寺社遍歴

第42回 岩の上の観音堂 坂東31番札所笠森寺(笠森観音)
       千葉県長南町 
(2009年4月12日)

 高蔵寺から車で30分ほでで31番札所笠森寺。圧巻は崖の上に建つ観音堂。
駐車場から110段の階段を上がると二天門(お寺で貰ったパンフレットには入り口の門は二天門とある。仁王門は観音堂の右奥。二天門と仁王門の違いは?)が見えてくる。天然記念物笠森自然林の中を通る石段の途中には、一つの根から三本の木が生えている三本杉や根本に大きな穴の開いた楠の大木(この穴をくぐると子が授かるとのこと)、「五月雨にこの笠森をさしもぐさ」の芭蕉の句碑などが見える。

      

 江戸時代に再建された仁王門をくぐると正面の岩に観音堂が見えてくる。

  

建物は、大きな岩にへばりついて建てられている感じ、61本の柱で支えられた四方懸造と呼ばれる構造で、日本で唯一の特異な建築様式であり重要文化財とのこと。行ったことはないのだが写真や映像で見た、山形の立石寺や鳥取の投入れ堂に比べると規模は小さいが、宗教心からよくまあ作ったものだと同様に関心のできる建物。高所恐怖症を我慢し、拝観料を払い上に上がった。床板の間からは下が見え足が竦む思い。岩の方を見ると最近の修復か、柱の足場はコンクリートで固められている。この観音堂は、11世紀初頭に建てられ、16世紀末に再建されたとのこと(笠森寺自体は8世紀末に最澄(伝教大師)により開基)。足は竦んだが、観音堂の上からの自然林の眺めは心地よい。

 

その他境内の小高いところには、子育て観音の六角堂や鐘楼があるが観音堂に影響され影がうすい。帰りに、ここでも西の方の県(確認したのだが失念。高蔵寺に来ていた愛媛の巡礼団ではないが、大阪より西だったと思う)からの巡礼団のバスが到着した。房総半島には比較的見る価値のある寺社が集まっているので遠方からの団体が来るのだろうか。

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