♪My Heavy Rotation 2004

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2004年に発売されたアルバムの中から、僕が特によく聴いたアルバムをご紹介します。
僕の2004年のヘヴィ・ローテーション・アルバム大賞は、ズバリこの「EXTRACTION」です!

グレッグ・ハウを中心とし、ヴィクター・ウッテン,デニス・チェンバースの強力リズム隊の3人による
プロジェクトです。
1月に発売となったのですが、1年間を通じてかなり聴き込みましたね、このアルバムは。

最初に聴く前にメンツを見たとき「かなりうるさいアルバムなんだろーなぁ」と思って、いざ聴いてみると
いきなりデニチェンのドラムソロ。
「やっぱり・・・」と少し戸惑い気味に聴き進んでいったのですが、聴き終えた後は「感動の嵐」でしたね(^^♪
久々にスリリングで痛快なフュージョンに出会ったっていう感じ。

もちろん、ソロパートは弾きまくり叩きまくりなんですが (^^ゞ、締めるべきところはちゃんと締まってる。
曲全体としてのバランスがちゃんと計算されていているんですよね。
デニチェンやウッテンはもちろん良いのですが、何といってもグレッグ・ハウのギターが最高です。
以前から注目してはいたのですが、このアルバムで一気に彼の虜になってしまいました。

メンバーは3人がメインなのですが、キーボードにデイヴ・クック(Dave Cook)が参加しています。
このキーボードもかなり効いています。 僕はこの人あまり馴染みがないのですが、個人的に今後要注目!です。

音や曲の感じは違うんだけど、全体的な雰囲気はフュージョンが流行りだした当時の勢い・懐かしさを感じました。
全曲良いのですが、「EXTRACTION(1曲目)」「PROTO COSMOS(5曲目)」などは特に爽快感満点です。

余談ですが、ジャケットもよく見るとかなりスリリング(痛そう(~_~;))です。


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HOWE WOOTEN CHAMBERS / EXTRACTION
ヴォーカルもので一番のヘヴィ・ローテーション・アルバムはこれですね。
これは「#5」のほうでもご紹介したのですが、2004年の後半はかなり聴き込んだアルバムです。

「PHAT PHUNKTION」というのはバンド名ですが、メンバーについては僕は知らない人ばっかでした(~_~;)
このCD、エンハンストCDになっていて、パソコンなどで画像を見ることができます。
ライヴステージの様子が少し(2曲)とインタヴューなのですが、メンバーはノリノリでプレイしてますね(^^♪
僕は黒人のメンバーが多いのかなぁ? と思ってたんですが、黒人はメンバー9人のうちドラムの1人だけでした。
(バンド構成は、Key,D,B,G,Percプラス4管)

さて、このアルバム、いろんな要素が詰まっているのですが、一言でいうと「ファンキー」。
1曲目の「Untitled」から一気に最後まで楽しめちゃいます。(特に1曲目〜9曲目の流れがメチャお気に入り)
「Rocco(5曲目)」などはTVやFMなどでもBGMでけっこう使われていたりしますね。
この曲は特にTOPやブレッカーズなどのテイストが強いのですが、ギターソロの部分も熱いプレイなので注目です。

来日してくれるようなことがあれば、ぜひ、ライヴを見てみたいバンドです。


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PHAT PHUNKTION / you and me
ご存知われらがディメのSAXプレイヤー、勝田一樹さんの覆面ユニットです。
このユニットについては、2003年の終わりごろに「ヨーロッパのクラブなどでかなり話題になってる」という
情報があって、注目してました。
2004年の1月に、ようやくシングルCD2枚を手に入れたのですが、カッコ良さにぶっ飛びましたね(^。^)

で、3月になってシングルの曲+新曲の形で、このアルバムが発表されました。
決してSAXアルバムではないし、ほとんどテナーなので、ディメの勝田さんのイメージではないのですが、
SAXプレイは「カツヲ節」満載です!

ゲストも多彩で、ヴォーカルも曲によって、いろんなアーティストがフューチャーされていて楽しめます。
何曲かで小野塚晃さんも参加していて、特にローズがイイ感じで効いてます。

「Drawn 2 U(1曲目)」は、ディメでもお馴染みの「黄金の(?)コード進行」が気持ちよくて大好きなナンバーです。
「Going to the sky(3曲目)」のLISAや、「Rollin'(5曲目)」のNokkoさんなどの女性ヴォーカルが
いい味出してます。


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JAFROSAX / JAFROSAX
総勢8名のギタリストによる、ジョン・コルトレーンのトリビュート盤です。
今まで僕はこの手の「トリビュート盤」にはそれほど興味がなくって、聴きまくったというのはあまりないのですが、
このアルバムは別格ですね。

Mike Stern , Eric Johnson , Larry Coryel , Greg Howe , Steve Lukather , Frank Gambale , Jeff Richman ,
Robben Ford のギタリストに加え、Tom Brechtlein(Dr) , Larry Goldings(Key) , Alphonso Johnson(B) の布陣。
強力すぎです。

それぞれのアーティストがそれぞれの持ち味を発揮しているプレイ内容です。
スターンの「My Favorite Things(5曲目)」などはブラインドでも彼と判るプレイでさすがですね。
ハウの「Giant Steps(4曲目) 」のカッ飛びプレイをはじめ、フュージョンギター好きなら必聴の内容です。

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GUITAR SUPREME / Giant Steps In Fusion Guitar
これも以前「#5」でご紹介しましたね。
ボズのライヴ盤ということで、すぐGETしちゃいました(^^♪

まずは選曲が良いですね。 「#5」にも書きましたが、懐かしい曲がいっぱいです。
アレンジもオリジナル(スタジオ盤)に近い感じで嬉しいです。

2枚組みですが、全曲一気に聴いてしまえるほど楽しい内容でした。

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2004年も終わりに近づいた11月に発売されたのですが、へヴィ・ローテーションしてました。

まぎれもなく「サンボーンサウンド」ですね(^^♪
「Tin Tin Deo(1曲目)」が始まった瞬間から、もう「うわぁーっ」って感じで彼の世界に引き込まれてしまいます。
「Don't Let Me Be Lonely Tonight(3曲目)」は僕の大好きなジェームス・テイラーの名曲。
オリジナルはマイケル・ブレッカーが吹いているのだけど、ここでのサンボーンのプレイも素晴らしい!

全曲を通じてアダルトな雰囲気のアルバムだし、夜更けにじっくりと聴くと最高です。

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BOZ SCAGGS / GREATEST HITS LIVE
DAVID SANBORN / CLOSER
これも、秋の夜長の友でした(^^♪

この人のヴォーカルも相変わらずいい味出てます。 圧倒的な歌唱力も昔と変わってませんよね。
このアルバムではスタンダードナンバーやカバー曲も多く、より聴きやすくなっているなってる感じです。
プロデュースがトミー・リピューマなので、なおさら良い出来になっているのだと思います。

「Cold Duck (1曲目)」のようなR&Bっぽい軽快な曲も良いですが、「The Nearness of You(2曲目)」や
「Betty Bebop's Song(7曲目)」のような甘いスローな曲はもう「マイッタ」するしかないです。
「Lotus (10曲目)」はドン・グロルニックの曲で、マイケル・フランクスやサンボーンなどで有名ですよね。

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AL JARREAU / ACCENTUATE THE POSITIVE
これは12月に発売されたばかりなので、引き続きヘヴィ・ローテーションしている、といったところですね。

ディメ初のカバー曲集ということで話題ですが、オリジナルの新曲も4曲含まれていて、単なるカバーアルバムには
なっていないところがさすがですね。

「Ironside(1曲目)」はクィンシー・ジョーンズのヒット曲で僕も良く聴いていたので、懐かしいですね。
昔の朝の人気ワイドショー番組でも使われていたので、洋楽に興味のない年配の方でも曲を知っている人は多いはず。
(ちなみに、「テレビ三面記事」っていうやつ。 「新聞によりますと・・・」のナレーションで始まる)

クリストファー・クロスの「Arthur's Theme」は、勝田さんのSAXがすっごく歌っています。
曲の良さを生かして、こんなに艶っぽくプレイできるのはカツヲさんならではでしょう。 ドはまりです。

「Historic Medley (10曲目)」は、ディメらしさが存分に堪能できる曲に仕上がっていますね。
各メンバーのソロは聴いていてすごく気持ちいいです、音もフレーズも(^^♪

オリジナルの4曲も、最近のディメのアルバムの延長線上でイイ感じですね。

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DIMENSION / Loneliness