寺社遍歴

第39回 大和市南部の寺社
  左馬神社二箇所、信法寺、薬王院(神奈川県大和市)

          (2009年4月3日)
 

 大和市は、艦載機の訓練時の騒音問題で有名な厚木飛行場のあるところ。関東に在って「大和」。昔から不思議に思っていたのだが、その起源を調べると、ことの起こりは明治時代の町村合併時のごたごたから。新たな村の名前を探し、皆が「大いなる和」で協力していこうという意味から、1891年に「大和村」と改称したとのこと。納得。

 小田急線高座渋谷駅から東の方向境川近くを北に上り桜ヶ丘までの約4kmの間に今回訪れる寺社がある。訪れた順は、下和田左馬(さば)神社、信法寺、薬王院、上和田左馬神社。

◎下和田左馬神社(高座渋谷駅から約1km東)・上和田左馬神社(桜ヶ丘駅の東約2km)
 

 

 両方ともに祭神は源義朝。義朝を祀り「サバ」に由来する神社は、境川沿いを含めて12もあり、これら神社を巡る「七サバ参り」という信仰が在った由、「サバ」の意味は諸説ありハッキリしたことはわからないことなどが、下和田左馬神社社務所に張られた新聞か何かの特集記事から読み取れる。建立は江戸時代中頃。
 興味を惹いたのは、両方の神社ともに鐘楼を持ち、且つ鐘の下は鐘の直径ほどで深さが数十cmの穴が開いている。相模川近くの神社にも鐘楼が良く見られるが鐘の下には穴は見られない。何のための穴か。神社に残る鐘楼とともに謎が増えた。 

 

 上和田左馬神社の前の道には、坂東八番札所星谷寺(座間市:寺社訪問記No.3参照)と14番弘明寺(横浜市)又は4番長谷寺(鎌倉市)を結ぶ線上にあり江戸時代の巡礼の道という表示があった。この辺り今は住宅街の脇道だが江戸時代はメイン道路らしい。

◎信法寺と薬王院
 信法寺と薬王院は、両方の左馬神社の略中間の位置にある。信法寺には、市指定の重要文化財である室町時代前半に作られた寄木作りの木造阿弥陀像があるとのこと。本堂に飾られているのがそうだと思うのだが残念ながら足しか拝むことは出来なかった。その代わり、本堂の左には、最近作られたと思われる微笑ましい石像と山門の左にはこれも新しいが法然上人子供の頃の銅像があった。これらが何を意味しているかわからないが心休まる像である。

  

 信法寺の直隣が別院の薬王院。鉦と太鼓で演奏される仏法音楽である「双盤念仏」の寺。この件、
     http://www.nponia.com/page14-yakuouinsoubannenbutu.htm
に詳しく説明されている。丁度建物は工事中で内部を見ることが出来た。

 

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