ひろい空の 今日もどこかで

生まれてくる ちいさな者たちへ

Happy birthday to you...

2度目の誕生日、おめでとう

私はあなたの新たなる誕生を祝福します



が き





ごきげんよう、みなさん。著者の槇弘樹です。
『ぼくはチルドレン』。いかがだったでしょうか?
ちょっと扱うテーマや内容が珍しかったせいで、読者は面食らったかもしれませんね。
・・・・・さて、いきなりですが、ここまで読んでくださった皆さんにお願いが2つあります。

1.もし、この作品を読んで『ドナー登録をしてきたよ』っていう方がいらっしゃったら、
是非ともご一報下さい。


ホームページの掲示板に一言書き込んで戴いても良いし、blum-315@mti.biglobe.ne.jpの私宛てに、直接メールを下さっても結構です。
それで、もし「インターネット上で公開しても構わない」とおっしゃる方は、お名前と感想も教えてください。
お名前の方は、MS4Uの『スペシャル・サンクス』に掲載させていただきます。
感想の方も、公開して構わないぞと言っていただければ新しいコーナーを新設して、MS4Uの一部として掲載させていただきたいです。もちろん、ハンドルネームでも匿名希望でも構いません。
プライバシーは守ります。駄目と言われれば、掲載はしませんし。その辺は安心してください。

2.よかったら、あなたのホームページでこの『ぼくはチルドレン』を掲載してください。

ご自分のホームページをお持ちで、しかも内容に共感された方がいらしたら、是非検討してみて下さい。
転載についての詳細は『説明書』に明記してありますので、参考にして下さい。
この作品を掲載してくれる『協賛サイト』は随時募集中です。


・・・・・さて、この「ぼくはチルドレン」ですが、実は2年も前から企画していたものです。
でもその当時はまだ未成年で。ドナー登録できなかったんですよね。資料も集まってなかったし。
それで今回ホームページの10万ヒットに託(かこつ)けて公開することにしたんです。
目的は、小説を楽しんでもらうことではなく、『白血病』や『骨髄バンク』のことを良く知ってもらうこと。そして『ドナー登録』をお願いすることでした。
だから、小説に感想のメールなんて送ってくれなくていいんです。感動したという言葉より、面白かったというメールより、ドナー登録をして欲しい。または、真剣にこれについて考えて欲しい。
ただそれだけです。

それで、この作品の内容ですが・・・・・
自分で言うのも何ですが、かなりリアリティがある話になってると思います。
もちろんフィクションであり、この世にチルドレンなんていないんですが、ただ白血病は実際に存在して、神城ユウタのような子供が沢山いるわけです。
私は時間をかけてかなりの量の資料に目を通しました。
NMDPや日本骨髄バンクが発行しているデータや資料、病院が公開している医療従事者のためのガンに関する各種の情報、白血病の患者が書いた手記、白血病で子供をなくした親たちの書いた本、インターネットで公開されている患者やドナーの日記、体験談、自伝。そして医学書。
集められ得る限りのあらゆるものを集め、それを参考にしつつ、この物語を作りました。

ユウタの辿った軌跡も、イギリスにいた実在の少女をベースとしてます。
ALLで発症。寛解後、再発。これが二次性のAMLであり骨髄移植を受ける。
しかし移植後1年以内に再発。DLTを受けるが、1年半でなくなってしまう・・・・。
実際にあったケースを、ユウタに重ねています。
だから、ユウタは物語だけの存在でないと断言できます。彼と同じような苦しみを経験する子供は大勢いるのです。

私がでっち上げているのは、エヴァに関する設定とキャラクターだけです。
物語の中に出てくるデータは、全て現実世界で公開されている事実に基づくものです。
私は求めがあれば、ただちにそれらのデータを提示することができます。
やるからには、妥協しないでやりたかったんです。
だから、私以外には絶対に書けないぞ!というアイディアと内容で書き上げたつもりです。
私より小説が上手い人間は、この世に五万といますが、それでも『ぼくはチルドレン』を書ける人間はそういないでしょう。そこは、我ながら自信をもっていいかな?なんて思います。
元々、謙遜が美徳だなんて思わない人間ですから(苦笑)。

この物語の中では、様々な問題を取り上げています。
どれだけ読み取れるかは、皆さん次第。
あなたの胸には、何が残ったでしょうか?

1991年に設立された「日本骨髄バンク:JMDP」のドナー登録者数は、現在13万7千人(2001年5月)。骨髄バンクが当面の目標としている30万には程遠い状態です。
骨髄移植にかけては、先進国の中では最後尾に位置する日本。この作品を通じて、多少なりとも登録者増加の一助となれば・・・・・と思っています。




謝辞


 最後になりましたが、『MS4U計画』に賛同いただいた協賛サイトのマスター、TAO氏、新條綺羅氏、あしゅ氏、桃虎氏に感謝します。
それから、骨髄ドナー体験談の転載願いに快く了承を下さった平尾直政氏と、本作を投稿作品として受け入れてくださった『水晶の王国』のマスター、水晶氏にも感謝しています。
 また、いつもお世話になっているKeis氏ともう一方(名乗られなかった)には『UD Agent』に関する情報をいただきました。彼らにも深く感謝します。
情報と言えば、おおかわひろゆき氏には『MAKE A WISH』という難病の子供達の夢をかなえるボランティアの存在を教えていただきました。とても素敵な企画です。有難う御座いました。
(Make a Wish of Japan = http://www.erde.co.jp/~wish_japan/

 この企画を切っ掛けに「ドナー登録をした」と報告を下さった一般の方々にも、この場を借りて心から御礼申し上げます。
佐藤洋氏、山口友朗氏、本当にご協力有難う御座いました。彼らの協力は、この企画の成功以上に、骨髄移植を必要としている多くの患者たちの希望として、大きな意味を持つことでしょう。
また山口氏には、ドナー登録をまた違う角度から考える切っ掛けをいただきました。これにも感謝しています。
勿論、「未成年だから今は登録できないけれど‥‥‥」と言ってくださった小口俊氏にも、御礼を言いたいです。彼のような若い読者からの反響は、本当に嬉しいものでした。

 そして、私の作品に毎回丁寧な感想を送ってくださるH.M.氏には、特別の謝意を表したいと思います。
彼との意見のやり取りは非常に有益なものであり、またその励ましの言葉はこの作品を書き上げるうえでの原動力の1つとなりました。
それから、計画に賛同の意思を表明して下さった某氏。残念ながら、ドナー登録の問題で掲載して戴くことはできなかったのですが、彼の御厚意にも感謝します。

 最後の最後になりましたが、誰より、中学生までの幼馴染みであったSeiko.M.に感謝を。
突然いなくなってしまった彼女の存在は、私に命や死に関して、多くの考える切っ掛けを与えてくれました。
もし許されるなら、この作品と最高の感謝を天の彼女に奉げたいと思います。


2001年 6月
槇 弘樹

2001年 7月25日 一部追記
8月20日 一部追記








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