コールマン『マッハV』を『ポーラーカブ』に自分で乗せ替え大作戦
☆コールマンのエアコン『マッハV』は、よく冷えますが、1600wもの電力を求めてきます。
通常のキャンプサイトの電源は100V−1500w(実際は電源元からの距離があるので、より低く劣化している)ですので、マッハVを始動させると、長く持っても2〜3分で(個別電源ボックス内の)ブレーカーが落ちます。
この調子では、真夏日のキャンプには、折角のエアコンも役には立ちません。
そこで、低消費電力(800w)のコールマン『ポーラーカブ』に自力で載せ替えることにしました。
☆自分で載せ替えをするには、どうしてもネックになる事があります。
それは、40〜50キロも重量がある本体をキャンカーの屋根から降ろしたり載せ揚げたりしなければならないと言う事です。
我が家にはその為のユニックなどはありません。
でもでも・・・敷地内を見渡すと、ラッキーな事に、ちょうど良い場所に電柱がありました。
うるさく言えば違法かもしれませんが、この電柱を使ってやってみることにしました・・・我が家専用引込線の電柱だから良しとしますw。
手始めに、準備として、マッハVのスイッチつまみ類を外し、室内側カバーを外します。
コネクターケーブルと電源コードを外し、銀色のビニールダクトを押さえている金枠を外します。
室内側のプレートを外し、4本の超〜長いボルトを外すと、この時点で屋根上からマッハVを持ち上げる事が出来ます。
※私の場合、4本の長ぁ〜いボルトを外すのが面倒だったので、電気ドリルを使いました(13mmの6角ボックス使用)。
あらかじめ、ワイヤーロープと、ビールケースと、手動レバーホイストで台座を3.5mほど揚げ、ジェイコを真下に停め、外したマッハV本体を台座に載せて、ホイストで屋根上から揚げ始めます。
屋根から30cmほど上げたら(マックスファンカバーにぶつからない高さまで)、写真のようにジェイコを前進させます。
ビールケースは、吊った台座が電柱側面に干渉しない為のスペーサーとして利用します。
※ビールケースがこけないように、ケース底の網目にカラビナ数個を着けてワイヤーを通してます。
レバーホイストは象印製の一番小さい物をホームセンターで購入しました・・・チェーンの長さを4mに特注したものを使用しました。
※地面まで降ろすために、キャンカーの高さ以上のチェーンが必要です。
※台座にはホームセンターで購入したすのこを使用。
無事、地面まで降ろせました。
近くには、次に揚げるポーラーカブ本体がUSAから送られてきた台座に乗ったまま待機中です。
やはり、マッハVは、かなり錆びてました。
屋根に登って、上から見ると、四角くポッカリと、穴が開いています。
先日、屋根のラバー全体を張り替えて貰ったので、とても綺麗です。
紐状に見えているのは、垂れ下がった電源コードです。
これまで着いていたマッハVのガスケットとシリコン等を綺麗に取り除きました。
ポーラーカブを先ほどマッハVを降ろしたスノコ台座に移そうと思ったら、ポーラカブの方が、マッハVよりも大きい事が判明しました。
こうなれば、USAからきた台座を利用するのが一番です。
ワイヤーを移して、吊り上げスタンバイOK。
ある程度まで揚げたらジェイコをバックさせ、屋根上の作業をしやすい位置に静かに降ろします。
お茶で休憩をしようと、車内に入ってみると、通路には、誰が散らかしたのか、花びらのようなものが散乱していました。
犯人は、八重桜でした。(*^。^*)
ポーラーカブの載せ揚げも無事終了。
室内側の金枠を電動ドリルで締め付けて、ポーラーカブの底面に着いてきたガスケットをだましだましつぶしながら調整していきます。
左右前方に2つ見える、黄色いガイドが解りますか?・・・あれらのガイドを見ながらの調整なので、とても楽です(ガスケットとガイドが同じ幅になるまで、ねじを締め付けます)。
※黄色いガイドは4隅に下がってます。
最後にカバーを着けて終了なのですが、カバーを留めるねじを着ける作業が、一番苦労しました。
メーカーには、この辺をもっと改良して欲しいです。
(`´) まじで・・・・ここが一番疲れた!
☆レバーホイスト等の道具がそろわなければ、左図のように、ロープ・ビールケース・滑車・スノコを用意して、自家用車を使う手もあると思います。
※ロープを引く向きに注意。この図のままでは、ジェイコがロープに引っ掛かって、動かせませんw
※特に上の滑車には、質量の倍の重量が掛かるはずですので、100キロに耐える滑車を準備しましょう。
★このページの内容は、ピポザルが個人持ちの電柱を使用し、独自で勝手にやった内容ですので、同じ方法でやる方は、あくまでも自己責任の内にやってください・・・法に触れたり、事故が起きても、ピポザルは責任を負いません。