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EEC東日本大震災教育支援募金報告 ⅩⅡ       


お知らせ

   ― 尊喜ちゃんのおかあさんからの手紙から

「息子の尊喜ですが、120日に高熱を出し苦しくなり、入院しており  

ます・・・

 もう少し、かかりそうです。

 尊喜は毎日、看護師さんや私に笑顔を見せようと頑張っております。

 2月4日に胃腸炎と診断され為に、胃からの注入をストップして、点滴

がはじまりました。退院までもう少し時間がかかりそうです。」

② 震災体験詩集「311の詩人たち」-こころの奇跡-1700円(送料込み)

  岩手県大船渡市「大船渡詩の会」が発行した詩集が岩手日報で報道されたので、私は10冊まとめて注文しました。多くの方に読んでいただきたいと思います。

ご希望の方は高舘にお知らせください。先着9名まで。

③「唐丹小中学生と支援者の集い」-プレヤーショールとリラプレカリア-のDVD キャロル・サックさんのハープと澄んだ歌声の収録です。(EEC通信21号参照)11,500円(送料込み)先着2名まで。

   EEC教育支援プロジェクトの支援者として4月から参加している

下村達志さん(代表)企画。『釜石応援サミット』を東京・新橋で開催。

  下村さんはEEC通信にも寄稿しており、EECプロジェクト支援者では     

並外れて「唐丹町を思う気持ち」が強い方です。故郷への思いを行動に移すほどの強い痛みを抱えていることが伝わってきます。その思いをEEC通信にも伝えています。(EEC通信1516号参照)







2012・3・1岩手日報】

ショールとハープに込められた祈り
キャロルさんから届いたメッセージ

Dear Friends of Tounichou,

Last year on December 13 I had the immense privilege of visiting you, meeting you, and sharing our prayers with you through our simple music of harp and voice. It was one of the most meaningful experiences of my almost 30 years in Japan. I will never, ever forget that day, or forget you students and the kind teachers and principals that I met in that gymnasium.

All of you have gone through unbelievable challenges in the past year. I want to tell you how much I respect you all. You have inspired and encouraged not only me, but many many other people both here in Japan and also persons far away in other countries like Sweden and the United States. I believe that you will be able to be compassionate and helpful to others in the future because of the struggles you have experienced this past year. And helping people is what makes us truly rich in life. In this way, I sincerely pray that your lives will be meaningful and helpful and therefore rich in the ways that money simply cannot buy.

I was first asked to visit Tounichou sometime late last spring by Takadate Chieko san and Mase-Hasegawa Emi Sensei. They wanted to coincide our visit with the Swedish Festival of Santa Lucia (the “Saint of Light”) so they chose the date of December 13. I was very honored and grateful to have been asked, and immediately agreed to go, if we would be invited to come. How thankful I was shortly after that to hear that the principals of your schools had allowed us to plan this event.

At that time I had no idea how meaningful that particular time would be for me personally. That is what I would like to share with you all at this time.

My father, Carl Manfred, was a Lutheran pastor whose parents immigrated to the US from Sweden around 1900. Therefore our family always celebrated Santa Lucia Day on December 13. Just before leaving for Ishinomaki on December 12, I received a phone call from my mother, telling me that my dear father, 93 years old, had just passed away.

Of course your life stops for a moment when you receive news like that. But then I realized how precious this was for me to be leaving to meet you all in Ishinomaki and Tounichou on that very same day~ right at the Festival of Santa Lucia which my father had loved so much since childhood. I felt a great sense of Comfort and Peace, knowing that my father would really want me to be making this trip and meeting you all. You gave me the greatest gift!

I was able to return to my home of Minnesota to attend the memorial service for my father, which was held in his home church on the morning of December 31. About 300 people attended. The pastor who prepared the message for the service read the Bible verse my father had chosen: “For God so loved the world that he gave His only Son…” (John 3:16) And then, to my surprise, the pastor told everyone there about you students in Tounichou, about your situation and your courage ~ and how it seemed just RIGHT that on the day my father died, on the other side of the world you opened your hearts to welcome us and the prayerful music and the prayer shawls that had been donated from Japan and Sweden and the US. So your story is heard around the world, in ways that we don’t even expect.

Thank you, all of you, for helping me through a tender, sensitive time in my life. I will never forget you, and I promise to continue to pray for you. I hope that I will have another opportunity to meet you again, if possible.

Love, Hope and Light to each one of you!

Carol Sack

EEC東日本大震災教育支援プロジェクト

EEC通信22

2012 229日発行

唐丹町の皆さんへ

           邦 訳 堀 泰雄:日本エスペラント協会理事
           監 訳 長谷川(間瀬)恵美:桜美林大学准教授

 昨年の1213日、私は皆さんの町を訪ね、皆さんにお会いし、ハープの音色と歌声による祈りを共有させていただきました。これは私の日本滞在の30年間でもっとも意味のある体験の一つでした。私は、当日、あの体育館で、お会いした生徒さん、親切な先生方、校長先生、町の人々、支援の方々のことを決して忘れることはないでしょう。

 皆さんは、この1年間信じられないような「挑戦の時」を過ごしてこられました。私はどれほど皆さんを尊敬しているでしょう。皆さんがつらい体験を乗り越えてきたことは、私だけでなく、日本中の、そしてスウェーデンやアメリカのような外国の人々にも、とても感銘を与えてきました。皆さんは、今年体験した様々な出来事を    


【父に贈られた“Dads Flowers”】

乗り越えたことによって、これから先、困っている人、困難にある人への思いやりの気持ちをいっそう持つことが出来ると私は信じています。他の人を助けるということは、私たち自身の人生を真に豊かにしてくれるものです。私は心から、皆さんの人生がいっそう意義あるものとなり、単にお金では買えることのない「豊かな人生」となることを祈っています。

 唐丹へ来てパストラル・ハープ(癒しのハープ)を奏でてもらえないかと、高館千枝子さん、長谷川(間瀬)恵美先生に頼まれたのは、昨年の春の終わりのことでした。訪問が、スウェーデンのサンタ・ルシア(光の聖人)の日と重なるようにと、1213日が選ばれました。私はとてもうれしく思い、すぐ承諾しました。そして校長先生がこの企画を許可されたことをとても感謝しました。

 そのときは、この催しが個人的にどれほど特別で、重大な意味があることか、まだはっきりしたイメージが持てていませんでした。それについて少し話しをさせてください。

私の父カール・マンフレッドはルーテル教会の牧師で、1900年ごろスウェーデンから渡米しました。ですから私の家族はいつも1213日のサンタ・ルシアの日を祝っていました。1212日、私が石巻に出発する直前、母から電話がありました。そして、「たった今、愛する父が93歳で亡くなった」と知らされました。

もちろん誰もが、そのような知らせを受ければ、人生が止まったかのようになります。

しかし、その時、私にとって、1213日に唐丹で皆さんにお会いすることが、どれほど意味のあることかを悟ったのです。父はきっと、私が、父が愛したサンタ・ルシアの日に、皆さんに会いに行きパストラル・ハープを奏でることを願っていると思いました。わたしは慰めを感じ、平和な気持ちになりました。ですからこの日を皆さんとともに過ごさせていただいたことに感謝しているのです。

 私はその後、ミネソタの我が家に戻り、父の母教会で行われた記念礼拝に参列することが出来ました。1231日の朝のことです。約300人が参列しました。説教を用意くださっていた牧師は、父が生前に選んでいた聖句を拝読されました:「神はその独り子をお与えになったほどに、世を愛された。」(新約聖書ヨハネによる福音書3章16節)。そして、驚いたことに牧師は、参列された全ての人々に、日本での災害、唐丹で起こったこと、皆さんのこと、現在の状況やあなたがたの勇気について話されたのです。まさに父が神に召されたその日に、地球の反対側で、皆さんが心を開いて、私たちを、祈りの音楽を、そして日本、スウェーデン、アメリカから送られた祈りのショールを受け入れて下さったことを話されたのです。誰もが全く予想もしなかったことが、このように、世界で共有されたのです。

【父:Carl Manfred 】     

 私の人生にこのようなやさしい、あたたかい時間を与えてくれた皆さんありがとう。

皆さんのことを決して忘れません。皆さんのために祈り続けます。そしていつかまたきっ     

とお会いできる日が来ることを楽しみにして

います。


【母と私(左)。父の友人101歳の牧師(右)】

皆さんに、愛と希望と平和の光が共にありますように。

キャロル・サック

祝・卒業

        ― 震災の恐怖を乗り越えた35名の巣立ち―

もうすぐ、巣立ちの季節がやってきます。

今年度、唐丹中学校19名、唐丹小学校16名が卒業します。

昨年、311日に東日本大震災に遭い、最高学年としての役割を果たして迎える卒業式は生涯忘れることが出来ない日となることでしょう。

 EEC東日本大震災教育支援プロジェクトは、卒業式へ参列させていただけることになりました。下記の日程で挙行されます。

卒業式参列を希望される方は直接、高舘千枝子に連絡をお願いします。

締め切りを33とさせていただきますので厳守願います。


       唐丹中学校卒業式

1、日 時  平成24314日(水) 午前10時から11

2、場 所  唐丹中学校体育館


        唐丹小学校卒業式

1、日 時  平成24317日(土) 午前10時から1115

2、場 所  唐丹小中学校共同体育館


【お知らせ】

EEC東日本大震災教育支援プロジェクトからお祝いの品を贈ることにしました。

お祝い品は唐丹小中学校・全児童、生徒、教職員156名に「創作カステラ」1箱です。

卒業生には「○○○さん 卒業おめでとう」の印字入り。在校生は「祝 進級 平成243月○日」の印字、教職員には「祝 卒業 平成243月○日」の印字入りです。子供達が喜びを実感できる形でお祝いをしてあげたいと思いこのように致しました事、ご了承願います。皆様、多数の参列をお願いします。一緒に子供達の巣立ちを喜び合いましょう!

2月1日から2月29日までの支援者37名 通帳記帳通りの表記で記載 

清原順子、齋 巌、右原君江、松岡喜美子、日戸久恵、高橋千春、及川登美子、亀田好子

内山武、狩野喜美子、須釜菜穂子、赤石竹夫、吉田朋子、スズキタモツ、高木健一、齋藤ツメ、橋口成幸、佐藤貴和子、宮城英子、堀玉江、清原順子、前澤和子、高舘千枝子、伊藤順子、菊池定則、山本和子、中澤礼子、田沢洋子、本木英子、山田涼子、宮本満里子

中澤哲、矢尻操江、高橋則子、廣澤三子、藤本日出子

支援金の振込先

郵便総合口座 記号18390

番号13087781 高舘千枝子宛

生活物資提供者9名

-支援物資受付2月末で終了。これまでのご支援に深く感謝します。-

高木道子、水谷由恵、門倉比呂子、水谷由恵、岩崎君子

金居和江、松浦とし子、高木道子、伊藤富美子

学校支援物資提供者 敬称略

問い合わせ先:〒026-0121岩手県釜石市唐丹町小白浜314 

       唐丹小学校(Tel0193-55-2105

       唐丹中学校(Tel0193-55-2106

 2月から学校の教材消耗品、備品等の支援も広く募ります。物資支援をしてくださる方は重複を避けるため、学校に連絡し、「必要か否か」の確認を取った上、支援をお願いします。同時にEEC高舘にもご一報ください。EEC通信に「お名前と支援物」を掲載させていただきます。唐丹小学校は校舎全壊。備品、消耗品など、すべて流出しました。
 今後、学校支援にも目を向けてくださいますようお願いします。

1、日本シャーロックホームズクラブ(名古屋市)『シャーロックホームズ全集14巻』・・・唐丹小学校、唐丹中学校へ

2、千田昭司(石川県)『ランドセル、文具等』・・・唐丹小学校へ

3、相田弥生(神奈川県)『エレクトーン』・・・唐丹小学校へ

4、EEC金沢支部(代表 千田あかね:石川県)『唐丹小学校希望文房、消耗品類(下記参照)』・・・唐丹小学校へ

  【岩手日報210日】

 支援者31名:千田泰之、本井直子、千田あかね、千田敏久、連々の会、千田高己、能和瓦工業、達 英美子、小村新悟、窪 緑、金谷 将、浜名陽子、越道一也、本江勝則、酒井左官業、酒井設備工業、鹿野雅幸


高崎タイル、篠田裕一、小林堅介、(株)トオカイホリタ、横山里美、松本緑、坂本藍子、千場澄江、本吉珠枝、山本直子、中山明子、杉浦文恵、落合勝夫、落合美津江。

唐丹小学校希望物資

文房具:①コンパス21本(2,3年生用)・・・EEC金沢支部       

②クロッキーセット70人分・・・EEC金沢支部

 消耗品:①色画用紙A3判(赤、青、黄、ピンク、黒、茶)各100枚・・・EEC金沢支部

     ②ラシャ紙AO判(黒、黄、橙、青、水色、黄緑、ピンク)各10枚・・EECプロジェクト

     ③色上質紙A3判(水色、白)各500枚・・・EECプロジェクト

     ④ケント紙厚口A3判(水色、白)・・・各500枚・・・EECプロジェクト

     ⑤透明なソフトケース(A4サイズ)100枚・・・EEC金沢支部