その2



  急勾配の連続がヌカビラ岳まで一定に続く標高差の大きい時間帯の始まりで、笹道にトッタの泉を過ぎて確実に高度を上げ1400高点に人工パイプからの地下水が流れテント一張も確保できる。
 1650m高点以降から高山らしい植物帯になるとナナカマドの紅葉越しの景観にヌカビラ岳直下の岩塔群が点在して高度を実感すると岩場を越えてハイマツを抜けると緩やかな道に変化し視界を遮る事のない展望稜線に出る。
 幌尻岳と戸蔦別岳等の景観が広がり、丘の感と言ったヌカビラ岳の石積み越しに幌尻北カールが秋化粧中にどっしりと聳え、何度眺めても日高を実感できる代表的景観であるとともに戸蔦別岳が意外性のある鋭峰と眺めつつ、北戸蔦別岳へと続く緩やかなピークにハイマツ漕ぎを当初混じえるが一般登山道状態に草原の熊掘り起こしを眺めハイマツ斜面を上がると岩稜稜線の一部が北戸蔦別岳上で時間的には当初の計画の1967峰まで可能とも思えるが日暮れの早いこの季節に予備時間がないと諦めてゆっくりと無人の頂きを楽しむ。
 下山時の林道歩きに突然の俄大雨に蕗の葉を笠代わりに無事下山するも出だしの林道を間違えたのが致命的であったと心を残しながらも大きな山行が楽しめたと大雪山に向かう


参照時間:二岐出合広場〜北戸蔦別岳 3時間31分

@ 北戸蔦別岳から1881Pと北戸蔦別岳
A 北戸蔦別岳から1967峰
B 北戸蔦別岳からヌカビラ岳

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