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この季節、徳仙丈山にツツジが咲いていました。(06.10.23)
紅葉が見頃の山を求めて気仙沼市と本吉町にまがたる標高712m徳仙丈山へ行ってきました。その足で親戚の家に遊びに行くことにしました。
徳仙丈山は6月頃には『レンゲツツジ』や『ヤマツツジ』が山全体を被うツツジの山です。
ツツジ咲く季節に本吉町側からと気仙沼側と2回ほど訪れたことがありました。ツツジで真っ赤に燃える山の印象が焼き付いています。
■徳仙丈山入口

今回は、家内と二人で比較的登りやすい本吉町側から登ることにしました。国道45号線を本吉町街に入りそこから65号線に抜け一路徳仙丈山へと向かいました。暫く走ると左手に「徳仙丈山これより5.3K」という看板が見えました。山間の道路を走っていくと「関係車両以外通行禁止」の看板が見えました。山手の方で道路工事中の様子でしたが、行けるところまで行くことにして看板を無視しながら走りました。前方に大きなトラックが道路をふさいで工事中でした。徳仙丈山へ登りたい人もいるだろうに少なくても先ほど見た看板の所にでも通行ができないという標識を掲示していても良いものをと思いました。止む無く徳仙丈山登山は諦めて気仙沼へ向かうことにしました。
■通行止めを通り越して

山間の道路を走っていくと「関係車両以外通行禁止」の看板が見えました。山手の方で道路工事中の様子でしたが、行けるところまで行くことにして看板を無視しながら走りました。前方に大きなトラックが道路をふさいで工事中でした。徳仙丈山へ登りたい人もいるだろうに少なくても先ほど見た看板の所にでも通行ができないという標識を掲示しても良いものをと思いました。止む無く徳仙丈山登山は諦めて気仙沼へ向かうことにしました。目の前にして断念し予定を変更して気仙沼へと向かいました。
  
■稲刈りが終わった田園

気仙沼へは国道を通らず山間を走ることにしました。里の紅葉はこれからという感じでようやく田んぼの稲が刈り終えて杭がけしている風景を見ることが出来ました。太陽の光を浴びて干している稲の重みを感じさせてくれる風景でした。
■徳千丈山駐車場 

気仙沼市街地に通じる丁字路に入ると右は田中前方面、左は四十二方面と続く道路に差し掛かりました。四十二という地名は友達が住んでいたところで遊びにも行った記憶があったことからこの機会を逃すとなかなか訪れることも無かろうと思い走ってみることにしました。見覚えのある羽田神社の看板を見て気仙沼側から登る徳仙丈山へ通じる道でもあることに気がつきました。折角ここまで来たことから徳仙丈山登山口まで行くことにしました。駐車場には2台の車が停まっていました。間もなくして一人の男性が下りてきました。山の様子を聞いたところ誰も登っていなかったと言っていました。午後2時を回っていたことから時間的にも遅いのかと思いました。家内と相談をして山へ登ることは断念し春にはツツジの園となる「つつじが原」まで行くことにしました。
■市民の森の中の舞台

徳仙丈山は春になると40万本のツツジが真っ赤に燃える山ですが、その近くに能舞台のような立派な施設がありました。山に囲まれた静かな場所で舞う能の芸術はさぞかし素晴らしいものと想像しました。木々は少し色づいていました。その木々も大きく成長した時には周辺の装いも新たに素晴らしい景観を見せてくれるものと思いました。
■いよいよ徳仙丈山へ通じる「つつじが原」へ

駐車場から約15分のところにあるつつじが原まで行くことにしました。なだらかな坂を上ると第一展望台と書かれた看板の直ぐ脇に東屋風の展望台がありました。早速、階段を駆け上り見渡すと眼下に広がる素晴らしい景色を見ることが出来ました。気仙沼湾や室根山、遠くに栗駒山も見ることが出来ました。今は茶褐色になっているつつじが原でしたが何処までも続くつつじの木と大パノラマを満喫してきました。秋の風が心地良くどっぷりと大自然に浸ってきました。

■ピンク色のツツジが咲いていました

驚いたことにピンク色をしたツツジが咲いていました。一瞬、何でツツジが咲いているのだろうと目を疑いました。他を見渡すと何処も咲いているところが無くその一角で一本のツツジの木でした。まだ蕾のツツジもあり暫くは楽しませてくれそうな感じがしました。暖かい天候で狂い咲きをしてしまったのかと申し訳ない気分になりました。思いがけずに出会えたツツジとラッキーな自分に感謝し暫く周辺を散策することにしました。
■ツツジ街道はススキ街道に

徳仙丈山へ通じる登山道は別名つつじ街道と言われていますが、今は、両側にススキの穂が揺れるススキ街道になっていました。太陽の光線を浴びて鮮やかに光るススキは何処までも続いていました。
  
■登山道に咲く紫色の花

紫色をした花一輪をみつけました。何とも可愛らしい花でした。寒くなったであろう山にけなげに咲く花を見て心が和みました。
■奥入瀬

徳仙丈には奥入瀬を思わせる自然があります。去年の春にこの地を散策したことがありました。水の流れる音を聞きながら山道を歩く気持ちよさに感激しました。苔むした岩肌、兜の形をした岩、樹齢数百年という三本杉、名所「岩抱き欅」を見ることが出来ました。中でも岩を抱いている欅には生命力を感じました。

■思い出に残る徳仙丈山

今回の登山は思い出の残るものになりました。道路補修工事に出会って予定が狂い、思いがけず気仙沼側から徳仙登山へ登ることになり、ピンク色に咲くツツジに出会い、遠く気仙沼湾を眺め至福の境地に浸った山歩きでした。今日もまた宮城の大自然を満喫した日になりました

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