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July 2003
<7月分日記 21-31>
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21日
三連休の醍醐味

あ゛ー、いいねぇ。
1日何処かに出かけて1日ふらふらしていても、まだゆるりと寝転がっている日が存在している。
ぐあー。
ぐだー。
「これぞ寝休日」というのを心の底から、満喫したよ。


22日
悲しき弁当

貧乏な俺は、いつも弁当持参である。
本日も、通常通り弁当を持っていった。
職場に着き、卓上カレンダーを確認する。
『22日(昼食)』
あ。
今日、昼食べに行く約束してたんだった。
ふと持ってきた弁当が頭を過ぎる。
朝、弁当を詰める前に気が付いていれば。
いやせめて、家を出る前に思い出していれば。
重い思いをしなくて済んだのに。

本日の夕飯、弁当に決定。


23日
何故ここに

資料集めで忙しかった本日。
15:00位にようやくそれが一段落着いて、おとなしく席についてメール確認していたときのこと。
俺の背後は通路になっているのだが、その通路を一人の影が通り過ぎた。
何気なく、違和感を感じて通り過ぎた先を振り返る。
あれ、課長?

彼は本日休暇である。
それも長期に渡って夏期休暇を取っており、本日はその中日辺りである。
お仕事熱心だねぇ。
休めるんだったら、おとなしく休みやがれっ(負け惜しみ)。


24日
気分は既に金曜日

今週の始まりが火曜日だったせいか、何故か本日未だ木曜日であるのに、気分的には金曜日。
普通、始まりが遅ければそれに連れて体内時計(?)が狂うのであれば、「+1」の形でずれていくように思う。
つまり、ずれるならば「本日は水曜日である」という感覚に襲われる、と言うことだ。
だが、何故か逆に一日早まった気分である。
つい3日前が久しぶりの三連休であった為であろうか。
仕事上で、忙しいとか忙しく無いだとかの変動は全くないため、それぐらいしか考えられない。
早く土曜日にならないかなぁ。


25日
写真とパソコン

常々、不思議に思っていた事がある。
何故に、写真等の「画像編集ソフト」の類がこんなにも売れているのだろうか、と。
今回その疑問が実体験により解けたように思う。

先日行われた、横浜花火大会の写真現像が本日上がってきた。
何故にこんなに遅くなったかというと、花火の翌日は家でごろごろしておりフィルムを出しに行かなかった。
その翌日は鞄に入れていたのにも関わらず、家に帰ってきてからその存在に気が付いた。
結果、出しに行くのが23日夕方となったためこの日に出来上がってきたのである。

花火大会に行ったのであるから、当然撮す対象は人間及び花火。
人間の方はいいとして(手ぶれさえ無ければ、カメラが何とか撮しているだろう)、問題は花火の方だ。
暗いところに少しの光。
果たして、まともの写っているだろうか。
かなり不安であった。
自分の腕が全くもって信用に足るものではないので、特に。
写真を見るのが恐ろしい。

出来上がってきた花火を、家に着いた早々、見始める。
予感的中。
やはり白ぼけていた。
花火メインで撮ったものは、白ボケが特に多かった。
全滅とまでは行かないものの、1/3滅ぐらいであろうか。
カメラの性能を生かし切れていない自分の腕が悪いのだが・・・。
それにしても、邪魔な他人が被写体として入った写真の方が、白黒の色別がはっきりしているせいかまともに写っているのには、些か不満が残る。
勉強にはなったけどねぇ。

さて、これを電子データにしてまっさんに送りつけよう。
スキャナで取り込んで、と。
なんか買ってから初めて実用的に役立った気がする。
取り込み終えてから、
「加工すれば少しはまともに見られる状態になるかもしれん」
という事実に気が付く。
世に言う、「ごまかし」である。
そうと決めたら実行だ。

取り込んだファイルをダブルクリックすると、「Microsoft PhotoEditer」が立ち上がった。
へぇ、こんなソフト入っていたんだ。
どうやらMicrosoft系のソフトをインストールしたときに、デフォルトで入っていたモノらしい。
[スタート]→[プログラム]のショートカットの中に見た覚えがないから気が付かなかったようだ。 このパソコン、使い初めて約3年。
まだまだ色々な機能が眠っているようだ。
このソフト、ファイルの拡大・縮小とイメージのコントラスト・明るさ・ガンマ値、また赤目軽減などの写真関係に重要な調整が簡単にできる。
ほぉ、こりゃ楽だわ。
これにより、調節したことによって救われた(笑)ファイルがいくつか出来た。
これならば、適当に写した写真なんかも割に綺麗に加工できるから便利だわ。
こんなに簡単に「それらしく撮れた写真」に出来るのなら、写真加工ソフトの類が飛ぶように売れるはずだ。
ひとしきり感心した後、更に作業を進めようと思った。

先に述べたプログラムは、写真の形は変更できない。
もう一つ、同様式らしきプログラム(スキャナ付属)があるのだが、こちらはさておいて、今度はPhotoShopを使ってみよう。
昔、アイコン作りで使ってみたことがあるのだが、どうもしっくりこなかった(要は使いこなせていない)ので、それ以来使ってみようと言う気持ちを放棄していた。
今回、前述の「花火の写りは良いが、余計な人物が入っている」写真があったため、これを施術するために使用しようとしたのである。

・・・PhotoShop立ち上げ後、30分経過。
おし、今度は何とか使えるぞ。
などと偉そうに言うものの、写真を単に切り取るだけだが。
説明書も無い上、さしたる試行錯誤をして行ったわけではないのでこれで十分である。
コントラスト調整と切り取りだけで、ずいぶんとそれらしくなったものだ。
ようやくこれで送りつけられる。

適当なのをチョイスし、まっさん宛に送付。
写真サイズは他者のものを参考にしたので思いっきり重くはなっていない、と思うが。
写真は関東オフホームページに掲載される予定である。
頼んだ、まっさん。


26日
スキャナの性能

昨日、写真取り込みで大活躍したスキャナ。
それにより、実験魂がうずきだした。
写真(=カラー)を試した後はやはりモノクロだ。
この機会に、ちょいと遊んでみよう。

モノクロを取り込むと入っても、取り込み形式は3種類ある。
カラー、モノクロ、グレースケールである。
とりあえず全部試す事にする。
用意したる披献体は、薄い罫線入りのノートに、鉛筆で書かれたものである。
さてはて、一体どのくらいクリアに読み込まれるのだろう。
実験、開始。

ジー、ガガガ。
ピー。
小さき機体から、「自分は真面目に動いてるでよ」と言わんばかりの音を出しながら、披献体を読みとっていく。
読みとり完了。
まず、カラー。
普通に鮮明に映し出されているが、カラー故の特性なのか、目で見て「黒色」であっても、忠実に自分の持てる色でもって「黒もどき」を表現している。
例えば、カラープリンターで黒を印刷した場合と同じである。
黒インクのみが無いときには、持っている色を合成して「黒」という色を表現するのだが、その場合どうしても(人の目で見て)純粋な「黒色」には見えず、黄色等の色が周囲に滲んで見えることがある。
それと同じ状態になっていたのである。
まぁ、「鉛筆書き」という「黒色」の薄さが忠実に表現されている、といえばそれまでなのだが。
やっぱりカラーは、もともとが「カラー」のものに使うべきだねぇ。

次にモノクロである。
実はこれにはちょっとばかり期待していた。
割と鮮明に映し出されるのではないか、と。
だが、この期待は見事に裏切られた。
「鉛筆書き」という薄さが、「黒」という色としてしっかり認識されなかったのである。
割と濃く書かれた部分は、それと認識されていたのだが、薄い部分は読みとられていなかった。
うーむ、これは肩すかしだ。
余計なものが読みとられない分、ファイルサイズとしては軽いのだが、如何せんこれでは使えない。
「鉛筆書き」以外であれば(例えば、ボールペンで書かれた文章など)モノクロは活用できるかもしれない。

最後にグレースケール。
これはあまりに意外だった。
スキャナの読みとり能力に驚かされた。
ええ、もう本当に。

・・・深読みしすぎだって。
鉛筆で書かれた部分はしっかりと読みとられていた。
一つの落としもなく。
それだけであれば、「感動」の一言で締めくくっていただろう。
だが、薄く印刷されているノートの罫線までも、鮮明に表現されていた。
そして、これで終わりではなかった。
記述途中に、やっぱり書き直そう、と思って消しゴムで消した跡(詰まるところ、綺麗に消されておらず、跡が残っている)が浮き上がっていたり、書き途中に手で擦られて延びたのであろう、鉛筆の煤までもきちんと写っていたのだ。
悲劇はそれだけに止まらない。
どうせ試しだから、と手を抜いたのが悪かったのだろうか。
裏に記述のしてある紙を、そのまま切り抜いてスキャナにかけたのだ。
すると、しっかり裏側に書かれた文字が反転して浮かび上がっていた・・・・。

機械の目はごまかせないってか。
読みとった後、汚れを消せばいいだけだが果てしなくめんどくさい作業だ。
今後、本格的に使う場合には、それぞれの特徴を踏まえた上で、元を作成するとしよう・・。


27日
線香

先日、線香を焚いた。
一体いつ頃購入したのか判らないほど、古いジャスミン香。
昨今の「アロマセラピー」が流行出す随分前のものらしく、「消費期限」というのが記載されていたとしたら、それはとっくに切れているであろうと思われる。
形状は、仏壇によく上げるのと同じような、細い棒状のものである。
置きっぱなしでもしょうがないから、たまには焚いてみるか。
いそいそと火をつけ、香炉に敷いた灰の上に挿す。
直ぐさま、ふわっとした香の香りが漂い出す。
蚊取り線香の香りが染みついているこの部屋だが、ジャスミン香を焚きしめれば多少はましになるだろうか。
今年の夏は(香りだけ)アジアンテイストな部屋にしてみるのもおもしろいかもしれない。
部屋に香りが焚きしめられる位香を焚けば、このお香も無くなるだろうなぁ。
ぼんやりとそんなことを考えながら、燻る煙を眺めていた。

数瞬後、姉の声が居間から飛んできた。
「蚊、出たの?」
・・・どうやら、この香の香りが「蚊取り線香」を焚いた香りだと思ったらしい。
姉だけではなく、同様に居間に居た両親も、「蚊が出たのか」と騒いでいる。
「いや、ジャスミン香焚いただけなんだけど。」
「ああ、それか。」
香をきき分けろ、とは言わない。俺だってそんなこと出来ないから。
だが、いくら「線香」であっても、ジャスミン香と蚊取り線香はあまりにも違うと思うのだが?

この日、一本目の香が消えた後に、続けて二本目の香が焚かれることは無かった。


28日
涙腺

ここ最近、涙腺がおかしい。
正常に働いているとは言い難い。
梅雨の時期だというのに、全くもっておかしい。
いや、むしろ梅雨の時期なのだからかもしれない。
体が季節の変化についていっていないから起こっている現象なのだ、と言われると納得してしまう位に変な状態が続いている。
涙腺が壊れている、と言い換えてもおかしくない。

目の乾燥が著しいのである。
梅雨時で湿気があるから「目に水分なんか供給しなくても大丈夫じゃねぇの?」等と勝手に体が判断しているのかどうかは知らないが。
水分が不足しているためか、目は常に充血一歩手前の状態を行き来している。
目薬で水分を補給しつつ、涙が止まらないのとどっちが辛いのだろう、と考えてみたりする。

大概、目薬は持ち歩いているのだが、友人宅に遊びに行ったときに持っていくのを忘れた。
そのとき猛烈に目がかゆくなったので目薬を借りたのだが、その名も「眼滴」。
容器や字体から「医療用」という感じがとても醸し出されていたのだが、それは雰囲気だけでは無かった。
挿した液体の色は、黄土色と黄色の中間色。
リンパ液の色に酷似している。
また、友人曰く、
「挿した後に鼻噛むと、鼻水まで黄色に染まるよ。」
らしい。
これは流石に、その時鼻水は出ていなかったので確認できなかったが。
挿した直後、目の奥、そして鼻の奥にまでじわーっと染み通った感覚が襲ってきた。
浸透していく感じはあるが、けしてそれは刺すようなものではない。
風呂に浸かったときに、じんわりと湯の温かさが染みてくる、それと同様の感覚である。
その時、
「ああ、だから『耳鼻咽喉科』なのだな」
と妙な感心をした覚えがある。
こんな事でもないと、機能による病院の科分けの意味が実感できなかっただろう。

壊れているかのような涙腺。
大方の原因は、パソコン画面の見過ぎだとは思われる。
さてはて、こればかりはどうしようもないねぇ。


29日
夏期休暇の人々
すこぶる、時間の流れがゆったりだ。
やはり夏期休暇をとっている人が多いからだろうか。
課内の人口密度が少ないため、慌ただしさもそれに伴って少ない。
いっそ、ずうっとみんな休暇に入っていてくれないかねぇ(暴言)。


30日
被るときは被る

午前中、暇だった。
午後になり、にわかに忙しくなった。
基本的に同じ作業をするものが、何件か溜まった。
俺自体は資料を用意するだけだから比較的楽なのだが、実際に応対する人は大変だ。
・・・まぁ、その時間の調整のために駆り出されるから、こっちも被害を被らないでも無いのだが。

手すきだった午前中よりも、少し忙しかった午後の方が気分が楽だった。
単に、午前は腹が減ってまともに機能していなかっただけなのかもしれんがね。


31日
キャッチフレーズ

キャッチコピーとどう違うのだろうか、というささやかな疑問は無視しておくことにする。
Diaryは10日分1ページという構成をとっている。
Diaryの各ページ下部には、その期間に相応しいと思われるフレーズを書いている。
事の始まりは昨年の今頃、自動車教習をしていたのが発端であった。
「緊張の夏 教習の夏 自動車運転」
どっかで聞いたことのあるものをもじって付けたのである。
確か一月目、二月目はこのフレーズで3ページ分使い回していた。
だが、季節も変わりゆく8月9月。
流石に一月の始まりと終わりでは全く季節が異なる。
そうだ、各ページ一フレーズに変更して、使い回しをやめよう。
こう見えても(?)、単発的なキャッチフレーズを作るのは得意だしな。

このように始まった、「一ページ・一フレーズ」計画。
始まりは順調に思えた。
・・・始めはね。
だんだんと、使えるその季節にあったようなフレーズが出てこなくなる。
ううむ、早まったか。
ありきたりなのはしょうがないとしても、それすら出てこなくなるとは。
いつも、
「考えてひねり出す」
と言うより、
「これでいいや」
と思いついたもので適当に使うという姿勢が、裏目に出たらしい。
少しは頭を使って考えないとなぁ。

さて、本日月末31日。
明日からは新しいページに切り替わる。
今度はどんなフレーズを付けようかなぁ。
現在構想中のは、気候に左右されるしな(謎)。


2003.July
明けぬ梅雨、7月

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