文珠岳 丸みある山容
2004.12.04/単独
オキキン林道〜右の沢沿林道〜70林班林道〜西尾根〜山頂(往復)
文珠岳【もんじゅだけ】は、道北の美深町東方にゆったりとした山容を見せる800m級の山で登山道はありません。
この周辺の山は、緩やかなる等高線を広げ、頂きへの沢筋ルートはなく、山全体がネマガリダケに覆われて、通常、積雪期が登山対象となる。
登山口へと、美深町市街地を抜けてオキキン川沿いの舗装道路を行くと、砂利道に変わり、程なくオキキン川と右の沢川の分流点から歩く。
右の沢川沿いの薄い積雪の林道をスキーにて、緩やかに高度を上げると、鹿の足跡と狐さんの足跡が点在する。
幾つかの橋を渡り長い林道歩きが続くと、時間と共に積雪量が増すが、周囲の斜面は笹藪が顔を出して、自由に斜面に取り付く状況ではない。
C300林道分岐を山間へと、左へに折れると林道の勾配も多少強くなるが、単調な歩きが続きそうである。
C420の沢筋を通過すると取付点であり、東尾根に上がるが、笹藪斜面にスキーのトップが絡みつき、背中の「輪カン」装着も考える。
鬱蒼とした景観の緩斜面から振り返ると、国道40号線沿いの平野部が鉛色の空の下に遠望される。
C640の緩斜面越しに、山頂部を形成する平坦台地の景観…初めて地形の変化を観る。
C680で多少の急登になるが、再びなだらかな雪面が続き、目標物がなく最も辛い時間帯である。
山頂部は広尾根続きの一部と言った景観であり、人工物・標示テープ等は見当たらず、頂きをGPSで確認する。
下山は、滑降を楽しめる勾配ではなく、登り同様に笹藪にスキーを突っ込みながら、林道に出てホッとする。
備考:山名は「文珠岳」であるが、更に北上すると中頓別町東方に「珠文岳」があり、昨年に登頂をしている。【珠文岳山行記】
オキキン川と右の沢川の分流点 登り
5時間2時間20分 50分 下り
2時間C420取付点 2時間40分 1時間10分 山 頂 1 C420取付点
2 C640から山容
3 山頂部
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