ブラッドハウンド隊員使用バトルメック 隊員名簿へ
朽木の機体解説
XBLK−3K ブラッディカイゼルは「X」が示すように、ストーカーをベースにした試作型支援機です。
この機体は当初、ドラコ連合が開発した物でしたが、惑星カウツVを巡る攻防戦の際捕獲され、報酬の一部としてブラッドハウンドへ引き渡された物です。
外観上の特徴としては、両腕部の15連装LRMランチャーと左右胴部に装備された3砲身型中口径レーザーが
最も目立つ物となっています。また外観からでは判りませんが、主に中隊以上の指揮官機として開発されたため、
戦術指揮能力に重点が置かれ、新開発の指揮通信システムが搭載されています。
基本的な運用法としては、合計40門のLRMランチャーを主力とした火力支援が主となりますが、近接された場合でも合計7門の中口径レーザーの火力により、かなりの戦闘力を持っています。
またこの機体の主兵装であるLRMは、5連装LRMランチャーの集合体のため、アーチャーと比べると単一目標
に対する火力では劣りますが、その代わり射界内の多数の目標に対する同時攻撃を行うことが可能です。
弾薬についても、合計8t
という破格の搭載量があり、切れ目のない砲撃を長時間行うことが可能です。
余談ですが、この機体が捕獲されてしまったことにより、ブラッディカイゼルの開発は頓挫してしまったといわれています。
機種名:MAD−3RU マローダー改 | 機体重量:75t | 放熱器数:22 | ||
歩行時MP:4 | 走行時MP:6 | ジャンプ時MP:0 | 中枢耐久値 | 装甲耐久値 |
各種装備 | 装備位置 | 弾薬装備位置 | 頭部:3 | 頭部:9 |
大口径レーザー | 左腕 | 放熱器×2(左脚) | 胴中央:23 | 胴中央:35/10 |
大口径レーザー | 右腕 | 放熱器×2(右脚) | 左胴部:16 | 左胴部:24/8 |
中口径ブレイザー | 左胴(25射) | 放熱器×1(左腕) | 右胴部:16 | 右胴部:24/8 |
中口径ブレイザー | 右胴(25射) | 放熱器×1(右腕) | 左腕部:12 | 左腕部:24 |
多目的中口径レーザー | 胴中央 | 放熱器×3(左胴) | 右腕部:12 | 右腕部:24 |
放熱器×3(右胴) | 左脚部:16 | 左脚部:25 | ||
右脚部:16 | 右脚部:25 |
朽木の機体解説
MAD−3RU マローダー改は本来通常型マローダーであった。
しかし惑星「ロアノーク」での戦闘の際、PPC・AC/5共に破壊され、急遽当時試作品であった中口径ブレイザーと大口径レーザーを装備したこの機体は、通常型マローダーを上回る戦闘力を示したのである。これにはいくつかの理由があった。
まず第1に通常より遙かに多い装甲(13.5t)による強靱さ、第2に試作品の中口径ブレイザーと大口径レーザーの組み合わせによる
近距離戦闘力の上昇である。第3に多目的中口径レーザーとリンクした支援砲撃部隊の存在である。
この3つの要素により、ロアノーク防衛戦においてこの機体は、近〜中距離における戦闘で十二分にその実力を発揮したのである。
また原型機より遙かに厚くなった装甲により乱戦状態の中でも終始優位に立つことが可能であった。
なおこの機体を改造した技術兵によると装甲と放熱器を増やした理由は以下の理由であった。
「だってよう、しょうがねえじゃないか。PPCもオートキャノンも、もう予備がなかったんだ。残ってたのは装甲と誰も使いたがらねぇ試作武器だろう?
大尉は嫌がったけど計算上では火力は上回るはずだからって勘弁してもらったんだ。まさかあんなに戦えるとは思ってなかったよ」
なお、この中口径ブレイザーの試作品は、ロアノークでの戦闘で恒星連邦に奪われてしまい、開発計画は頓挫したとされています。
M−鈴木さんの機体解説
BLH−6D(SHD−3I)ブラックハウンドはその外観からも解る通りSHD-2Hシャドーホークの派生機種であり、事実その初期型はシャドーホークを改造した物でした。
本機はしかし、シャドーホークの改造型と言う出自から連想されるイメージとはかけ離れた性能を誇っています。
主武装にはクリウスPPCを、近接火力としてマグナMK2
中口径レーザー4門を装備しており、3基に増設された放熱器のもたらす柔軟性に富んだ攻撃能力は、例え最重量級のメックと言えども無視出来るものではありません。
ですが、本機の最大の特徴はその機動性と,何よりもマローダー並の重装甲です。
シャドーホークの「ある意味」最大の特徴とも言われる僅か90mのジャンプ能力を2基増設150mとし、更に整列結晶装甲を丸2t
追加して、実に11.5t もの重装甲で身を鎧っているのです。
実際、その性能は初めての実戦投入において証明されており、12機のメックから成る
完全な1個中隊に対し、僅か4機・1個小隊で勝利を収めています。
正式なBLH-6D ブラックハウンドは3023年、ライラ共和国軍に所属している傭兵部隊でその最初の1機が造られています。
現在生産されている正式なブラックハウンドと初期型(シャドーホーク改造機)の外観上の識別は、手駆動装置が4指型か5指型かによって容易に可能です。
朽木の機体解説
もはや説明の必要がないくらい、知名度の高いバトルメックです。
星間連盟時代から3025年現在に至る長期間にわたって、生産されている事からもこの機体の優秀性が判ります。
本来この機体は偵察用メックとして設計されましたが、各継承王家においては主戦機としても様々な改修機が運用されています。
以下は各王家で使用されている改修型です。
PHX−1D ダヴィオン家仕様・・・・MGを無くし、放熱器を両脚に2器追加した物
PHX−1K クリタ家仕様・・・・・・・MGとジャンプジェットを取り除き、その代わりにHS×3・装甲1.5t・SL×1を搭載した物。装甲の配置については、頭部8点・両腕14点・両脚22点となり、胴部に変化はありません。
なおこの改修内容については、M−鈴木さんから情報提供を頂きました、有り難うございます。
また上記の改修型については、データライブラリの方にも記載させて頂きました。細部についてはこちらをご覧ください。
朽木の機体解説
偵察兵の使用する軽車両として極めて有名なものです。機動性は各種地上車両の中でトップクラスであり、特に全力発揮可能な地形では驚異的な速度性能を発揮できます。しかし機動力を優先したために耐久力はほとんどありません。もっとも通常の各種銃器に対しては十分な防護力を確保しており、ライフルや拳銃程度では破壊することは困難です。
農作業用アタッチメント:15トン
アタッチメントには、次のような物がある
A:耕運用
B:刈り取り用
C:地ならし用
D:播種用
E:散水用
F:スコップやつるはし等を直接持つ
兵装
MG:マシンガンX10+弾薬1トン(6トン) 各胴に1セットずつ装備可能。通常、これが戦闘モード。
PPC:MLと4点分の装甲、張りぼて中枢(1.4トン) 外見はグリフィンが持っているフシゴン粒子ビーム砲そっくり。各手に一つづつ装備可能。
上記のデータは、戦闘用のフル装備状態です。通常非武装で、農作業用アタッチメントを装備しています。
なお、ウェポンラックとは、サークルGSJのSテックに載っている特殊装備です。ようするに、武器の付け替えの出来る部品ですね。
ミッキー注:この手の武器換装技術は、3055年代のクラン装備並みであることが判明し、一時期頭を抱えました。クランのオムニメックと違い、余分な重量が必要である点はまだしも救いでしたが、それでも強力な技術です。
そこで、この装備についての設定は以下のようなものとします。
◎農業機械の装備交換技術を基礎として、開発された技術。作業用メックの余裕のあるシャシーでのみ適用可能な開発中のもので、バトルメックへの一般化は不可能。
「正太郎さん」の機体解説
ナースホルンは胴体と足回りにしか面影を残していませんが、「貧者のアーチャー」デルビッシュの改造機です。
武装はLRM5が4基に中口径レーザー3門のみと若干物足りなさを感じさせますが、異様なまでの頑強さはそれを補って余りあるものがあります。
武装パターンは似通っているものの、その配置は全く様変わりしており、事実上別の機体と言っても過言ではありません。本来胴体に埋め込まれていた10連LRMは5連に分割した上で2基づつ腕部に装着されており、非常に広い射界を確保しています。逆に腕部に装着されていた近接火器は頭部と左右胴に配置されており、格闘戦闘に備えています。
そしてこれらの武装変更により浮いた重量全てが装甲に充てられています。
その結果得られる合計11.5tの装甲は実に感動的であり、その性能を証明する機会は3026年、ハープルシュペーの戦いで訪れました。
2機のナースホルン、1機づつのブラックハウンドとウルヴァリーンから成る強行偵察小隊がウォーハンマーとマローダーを中心とした重量級小隊と遭遇戦を演じました。
この戦闘でウルヴァリーンが大破し、パイロットは脱出したのですが負傷の為意識不明に陥ってしまったのです。
その際小隊残存機で最も損害の軽微だったナースホルンが合計重量270tを越える囲みの中に飛び込み、パイロットを回収して脱出に成功しました。
驚くべき事にこの時ナースホルンは一瞬にして5門のPPC、3門の中口径レーザー、5発のSRM弾頭の着弾を受けながら、尚機動性を損なう事は無かったのです。
朽木の機体解説
みなさんご存じのリャオ家特製バトルメックです。
45t級バトルメックとしてはそこそこ強力な火力と堅牢な装甲を誇りますが、その反面重量級並の機動性しか持ちません。
しかしこのメックはリャオ家の生産可能なバトルメックの中では最優秀なものの一つであり、またリャオ家が生産するメックをほぼこれ一つに絞っていることから、リャオ家の勢力圏内では補修物資の調達が用意という大きな特性を持っています。
この特性はリャオ家が防衛戦を主として行う状況上有利ですが、その反面他宙域でこの機体を運用するメック戦士にとっては純正部品の調達が困難になる要因の一つとなっています。
熱田さんの機体解説
この機体は、主に近・中距離による乱戦を想定してカスタマイズされているため、通常型ウルバリーンに装備されているオートキャノンを廃している。そのため遠距離攻撃能力は、皆無だが、浮いた重量にマシンガン6門と中口径レーザーをさらに一門追加、おまけに背面装甲を追加したため非常にサバイバビリティの高い機体に仕上がっている。
ちなみにこの上位機種にストームブリンガーとゆう機種が星間連盟時代に、数機生産されたらしい。
ネメシス2は、完全な近距離格闘戦仕様メックである「バスタード」との連携戦闘を前提に設計されています。
その為武装は「連遠距離ミサイル3基と近接防御用の中口径レーザー2門のみ」と言う非常に偏ったものになっていますが、これはまさしく「意図されたものである」
と言えるでしょう。
リャミィ=クロスさんの機体解説
メルデゲンガーとは、ドイツ語で「伝令兵」という意味を持ちます。
この機体は機動伏兵戦力として、撹乱用に開発されたものです。
朽木の機体解説
この機体は、攻撃力に最大の優先を与えて開発された機体です。
そのため、火力は非常に高い物となっていますが、装甲防護力に大きな不安のある機体となっています。
当部隊で使用しているW10型は、ダヴィオン家で使用される改造型であり、武装を減らし装甲を強化しています。
そのため若干ではありますが、被撃墜率も低下しています。
設計者:MT.fuji さんの機体解説
このメックはウォーハンマーの改造機の一つです。
ウォーハンマーは明らかな利点と欠点を内包しています。
利点は圧倒的な攻撃力、欠点は遠距離兵装を過熱の関係で完全に活かしきれていない事と、装甲の薄さです。
これを解消するべく、ウォーハンマーの製造元、スターコーポ・インダストリー社で為された改装メックの一つです。
PPCの一門をLLに換装する事と、近接火器をSRMとMLに絞る事で汎用性を高めたものです。
この改装の結果、整列結晶装甲に更に3トンを回す事が可能となり、その装甲はサンダーボルトにも匹敵するものとなりました。
また砲撃時にも停止状態ならば完全な熱管理状態を維持する事が可能となっています。
接近戦では走行移動を行なった場合でも、SRM6とML4門の全発射が可能です。
優秀な機体ではあるのですが、しかし、改装機としての宿命からは逃れられず、生産数はウォーハンマーのそれと比べれば、ごく僅かです。
しかし、同じ製造元で改装が行なわれた為、シャーシや装甲板、通信・照準システムまでウォーハンマーと全く同一であり、ウォーハンマー用の部品で
修理が可能な点は歓迎されるべき事でしょう。
重量70トン
シャーシ:スターコーポ100
パワープラント:VOX280
巡航速度:45.4km/時
最高速度:67.2km/時
装甲板:リヴァイアサンプラス
武装>
ドナル荷電粒子砲 1門
マーテル大口径レーザー砲 1門
マーテル中口径レーザー砲 4門
ホリー6連短距離ミサイルランチャー 1門
製造元:スターコーポ・インダストリー
通信システム:O/P3000コムセット
照準・追尾システム:O/P1500ARB