寺社遍歴

第15回 超近代の傍の古刹:村松虚空蔵尊と一の宮大神宮
   (茨城県東海村)   
(2008年12月24日)

 茨城県東海村は日本の原子力発祥の地であり原子力利用の研究機関・商業施設が多数集まっている。その脇に、ひっそりと村松虚空蔵尊があった。起源は西暦807年に弘法大師が鎮護国家・万民豊楽・平和祈願のために等身大の虚空蔵菩薩を刻まれたとある。
 日本三大虚空蔵の一つとのこと(他は、関西で伊勢 浅熊嶽 ( あさまだけ ) の徳一満虚空蔵、奥州で会津 柳津 ( やないづ ) の福一満虚空蔵)。
 阿吽の像を左右に配置された仁王門を通ると本堂。虚空蔵は本堂の裏手にある奥之院多宝塔内に安置されているとの事。その左隣には最近作られたような三重塔。
 それほど広くない境内ではあるが、すぐ傍の原子力関係の施設との対比が面白い。
 写真は仁王門から本堂と虚空蔵尊の安置されている多宝塔 

  

 このお寺のすぐ裏には茨城のお伊勢さん一宮大神宮があった。伊勢神宮の内宮と同じ天照皇大神(アマテラスオオミカミ)を祀っている。創立は古く700年頃とある。拝殿の後方に神明造の本殿。拝殿隣の神輿殿には、神輿が二基。水戸藩主徳川斉昭公より下賜された由、この神輿は、「飾り神輿」であり担がれることはないとのこと。原子力研究所設立時には、ご神池「阿漕が浦」を分水し原子力の火を灯すのに協力したとある。写真は大神宮の拝殿。

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