>後先を考えずに小説を連載して行き詰まったときの
ための鍛錬、となるかもしれません
まさに今の私。
がんばってみます。
『宿題』
夏のある休日。
コウタロウは前々から気になっていた家の近くの森へ冒険に行くことを決めた。
親には内緒の、小さな冒険だ。
お気に入りのスニーカーを履き、リュックにはお菓子とタオル、肩から麦茶の入ったボトルを下げた。
いつもの野球帽をかぶり、こっそり家を出た。
テレビゲームなんかよりずっとおもしろいことが待っている気がした。
机の上には算数の宿題が放り出したままだ。
お母さんに見つからないように、コウタロウはこっそり家を出た。