2016/12/21
遠距離での転職活動

遠距離での転職活動が上手くいくコツは?


「いつか上京して働きたい」「いつかUターンして地元で働きたい」といった憧れを持つ方は、最近増えてきましたね。一方で、情報の乏しさや交通費など資金面など不安な面も大きい転職活動でもあります。

こんなときは一人で悩まないで、いろいろなサポートを受けながら取り組んでみると、意外に道が開けるもの。元転職エージェントによる遠距離の転職活動の解説です。

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遠距離での転職活動

元転職エージェントとして、年間に数名程度、遠距離の転職活動のお手伝いをしてきました。まず、その体験談をお話しします。

 

一番のネックは交通費の費用負担です。ある若手の転職者の方は、札幌から上京して転職活動をした際、都内にウィークリーマンションを借りて転職活動をしていました。1週間に何社も都内で面接してから、札幌に戻っていかれました。また、新潟県から上京してきた方は、結局新幹線の費用が10万円以上かかっていました。

 

一般に、企業側は、役員面接、最終面接といったフェーズでは、交通費を負担していただけるところが多いです(内定・入社の確度が高いので、人事が稟議を通しやすいのです。)が、そのフェーズにたどり着くまでは、ほぼ100%転職者側の負担です。

 

これが、ご自身が転職サイトを通じて直接応募した場合は、転職エージェントを通じて調整ができないので、最終面接まで自己負担というのが実態だと思います。とにかく、資金と時間の捻出が格段に大変になる、というのが実態です。

 

そこで、重要な点は資金の準備とパートナー選びです。資金は、1か月10万円を予算の目処として、余裕があれば半年分、最低でも3か月分は準備しましょう。そして、次に重要な点はパートナー選びです。

 

詳しくは次のパートでご説明しますが、転職エージェントの活用を中心に考えましょう。一般的な転職サイトを利用する手もありますが、集中して選考日程が組まれているため、相手との調整の余地が少ないうえ、そもそも遠距離からの転職者を敬遠される傾向があります。

 

もう1つ、大事な点は、転職活動に動く日程の計画です。退職されている方は柔軟に動けるでしょうが、在職しながら転職活動をされる方は、有給休暇を有効に活用するなど、あらかじめ平日の日程を開けられるよう、調整が必要です。

 

応募先の企業も面接官を調整する必要があるので、応募段階で、面接には何曜日が多いかなど、転職エージェントに細かく確認し、日程の共有は逐一行ってください。

 

次に重要なポイントは、どこの転職エージェントとパートナーを組むかです。基本的には、転職エージェントのポータルサイトにあなたの希望にマッチングした求人情報を掲載しているエージェントに片端から連絡を入れれば良いのですが、転職エージェントの所在地によって、対応を変える必要があります。

 

まず、ご自身の近くに事務所を構えている転職エージェントの場合は、近くの事務所(営業所・支社)で登録・面談するのが良いです。主に、営業拠点を全国展開しているエージェントが多いと思いますが、東京と地方の営業拠点で情報は共有されていますので、わざわざ東京まで出向く必要性は薄いです。

 

次に、東京など遠隔地にしか事務所がない転職エージェントの場合、電話、メール等で登録が済ませられないか確認しましょう。最近は、免許証の画像等で本人確認できれば、電話やメールでの登録対応が可能な転職エージェントが増えていますので、確認する価値は十分あります。

 

転職活動の一番手堅い方法は、遠隔地の転職活動であってもなるべく在職しながら転職活動をすることです。遠隔地に在住する方を、あえて採用することを敬遠する企業はまだまだ多いので、転職先の候補が多く出るわけではありませんし、選考も長期化しがちです。必ず成功するというものではありませんので、在職が残せる選択肢ならば、仕事を続けながら転職活動をするべきでしょう。

 

中には、資金に余裕のある方は、退職して上京したうえで探したくなる方もいらっしゃるでしょうが、私はリスクが高いと思います。理由は、上手くいかない場合、職歴書等のブランクが長くなり、徐々に条件の悪い企業で妥協せざるを得なくなるリスクが高くなることです。

 

また、応募先での面接で、辞めてから転職する理由をきちんと説明できなければなりません。「辞めてから転職すること自体、よほどの理由があったのではないか」という要らぬ誤解を招きかねないからです。

 

もう1つ気になることは、いったん住居を決めてしまうと、内定した企業への通勤が意外に大変になる、という問題も生じます。(東京の方ならおわかりでしょうが)北千住に引越し先を決めた後に、東京の反対側の大森の企業に転職先を決めてしまったら、その後の通勤は非常に大変です。東京、大阪という大都市も意外に広いので、内定先への入社を決めてから、地元の不動産屋を中心に転居先を探す方がベターでしょう。

 

今までの例と反対に、Uターンで東京、大阪から地方に転職活動する場合については、最初に確認すべきは転職エージェントではありません。地元自治体の転職相談窓口です。今は、どの地方自治体もこうした支援窓口を設けており、交通費負担などの支援も充実しているので積極的に活用しましょう。

 

また、地方でも大手企業の工場等の事業所ならば、転職エージェントを使っている企業もありますが、ほとんどの企業が転職エージェントに出さずに、ハローワーク等の公共機関に求人票を出しています。このほか、地元自治体が独自に求人票を集めている例もあります。また、就職フェアを東京や大阪などの大都市で積極的に開催していますので、一度見に行くことをお勧めします。

 

まとめ

遠距離からの転職活動は、時間、そして多額の費用がかかります。しかし、地方と東京との賃金格差を考えると、転職に成功すれば、長期的には十二分に元が取れます。往々にして、まずどこでも良いから転職してしまおう、という発想になりがちなのですが、大事なことは転職に「成功」することです。資金面で十分準備ができれば、条件面等で妥協する必要はありません。しっかりした準備で転職活動にのぞんでいただければと思います。


転職エージェントの比較は転職エージェントの比較おすすめ表-20代・30代の評判を参考にして下さい。