寺社遍歴

第32回 新東京八名勝(第3位)の品川神社
          (東京都品川区) 
(2009年3月5日)  

 品川神社は、12世紀に源頼朝が海上安全の守護神として創建。京浜急行新馬場駅の前、第一京浜国道沿いあり、東京十社(准勅祭社) の一つ。龍が巻きついた個性的な鳥居をくぐり50段ほどの胸突きの階段を登れば境内。昭和の初期、新東京八名勝の第3位に選ばたときには、きっと小高い丘だから東京湾が良く見え素晴しい眺望であったに違いない。が、今望めるの雑然とした街並のみ。

   

 本殿には三つ葉葵の紋がついている。権威のある神社だったということか。

 境内の摂末社・浅間神社には、講により明治の初めに作られた富士塚がある。 昔は、この辺からも雄大な富士を見る機会が多いからこその、富士山信仰だろう。興味を惹いたのは、”登山道”の傍に頑張って根を張り、この石作りの富士塚にしがみ付いている木。健気さを感じる。

 

 本殿の右手の小さな路地を辿っていくと板倉退助一族の墓地がある。今では、品川神社とは無関係らしいのだが出入り口はここだけ。昔は、神社裏からも墓につながる道があったようだが、裏の住宅で遮られ道が途切れていた。南向きのようだが、今となっては建物の陰で日当たりも眺めも望めない場所。調べてみると、品川神社は近くの東海寺の鎮守でもあり、この辺は東海寺の敷地だったらしいが、寺自体が縮小の結果今の状況になったようである。

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