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ころ柿作りに挑戦して (05.11.27)
丸森町耕野で開催された「ころ柿作り体験ツアー」に行ってきました。
去年、初めて参加したころ柿作りでしたが、干し柿の出来栄えが良かったことから今年も参加することにしました。
丸森町耕野は5月に「たけのこ狩り」に参加して以来で半年振りの訪問になりました。
集合時間までに時間があったことから丸森町耕野地区を散策することにしました。
■家族総出で柿もぎ

丸森町耕野地区はたけのこの産地としても有名なところで「たけのこ街道」と呼ばれている街道がありました。街道を脇に入ると葉の落ちた柿畑が目に入りました。オレンジ色をした大きな柿がたわわに実っていました。丁度、柿をもいでいる人に会いました。柿もぎをするにもタイミングがあると言っていました。あまり置きすぎても柿が熟してしまい干し柿には適さないそうです。今年の柿は大粒でまあまあの出来具合と言っていました。家族総出で柿もぎをしていました。
■柿ばせ専用の小屋

車を走らせると至るところに干し柿を吊るしている柿ばせ小屋が目に付きました。柿ばせ小屋は2階建てで風通しの良い場所になっていました。ころ柿の里耕野地区ならではの風景でした。
■段々畑の柿畑

山の傾斜に植えられた柿畑に行ってきました。殆どの柿木は既に収穫を終えていましたが、段々畑の一番高いところはまだ取り終えていませんでした。大粒の柿が朝日に照らされてまばゆいばかりのオレンジ色になっていました。

■ころ柿作り体験

ころ柿作りは、耕野ふるさと交流センターで行われました。
今回のイベントを企画した弘法柿組合の幹事さんからころ柿作りの工程の説明があり、その後、組合長さんからの歓迎のご挨拶で始まりました。
生柿4kg約18粒が渡されました。柿剥きをした後、縄に吊るす作業があり、その後、大きな籠に入れ燻蒸の作業に入りました。硫黄を加熱し亜硫酸ガスで燻蒸するそうです。燻蒸は柿の発色を良くするためと乾きを良くするため、カビが生えないようにするためで、硫黄の量と燻蒸の時間は、柿の状態と天候の様子で加減すると言っていました。今日は昼食の時間を入れて約1時間の燻蒸になりました。
昼食は、弘法柿組合のご婦人の皆さんが作ったというきのこご飯にはっと汁、ゆず味噌豆腐、柿ワインというメニューでした。きのこご飯とはっと汁は食べ放題で、普段、お替りしない食事も食べ放題につられてお替りするなど思う存分に食べてきました。食事の後は、柿の重さ当てクイズがありました。一番近い重さを当てた方には新米のプレゼントがありました。会場には地場産の野菜等も販売していて、参加したメンバーはそれぞれに買い求め売れ行きが好調のようでした。
イベントが終わった後は最後の工程で柿を吊るす作業に入りました。燻蒸した柿は一段と鮮やかなみずみずしいオレンジ色に輝いていました。交流センターのベランダには次々と干し柿が並べられました。にわか作りの柿ばせになっていました。


柿剥き

紐つけ

燻蒸

昼食

柿ばせ
■干し柿の受け取り

自分で剥いた柿は1ヵ月後にいただくシステムで、宅急便で送るのもよし、自分で取りに来るのもよしという方法がありました。私は取りに来る方法を申し込みました。どんな柿が出来上がるのかと思い巡らす日が続きます。1ヵ月後再び耕野地区を訪れる楽しみが増えました。
■「やしまや」のお店に立ち寄って

「ころ柿作り体験ツアー」を主催した弘法柿組合は「やしまや」というお店の中にあり、そこのご主人が組合長さんで息子さんは体験ツアーのお世話をしていました。ころ柿の季節には新聞やテレビの取材も多いそうで参加者の中から「スター並みだね。」と感嘆の声が上がっていました。帰りには「やしまや」のお店に寄り地場産の黒豆、白豆、アズキ等を買ってきました。
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