平成10年5月17日(日)〜

カオリ七変化(1)
.

最初わかりませんでした。(笑い)
でもなかなか面白かったです。その調子でどんどん友達などと交換してみましょう。
でもユーモアわかる人て以外に少ないです。後、社会人になって授業中の空虚な時間が無くなり私自身、最近不調です。

(山本_智之様 平成10年2月3日 発言No.16)

 上が、山本師匠からの、和香作処女4行小説『空虚な米』へのご講評です。
 私は次のように答えました。

ありがとうございます!
しかし「まだまだ遠いな…」という含みがあるのでしょうね。

ほかのPFでも大忙しのご様子、からだを壊さないよう気を付けてください。

私の理解したかぎりでは、「4行小説」とは、

★ 理想として四行程度の、超掌編小説で、
★ またできるなら、その四行に、起承転結が対応している。そして、
★ 結の行に、題名を織り込まなければいけない。これは必須。

というところなんですけれど。

その調子でどんどん友達などと交換してみましょう。

なるほど。鍛錬ですね。
師匠もこうおっしゃっています。どなたか、挑戦してみる勇気、ございませんか。
とりあえず、私のお題は『青い掃除機』。

私を苦しめてやろうという方、お題だけでもかまいせん。いただけませんか。(^^)/

※ CHANCEさま ※
勝手に遊んじゃっててすいません。
どうか、お許しを! m(__)m

(平成10年2月4日 発言No.18)

 無謀(?)にも、お題『青い掃除機』まで出題しています。
 山本_智之様は、しかし、こののち、ほとんど出現してはいただけなくなりました。発言があっても、「4行小説」のことには触れられない。お仕事も忙しいらしい。上にあります2月3日までの間の、短いご教導だけを頼りに、以後私は「4行小説道」を歩まねばならなくなりました。
 # 本当にいいのでしょうかねえ。「4行小説」の解釈はこのようなので・・・ 師匠の把握していたものとは、基本からしてずれている気がしてならないのです。つまり、異端であるという意識、今もってあります。 #
 さて、マスターCHANCE様からは、

いえいえ、どんどん遊んじゃって下さいね!
私もこういうお遊び大好きです。

そう言えばうちの掃除機は青い色をしている。
いや、そういうことじゃないってね(笑)

さて次回のお題は『空からだるま落とし』です。
がんばれ\(^0^)/

(CHANCE様 平成10年2月5日 発言No.20)

 という広いお心をいただきました。お題まで。
 はりきらざるをえません!

ありがとうございます!
皆さん、これで、もう何も怖れるものはありせん。

お題、いただきます。


お題 CHANCE様より 平成10年2月5日 発言No.20
作成 平成10年2月5日 発言No.21
.

『空からだるま落とし』
独身OL カオリ、美貌の二十四歳。アブナイ一人暮らし。
ストーカー 和夫は、むせかえる衣装戸棚の中で唾を飲み込んだ。
ドアのキーが回される。
ただいま! って、ひとりだけどね。今日もつかれましたぁ。
喉カラカラ〜、だるいな〜、あれ、…いま、音しなかった?
 
.


うーん、もうちょっとか。
いや、なかなか …

そう言えばうちの掃除機は青い色をしている。

もしかして、超能力者?
確かに私のあそこにも、見える。

お題『青い掃除機』、待ってまーす。

★ 類似作はやはり、早いもの勝ちでしょうね。

(平成10年2月5日 発言No.21)

 『空からだるま落とし』、我ながらちょっとしたもんだと思いました。
 出題(1998-02-05 00:52 )から回答(1998-02-05 02:17)までの時間の短さ。「空」を「カラ」と読むひねり。ミステリアスな雰囲気。 ・・・今なら、お題が十音もあった点などもすごいと気づかされます。勢いもこわいもの知らずもあったのでしょう。初期の傑作ではないでしょうか(自画自賛ですが!!)。また、「カオリ」が登場した初めての作でもあります。
 しかし、この作に対する感想も、お題『青い掃除機』に答える作品も、返ってはきません。私は遅くとも二十四時間ぐらいで、どなたかが反応していただけると思っていたのです。この時点で発言者は私を含めてまだ五名でしたけれど、ROMなさっている方は少なくともその十倍はいらっしゃるとふんでいました。発言内の「皆さん」というのはそういう方たちも念頭にしての呼びかけです。好き者が必ずいて、とびついてくると思っていましたのに。
 「★ 類似作はやはり、早いもの勝ちでしょうね。」 この但し書きが、さびしく浮いています。
 次の発言で、全く違う話題にこう付け足しました。

さあて、気分を変えて、ぱ〜とゆきましょう。

\((´ O`))/
.
小熊ライフさんを励ますために、ひとり4行小説です!
(そういえば、ふたりこまわり、なんてのありましたねぇ。ふっりー)

お題 和香 平成10年2月6日 発言No.23
作成 平成10年2月6日 発言No.23
.

『あだ名は牛』
カオリさん、ぼくとデュエットしてください。
えー、なにが歌いたいの、和夫クン。
神田川です。
あれってデュエットじゃないんじゃない。ま、いっかー。
♪ ♪ あなたは あなたは もう もう ♪ ♪
 
.


お題『青い掃除機』

★ 「お題」を単語登録しそうになった 和香でした! (^0^)//

書き取り三回ぐらいで覚えてくれました。会得君、えらい!

(平成10年2月6日 発言No.23)

 第三作目『あだ名は牛』。
 これも素晴らしい。アイデアが斬新です。「だ」が結の行で「た」となって、濁点が取れてしまっていますが、それを、デュエットにかこつけた繰り返しによって、濁音の匂いをつけることに成功している。やはりデュエットであるからこそ、語順が狂わないですんでいる。「牛」は鳴き声でという飛躍。どこをとっても、奇跡的です。
 しかし、残念ながら、「ひとり4行小説」、格が落ちるでしょう。もし他の人からのお題『あだ名は牛』に対する答えなら、絶賛したいところですのに。
 実際、作成時には、まずお題があったのではなかったと思います。発想は、「神田川」の歌詞が最初にあって、これを4行小説で、と考えているうちに、結の行のあたりから、お題が浮かんだ、という道筋だったはずです。王道ではありません。

 そして、孤独の闘いは続くのでした。



☆ 注1 ☆
 本ページ中の私の発言記録(2月6日 発言No.23)にあります「ふたりこまわり」というのは、山上たつひこ作「がきデカ」に関わるコメントです。これは名作コミックです。傍若無人な、あまりの変態ぶりに、ついになんらの漫画賞も受けられなかったようですが、疑いもなく、歴史を画する作品だったと思います。
 「ふたりこまわり」というのも、連載当時はただ面白くげらげら笑っていただけでしたが、思い返してみれば、心のキメラ性を象徴していて、奥深いのです。
 このこと、情報のある方、メールくださいまし。

☆ 注2 ☆
 また、同じ発言にあります「会得君」というのは、言うまでもなく、ジャストシステムの日本語入力システム「ATOK」君のことです。



↑ 処女作 


 カオリ七変化(2) ↓