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第40回 桜と僥倖に恵まれた
:坂東六番札所長谷寺と金剛寺(神奈川県厚木市)
(2009年4月5日)
あつぎ飯山桜まつりの時期に、坂東33箇所観音霊場の一つ(6番札所)である長谷寺(飯山観音)に出かけた。
参道近くの金剛寺で看板が。国指定の重要文化財「木造阿弥陀如来像」が本日のみ御開帳と。早速拝観。ボランティアの説明によれば、平安時代後期定朝様式の寄木作りで関東地区における代表作とのこと。以前は境内阿弥陀堂に安置されていたが重文指定によりコンクリート作りの収蔵庫に安置し年数回の開帳とのこと。大きな後背で眼はうつむき加減に閉じられて、母を思い出させる少し女性的な顔。得をした気分。

境内から裏山を通って長谷寺に。沢山の人が花見している広場を通り抜けると長谷寺に。境内は三重の階段で繋がり最初の階段下に小さな門、二番目の階段の上に阿吽像のある仁王門で、最後の階段を上がると灯篭の並んだ正面に江戸時代建立の観音堂がみえる。

ご本尊は、木造十一面観世音菩薩が安置されているが扉は閉じられていた。周りの廊下を歩くことが出来たがなんとなく壊れそうで人の通行は禁止した方が安全に思えた。

境内には坂東33霊場の観音石仏が順におかれ33観音に一度にお参りが出来るようになっていた。先月訪れた小田原の勝福寺(5番札所)でも同じように番号のついた像(33以上あったようだが)が境内にあったが、このような仕組みで、あっちこっち旅の出来ない人や言ったことのない人へのPRが目的だろうか。

この日は、桜祭りのため沢山の人がいたが矢張りこのような所は静かなときに来るのが良さそうだ。それにしても、古さ格式としては金剛寺の方が上のように思えるのだが名前では長谷寺。この世界でも、寺間の連携や、人づてのPRがものを言ったのだろうか。