ピポザル「旅キャン中、山野(さんや)で風呂へ入りた〜い」

(キャンプサイトでは無理かもw・・・旅キャン山野派向きでござんす)

でも、熊にはくれぐれも注意してね!

 

 

「お宅のキャンカー、シャワー付きなんだ!?・・・いやいや、でも日本人なら、やっぱ風呂桶でしょうw」

「肩まで湯に浸からなくちゃ、風邪を引いちゃうって人も居るだろうし」 → (俺w)

 

☆そんなわけで、キャンピングカーでの停泊中、山野(さんや)で自作露天風呂に入る事を考えました。

※巷には、『露天風呂キット』なる物も出回っては居りますが、@機材が多過ぎる、A煙突を立てるロープ4本が子供に危険、Bキット価格10万円は高い、C燃えカス・灰の後始末&煙突のすす、D湯温の調節が面倒、E山火事の危険性・・・等の問題がある為、あえて却下。

 

 

・・・てなわけで、自己流露天風呂への挑戦

アメリカンCクラス・ジェイコでトライ!

ジェイコ210RB

 

 

◎先ずは、アメリカンCクラスの、恵まれたポイントを紹介します。

@、ミニ・バスタブが付いている。

◇これにより、真夏日には少量の水の使用で行水が出来ます・・・ママの買い物中、街中で子供達が素っ裸で水浴びをしました。

◇冬季は、シャワーを浴びるだけよりも、足から身体を温める事が出来る・・・バスタブが無い車は、足桶を準備する(ヨーロッパの文化)。

A、外部シャワーが付いている。

◇アウトドアではエネルギー節約の点から、浴槽の湯は汚さずに、皆で交代で(浸かり湯として)温まることになる(日本の文化)ので、身体や髪を洗った石鹸っ気は、他のお湯で洗い流すことになります・・・そんな時、この外部シャワーが有効になります。

Bガス湯沸かし器が付いている。

◇一回の給湯量には制限がありますが、ガス湯沸かし器も搭載されて居ります・・・風呂に湯を張る時は、ぬるま湯程度でも、真水からはじめるよりは、早いのです。浄水タンクを増設(リアベッド下)すると、もっと便利になります(倍以上の水量になる)。

 

◎次に、厳しい条件を上げてみます。

@、キャンピングカーの浄水タンクには限りがある。

◇大きなタンク搭載車でも、30ガロン(114L)程度なので、料理等への使用も考えれば、いくらその車両がバスタブ付であっても、湯を張っての多人数入浴は土台無理(水道の直ぐ傍に停泊し、直接給水するならべつですが、グレータンクの排水は、何度もすることになります)。 ※リアベッド下にタンクを増設すれば全体量が倍になります(私のがそうです)。

A、ジェイコのミニバスタブ(下写真)で、満足の行く入浴感を大人は味わえるのか?

◇小さいお子さんならOKですが、大人だと、160cm程の人が仰向けに寝てw、なんとか入浴出来る感じですw・・・足が逆さま&チン○○が潜望鏡状態ですw

◇バスタブ8分目のお湯の使用で、浄水タンクの残量は、半分くらいになります・・・皆の浸かり湯として考えても、@何処で身体を洗えば良いのか?A追い炊き機能が無いので、お湯は冷める一方・・・という色々な問題が出てきます。

 

 

 

 

 

 

★★★そこで考えた、ピポザル流・究極の方法とは★★★

@外部浴槽を格安子供プールに決定!

◇購入価格=1,900円(アマゾンCOM)。

◇大きさは、縦185 × 横180 × 高さ53cmで、写真のように、子供なら4〜5人、大人でも2〜3人程が同時に入れます。

◇この商品を選んだ理由は、底のつくりに空気の層があり、断熱効果が期待出来るからです・・・地面にお湯の熱を奪われるので、この点は大事なポイントなのです(経験論から)。

◇他に、湯面に合わせたウレタン等で蓋を作るすることもおすすめです(保温効果)。

◇容積=満水状態で140L・・・八分目で、113Lの水を使用。

◇湯量を少なめにして、大人数で一気に入るか、八分目程にして少人数で入るかです。

※でも、こんな大量の水をどこから?・・・それは下のAで!

 

A、水を外部浴槽まで引く為のポンプを購入。

、電気式もありますが、落差のある場所や、距離がある場所の事を考えると、エンジン式が望ましいです。

◇吸入最大落差=8m、吐出最長距離=280m、吐出高さ最高=13mです。

◇価格は、KR−25が、19,800円(ヤフオク)です(もっと小さい物でもOK)。

◇大きさは、高さ33cm・幅20cm・奥行30cm です。

◇重量は、4.5kです。

※ナント!・・・湖や川の淡水をフィルターを通して利用するのです。

※衛生面が気になる方は、薬局から塩素を購入して行きましょう。

 

B湯沸しは、『電子瞬間湯沸器・エマックスFC−EX3510』が有効。

※でも以外と高額商品なので、下のF番『沸かし太郎』だけでも充分です。

◇ジェイコの環境では、この方法が、今のところ一番効率がいいです。

◇これは、NASAが、スペースシャトル機内生活の為に開発した物です(電子力を利用)。

◇消費電流は、100v−1500wです(HP内にはありませんが、言えば設定を変更して送ってくれます)。

◇給湯温度は、原水温度+10℃ です(循環させれば湯温はどんどん上がってゆきます)。

◇価格は、100v−1500w の仕様で、60,000円です。

◇上の写真は、カバーが着いている状態です・・・下部の2つの水栓は、左が湯出口・右が水入口です。

◇サイズは、高さ=270mm ・ 幅=130mm ・ 厚さ=50mmです。

◇本体重量は、たったの1300gです。

 ◇左の写真が、加温ユニット(自作)です(蓋付コンパクト収納・災害時OK)。

 ◇真ん中が『エマックス』、右が漏電ブレーカー、左がゴミフィルターです。

 ◇私の場合は、このユニットを外の地面に立てて使います(雨水が入らないように)。

 ◇電源をさし、漏電ブレーカーをオンにすると、スタンバイです。

 ◇風呂桶(ビニールプール)にホースを垂らします。

 ◇水は左上のホースからゴミフィルター(オレンジの小さなコックは水抜栓)を通ります。

 ◇右の水入口から水が流れ込めば自動で電子加温が始まります。

 ◇左ホースから瞬時に、お湯が出ます。

 (流す速さを速くすれば、ぬるいお湯、遅くすれば熱いお湯が出ます・・・当たり前w)。

 

※こちらで、直接購入できます・・・メールで問い合わせてみて下さい。→ 

C、プールの水を『エマックス』で動かす為の循環ポンプ(バスポンプ)を購入。

◇価格は、1,000円前後でネットのオークションに多数出ています。

◇どの程度の強さの物が最適かは、目下検討中ですが、1分間に10L程の流水量の物でも充分だと思います(速い流水ポンプだと出る湯がぬるくなり、遅い流水ポンプは湯が熱くなります)

◇最低でも、1分間に2Lの水を動かせればOKです(エマックスの水圧スイッチを稼動させる為)。

◇理想的には、水量の調節が出来ること(湯温を同時に調節することになるから)。

※写真は例です。

 

 

※洗い場は、夏は外部シャワーを・・・冬は内部シャワーで。

◇夏は、外部シャワーを使用・・・勿論、環境に優しいシャンプー・石鹸を使用(山登りショップにあります)します。

◇足元には、すのこを敷きましょう・・・(ビーチサンダル使用なら不要)。

 

D、プール(浴槽)に『ワカサギ釣り用テント』のような底の無い物を被せる。

◇虫除けの為もありますが、女性が入る場合の目隠しにします(水着で入れば不要)。

◇ワカサギ釣り用なので、始めから底面部が外せます・・・湯捨ても楽です。

◇浴槽プールよりも大きめな物を購入しましょう。

◇参考価格=9,800円(ヤフオク)。

※夜間入浴中は、虫が半端じゃなく飛来しますので、近くにガストーチ等(集虫目的に)を設置する事をお薦めします(虫は水の臭いが解るのでしょうか?)。

※晴れていれば天井を外してネットにし、星空を楽しむのも一つです。

 

F、『沸かし太郎』で補助加熱&保温。 ←これお奨めです絶対に役に立ちます!

◇ポンプ&エマックスで、出て来た湯を浴槽に張り、『沸かし太郎』で補助加熱&保温します。

◇価格は、9,800円前後(ヤフオク)です。

◇100v−910w です。

◇サーモスタットダイヤルにて、温度設定可能です。

※浴槽に入れっぱなしで入浴OK!・・・たまに御稲荷さんが熱いw

 

※「以下のGは、無くても問題はありません」

 

G、必要とあらば、保温セラミック器具を投入(節電をしたいとき)。

◇『沸かし太郎』で、湧き上がれば、この器具に切り替えるのも一つです。

電子レンジで11分加熱して投入すると、4時間ほど保温してくれます。

◇商品名は、『バスパ』です。

◇価格は、5,000円前後(ヤフオク)です。

 

 

 

 

 

 

◎最後に、まとめとして、実際の設置手順です。

※季節による水温の違いから、掛かる時間も変わります。

@、キャンピングカーの停泊地を綺麗な水辺の近くに設定(購入ホース長で決まります・・・水場からの落差と距離で割り出します)・・・雨天による増水に注意!

A、入浴まで、有に1〜2時間は掛かるので、午後4時頃には準備にとりかかったほうがいいかも。

B、浴槽プールを展開・・・それをテントで覆う(開口部は勿論ジェイコ側)・・・天井があれば開けて、網にしましょう(結露防止)。

C、エンジンポンプ始動・・・給水量は浴槽の八〜九分目程で停止(明るいうちにエンジン撤去&収納)。

E、バスポンプ&エマックス稼動・・・人数や入り方で加減(ゴミ除去の為、Y型ストレーナの使用をススメマス)。

Y型ストレーナ

F、『沸かし太郎』投入・稼動・・・同時に、バスポンプ&エマックス撤去・回収・収納。

G、42〜43℃になったら『沸かし太郎』が自動保温状態に入ります・・・入浴剤なんかあれば GOO (*^。^*)

 

◆入浴する方法・工夫・手順は、人それぞれだと思います・・・内・外部シャワー等を利用して、全員が同じお湯に入れる様、湯を汚さない配慮が大事です。

※もっと良い方法に気づいた時は、メールにて教えてください。 <m(__)m>

 

「それでは、山野での手前風呂を楽しんで下さい」 by ピポザル

 

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