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雑記
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No.11 <indexファイルの意味> 2003.08.02 |
昔サイトを作り始めようと、作成の手引きになるような見本サイトを回っていたときのこと。
「indexファイルは必ず作りましょう」
気にかかる文言として、これが書かれていた。
同時期、友人が助言をくれた。
「indexファイル置いてないと、サイトのデータ全部見られちゃうよ」
そうなのか。
こういう話を聞いていたものの、サイト発足当初は「Topページ(入り口)=indexファイル」にしておけばいいや、とそれ一つしかindexファイルを置いていなかった。
今回、実験した事によりその解釈が誤っていた。
話は少し遠回りなところから始まる。
Webを見ていたり、検索をかけたりしてそのページが、
「見つかりません(または削除されています)」
という状態になっていた場合、皆さんはどう対処するだろうか。
「ないのか」
と諦めるか。
「しばらく経ってからまた来てみるか」
と粘ってみるか。
「無ければ探し出してみてやる」
と息巻いてみるか。
俺が採る方法は、最後の「探し出す」である。
例えば、
http://www.tatoeba.co.jp/hajimeni/tugini/saigoni.htm
と言うサイトを探しているとしよう。
だが、アドレスを打ち込んで(又はクリックして)も「見つかりません」が表示されるだけである。
それならば、今度は短く最後のファイル名だけ削って、
http://www.tatoeba.co.jp/hajimeni/tugini/
というアドレスにジャンプする。
これでだめなら更に短く、
http://www.tatoeba.co.jp/hajimeni/
これにする。
執念ぽい?
・・・ほっとけ。
上記方法で見てみたいサイトのTopが見つかることもある。
無論、存在自体が抹消されていたり、サーバーのエラーにより見つからない場合もあるのだが。
このように探し出している中で、何度かおもしろいページに当たったことがあった。
いくつかのファイル名と複数の画像が、まるでマイコンピューター内部を覗いているような状態で、見えているのである。
「こりゃ便利でいいや」
そのときはそう思って何気なく使っていた。
普通は見られる状態のものではない、と言うことに気が付いていなかったので。
昨日、サイト内の階層等の整頓を、もう少しきちんとやろうかなぁ、とフォルダ全体を見回していたときのこと。
不意に、「indexファイルは作っておかないと危険だ」という話を思い出した。
「indexファイルは一番始めに呼び出されるもの」
「空ファイルでもいいからindexはつくっておこう」
頭の奥底にしまわれ、埃を被っていた情報がぼろぼろと発掘された。
うむ。
これは実験せな。
実験開始。
まず、新規ファイルでindex.htmを作る。
拡張子を「.htm」にしたのには理由がある。
一つには、上げ済みファイルで、「index.html」というのが既にあるからだ。
また、拡張子「.htm」と「.html」のどちらの方が優先して読み出されるか、というのに興味をもったためである。
どこまでもファイル容量を軽くしたい、と考えている俺。
初めはIEの「HTML Document」で作ったのだが、<HTML></HTML>タグが入っている(といっても本当にこのタグしか存在していないのだが)。
こっちでもいけるかなぁ、と次にいつものメモ帳を立ち上げ、拡張子を.txtから.htmに変更。
お、この空ファイルでも表示は大丈夫なようだ(全くの記述なし)。
よし、それでは実行だ。
実験其の一。
まずサイト内のindexページが無いページの下の階層を開く。
(例:http://www.tatoeba.co.jp/hajimeni/tugini/saigoni.html)
次に、最後部のファイル名を削除し、indexページのないフォルダに直接ジャンプする。
(例:http://www.tatoeba.co.jp/hajimeni/tugini/)
出た出た。
その階層に収められているフォルダ及びファイルが全部表示される。
ファイルの方は開けば普通にそのページが表示されるが、フォルダは下の階層を開くことが出来てしまう。
ううむ、これはある意味ゆゆしき自体だ。
なぜなら、サーバーに上げて置いたファイルで「事情があってリンクに繋いでいないもの」までこれでは丸見えになってしまう。
indexファイルがある階層は、indexファイルが自動的に呼び出されるため、このような現象は起きない。
indexファイルのありがたみ、始めてわかった気がするなぁ。
実験其の二。
拡張子「.htm」と「.html」のどちらが優先して呼び出されるか。
Topページには予め「index.html」が置かれている。
優先度確認のため、同じフォルダに「index.htm」を入れる。
さて、アドレスをきちんとフォルダ名までで区切って入れて、と。
予想として俺は、昔からあった「.htm」の方(つまり、今回は白紙ページ)が優先して呼び出されるだろう、と考えていた。
出てきたページは普通にTopページ。
おや?
と言うことは、予想に反して「.html」の方が優先度が高かった、と言うことか。
他の階層でも試してみるが、結果は同じ。
意外であった。
今回の実験により、サイトの安全性を高めるのに少し役立てることが出来たと思われる。
全てのフォルダ内に「indexファイル」を置くことにより、サイト自体の保守は高まった。
誰だい、そこで、
「『安全性』高めたところで、さしたる重要ファイルも置いていないくせに」
なんて言っているのは。
何、まだ続きがあるって?
「サイトの『安全性』高めるなら、同時にサイト内容自体のAll Personに対する安全性を高めろ」
だって?
・・・ほっとけっての。
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No.11 意外な発見
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