冒険日記 2006.8.19

空知の旧炭鉱街を歩く Vol.5
無人の地に眠る学校跡:続編





とうとう辿り着いた「深雪橋」。
この橋の先に、目指す閉校記念碑が待っているわけです。


先へ進みます。




ところが…

橋の先をいくら進んでも

同じような景色ばかり。

… … … … …

車の速度を10キロぐらいに限りなく落とし
木々の陰や草むらに石碑がないか、必死に探しました。




…まだ


同じような景色が…


たしか、この路の終点は

山奥深い所にある不老の滝だったよな…


もしかしたら


このまま石碑が見つからずに
滝に着いてしまうんじゃないだろうか…




その時でした。









あった







ありました







昭和41年 東奈井江中学校統合により閉校
昭和46年 東奈井江小学校児童数皆無のため閉校



養蜂用と思われる箱が並ぶその横に
捜し求めていた石碑は立派に建っていました。

今では無人の地と化したこの場所に

かつての学び舎の跡を記念した石碑。


… … … … …


炭鉱の閉山とともに住民が去り、
それに伴って歴史を閉じた学校がここにありました。

季節限定でしか訪れることのできないこの場所に
訪れることができたことを嬉しく思います。



ありがとうございました。

* 完 *



もどる