高舘 千 枝 子
Education ExChange Community
(http://www10.plala.or.jp/yasnoli/)
〒028-3603
岩手県紫波郡矢巾町西徳田7-7
Tel/fax : (+81) 019-697-3851
Mail:tchieko@cocoa.ocn.ne.jp
東日本大震災犠牲者に捧げる歌
「鎮魂の歌」
全世界に呼びかけます!
2011年3月11日、午後2時46分。日本の東北地方太平洋沿岸を大地震と大津波が襲いました。
これが「東日本大震災」と呼ばれてから、2年余りの時間が流れようとしております。
余りにも広い被災地には、震災前とは程遠い生活を余儀なくされてる方が沢山おります。
特に福島県太平洋沿岸地域は原子力発電事故と重なり、津波で流された家々の片付けさえも許されず日本各地で避難生活をしてる方が沢山おります。役場を県外に移設し、町ごと避難した町もあります。
岩手県公立学校退職校長会は「東日本大震災犠牲者に捧げる 鎮魂の歌」のCDを2012年9月に発表しました。EECは本会のお許しを得て、この歌を出来るだけ多くの人たちと一緒に歌う事を、全世界の人々に呼びかけます。
【高舘 千枝子】
今、あなたのいる家庭で、職場で、学校で、クラブ活動で、あるいはサークルで仲間と集い、たとえ一人ででもに「鎮魂の歌」を歌って欲しいのです。
被災地で生活する人達、自分の町を離れ避難生活をする人達、被災者の力になろうと励む人達の、復興への厳しい道を進む力が途切れませんよう、祈りを込め共に歌いませんか?
折れかかった気持ちが、世界中から届く歌声が応援メッセージとなって、困難を克服する力に変わり、元気に進んで欲しいのです。
「鎮魂の歌を歌う参加者名簿」にあなたの名前、団体、グループ(合唱クラブ等)を登録して下さることをお待ちしております。
演奏をYOU TUBEで公開し、登録を!
―「鎮魂の歌資料」に掲載させていただきます。―
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英語歌詞版譜:.pdf requiem_english_music2013_4_22
☆「鎮魂の歌」資料(楽譜、動画):http://www10.plala.or.jp/yasnoli/eec/requiem-list2.htm
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参加登録HP:http://www10.plala.or.jp/yasnoli/eec/continuously.htm
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ボーカロイドソフト・初音ミクが歌う「鎮魂の歌」日本語版(西川 悟)―岩手県から日本全国に向けて―
http://www.youtube.com/watch?v=9inykwxk_CU
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ボーカロイドソフト・初音ミクが歌う「鎮魂の歌」エスペラント版(西川 悟)―日本から世界へ向けて―
http://www.youtube.com/watch?v=07MY6_22nww
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2012・2月〜3月日本国内の演奏動画:http://youtu.be/I8lVEFlzInE
☆ 太田代政男「鎮魂の祈りコンサート」:http://www.youtube.com/watch?v=DNXZl8OuNGc
☆ カナダ、Mary Hirtzel:http://youtu.be/XNQ0t4XHei8
☆ 京都から“鎮魂の歌”嶋澤純子2013年3月9日演奏:http://www.youtube.com/watch?v=S3w7w5zvjv0
☆ USAミシガン州フリモントCommunity choir:http://www.youtube.com/watch?v=EPbmruiX3H8
「鎮魂の歌」参加登録、日本へのメッセージ等の送り先
高舘 千枝子:tchieko@cocoa.ocn.ne.jp
「鎮魂の歌」の歌詞はこうして誕生した
「鎮魂の歌」をつくる。
―作詞者 千葉 隆男―
三月に受けとった県退職校長会の文書で、東日本大震災に係る「鎮魂・復興の祈りの歌」の募集を知った。
当初は気にも留めないでいたのであるが、雪混じりの寒風が吹く日のウオーキング中に、ふと、「あなたは、今どう思っているのですか」という囁き声とも思える言葉を耳にしたように感じたのである。
【作詞者 千葉 隆男氏】 ウォーキングコースには、地震によって崩落した道路の修復工事をしている所があり、初めのころは作業している人たちに挨拶をして通り過ぎていたものであるが、やがて話を交わすようになった。中でも、他所の人と思われる口調の主任の人との会話では、工事の事や津波のことが話題であった。
そのためか、親戚や知人や教え子など、両手の指で数えきれないほどの犠牲となった人々の顔が次々と浮かんで、在りし日のことが思い出されたのである。
バスの中で亡くなった人は、大揺れがあったときには同じ場所にいたのだった。また震災から半年経った九月に執り行われた福島の親戚の老夫婦の葬儀のことや、未だ行方が判らずにいる知人たちにも思いが及んで、改めて、悲しみを深くしたのである。
そんなことから、拙いまでも自分の気持ちを歌にまとめてみようとの気持ちが深まり、手がけてみたのである。
犠牲になられた人たちのことはもちろんのこと、街並みの被災の様子を見たり聞いたりするたびに、「ああー、」という嘆息が漏れだすことに気づき、書き出しを「ああ 山揺れて 海騒ぐ日」としてペンを走らせた。
二番は復興への思い、三番は震災を語り継ぐ気持ちを綴り、御霊の安らかなることを祈る内容とした。
少し硬い表現になったが、作り了えたとき、ウオーキング中に聞こえたあの囁き声に応えることができた気持ちになり、ほっとしたのである。
津波のとき、「てんでんこ」という避難の教訓もあるが40年も前に白山小学校の二年を担任したときのSさんは脚の不自由なおばあさん(母親)を避難させなければ、と職場から家に戻ったとき津波に飲み込まれたとのこと。その母親は、近所の人たちの助けを得て安全な場所に移動していたという。
背順による整列時には先頭で、いつも、くりくりした目を輝かせていたSさんの顔が瞼にうかんだり、残された母親の気持ちに想いを馳せると、悲しみが再び寄せてくるのである。
犠牲者の御霊に捧げようと、我流の節まわしで口ずさんでいたのであるが、有難いことに、専門家の手によって曲づけされることになった。
(〒026-0032 岩手県釜石市甲子町8-20-10 Tel/fax:+81 019 327 3654)
東日本大震災犠牲者に捧げる
「鎮魂の歌」
岩手県公立学校退職校長会
制作の思い
平成23年3月11日、本県沿岸地区は東日本大震災大津波により尊い人命や貴重な財産等が瞬時に奪われるなど筆舌に尽くしがたい壊滅的な被害を被った。
本会では16名の会員が生命を奪われ、多数の会員が家族や家屋を失うなど甚大な影響を受けた。小中学校においては、学校の管理下にあった児童生徒は全員無事であったが、37名が自宅等で尊い命を奪われた。さらに、多数の児童生徒が親や家族を失うなどして心のサポートが必要な状況であった。
大震災一周年を迎える平成24年2月、大震災大津波で犠牲になられた方々の御霊を慰め、一日も早い復興を記念すると共に、大地震大津波の恐ろしさを後世に伝えるため、「鎮魂、復興の祈りの歌」を会員の手で作成することにした。歌詞は県内全会員から募集し、作曲は会員の適任者に委嘱することとした。
2月に募集を開始した歌詞は6月に決定し、委嘱した作曲は8月に完成した。
曲は、平成24年9月13日の岩手県公立学校退職校長会第39回県研修・花巻大会において、約40名の会員有志により初演された。
【左:作曲者 太田代 政男氏 右:横浜エスペラント会歌唱グループ代表 牧野 三男氏】
2012年10月30日:「鎮魂の歌」を世界に発信する事を確認した日。