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開山2日目の泉ケ岳登山(06.04.23)
4月23日、開山2日目の泉ケ岳に登ってきました。
山開きが終わり天気も良かったせいか大駐車場には既に2〜30台の車が駐車していました。
■水神コースの登山道

水神コースを登ることとし自然の家を通り登山道へと入りました。登山道にはところどころに残雪がありましたが比較的歩きやすい春山の道になっていました。登山道の脇にある沢からは雪解けの水の流れる音が勢いを増して聞こえてきました。水神の石碑のある付近の沢は残雪があり春一番の山の雰囲気を漂わせていました。

■大岩・さいの河原からの眺望

水神コースの中で最初に山々をゆっくり眺めることのできる場所はごろごろとした岩場のある「関山」というところですが、振り返ると蔵王連邦、朝日連邦、船形連邦を見渡すことができました。残雪を抱いた春の山は青い空と飛行機雲のコントラストで感動的でした。
関山を通ると賽の河原に出ますが、この場所もまた遮るものが無く素晴らしい眺望を楽しめる場所でもありました。北泉ケ岳や船形連邦の全容も眺めることができました。
登山客の中で山の名前に詳しい方と出会い教えていただきました。その中で去年登った大東岳や面白山、船形山の名前も出てきて新たな感動をしました。

■泉ケ岳山頂

最後のひと踏ん張りで山頂へと向かいました。山頂には数組の登山客が休憩をしていました。一息ついたところ子供たちの声が聞こえてきました。小学生の子供たち数人が大人に付き添われながら登ってきました。すぐさま子供たちは山頂の祠にお参りをし、登頂記念ということで泉ケ岳山頂と書かれた標識にタッチしていました。その様子を見て子供達の純粋な行動に感心しました。

■北泉ケ岳コースを下山

山頂付近で会った単独行動をしているご婦人と一緒に下山することにしました。帰りは北泉ケ岳コースを歩くことにしました。去年、泉ケ岳に登ったときは升沢コースを下りたので今回は初めてのコースでした。水神コースよりも少し時間がかかるものの比較的歩きやすいコースでした。水神コースよりは平坦なところが多いせいか雪の量も多いと思いました。ぶなの木のそばに行くと木の周りの雪が融けすっぽり穴になっていました。高く積もった雪の多さにびっくりしました。北泉ケ岳と自然の家方面に向かう分岐点に差し掛かりました。約30分程度で北泉ケ岳へ行くことができるということでしたが次回にその楽しみを回すにしました。

■道に迷い…

残雪を踏みしめながら前に歩いた人の足跡をたどり下りていきました。暫くすると2人の男性に会いました。ほかの人が歩いた足跡をたどり下りたが沢にぶつかりその先の道路が見つからないため戻ってきたと言っていました。途中で会った数名の登山グループも沢伝いの先の登山道を発見できなかったと戻ってきました。その周辺には沢山の足跡が残っていてどれが正規のルートの登山道なのか紛らわしいものになっていました。目印の最後の赤いテープを確認できましたがその先のテープをどうしても見つけることができませんでした。何度か北泉ケ岳のコースを歩いたという登山客もいましたがわからず焦る気持ちを落ち着かせながら探しました。暫くして笹薮の奥から登山道を見つけたという声が聞こえてきました。ホッとした一瞬でした。その場所はうぐいす峠というところでうぐいすも転げ落ちそうな急な坂道と言っていました。冬山の怖さを思い知らされました。冬山は前に歩いた人の足跡をたどっていけば迷うことはないと思っていたことが仇になりました。足跡と辿りながら且つ木に掲げられたテープ等の目印を確認しながら歩くことの大切さを感じました。

■雪融けの水とイワウチソウ

登山道は雪解けの水で溢れていました。沢伝いの一角からは伏流水が勢いを増して流れていました。この季節に見ることのできる大自然の景色と思いました。
水神コースの分岐点で休憩をしました。一服の休憩は登山するものにとって最高の時間となりました。途中、自然の家の近くではイワウチソウが彩り爽やかに咲いていました。
北泉ケ岳のコースはこれからの季節にいろいろな種類の花を見ることができると言っていました。その頃にまた訪れてみたいと思っています。
帰りには水芭蕉の群生地を見てきました。小さめの水芭蕉は満開でした。遊歩道も整備されていて沢山の見物客で賑わっていました。
今回は良い天候に恵まれ最高の登山日和になりました。登った人だけが味わえる喜びの時間でした。

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