2004.10.12

冒険日記

「山奥に眠る石の塔を目指して」



*はじめに*

先月訪れた美唄市我路、そして常盤台。
正確には「常盤台」という地名は抹消され今では「東美唄町」というのだが。

前回常盤台駅跡である炭鉱メモリアル公園を訪れ
立て坑の櫓など写真に収めたわけだが、
居住区・常盤台はヤマの向こう側だったと聞く。

閉山から30年、それでも何か痕跡は少なからずあるだろう、と思い
前回、露天掘り業者の使用する道路をMy car(通称:ドマくん)と共に駆け上っていった。

業者の車やトラックが来るのではないか、クマさんがその辺にいるのではないか…

そんな不安と緊張の中、ドマくんと僕はどんどん登っていく。

露天掘りの出入り口の分岐を過ぎ、しばらく進んでも周りは木々で生い茂っている。
住宅の基礎やら朽ちた電柱など、何か残っているだろうと思っていたが
やはり住民が退去してからの時間が長すぎたせいか、何も見つからない。

その時である!

ふと曲がり角に異様なものを目にしたのだ!!

自然にできたものかと思ったが、どうやら違う。
石でできた塔、石碑ではないのだが明らかに人工物であった。
これは写真に収めなければ……とデジカメを手にした僕であったが、

無残にも電池切れ………。

初歩的なミスであった。がっくり。

それでも大きな収穫があったことを良しとし、また来ることを固く誓ったドマくんと僕であった。



そして今日10月12日、ドマくんと僕は再び美唄へと旅立ったのである。

さぁ探索開始だぁ!!