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2005徒然なるままに

              楽天イーグルス野球観戦記  (05.04.03)
★JR仙石線宮城野原駅は楽天ムード

4月3日、楽天対西武の3連戦最終日にフルキャストスタジアム宮城で野球観戦をしてきた。
プロ野球の観戦は始めての経験だった。今まで何回か観戦の機会があったが球場に足を運ぶことはなかった。
楽天イーグルスのゴールド会員になったことから一度は球場に行って応援したいと思っていた。
JR仙台駅から球場まで無料のシャトルバスが運行しているということだったが、早めに球場に出向いて周辺を散策したかったこともありJR仙石線宮城野原駅まで行くことにした。JR宮城野原駅は、楽天カラーのクレムゾンレッド(えんじ色)に染まっていた。改札口の周辺や階段には楽天のロゴマークやマスコットが描かれ、駅入口には楽天イーグルスの巨大野球帽のオブジェがあった。フルスタ球場へと繋がる通路には、楽天イーグルスロゴマーク入りの提灯が掲げられて楽天ムード一色になっていた。
★チケット購入

試合開始3時間前だったが既に球場前には楽天の帽子やジャンバー、ユニフォームを着た観客で賑わっていた。
当日券は販売していないということもあり全て事前予約の観客だった。
私は、急遽、ホームページで予約したことからチケットは球場のチケット販売所で受け取ることになっていた。初めて手にするチケットはコンピューターで打ち出されていた。中には楽天イーグルスのマーク入りのチケットを持っていた人がいたので年間予約シートを購入した観客かと思った。

★いよいよ開場

いよいよ試合開始2時間前、午前11時に入場が始まった。球場内へは食べ物や瓶・缶・ペットボトルの持込禁止をしていることから飲み物を持ってきた観客は紙コップに移し替えるように促されていた。
★緑と赤、色鮮やかなフルスタ球場

階段を駆け上ると目の前にパッとフルスタ宮城が飛び込んできた。グランドには緑鮮やかな人工芝が張られチームカラーのクレムゾンレッド(えんじ色)を思わせるようなスタンドが目に写った。緑と赤の織り成すコンストラストが鮮やかだった。
ファウルグランドにせり出した「フィールドシート」、バックネット裏最前列の「砂かぶり席」、芝生の外野席、球場の公園「楽天山」、選手が陣取るダックアウトなど球場全体を確認するように見回した。スコアボードには大型スクリーンが設置され、好ゲームの臨場感あふれる映像が映しだされると思った。
以前、都市対抗社会人野球大会の応援で宮城球場に来たことがあったがその時の球場の面影はすっかりなくなり新しい球場に生まれ変わっていた。早速、自分の座る席を確認した後球場内を見学した。飲食店やワゴンによる販売コーナーがあり弁当などを買い求める入場者で賑わっていた。
★弁当で腹ごしらえ

試合には時間があったので腹ごしらえをすることにした。弁当のこばやし、柏陽軒などがあったが楽天という名前に惹かれこばやしの「楽天小分け弁当」を買って食べた。天気も上々で選手のウォーミングアップ風景や球場を見回しながら食べる弁当の味は格別でピクニック気分だった。
★始球式とビールタンク

試合開始10分前、チアリーダーによるダンスパフォーマンスやDelighted Grooversによる君が代斉唱などが行われ、選手紹介後、サッカーベガルタ仙台の元主将渡辺晋選手の始球式でプレイボールとなった。
試合は西武先発で始まったがいきなり1回表3点を先取されてしまった。雲行きの悪い試合となったがまだ始まったばかりなのでこれからが楽天の勝負どころと思った。
観客席ではビールやジュースの飲み物や簡単なつまみを販売していた。重そうなビールタンクを背負った若い女性アルバイトは笑顔を浮かべ大きな声をあげながら販売していた。天気もまあまあでビールの売れ行きも上々と思った。声を張り上げて応援した後のビールののど越しはビール好きの人にとってはたまらない魅力と感じた。


★ウェーブと風船で盛り上がったフルスタ球場

3塁側の外野席には楽天の応援団、1塁側の外野席には西武の応援団が陣取っていた。3塁側から応援バットやぱちぱちバンドの
音が出ると同じ調子で一斉に叩く音が球場全体に響き渡った。楽天コールも沸きあがり楽天の応援が一つになった瞬間だった。
今日の試合の観客は14,432人とアナウンスがあったが、3塁側から発生したウェーブが球場全体に広がり歓声が上がっていた
。あの広大な球場全体に次から次へと広がるウェーブには参加した満足感を感じだ。更に7回裏、楽天攻撃の際には風船による応
援が行われシューッという音とともに一斉にフルスタ球場に放たれた。時折、ボンボンと風船が破裂する音がこだましていた。
フルスタ球場ではトランペットなどの鳴り物入りが禁止されている。ぱちぱちバンドの叩く音、拍手、歓声だけの整然とした静かな応
援風景だった。選手の声、打球音、応援する観客の声の響く球場だった。芯から野球を楽しむ雰囲気がフルスタ球場にあると思った。
★1−7で敗れた楽天イーグルス

試合は、楽天が6回裏に1点を返したものの8回9回と点を取られ、3連戦目は1−7と楽天が負けてしまった。ホーム球場での一戦
目が16−5で大勝、二戦目が5−3で快勝だったので三連戦目を期待したが及ばなかった。それでも楽天を応援していた観客は
球場での臨場感を味わい興奮気味で帰っていった。
★ダックアウトから見たフルスタ球場

野球の試合が終わった後、座席シートの境界の出入り口が開放された。ダックアウトの雰囲気を味わうため行ってみた。ダックア
ウトからは球場全体を見渡すことができた。1塁側の内野席で見る球場とは違った感じがありスペシャルシートならではと思った。
特に砂かぶり席の一等席はプロ野球の臨場感を肌で感じることのできる最高の場所と思った。一度はこのシートに座って応援し
たいものと思った。
★清掃と環境に優しいフルスタ球場

試合後、球場の清掃が一斉に始まった。
グランドキーパーが試合後のグランドを整備し球場内ではゴミの収集作業が始まった。係員が座席ごとに一列に並びながらシー
トに残ったゴミを集めていた。
フルスタ球場にはプロ野球初めてのエコステーションという分別収集用のゴミ箱を設置していた。エコサポートスタッフが配置され
「環境に優しい球場」を目指した取り組みが行われていた。全てに新しい取り組みで感心した。


★頑張れ楽天!!我らの楽天イーグルス!!

50年ぶりの新プロ野球団、28年ぶりの仙台本拠地球団。地域密着型を目指す楽天野球は地元のみならず野球ファンにとって
関心が高く期待も大きい。
地元応援団の一人として時間の許す限り野球場に出向いて応援したいと思っている。
次回の応援では楽天イーグルスの快音がフルスタ球場に響き渡り楽天イーグルスの快勝に酔いしれたいと思っている。
頑張れ楽天!!我らの楽天イーグルス!!

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