縦走とカルガモ一家
   
2002.8.10〜11/単独
  2019M/1962M/1868M

高原温泉〜緑岳〜板垣新道〜白雲避難小屋〜高根ヶ原〜忠別岳〜五色岳〜五色ヶ原〜沼ノ原


 大雪山の主要な山で未踏の緑岳・忠別岳・五色岳への縦走をと下山口予定の沼ノ原登山口に自転車を置こうと深夜にヤンベ分岐から沼ノ原方面への林道はゲート封鎖であり、高原温泉へと向かい事前の森林事務所への登山届けによる鍵番号の未処置を後悔しつつ縦走は無理で予定変更かと思慮しながら車中泊。
 
翌早朝、高原温泉の緑岳登山口事務所の大きな張紙に沼ノ原林道ゲートの鍵番号が表示され管理人に訪ねるとこれだよと教えてくれ急いで下山口予定の沼ノ原登山口の新設トイレ裏に自転車を置き再び戻る。
 緑岳登山口に入ると湯煙が噴出する公園を抜け樹林帯に入ると石道登山道に雨水が流れ、本日は天候は期待していなく明日が勝負と高度を上げて、明るい空間の展望台を過ぎての第1お花畑は時期が遅く花は少ないが、緩やかな広々とした斜面の濡れた緑に心が落ちつく静かな時間が流れると第2お花畑で本来はこの付近から緑岳が望まれるが霧の中、一面に白い花が咲き雨が似合う景観である。
 登山道は、尾根端を切るように右手は深く落ち込んだ登山道から左手へと方向変換し平坦台地に序々に高度を上げると岩稜地帯の緑岳への取付きで山腹をトラバースしながら一気に高度を上げると広い頂上尾根が小泉岳へと続く始まりが緑岳頂上で無人である。
 緑岳は、江戸末期の蝦夷地探検家「松浦武四郎」の業績を讃え地形図には松浦岳の注記もある頂きではあるが残念ながら展望のない中、小泉岳へと広い砂礫の尾根を緩やかに行くと「コマクサ」が一面に点在する自然美である。
 高度差のない鞍部の白雲岳避難小屋導標に左折し、小さな沢筋に高度を下げ雪渓を渡ると空際には砦の白雲岳避難小屋でハイマツ帯に高度を上げると過去に何度か足を運んだ避難小屋には管理人が常駐している。
 忠別岳への縦走コースに入るも小雨模様に景観がない中、登山道は岩稜・草地・小沼等を繰り返し、起伏の少ない広い台地尾根に時間が流れ高根ヶ原分岐からの三笠新道封鎖(熊)を過ぎ平ヶ岳を確認する事なく1833高地へと緩やかに高度を上げるも意外と体力を消耗する。…つづく
@ 忠別岳
A 化雲岳
B 五色岳

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