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 いつかどこかで
2002/03/17 和香 Home Page ■■■■■■ JustNet TOP

 
 こんにちは。

 4章小説終了に際して、メモを書いておこうと思います。







 山本_智之さんに教えていただいた「4行小説」を発展させたものが「4章小説」でした。CHANCEマスター主催当フォーラムという場をお借りして発進、なのはなさんを筆頭に多くの方々の参加をいただいてリレーを継いできました。これほど長く続くとは、ほんとうに嬉しい誤算でした。
 第一作『宿題』の出題を起点とすれば、これが第一期 #162 1998-07-16 10:43 ですから、三年八ヶ月です。山あり谷あり、何度か消滅の危機があったと思います。みなさんの色々なご意見、続けようといういくつもの意欲によって、落ち着くところに落ち着きながら生きながらえてくることができました。
 終盤はしかし、息切れ気味だったかと思います。そろそろ幕引きをすべきかもという気持ちが私にも起こり、実際にそういうことに至ったちょうどそのとき、ねっとCafe、当フォーラムの終了という事態にも遭遇しました。
 この企画の寿命と、当フォーラムの寿命が添い合っているような気がして、この終了はあまり無理はなく自然な、と感じました。

 みなさん、ありがとうございました。
 とても楽しかったです。

 実は、遊びたかった別の企画もあったのですが、一人でいくつもお世話係は無理だし、他の人が積極的に別企画を立ち上げてくれないしで、少々不満でした (笑) 上で述べたことも言い直してみれば、この4章小説が終わったらフォーラムも終わってしまい、時間が残っていないということになりました。残念です。







 お世話係というか、雑用係というか、言い出しっぺの責任でしてきたことについて、種明かしを少し。

 お気づきの人はとうに気づかれていると思いますが、第一期 #248 で「4章小説FAQ集」という形で詳述しましたルールの根本理念は「手間要らず」です。つまり、自律して運行していく企画、遊戯であるようにという点に特に重きを置いて考えたものでした。要は面倒が嫌いな私がなるたけ手出しをしないで済むように、という横着な気持ちが元だったのです。これで、一切何も口出ししなくてもリレーは流れて行くはず、と思いました。
 ・・・しかし、これほど手間の要るものになるとは、初期のころ、信じられなかったです。そもそも「指名することを忘れる人」という存在が理解できなかったです (爆)
 などなど、書き出すと愚痴のられつになりそうでやめますが、頭で考えたことと現実との差について勉強になりました。よい経験でした。

 「飛び入り参入(乱入)」ルールですが、これも、真の狙いはあらし対策だったんです。正統に指名を受けた人が担当章を発表する前に他の人が発表してしまうことが可能な以上、この対策を考えておかなければと思い、それならいっそ取り込んでしまえ、とひねり出しました。でも、この心配性が、実際に進行してみると楽しい面いきな味付けとしてあらわれたようですし、またリレーが途切れそうになったときの便利なツールともなりました。頭で考えたことと現実ということでは、これは意外な効果、収穫でした。







 最高傑作はどれかな、と考えると、まだあの新鮮な感動が忘れられないという辺りから、やはり『ラブレター』を選びたいです。
 私が結を担当した中で印象深いということですと、初期では『人形』、後半では『箱』でしょうか。
 たぶん、それぞれの方々で、評価はまったく違うのではと思います。思い入れがさまざまでしょうからね。

 4章小説の良いところを一つ、忘れないように書いておきたいんですが、他の人の文章を深く読もうとする、という点があると思います。前の章を読み込まなければ続けられませんもんね。自分が参加した作品や、後ろのほうの章を担当するほど、読み込みが深くなっているはずで、そのまま思い入れの深浅になっているのではと想像します。







 夕暮れ、鬼ごっこやかくれんぼが一旦終わるようなものと思っています。またいつか、どなたかがどこかで、この指とまれで始めていただければうれしいです。ここで4章小説を遊ばれたみなさん、関わった方々が(このままのルールでもやりやすいように変えてくださっても)、あちこちで種をまいてくださるなら私としては本望です。