北大雪・道北山地の展望
2007.04.29/単独
茅刈別川沿い林道〜西尾根〜山頂(往復)234)
奔然別(ほんねんべつ)は、北大雪と道北山地の境界に位置する1000m級の山と言うより台地形状の高所であり、三角点が設置されている。
この山は、上川町東方つまり国道273号線で北見峠に向かい茅刈別川沿いの林道奥から尾根筋を辿ると尾根の一端に山頂部がある。
先週、奔然別南方の芦の台(1365m)に登頂した際、この山も登って見ようと今回計画、頂きを踏んだ記録である。
茅刈別川と茅刈別第3支川との林道分岐点までは「芦の台」山行記録を参照として頂きたい。
C637、地形図では林道が途切れているが茅刈別川の橋を渡ると程なくC650林道分岐点から川沿への林道は直ぐに途絶、水流は少なく渡渉点を探す。
C837への尾根筋には作業道か発達、C939細尾根に上がると樹木は濃いが南側の尾根直下に逃げ道がある。
C990ピークへと緩斜面が続き、先日、間近に眺めたニセイカウシュッペ山が「芦の台」の丸みある山容越しに遠望される。
C990ピークからは更に緩斜面が広がり、ステップスキーには手頃な斜面と黙々と歩き特徴のない台地山頂を踏む。
疎林に囲まれた頂きからは、チトカニウシ山・天塩岳・次いで渚滑岳等が樹林の間隙からかいま見る事ができるが、このような山を目指す登山者は稀と痛感、熊の足跡を見つつ下山する。
下山時、国道273号線から700m程入った林道脇に「中越尋常小学校」跡の標石と立派な門柱が建つ。
昔日、近傍には石北本線「旧中越駅」、現在は駅から降格して信号所となっているが、この地域は明治末期に入植、半農半労で主に造材業で生活を営んだ。
昭和48年に木工場の転出により人口は激変したようであり、鬱蒼たる樹林景観の「学校跡」に時代の流れを実感する。
5時間10分 1 山頂部
2 山頂から渚滑岳
3 山頂から芦の台
4 学校跡
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