳しいことは書けないのですが、もやもやした覆いをひと払いして清明に展開していってくれる、そういう読書の喜びを感じました。私の頭の中が整頓されて、佳い風が通り抜けたような、といいましょうか。・・・Teisekiさんのご意見を読ませていただいたとき、肌合いは違いますけれど、似た感慨がありました。
 大局的、そして、刺激的な論評、これからも期待しています。

(いずれそのうちにTeisekiさんをも圧倒するようなすごい人が、と、私もひそかに待ってはいるのですが・・・)


 
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