Top>>>Diary>>>
May 2003
<5月分日記 21-31>
<<< back  Diary menu  next >>>
21日
それはヤの字にしか見えませんよ

バイトで背の高い人がいる。
そしてその人はスキンヘッドである。
また、彼は非常にがたいが良い。

普段はスーツのズボンとシャツという出で立ちで出勤しているのだが、今日は何かあるのか、上下スーツで来ていた。

その様は、まさにヤクザ。
サングラスをかければブルースブラザーズでも可といった風体である。
「入り口で職質されなかった?」
と聞かれていたが、問題は無かったようだ(笑)。
にしてもやっぱり、すごいインパクトだった・・・・。


22日
コピー取り、そしてまたコピー取り・・・・

昨年度に行ったものの報告書の原本が出来たそうで、そのコピー取りを頼まれた。
60枚ほどを両面コピーし、且つホチキス止めするものである。
ホチキス止めは庶務の方がやってくれるそうで、それはよいのだが。
コピーのうちカラーが20枚ほど有った。
これがなかなかのくせ者であった。
モノクロならものの十数分で出来上がるのだが、カラーはその云倍もかかる。
また、作成部数が約50部と、べらぼうに多い。
おかげで本日、3,4時間ほど(途中2,3回別のことはしていたものの)カラーコピー機の前に張り付いていました(死)。
カラーコピー機のある部屋は隔離されているスペースのため、
「島流しみてぇ」
などと思ってみたりしていた。
ウィンウィンと静かに一定のリズムを奏でるそれのおかげで眠くなりながら、持ってきていたメモ帳に HP構想など練りながら時間を潰していた。
ああ、けっきょくそれでも今日中では終わらなかったんだよなぁ、コピー取り。


23日
金曜日

心浮き立つ金曜日である。
だが、昼は首席とサシ(汗)で食事だったため、少々心別方向に浮き立ったが。

本日は昨日に継続して報告書用のコピー取り。
HP構想を練るにも飽き、疲れ果てた頃にようやく終了。

家に帰り、21時頃に眠くなり、寝ようかなと思ったところで思い出す。
今日は映画「レオン」だ。
いそいそとパソコンを立ち上げ録画し始める。
レオン。
最上級の暗殺者の名前。
家族を殺された女の子を拾い、そしてその子を親身に想うようになる。
感情の起伏無くストーリーが進んでいくため、余計にこちらが引き込まれる。
ぐっとくるねぇ。
録画しながらであったにも関わらず、最後まで観てしまった。

長さ的に2時間足らずだったのだが、もしかしてカットしてあったりしたのかもしれない。
微妙な物足りなさ(雰囲気の変わり目に未消化部分)があったし。
でも久々俺的に良い映画だった。


24日
昼過ぎからでもまともな一日

朝方(10時頃・笑)、姉が枕元でがさがさ紙袋の音を立てているので目が覚め、2度寝をした(というのを理由にしているだけだが)。
保険証、厚生年金加入済み確認(年金手帳返却)が届く(来月分から引かれ始め、4月分は来月からまとめて引かれる・死)。

午後になって起こされて渋々起き、体が動きそうだったのでこの際に部屋の中のごちゃごちゃを片づけはじめた。
タンスにしまっていない洗濯物、雑誌、夏物冬物入れ替え等、それらをかたづけただけで狭い部屋でも広く見えるようになった(レイアウト等は一切変わっていない)。


25日
ロマノフ王朝展/御徒町/Suica/豆大福

・ロマノフ王朝展
15世紀から19世紀のロシアの歴代皇帝・皇后達が愛用した食器や服飾、宝石類、またロシア文化を知る上で欠かせない「ロシア正教」のイコン、香炉、聖杯、祭祓具の紹介、そして明治頃に来日した際の日記や船模型等が展示されている。
殆どのものが日本初公開だそうだ。
目を引いたのはイコン類と服飾。

服飾は大公・皇太子等の将校服(面白いことにイギリス風のもあった)、そして皇后の赤いビロードで銀糸で縫い取りのしてあるドレス。
精緻とは言えないが年代を感じさせるものである。
ドレスやフェロニオン(主教が服の上から羽織っているガウンのようなもの)はそこそこのサイズであったにも関わらず、将校服(正装)が意外に小さかった。

イコンとは聖性のある木版のことである。
「イヴェルの聖母」や「カザンの聖母」などの肖像画、またキリストと13使徒の伝記物語などが描かれている。
これらは絵自体に聖性を宿すとされている。
また、聖母の方ではものによっては、絵にオクラードと呼ばれる覆い飾りが付いており、これは聖母子の顔と手以外をすっぽりと覆っている。
オクラードは宝石などで美しく装飾しており、またオクラード自体に絵の聖性を高める役割もある。実用的な意味としてはイコンの保護という役割も担っている。

宗教関係の品では他にパナギアも数があった。
パナギアとは胸掛けようイコンのことで、主教が用いている。形としてはやはり十字架をモチーフにしたものである。

この展示では皇后の宝飾類もメインとしてうたわれていたが、あまりこちらは目を引かれなかった。
技術が低かったせいか、宝飾品としてすごいと思える細工が殆ど無かったためだろう(19世紀後半位のものは大分精緻になっていたが)。
パナギアにも宝石類は使われていたのだが、質の良くない真珠がそのまま使われていたり、透明感の薄いエメラルドが使われていたりと、ダイナミック感しか残っていなかった。
ただ、あれだけおおざっぱに使えるだけ量はあったんだなぁ、と変な感心はしたが。
あ、石榴石だけはどれも綺麗な色だったな。

欧州系のものは見られる機会が多いが、ロシアのものはなかったためなかなか良い機会であった。
朝早く出てもそこそこ混んでいて、出てくる頃には人がいっぱいで観にくそうだった。

・御徒町買い物家具等見るだけ
上野辺りに行ったらやはり寄ってくるのが紫色のビル。
ありとあらゆるものが揃っているディスカウントショップである。
興味ありげの所をうろうろと回ったのだが、収穫無し(あ、ウーロン茶は買ったが)。
それにしても姉よ。
家具の所で、アンティークのようなどっしりとした木製の両袖机(お偉いさんの執務室にあるような偉そうな机)見ていたが、買えもしないし置くところもないぞ。

・Suicaの使い方間違ってますか
さて、帰るときのこと。
俺も姉も定期でSuicaを使っているのだが、姉は幾ばくかチャージしており、俺は全くしていない。
姉が、
「せっかくそういう機能付いているんだから、少しぐらいチャージしておけば?」
と言う。
しかし俺は
「いんや。帰りの切符は入場後、領収書がわりに取っているからチャージはしない」
と返す。磁気式定期券のときと同じ使い方だ。
こんな使い方、間違ってるのかねぇ。
(家族には「間違っている」ときっぱり言われたが)

・豆大福
駅から降りて姉と別れ、俺は一足先に家に帰る。
姉は某所に寄ってから帰るというので、
「八つ橋のようなもちもちっとしたもの買ってきて」
とお使いをお願いする。
しかしやはり時期を外しているためか八つ橋系のものは無かったようで、ヤツが帰ってきたとき手にしていたのは豆大福であった。
久方ぶりに食べる。一個130円也。
人の奢りだと思うと余計に美味く感じられる。
食った瞬間、口の中に広がるものがあった。
「俺様は豆じゃ!」
「ワシは餡じゃけん!」
「餅だと言うておろうが!」
三者三様、激しく主張し合う。
個性の強さとその混じり合いを一瞬の後に飲み込む。
うむ、美味かった。


26日
だから天変地異?

今日はなにやら朝からゆったりとした気分であった。
そして、いつもは遅刻ギリギリの線で1分1秒を争いながら出勤するのだが、本日は悠々と歩いていった。
だからだったんだろうか。
本日のめまぐるしいと思うような出来事があったのは。

職場について、いつものようにロッカーの扉の前に立った。
さして重要なものは入れていない癖して、ロッカーには鍵をかけているため、鞄からその鍵を取り出そうとした。
入っていない。
一通り鞄の中を目視した後思い出した。
そういや今朝、鞄の中身を入れ替えたときに鍵を入れた記憶はなかったな。
微妙にブルーである。
そして同時に思った。
もしや俺、ある程度の緊張感ないと確認作業怠るのか?
あ、コピーしておこうと思った保険証も持ってくるの忘れた・・・。

昼過ぎくらいまで普通に過ごす。

夕方頃に、
「秋葉さん、これ45名にFax送信しておいて」
と一枚紙を渡された。
たった一枚の送信用紙。だが送り先は45ヶ所。
死ぬ思いでした。
送っても送っても終わらぬし、Fax番号変わっているやつもおるし。変更してた所に関してはまた明日、ということになった。
そしてこれだけでは終わらなかった。
実はこの作業中、ポスターを送付する作業も俺に課されていたのだが、数が多いということで隣の会議室を借り、庶務の人に先に手伝って貰っていたのだが。
手伝ってくれていた庶務の方もバイトで、且つ俺と同じ17:30上がり。
だがどうやらその作業にはまってしまったようで。
職員の人の了承を得、それに加えて他の手すきの職員も加えて送付のための作業を継続することになった。
B1サイズ一枚とA1サイズ二枚を重ね丸めて、円い筒に入れ、それに宛名を張っていく。
ただそれだけの単純作業。別に急ぎでは無いのだが。
手伝って貰っている立場で先に帰るわけにも行かず、1時間延長と相成った。
それらが終わり、帰ろうかと課内に戻った頃。

足下が揺れた。
そりゃもうぐらぐらと。
30階建てビルの14階に位置しているせいか、震度4以上に思えた(実際には震度3であったが)。
壁側に座っている人は、棚の上の荷物が落ちてくるのを危惧して避難。
あまりに長く揺れるので、ある人が
「酔っぱらってぐらぐらしている感じだ」
と言っていた。
すぐさまテレビが付けられニュース速報。
東北地方中心で震度6弱。
どうやら海面上昇くらいで、ひどい被害は無かったようだ。
以前海外赴任していた人が
「ここが日本で良かった。このビルは耐震構造になっているし。」
とのコメント。確かに。

地震が収まったと同時に帰路につく。
久々の地震だったなんて話をしながら夕飯を食い終わり、部屋に戻る。
パソコンを立ち上げつつ、
「そういやそろそろ"The Places"もカウンター1000番越えるなぁ」
なんて思って、サイトを開いた。
・・・・きれいな4桁でした。
ええ、自爆しましたよ。
キリ番自爆などしてもダメージはそんなに無いと思っていたのに。
一瞬フリーズしてしまった。
たかが数字、されど数字だ、としみじみ思った瞬間であった。


27日
体力の無さを感じる今日この頃

いつものようにパソコンとにらめっこしながら職務を遂行していたときのこと。
ガガガガガっとすごい音が少し離れたコピー機から聞こえてきた。
どうやら故障したらしい。

速効修理の人に来てもらい修理をしていたが・・・まじで結構重症だったんだなぁ。
重い蓋の部分そっくり取り外していたし(笑)。
置いてあるのが職場内でなければ、スクラップであると誰もが信じて疑わない状態であった。
3時間ほどで使用できるようになったが、このコピー機、他にも時々給紙場所から紙を正常に吐かなくなったりと不安な点があるんだよなぁ。
いっそ本当にスクラップになった方が良かったのかもしれない(暴言)。

最近すごく眠い。
寝ているはずなのに寝れてない感じ。
夢さえ見ていない=ノンレム睡眠の筈、なのにねぇ。


28日
パソコンの調子が悪い

恐らくネットに繋いだまま長時間使っていたりするからなのかもしれないが。
はたまた、立ち上げているソフト同士の相性が悪かったりするのかもしれないが。
微妙に嫌な感じだ。
使用時にフリーズはしないものの、使っている間中冷却ファンが回りっぱなし(CPUがビジー状態のときとよく似ている)になったり、終了動作をすると終わらずビジーになったり、はたまたきちんと電源が落ちるかと思うと「Windowsを終了しています・・・」の画面で停まったままでいくら待っても電源が落ちなかったりして、なかなか恐ろしいものがある。

近々またCドライブの再インストールをしようかなぁ。
去年の11月頃にやって以来半年ぶりか。
その前に一応、Dドライブ(こちらはいつもと同じにそのまま置いておくが、念のため)のデータもそれぞれ他媒体に保存しておこう。
取りあえずはHP関係だよな。
拙いものとはいえ、やはり消滅したらショックである。

かりかりっとFDDに書き込んでいく。
イメージ等画像は一つしか使用していないため、FDD一枚で十分収まりきるだろう。
3ヶ月前に保存したときにもそこそこ余裕あったしな。
書き込んでいく音が止まる。
お、終わったか。ってあれ?
「新しいFDDを挿入してください(みたいな文言)」
えーと。
どうやら収まり切らなかったようだ。
確かに、日記はフレームとノンフレーム作っているおかげで、そこは2倍の文量になっているが。
Columnも車教習に関してはDiaryからの抜粋になっているからそれで量は増えているが。
いつの間にかこんなに膨らんでいたんだねぇ(しみじみ)。
少し前にファイル管理方法の統一を図っておいて本当に良かった。

同様にDiary及びColumnのtxt形式のものも別途FDDに保存する。
web日記を始めた頃のからあるのだが、一番初めの月のものを読み返して、
「少しは成長しているのだなぁ」
と思った。
なぜなら、1日ごとの行数が明らかに増えている(笑)。
以前はひどいときは丸一ヶ月ほど全部「一日3行」程度だったので、何について言っているのか全くわからないようなものも有ったのだが、ここ最近のものでは少なくとも「一日5行」以上は書かれている。
そのためか、少しは読みやすくなっている(ように思う)。

ああっ、こんなまったりと読み返していたら作業が進まん。
さて、取りあえずは日記書いた後保存作業を再開するか。


29日
つめはバロメーター

キーを打っていて打ちづらいことに気がついた。
どうやらつめが伸びすぎているようだ。
手の平の方から指先を見ると、明らかにつめがはみ出している。
保健委員に見つかったら「伸びすぎ注意」の警告が出されること必至である。
「つめを切ろう。」
そう思ってふと、
「つめってどんな漢字だったけ」
と疑問に思い、手近にあった紙に書いてみた。
「瓜」
・・・・あれ、違う。これじゃ「うり」だ。いや、でも基本的にはこの形だし、その上これよりもシンプルだった気が・・・・。
悩むことしばし。
結局パソコンで変換してみる。
「爪」
あ、余計なものくっつけていたのか。
何とはなしに、文字を手で書かないって本当に漢字を忘れるな、と思った瞬間であった。

爪を切っていて爪の表面が激しくぼこぼこなのに気がつく。
よく、肝臓が悪いと爪が黄いろくなる、とか歳を取ると爪に縦線が入るようになるとかいうが、それのどれとも違う。
本当にぼこぼこと細かいへこみがあるのだ。
例えて言えば、イチゴの表面を縮小したみたいな、そんな感じである。
昔からストレス有ったり、体調悪かったりしてたときに生えてきた爪ってこうなってたんだよなぁ。
既にその長さは7ミリを越えようとしている。
確か爪って1日に0.1ミリ位しか伸びてないんだったよな。
うはは(壊)。

その内、また正常な爪に戻る日がくるさ、いつか。


30日
見せられません

面接(というかものの30分ぐらい且つ履歴書の確認ぐらいであったので、面接と呼べるかすら疑問)の時、「HP持っています」なんぞと言ってしまったせいか。
職場の人に、
「そう言えば秋葉さんってHP持ってるんだね」
といわれ、あまつさえ
「見てみたいな」
と言われた。
「拙いものだから見せられません。」
と返したのだが、内心戦々恐々である。
昨年入社した人で、大学時代に俺と同じくHP持っていた人がいて、その人は本名で登録等していたようで普通に明かしているようだ。
こういうとき、HNの有り難みがわかるんだなぁ(違う)。

けしておかしな内容を書いているわけでは無いのだが。
公に出来ない事実を書いているつもりもないのだが。
どうやら俺は、はたから見える印象と文章で書いたときの印象が著しく異なるらしく、その辺のギャップに対する反応が怖いかなぁ、と。
臆病ですから、ええ。


31日
脱皮

昨日に引き続きで申し訳ないが、またまたタンパク質の話である。

季節の変わり目なのか。
それともそんな体調なのか。
皮がぼろぼろと落ちるのである。
本人の意図とは全く関係なく。
それが手の指の皮であろうが。
眉間の皮であろうが。
唇の皮であろうが。
ぼろぼろと剥けていく。

目が痛いと瞼を持ち上げてみればまつげが抜けており、
目がかゆいと目をこすってみればバラバラとまつげが頬に落ちる。
どうやら皮だけの問題ではないらしい。

秋葉流、人間から脱皮します。


2003.May
そろそろ夏服、5月

<<< back  Diary menu  next >>>