入笠山移動運用報告書 95.07.08




長野県上伊那郡高遠町・入笠山1955mに行ってきました。

7/8(土)昼。雨模様の横浜を出発。天気予報では北陸方面は大雨注意報。

私の予想は、「今夜どしゃぶり、明日は曇りでしょう」。生命の危険さえなければ、

雨もまた楽しい。



諏訪南ICを降りて20号を少し戻り、富士見峠交差点から林道を登って行く。

頂上付近まで舗装が続き、道幅も十分有る。未舗装砂利道は最後の数百mだけ。

折角ですから雨のぬかるみをウロウロしました。



登山口の紅葉軒(1700m付近)でキャンプを申し込む。

MTBグループが数人山小屋にいるだけでキャンパーは皆無。好きな所をどうぞとの事

で、入念チェック。車が入れる所は、水はけが悪い・傾斜があるなど良くないので、

10mほど荷物を運ぶ必要のある「すずらん畑」横の牧草地に決め申し込むと

「こんな日ですから車乗り入れOK」とのことでで1等地を確保。



雨は中降りですが、横風が強く嫌な感じだ。テントはすばやく張ったが、いつもの

タープをステーを2本に強化して張るのに時間が掛かり、靴の中までグショグショに

なった。(今回の唯一の失敗!)ウイングタープの良さが身にしみて解った。



落ちついた所でビールで乾杯!。夕食は炭焼きヒレステーキとフランスパン。

プラス持ちネタの磯部巻きとコーヒ。



雨なのに7時過ぎてもまだ明るい。430FMをワッチするが聞こえない。

諦めて早めに寝る事にし、安物タープがバタバタうるさいと眠れないので丸めて

テーブルの下に押し込みテントに潜り込む。銀マット1枚でも牧草地ですから、

寝心地満点。

ドームテントは少々の雨や風には心配のないので、明日に備えて9時消灯。



7/9(日)

外の明るさとカッコーの鳴き声で目が覚めたのが6時。よく眠れた。

あとで山小屋の兄さんに聞くと夜中はどしゃぶりだった様子。

外に出ると、風はなく霧雨程度。再びタープを起こして朝食。

メニューはパックご飯・レトルトカレー・餅とコーヒー。(毎回このパターン)



頂上で雨になると落ち着いて無線業務が出来ないので、テントをもって登ることに

して、その他のお道具一式は車に詰め込んで、7時半に登山開始。

20分で頂上のコースだが、いきなり急坂で10分後に息切れで小休止。

お花畑立入禁止の標識があるがまだ早いのか、あまり咲いていない。

小型のあやめが印象的。うぐいすが鳴いている。



頂上には当然だれもいないので、すばやくアンテナとテントを設営。

風が強いのでテントは4隅からロープを張り岩に固定。



頂上から眺めはすばらしく、360度展望で富士山・白馬・乗鞍。

正面に八が岳が見える。お手軽登山でこの眺めは申し訳ない。



これは飛ぶぞーと、さっそく430メインをワッチするが全く聞こえない。

八木を回しても何も聞こえない。皮算行では0はもちろん1・2・7・9と

QSO出来る予定だったのに・・・

あちこち回して、乗鞍移動局からスタート。山ハムのOMともQSO出来たので

とりあえず満足(このOMは1時間後に別の山頂からCQを出していた)。

JARLの支部大会のせいで、モービルは多いが、その分固定局がいない。

昨日からの雨で、山頂移動も少ない。

JAゼロRLの記念局もCQを出しているが呼ばれていない。



外に居ると、10分位で冷えきってしまう。テントを持って来たのは大正解。

天気が回復して来たせいか、雲が出て来て遠くの山は見えなくなった。

テントの中で横になってメインをワッチ。ぽつぽつ聞こえる局を呼んでいく。

テントの回りが騒がしくなってきた。数10人の団体がやってきて、写真を撮って

すぐ降りて行く。(アンテナとテントが写っています。ごめんなさい)

昼食はカップ麺。うまい??。再度CQを出してがんばって見るか、よくないー。

山頂コーヒを飲んだところで、早めに下山を決断。(雷が恐くなってきた)

10分で下山。残った水で顔を洗って帰路に付く。

帰りは小淵沢から入り1時間前に車山にいた局とSAでアイボール。

大月付近渋滞との情報があったが、道志を抜ける元気がないのでそのまま身をまかせ

別の局とQSOしながら相模湖ICで出て、相模川沿い・高田橋経由で無事帰宅。






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(C)Tadashi Nakajima