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タイトル  :【チトダッシュ☆和香自称二段】 感想
発言者   :和香
発言日付  :1999-06-07 11:56
発言番号  :280 ( 最大発言番号 :340 )
発言リンク:279 番へのコメント

 こんにちは!

 ついに決着でした。お疲れさまでした。


>  うーん、「さんまのからくりTV」に出てる人なんですが・・・
> 特に有名な人じゃないかなぁ・・・個人的にはおもしろい人で好きです。

 というよりも、私がこのごろ全くと言っていいほどTVを見ないので、知らないだけでしょう。
 (^^)
 TVを見たり、TVゲームをしたり大好きだったんですが、パソコンとネットが面白すぎて時間をとられて、もうだいぶご無沙汰です。


> いやぁ、まさか詰んでいるとは・・・・(^^;

 私のつもりでは、103手目▲7二竜(投了図)から、△同玉、▲6三角成、△8二玉、▲7三馬、△同玉、▲8五桂、△8四玉、▲7三銀、△8五玉、▲8六金までの11手詰めでした。別の筋でもいくつか11手詰めが現われるようです。


 
【第1面】
103:▲7二竜まで。
(投了図)

先手:和香
後手:チトダッシュ




> P.S.とりあえず、36手目の24同角からの変化が問題でしょうか・・

 以前お話のあった、1一香を動かしておくという準備も有力だったと思いますが、やはりなんと言っても、46手目△4五歩(参照図A)が問題手だったと思います。普通に△1一同飛であれば、まだまだ優劣不明(あるいは後手指しやすい)という分かれが続いていただろうと感じます。
 北川さんのお好きな自陣飛車、それも二枚使いでしたから、攻め好きのマスターの棋風とはやや違和感が出たかもしれませんけれど、こちらも角一枚と小駒しかも歩切れで、細い攻めをつないでいくしかなくて、苦慮したのではないでしょうか。



 
【第1面】
046:△4五歩打まで。
(参照図A)

先手:和香
後手:チトダッシュ




 △4五歩によって、先手は望外の三枚替えを実現しましたが、「これで負けたら恥ずかしい」というプレッシャーが生じてしまいました。とたんに以後の指し手が伸びやかさを欠き、「守り」に入っていったようで恥ずかしいです。
 対して、後手マスターは以後、悪手と思えるものがほぼ無く、果敢だったと思います。
 私が悔やんだのは、81手目の▲5三と(参照図B)です。
 後手持駒は香一本、手段など無いとたかをくくったための、安全策でした。▲5二と、と行くのが当たり前でしょう。金銀との二枚替えが単純に予想されますが、その利よりも角を渡すことを怖れたのです。
 完封できるかと甘い思い込みでしたので、しばらくは▲5三とをぬるいとは感じなかったのですが、ここはすでに角を渡すなどの駒の価値よりも、速さを考えるべきところでした。マスターの鋭い肉薄を受けて、冷や汗が流れるたび、後悔がつのりました。



 
【第1面】
081:▲5三とまで。
(参照図B)

先手:和香
後手:チトダッシュ




 マスターは、88手目△5二香と受けられました。
 ここは、△5七香(参照図C)も十分あったと思います。
 私はだいぶ前から、ここでこれを打たれたら負かされるかもしれないと怖れていました。直前になって、△5七香には、▲6五銀と切って勝負と気づき、なんとか行けるかもしれないとやっと希望を見た、という有様です。

1) △5七香、▲6五銀、△同桂、▲7四角成、△5八香成、▲6四馬以下詰み。

2) △5七香、▲6五銀、△5八香成、▲7四銀も詰めろ。

3) △5七香、▲6五銀、△同歩、▲7四角成、△5八香成、▲7三馬、△同玉、▲8五桂、△6三玉、▲6四香、△同玉、▲9七角、△7五合い、▲同角、△7四玉、▲7二竜、△同金、▲6四金、△8五玉、▲8六銀、△7六玉、▲8八桂までで詰み。

 とはいえ、上が当時の対策メモです。
 1)の▲7四角成りに対して後手陣が受けた場合は抜けてますし、
 2)の詰めろというのは、先手玉の7七に逃げ道ができて一手すいても大丈夫というものですから、かなりアブナイ。先手玉に直接迫らずとも、なにか詰めろ逃れの詰めろか、有効な受けがあったかもしれない。
 3)も手数が長いので、読み抜けが怖いところです。▲7四角成に△5八香成とはせずなにか後手陣で受けた場合でも、ならばと先手がこの5七香を銀で払ったところで代わりに△4七歩成があり後手の攻めは切れないでしょうし。
 等々、いくらでも波乱が待っていたかもしれません。



 
【第1面】
088:△5七香の場合。
(参照図C)

先手:和香
後手:チトダッシュ




 以上が大まかですが、この将棋の感想です。

 最初から最後までいろんな面白みがありましたし、はらはらさせられもしました。

 お付合いいただきまして、本当に、ありがとうございました。 m(_ _)m



# さて、次は、・・・なんて考えはじめています。でも、私は当初、六局の同時進行なんて言ってましたけど、実際に指してみると序盤はまだしも中盤終盤については六局は無理がありそうです。
 なにせ二局だけで、一日四五時間考えても結論が出ないなんて日が続きましたから!
 一人の人と二局同時進行か、二人の方と一局ずつ進行ぐらいがやっとのようです。
 マスターのほうで、人集めその他の企画があるようでしたらそれを優先してください。そのあとにでもまた、勝負勝負で遊ばせてくださいませ (^O^)