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薬莱山(553.1m)登山と”やくらいべごっこまつり”  (05.10.09)
薬莱山登山口〜薬莱神社(南側奥宮)〜地蔵尊〜薬莱山頂(薬莱神社北側奥宮)〜薬莱山登山口
10月9日、加美富士(神富士)と言われる薬莱山の登山と麓で開催された“やくらいべごっこまつり”に行ってきました。
薬莱山周辺には荒沢の水芭蕉、秋の漆沢ダム、薬来高原のコスモス畑を度々訪れていたことから一度は登ってみたいと思っていました。
薬莱高原の駐車場に着いたのが午前7時30分。仙台から車を走らせて約1時間30分後でした。既に高原は午前10時開場のべごっこまつりの準備をしていました。
◆いよいよ薬莱山登山

薬莱山登山は最初の鳥居をくぐり一直線の緩やかな上りから始まりました。間もなくして2つ目の鳥居がありそこが薬莱山登山の入口になっていました。
◆薬莱山登山口

登山口には頂上まで706段という階段の看板がありました。50段毎に看板を設置しているという表示があり相当きつい登山になると覚悟を決めました。
◆スギヒラタケ!?

登山道の両側はうっそうとした杉林になっていました。暫く登ると杉の切り株にはえた白いきのこを見つけました。これがかの有名な“スギヒラタケ”と思いながら写真を撮りました。去年はスギヒラタケの食中毒で新聞を賑わしていましたが、今年はその記事も目にしなくなり毒を含んだスギヒラタケというイメージが浸透してきたのかと思いました。

◆階段のある登山道

登山道の階段は歩く者にとっては良し悪しで足に負担がかかりすぎることからできるだけ階段のわき道をマイペースで歩くことにしました。それでも直登する感じの斜面が続き小休憩を繰り返しながら登りました。
◆眼下にべごっこまつりの開場

薬莱高原で開かれるイベントの準備のため朝からスピーカーの音量調整の声が山にこだまし、静かに山登りをするという雰囲気には程遠く賑やかな登山になりました。
◆706段を登りきって

706段ゴールの標識が見えてきました。やっと階段から開放されるとほっとしました。最後の階段を上りきると比較的歩きやすい平坦な登山道になりました
◆頂上かな!?

暫く行くと神社が見えてきました。後で知ったのですが、この神社は薬莱神社の南側の奥宮とのことでした。早速、無事登頂したことを感謝しお参りをしました。ところが良く見ると山頂ではないようで矢印で表示された「山頂」の看板が見えました。
◆地蔵尊

矢印に従い歩いていくと左手に地蔵尊が見えました。ハサミなどが納められていたことから裁縫や手作業をする人などを供養している地蔵尊と思いながら手を合わせました。
◆眼下に大崎平野

地蔵尊の前を通り過ぎると大崎平野が眼下に見える見晴らしの良い場所に着きました。稲刈りの終わった大崎平野や登山後に立ち寄る薬莱高原のイベント会場が見えました。
◆山頂の薬莱神社北側の奥宮と石碑

暫くして坂を上ると薬莱神社が見えてきました。山頂には薬莱山と刻んだ立派な石碑が建っていました。山頂の薬莱神社は北側の奥宮というそうです。上野目大宮というところに里宮があり二社殿になっているということでした。
◆コヒーの味は格別

お参りを済ませた後、持ってきたガスボンベでお湯を沸かしコーヒーを飲むことにしました。山頂で飲むコーヒーの味は一段と美味しく格別でした。
◆地蔵尊と一本杉

休憩をしていると一人の年輩の方が北側のルートから登ってきました。
地元の方で年数回は薬莱山に登ると言っていました。今日は、地蔵尊の近くに植えている一本杉の冬囲いに来たと言っていました。お参りしてきたばかりの地蔵尊でしたが杉の木があるとは気がつきませんでした。
地蔵尊にまつわる話しをいろいろと聞くことができました。
手作業をする人や関節、乳がんをお守りする地蔵尊と言っていました。
地蔵尊は立膝をしているのでそこをさすると関節の病気を地蔵尊の乳房をさすると乳がんの病気をお守りをすると話してくれました。何気無くお参りした地蔵尊でしたがいろいろなご利益の話しを聞いて再びお参りすることにしました。私は地蔵尊の膝を撫で家内は膝と乳房を撫で関節と乳がんのお参りをしました。
年輩の方は持ってきた餅をお供えした後、早速、杉の木の冬囲いの準備をしていました。地蔵尊の後ろ側には2m程に成長した杉の木が1本ありました。去年よりも約30cm伸びたと言っていました。話を伺いながら杉の木の生長を楽しみにしている雰囲気がひしひしと伝わってきました。
◆もう一つの登山ルート

帰りは同じ道を通らず反対側の登山道を歩くことにしました。先ほどの男性の話によると北側のルートは比較的歩きやすい登山道になっていると言っていました。
前日降った雨で道が軟らかく濡れていたことから滑りださないよう細心の注意を払いながら下山しました。約40分歩くと北側ルートの登山口が見えてきました。
◆黒和牛のバーベキュー

べこっこまつりのイベント会場へは暫く歩かなければなりませんでした。
ススキの穂が揺れる高原の道は登山してきた爽快感が重なり足取りも軽く弾むようでした。
まつりの会場に着いて時計を見ると午前11時30分を回っていました。昼食をとるには丁度良い時間と思いながら鉄板の空いているところに席を取りました。既に沢山の来場者がバーベキューを楽しんでいました。特設ステージでは演歌歌手による歌唱ショーが行われていました。
お天気が良くさわやかな高原の風を受けながら食べる地場産牛肉の焼肉に舌鼓をうってきました。
会場入口には「飲食物の持ち込みは禁止します。」という看板がありましたが、それぞれ焼きそばや焼うどん、ホルモン焼、ぽっぽ焼などの持ち込みして美味しそうに食べていました。その様子を見て次回来るときは絶対に持ち込みをして楽しもうと思ったほどでした。

◆素晴らしい登山日和を終えて

今回はいつもと違った登山い疲れた身体に栄養満点の食事を補給した豪華な山登りになりました。
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