唐丹(とうに)・中

元気でお過ごしですか。

大変な経験をされて、心のどこかには晴れない何かがいつもあるのでしょう。

その人の身にならなければ本当のことはわからないのですが、それでも、あなたがたのもつ若い生命力が、あかるく輝き出す瞬間があり、そしてその明るさがすこしずつ輝きを増していくことをお祈りいたします。

 

 か写真をということでしたので、鎌倉の文学館に一昨日いったときの、隣接するバラ園で撮ったのと、私の住む逗子の海岸からの写真をお送りします。

私はこの浜を毎朝2往復、5,3キロ歩いています。あいにく富士山が写っていないのですが、冬の晴れた日には富士山と江ノ島が見えます。

時期により桜貝など拾ったり、たまにわかめなどを取ったりしてお味噌汁に入れています。

 

 

2月にお送りしたエレクトーンはお役にたっているでしょうか。もしかして故障をして、かえってご迷惑になったのではないかと心配です。

どんどん使ってくださればうれしいです。

青笹校長先生からもお電話をいただきました。先生方みなさんによろしくお伝えください。それではこれで失礼します。

またいつかお便りします。 

神奈川県逗子市   相田 弥生

 

陽花の美しい季節になりました。

先日の「唐丹の子どもたちへ」を

読ませていただきました。

 

「修学旅行は出来ないと思っていたが、首都圏の唐丹出身者が全額を負担すると 申し出てくれたので、修学旅行ができるようになっ  

た。」と言うのを聞いて読んで、

本当に感激しました。

 

 の明るい、心暖まるお知らせは、私の心を和ませ「私も唐丹の子ども達へ

支援活動を続ける」と決めました。

 

 の世の中、暗い、苦しい悪いニュース

ばかりですが、この唐丹の子ども達へ

贈る各地の人々の、優しい言葉が、辛い

心をなぐさめ、心明るく元気に

 

生きる“かて”になりますように、応援してます。

 

         東京都東大和市 佐藤宗純・順子

 

―唐丹中学校1年生、4人の誓いの言葉が届きましたー

 

【 唐丹中学校1年A組の生徒達と先生、支援者  

 

 

    「中学生になっての決意」   木村 雄太

 ぼくは、中学校では部活を頑張りたいと思います。もちろん勉強も頑張りたいと思います。

 野球では、毎日の練習を大事にして先ぱいに負けないように試合に出れるようにがんばります。できれば、常に試合にフルに出たいです。それに、先ぱいたちの目標「三冠達成」にも協力できるように今後も努力していきたいです。

 野球だけではなく、勉強もがんばります。1番がんばらないとだめなのは、体育です。他の教科はちょっと苦手だからです。まあ、他の教科にも真剣に取り組み、野球だけ!野球ばり!と言われないようにしたいです。

 とにかく、中学校では何にでも積極的に参加していきたいです。だから、そのためにも、生活から気をつけていきたいです。

 

 

【班毎に目標を考え、ポスターにし教室に掲示】

 

「中学校でがんばりたいこと」   三浦 周

 ぼくは、中学校でがんばりたいことは3つあります。

 1つめは、生活です。理由は、ふだんの生活では言葉遣いやきまりを少しだけ守れなかったりしています。のので、中学校では、生活を見直したいと思います。

 2つめは、部活です。理由はこの唐丹中学校はバトミントンがうまい中学校だと知っているので、ぼくはその先輩方を見習ってうまくなって県大会へ行きたいです。

 3つめは、勉強です。理由は、小学校では気楽に勉強をしていたのですが、中学生になってからどんどん勉強が難しくなっていくと思うからです。そのために、日々の授業をまじめに受けて、良い成績を残して高校生になった時に困らないようにしたいと思います。

 

        「中学生になってがんばりたいこと」  三嶋 萌

 私は、中学生になってがんばりたいことが5つあります。

 1つめは、勉強です。予習をきちんとしてから授業をうけたいです。また、復習も忘れずに取り組みたいです。

 2つめは、部活です。11回の練習を真剣に取り組みたいです。そして、大会に出られるようになりたいです。

 3つめは、テストです。中学校はテストが多いので授業などで分からなかった所は、きちんと復習することとテストの予習をきちんとして良い点数をとりたいです。

 4つめは、あいさつです。登下校の時に先輩や地域の方々にきちんとあいさつしたいです。

 5つめは、中総体や文化祭などの行事を真剣に取り組むことです。そのために、練習をがんばりたいです。

             「中学生になっての決意」      伊藤 千聖

 

 私の中学校3年間での目標は3つあります。

 1つめは、何事にも努力する事です。小学校6年生になってから努力することの大切さをたくさん学びんできました。また、努力すれば不可能な事も絶対、可能にできると思うので、続けていきたいです。

 2つめは、学習面です。小学校のときよりもずっと難しくなっていて度々取り残されそうになり、つらい思いをしています。なので、今後そんな思いをしないために予習、復習をしっかりしていこうと思います。2年後の高校受験にも役立つので今から頑張って取り組んでいきます。

 3つめは、運動、健康面に気をつかうことです。羽球部での大会に3年間で1度は出たいので真剣に練習します。また、夜間練習も始まり、生活リズムがくずれ始めているので、3食しっかり食べて疲れをためすぎないよう気を付けたいです。

 これら3つのことに頑張って取り組み、3年間しかない中学校生活を毎日楽しく過ごしたいです

 

心に残った思い出

平成243月唐丹中学校卒業 長谷川 雄紀

 

 

 

【震災後の小白浜の海岸】

ぼくは、三年間唐丹中学校にいて、様々な体験をしました。その体験の中でも、特に印象が強かったできごとは、3月11日に起きた東日本大震災です。あの震災で起こったことは、これからもそしてたぶん一生忘れることはないでしょう。

 あの震災で発生した津波は人の大事なものやたいせつなもの、そうでないもの、いろんなものを流し、ぼくの身の周りにあった全てのものを流していきました。

ほんのいつもと変わらない普通の日だったのに、あの時、津波は来ました。

小学校の時に教わった30年内に来る確率99,9パーセント津波が急にあの日に来てしまいました。

あの日ぼくは、学校にむかえがきていなかったので、歩いて家まで帰ろうと思い、帰り道を歩いていました。何気なく鼻歌交じりに近所の菓子屋を通りかかった時に歩くのも難しいような大地震が起き、まさに地面と建物が一緒になって揺れていました。ぼくはびっくりして、心臓がバクバクしてパニックになり、何も考えられずに只々 早く治まってくれと願うばかりでした。そして、願っていてしばらくしてから 地震が治まると、ぼくはこのまま帰るより学校に戻った方が安全だと思って、すぐ学校に戻って行ったら、校門より下の郵便局の前の坂が水浸しになっていました。何とかその水を乗り越えて校門をくぐったら学校に残っていたみんなが校庭に集まって避難していました。話を聞くと、だれもけが人はいなかったそうです。そして、余震におびえながら校庭で避難していると市役所の人が来て、津波が防波堤を越えたのでもっと高いところに避難しようという知らせがきたので、近所の人とみんなで一緒に国道の方に着いて、上から海を見てみると、いつもの青い海とは違う、真っ黒でドブのような色をしていたのを覚えています。津波はあまりにも衝撃的だったので、すごくインパクトがありました。

津波を見終わり、国道の道ばたで暖をとっているときも余震がきて小さい津波もきていました。だんだん日も暮れてもっと寒くなってきたので近くの所まで移動して木を燃やしたり、お菓子をもらって食べていて、家や親の事を心配しながらみんなと過ごしているうちに親が迎えにきてくれて片岸の神社に行き、そこで3日くらい過ごした後、親戚の家を転々として、ようやく仮設住宅に入り、今に至っています。

 ぼくは、今でも津波の夢を見て、怖くて怯えていますが、合同慰霊祭でお寺の和尚さんが、生きていれば必ずいい事があると言っていた事を胸にしまって、精一杯がんばって生きていきたいです。

 

「唐丹町116人の子ども支援ツアー」の報告

1回「写真で振り返るツアー旅行」

 

626日(水)唐丹小中学校→小白浜漁港→花露辺地区→大石地区→「宝来館」泊

    

[唐丹小中学校訪問  懇談、授業参観、記念撮影]

 

 

 

 

[フランスのマルセーユの小学生から送られた“4月の魚”の絵]

【執行部3名と肩を組み、記念写真。校長先生も手を上げ、ハイッ笑って!】

 

 

 

[小白浜漁港訪問]

 

【唐丹町のわかめは全て埼玉生協に出荷。埼玉県の支援者、清原順子さんと交流】

 

[花露辺(けろべ)地区訪問]

 

【震災後、初の進水式のお祝いが行われていた。地区の方達に混じり一緒に
「おめでとう!」とバンザイ!】

 

【進水式のお祝いにまいた搗きたての餅を、下村ご夫妻が振舞ってくださいました。美味!美味!】

 

 

【花露辺には数隻の漁船が浮かぶ。旗を掲げているのが進水式をした「さざなみ丸」。
船主:佐々木正さん】

 

[大石地区訪問]

 

【 天然乾燥昆布のお土産を手に大喜びの支援者】

 

 

【宿泊先、釜石「宝来館」の女将、川崎昭子さんの震災の講話をお聞きしました】

 

627日(木) 

箱崎半島 仮宿漁港→大槌町→波板海岸→大槌復興食堂(昼食)→上中島仮設住宅

 

[箱崎半島 仮宿漁港訪問]

 

【仮宿漁港のウニ採り名人、三浦徳男さんとお会いする】

 [大槌町の漁港訪問]

 

【広島県のホテルに納品するために、牡蠣作業に励む二人の女性。この日が震災後の初仕事。】

 

[浪板海岸訪問]

 

【波板観光ホテルの堤防から震災で亡くなられた方へ花を手向け、黙祷をお捧げしました】

 

 

[釜石市上中島仮設住宅訪問  長谷川芳枝さんの仮設住宅で懇談]

 

【支援物資を受け取るボランテイアをしていただける事になった、
柏山セツさん(右)佐々木政代さん(左)】

 

 

 

 

61日から630日までの支援者 31名】

齋 巌、右原君江、村山代利子、嶋田弥生、松岡喜美子、桜美林大学有志、内山武、橋口成幸、藤本日出子、高木健一、高木道子、高舘千枝子、掘玉江、(伊藤康祐:青木紀子、伊藤富美子、塩原かね)、(唐丹支援ツアー:掘泰雄、掘玉江、右原君江、嶋田弥生、斉藤ツメ

太田茂子、山本和子、高木道子、塩原かね、青木紀子、松岡喜美子、伊藤富美子、清原順子

高舘千枝子)

【支援金振込み先】郵便口座  記号:18390 番号:13087781  高舘千枝子宛

【お知らせ】

@桜美林大学准教授長谷川(間瀬)恵美氏は、唐丹小中学生を中心に被災者への「魂の配慮」についてのセミナーを開催。参加した学生、社会人から寄せられた募金とメッセージを贈ってくださいました。


A支援物資を受け取り、必要な方に配ってくださるボランテイアの住所をお知らせします。

★〒026-0041岩手県釜石市上中島町3-4上中島仮設住宅27-4 柏山セツ
TEL:0193-25-3378

★〒026-0041岩手県釜石市上中島町3-4上中島仮設住宅28-5 佐々木政代
TEL:090-3369-209

★〒026-0121岩手県釜石市唐丹町花露辺127-2 下村惠寿(しげとし)
TEL0193-55-3031

★〒026-0121岩手県釜石市唐丹町大石字向54大石仮設住宅1-1  大向惣三

・ 食料品が一番嬉しいです。(日持ちする食料品、各地のスイーツ、コーヒーやお茶などの嗜好品等)、生ものはチルド便であれば大歓迎!特に肉類、加工品等は大歓迎。

・ 衣類であれば半袖より七部袖のTシャツ、サマーセーター類(女性)、長袖Tシャツ(男性)。

・ 洗剤、石鹸、テイッシュ、シャンプー、リンス、タオル(大・小)シーツなどの日用品。

B支援ツアーの報告は、7月から参加者と地元の方から届いたメッセージを順次掲載します。

 

東日本大震災教育支援プロジェクト

EEC通信26

2012630日発行

 


            高舘 千 枝 子 
Education ExChange Community
(http://www10.plala.or.jp/yasnoli/)
〒028-3603
岩手県紫波郡矢巾町西徳田
7-7
Tel/fax : (81) 019-697-3851
Mail:tchieko@cocoa.ocn.ne.jp

「EEC唐丹希望基金2012」 6月報告書