2017/1/11
転職エージェントの裏話

“元”だから明かせる、転職エージェントの裏話


転職活動の大事なパートナーとなる転職エージェント。ところが、コミュニケーションに「ギャップ」を感じることはありませんか?今回は、転職者からよく聞かれる「なぜ?」にお答えし、転職エージェントの裏事情を明らかにすることで、モヤモヤを解消しちゃいましょう!

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転職エージェントの大半の仕事は「コミュニケーション」

転職エージェントというビジネスは、その90%を「コミュニケーション」という要素が占めます。転職者、転職エージェント、紹介先企業との間で、言葉と文書によるやり取りで転職を実現させますが、人間がやる以上、どうしてもギャップが生じます。そのギャップが、「不信感」に育ってしまうと、せっかくのキャリアアップのチャンスを潰すことすら起きてしまいます。

そこで、普段、転職エージェントが考えていること(裏話)を知っておくことで、「不信感」が育つことを未然に防止し、転職エージェントとのコミュニケーションが円滑に進むことにもなるでしょう。次のパートからQ&A方式で、よくある質問にお答えしていきます。

 

転職エージェントが希望と違う業種や職種の求人を紹介してくるのはなぜ?

登録時に、転職者の希望と異なる業種や職種の求人を紹介することがありますが、転職者の意思を無視しているわけではありません。登録面談は1時間ほどかかりますが、全ての業界や職種の希望を網羅的にうかがえるわけではなく、どうしても転職の主題部分に話が集中しがちになります。そこで、あえて幅広い業界や職種の仕事に目を向けてもらって、ご自身の考えや視点を一度リセットしてもらう、フラットにいろいろな選択肢について考えてもらう、という仕掛けをすることがあります。こうした仕掛けを通じて、自分一人では思いつかなかった選択肢を発見し、新しいキャリア構築につながる、というのも転職エージェントの仕事の魅力の1つです。

もちろん、希望と異なる業界や職種の仕事を勧められたからといって、無理に応募する必要もありません。はっきり断れば良いのです。転職エージェントは、転職者との信頼関係あってのビジネスなので、強引に押し付けることはありません。 

まれに、営業上の理由から強引に自分の意に沿わない案件を紹介する転職エージェントがいますが、そうした転職エージェントとは信頼関係を構築できないので、付き合うのは止めるべきでしょう。

 

求人票以外の情報をフィードバックしてくれないのはなぜ?

紹介先の面接に行くと、求人票にはない事情や不利な待遇が分かってびっくりした、というご経験はありますか?あたかも転職エージェントが隠しているようにも思え、不信感を持った方もいらっしゃると思います。

実は、多くの転職エージェントでは、営業担当者が営業しているのは、人事部の担当者です。現場の担当者ではないのです。そのため、紹介先企業の現場部門が人事部にきちんと条件を伝えず、人事部担当者が転職エージェントの営業担当者に情報が伝わらなかったために、こうしたギャップが生じることがあります。

転職エージェントはプロなので、言い訳はできませんが、転職エージェントが意図的に転職者に伝えたくない情報を隠す、ということはまずありません。隠しても紹介先の面接でばれてしまうため、全くメリットはないのです。

 

選考(書類・面接)のアドバイスをしてくれないのはなぜ?

転職エージェントの最大のメリットの1つが、選考(書類・面接)のアドバイスを受けられる、書類・面接の選考通過の確度が高くなる、ということですが、これができないエージェントがいます。実は、転職エージェントの出身の大半は、営業です。人事を経験したことのある「プロの面接官」経験者がほとんどいません。転職者へのサービスより、営業上の理由により「案件を取ってくる」人の方が重宝されるのです。したがって、アドバイスがしてくれないのではなく、できないのです。特に中小の転職エージェントではこの傾向は強いので、もし、選考のアドバイスなどのサービス充実をご希望の場合は、大手の転職エージェントに頼むのが良いでしょう。

 

面接の調整をしてくれないことがあるのはなぜ?

これも、転職者の皆様から、非常に多くのご批判をいただくところです。面接の調整は、転職エージェントの便利なサービスの1つ、のはずですが、相手あっての話ですので、希望に沿える面接日時を調整できるとは限りません。

実は、大半の場合、面接調整の失敗は、転職者側から先出しで面接希望日を指定しておかないことから起きます。「選考通過の場合は、~日、~日の午後・・・」といった具合に日時を指定しておけば、先方との人事部との調整がしやすいのです。

 

強引に内定承諾を迫られた!

転職者と転職エージェントとの間のトラブルの最も多いものの1つです。転職者としては、出来れば複数の内定先から、自分が最も納得の行く転職先を選びたいものでしょう。しかし、その転職先が、転職エージェントが紹介した転職先でなければ、売上は0ですから、非常に痛いのです。「納得の行く転職先を自由に決めてください」という綺麗事は言いづらいです。

そこで、転職エージェントとしては、最低限、説得はしたくなるものなのです。そのやり方がビジネスマナーを逸脱すると、トラブルの原因になってしまいます。もちろん、今は「元転職エージェント」なので好きに言えますが、転職者であるあなたのご意思が一番大切です。自分のキャリアにとって一番良い選択をしてくださいね。

 

紹介された企業に入社したら聞いていた内容と違っていた

誤解を恐れずいえば、いかに納得して100点満点の転職を果たした方でも、必ず起きるギャップです。もちろん、求人票に書いていた内容、面接で聞いた内容と違うというのは論外ですが、この場合、転職エージェントも一緒に騙されているパターンです。こればかりは、転職エージェントがいかに有能であろうと、転職先の情報を全て網羅しているわけではありません。

転職とは、そもそもリスクが高いのです。いかに転職活動がうまくいっても、職場環境を一変させることになりますので、不確定な要素は必ず出てきます。それを乗り越えるのは、正直なところ、転職者の努力によるほかないのです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。転職エージェントの「弁解」をたっぷり聞かされた気分になって、ご不快になった方も多いかと思います。ただ、転職エージェントもボランティアではなく、ビジネスですので、そこには思惑も限界もあります。転職エージェントを賢く使うために、転職者も「消費者」になりきってはいけません。ビジネス視点を持って、依存することなく対等に接する必要があるのです。


転職エージェントのサービス比較は転職エージェント比較おすすめ表-20代・30代の評判より。