寺社遍歴

第14回 要石で地震抑える神社:鹿島神宮と香取神宮
    (茨城県鹿島市・千葉県香取市) 
(2008年12月27日)

 ◎JR鹿島線の鹿島神宮駅に朝9時ごろに到着。駅前の少々急だが整備された坂を上って左に曲がれば正面が鹿島神宮の鳥居が。朝9時では閑散とした門前町。しかし、重要文化財の楼門と大鳥居の参詣道は屋台の準備、楼門の中は神社の関係者が大晦日から初詣に向けての準備でごった返していた。異様な光景は、携帯電話を耳に、ミニの制服をきた女の子が多く見られた。信心深いのかと思ったが、よく考えると多数の巫女を必要とする時期なのでアルバイトの面接に集まったようだ。本殿(ほんでん)・拝殿・石間(いしのま)・幣殿の4つの棟(むね)よりなる社殿が中心。社殿は徳川二代目将軍秀忠の寄進とのこと。桜門の正面でなく入って右手。左手は、本殿が修理のときの仮殿(これも重要文化財)。 更に奥に進むと森の中。鹿島アントラーズのチーム名の由来ともなっている鹿が檻の中にいる(てっきり森の中に自然に放されていると思っていたのだが。又英語で鹿の枝角をアントラー(antler)と言う)。更に奥に進むと、奥宮(家康の寄進)。その奥に要石。この辺は昔から地震が多いので、地下の鯰の活動を抑えるために地中深く埋め込まれているとのこと。地表面にはホンの僅かしか出ていない。約1時間の探索。
写真は、楼門(付近に巫女志望の女の子)と要石(表面が窪んでいる。香取神宮のは凸形)

  

◎次に、電車でJR成田線との合流点の香取まで戻りそこから歩いて約2kmの香取神宮へ。香取駅は無人駅で駅前にも何も無い寂しい所。駅舎内に香取神宮までの道順を示す大型の地図がある。神社までは略一本道で迷うことは無い。朱塗りの大鳥居から6月に流鏑馬の行われるという桜馬場を通り抜けると総門から楼門に。正面に拝殿・本殿(重要文化財)が。この建物は、鹿島神宮より一回り大きく、当初は伊勢神宮同様に20年毎に立て替えられていたが戦国時代に衰退したとのこと。現在のものは江戸時代中ごろのもので、屋根は檜皮(ひわだ)葺き。奥の森には立ち入れない。入り口の大鳥居の傍を本殿に向かって左に折れた先に、鹿島神宮同様の要石がある。矢張り地上に出ている部分はほんの僅か。敷地全体は鹿島神宮より狭いと思われる。
 比較的近い位置にこれだけ大きな神宮が二つあるということは、古い時代の関東の力が想像できる。一説によれば、大和との戦いに敗れた出雲から来たという話もあるようだが。
写真は、香取神宮の拝殿(荘厳な雰囲気)

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