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赤湯温泉一泊の旅(2日目):米沢〜滑川大滝〜長老湖〜遠刈田温泉(06.8.22)
2日目は米沢まで足を伸ばし上杉神社と上杉家廟所を見学することにしました。その後、国道13号線を通り滑川大滝、長老湖、遠刈田温泉を経由し仙台へ帰ってきました。

■上杉神社

上杉謙信公を祀っている上杉神社へ行きました。上杉謙信公は、天正6年(1578)3月13日、越後春日山城で逝去されたそうです。今から約400年前のことでした。また、上杉家10代鷹山公を祀っている松岬崎神社へも行ってきました。境内には鷹山公の名言「なせば成るなさねば成らぬ何事も成らぬは人のなさぬなりけり」の石碑がありました。藩財政の救いようもない窮乏期に九代藩主となった鷹山公を描いた著書を読んだことがあり興味深い見学になりました。「火種運動」に取り組んだという鷹山公を思い出しました。

■上杉家廟所

上杉神社を見学した後、上杉家廟所を見学してきました。境内には、樹齢400年を越す老杉があり静寂を極める一角になっていました。驚いたことに老木の一部は戦時中に供出されたそうです。物資の不自由な時に何でも供出を企てたのでしょうか。
御廟所の祠堂配列は、中央正面に謙信公を祀り、その両脇には、代々の藩主が祀られていました。祠堂はその世代を写す作り方で9代目以降は質素な作りになっているそうです。倹約を推奨した鷹山公の名残でしょうか。そこにはピリッとした空気が漂っている気がしました。


■支那そば「熊文」

上杉家廟所を過ぎた頃にお昼時間になりました。食事の場所を探しながら国道13号線を走りました。米沢牛の看板が目に付きましたが、昨晩、温泉宿で米沢牛を食べたことから軽めのラーメンでもと思いながら寄ったのが「支那そば熊文」でした。駐車場が満車に近かったことから美味しいラーメン店と思い入ることにしました。タイミングよく食べ終わって帰る客様がいました。私はラーメンにシナチクをトッピングし家内はラーメンを注文をしました。スープは煮干風味で麺は細いちぢれ麺でした。昔懐かしいラーメンの味を思い出しました。

  
■不動尊

2日目は国道113号線を走り滑川大滝、長老湖、遠刈田温泉を経由して仙台へ帰ることにしました。初めて走る道路は新鮮で気分爽快でした。途中、不動尊の看板が目に付きました。宮城県と山形県の県境に二井宿峠があり右に曲がり暫く下ると二井宿不動尊に着きました。この不動尊は身体安全、五穀豊穣、諸願成就、特に目を患った人達の参拝が多いと言っていました。急登の階段があり神社まで行くか迷った挙句なかなか来る機会が無いと思いいお参りすることにしました。頂上には小さな梵鐘がありました。家内安全を祈りながら鐘を突きました。静かな山間に鐘の音が響き渡りました。下りは手すりにつかまりながら歩きました。ふと右手を見ると「山神」と書いた大きな石碑が目に付きました。不動尊によくみかけるあの物体が祀られていました。思わず手をあわせて下りてきました。

■滑川大滝

国道113号線沿いにある水芭蕉群生地を過ぎた頃、黒い雲がかかり今にも大雨が降りそうなお天気になり一気に滑川大滝まで車を走らせました。滑川大滝へ着いた頃は雨足が強くなってきました。家内にとって初めての見学場所であったことから行くことにしました。川いっぱいに広がる大滝はゴウゴウと音を立てながら流れていました。去年は雪解けの春に来たせいか水の量も多く壮観だったことを思い出しました。

  
■長老湖

何度か来たことのある長老湖でした。真正面に見える不忘山は霧で包まれ眺めることができませんでした。湖面の水は静かに漂っていました

  
■ペンション&レストラン『峠』

遠刈田温泉蔵王エコーラインの入り口にあるペンション&レストラン『峠』に立ち寄りました。おかみさんへ山形のブドウをお土産に届けることにしました。蔵王に来たときは必ず寄らせていただく『峠』ですがおかみさんは相変わらずお元気でした。おかみさんから岩風呂温泉に入っていくよう勧められましたが時間が遅かったことから次の機会と失礼してお別れしました。

■楽しかった1泊旅行

家内と一緒の1泊旅行は久しぶりでした。
総工程400キロの旅は終わりました。楽しかった旅は暫くの間心地良い余韻として味わうことができました。
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