◆初めて登った太白山(04.5.1) |
仙台市内にある山で一度は行ってみたいと思っていた山があった。このGW期間中にその念願を果たした。仙台市 の南に行くと三角の山がひときわ目に付く。標高321mの太白山である。 この山は、生出森またはオトア森・オドガ森とも言われている。山頂には、貴船神社の石宮を祀っている。 昔、この太白山に太白星が落ちてできたので太白山と言われるようになったとある。確かにここだけが特出して三角 山になっていて面白い自然と見た。 この山の近くには、太白団地などがあり、自然の中の住宅街でもあることから、気軽に散策ルートとして登っている人 たちも多いようだ。中には、殆ど毎日登っている人もいて、健康、体力づくりに利用している人もいた。気軽に登れる山 であるらしい。老若男女、家族と一緒に登っている人も多くいた。 途中、急な坂もあり、そこには、鎖も備え付けていて、その鎖につかまりながら頂上を目指すという状況でもあった。 慣れないと結構きつい山と思った。 三角山なので、頂上は、あまり広くなく、真ん中には、石宮の神社があった。360度の景観を楽しめる空間になって いた。今の時期 、新緑が生い茂っていたが、頂上の木々は、落葉樹でもあることから、秋から冬にかけてさえぎるもの が無く、今よく下界を見下ろせるのではないかと思った。そんなこともあり、元旦の朝は、日の出を見る人で賑わうらしい。 頂上で一緒になったご夫婦の話を聞いたが、この太白山は、山登りをする人たちのトレーニングの場所でもあるらしい。 特に冬の期間は、高い山に登ることも少なく、冬場の体力づくりの場所としても利用している人が多いと言っていた。 仙台は、比較的、雪の少ないしのぎやすい地域でもあることから、適当に高いこの山を利用するのもうなづけることと 思った。 若葉燃えるこの時期、春の山の自然に触れることができてほっとするものがあった。鶯の鳴き声や風の音を聞きながら 暫しのゆったりとした時間を過ごしてきた。 |
(中宮)