<仏法基調の平和と文化と教育>

 21世紀の展望を語る 

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<1>
出席者:秋谷会長、青木副理事長、松村副会長(弁護士)、高柳婦人部長、佐藤総合青年部長、迫本青年部長

佐藤 本年の初頭、私は、池田先生より、フランスの戦う文豪ユゴーの言葉を贈っていただいた。
 「激戦のあるところに、必ず私たちは身を置く」という言葉です。
青木 すばらしい言葉だね。
 迫本さんも池田先生から、いただいたんじゃないですか?
迫本 いただきました。
 「今や、新しい世代の指導力が、新しい問題、新しい機会に対処する新しい人間が、出現すべき時なのである」という、アメリカのケネディ大統領の言葉をいただきました。
松村 まさに青年部の時代だね。
 私も「言葉に真実があれば、常に最大の力を持つものだ」という箴言(しんげん)を贈っていただいた。
 これは古代ギリシャの詩人ソフォクレスの言です。
秋谷 そうですね。先生は詩人だから・・・。
高柳 私も、いただきました。
 ヘレン・ケラーの「人間を変えるものは環境ではなく、自分自身の内なる力なのです」という言葉でした。
秋谷 それに先生は多忙ななか、年頭に、全国の壮年・男子部、婦人・女子部の代表にも言葉を贈ってくださった。
青木 男子部には「この一年、共に共にと大勝利!」との言葉とともに「勇敢に 君よ立ちゆけ 正義なる 今世の戦(いくさ)に 悔いを残すな」との和歌を贈ってくださった。
高柳 女子部には「満天に 功徳(くどく)を積みゆけ 青春の 広布の闘い 今日も明日も」と贈ってくださいました。

青木 本年も、広宣流布を大目的として前進しゆく、我らの新年勤行会が、晴れ晴れとスタートしたな。
秋谷 その通りだ。本年は総攻撃を開始しよう!
佐藤 同感です。我らは、その決意です。
高柳 あの雪の北海道も、新年から各地で新入会者が大勢、参加したようですね。
 それも「若い人たちが圧倒的に多くて驚いた」と連絡を受けました。
松村 本年の日本中の初詣は、新聞やテレビで見ると昨年と比べて減少傾向のようだ。
 その中で学会の新年勤行会は日本一の大スケールですね。
青木 まったく、その通りだ。
 宮崎県で行われた元朝勤行会には、地元市長が祝福に訪れた。また、広島の会館には町長が参加された。
佐藤 3日には「日本海新聞」に、池田先生の「新春寄稿」も掲載された。
 日中友好の未来を広く展望されていた。
迫本 各界の識者から、感嘆と賞讃の声が続々と寄せられている。

秋谷 日本はもちろんのこと、全世界の185の国々で我らの同志は「異体同心」の決意も新たに勤行し、新年の祝賀の賑やかな会合を行った。
青木 狭い日本だけでなく、全世界が我々創価のスケールだ。
 これが恒久平和を願う、広宣流布の方程式であるからだ。
迫本 世界各国から、さまざまな大行事の模様の報告が学会本部に入っている。
 その中に、インドからのものがあった。
佐藤 ああ、それは仏教発祥の地インドで、1月の2日の日に、池田先生の『君が世界を変えていく』のヒンディー語版の出版会が盛大に行われ、大きく報道された。
 それにはナラヤナン前大統領やグジュラール前大統領夫人までが出席。前大統領は祝福のスピーチをしたようだ。
松村 すごいですね、。前大統領は歴史に残る大哲人政治家だ。その大統領が池田先生を心から尊敬している。
佐藤 前大統領は偉大な思想家である池田先生の著作から、アイデアを引き出している≠ニも語っていたようだ。
迫本 すごいことだ。テレビや新聞社も多数、取材に来ていた。
秋谷 ブラジルでは元日に、新大統領の就任式が首都ブラジリアの大統領府で、各国首脳が出席して行われた。
 その厳粛なる儀式に池田SGI(創価学会インタナショナル)会長が招聘(しょうへい)されましたが、代理としてブラジルSGIのタグチ理事長に出席してもらった。
 宗教界の代表は、8人だけで、式場の最前列に着席。また、タグチ理事長がルラ新大統領に、池田先生の祝福の伝言を伝える場面が、ブラジルのテレビで晴れやかに放映された。
青木 「すごい時代に入ったな!」と、ブラジル中の会員や友人たちが大拍手でテレビを見守っていたようだ。
秋谷 御聖訓の顕仏未来記(けんぶつみらいき)に「仏法必ず東土(とうど)の日本より出(い)づべきなり」と「仏法西還(せいかん)」を予言されている。
 池田先生の指揮のもと、一閻浮提(いちえんぶだい)の広宣流布に進む学会の前進こそ、まさに御金言の通りの厳然たる姿だ。
 いかに偉大な「仏意仏勅」の団体か。
 本年も、学会の「正義」と「真実」を堂々と語り抜いていこうじゃないか!

青木 新年早々から、日本の青年部は、もちろんのこと、全世界の青年部が壮大なる使命を胸に立ち上がったな!
 無数の報告が来ているけれども、新年早々で、まだ全部、読み切れないでいるよ(大笑)。
迫本 そういえば日本だけでも年頭の「伝統の2月」に約300万人の青年が勇み集う予定だ。
佐藤 我ら青年部は年頭から、かつてない前進を開始した。総攻撃の態勢が整った。今年こそ邪悪とは断固と戦う――この決意に、みなぎっている。
秋谷 これが牧口先生以来の青年部の伝統だ。
佐藤 さらにまた青年部では、教宣部や教学室、言論部をはじめ、「平和」と「哲学」と「人権闘争」の新しい陣列が整った。
迫本 関西をはじめ各方面にも、順次、結成されていく。新しい組織で、新しい人材で、新しい勝利の態勢が整っていくのだ。
青木 時代の流れは「哲学の時代」「青年の時代」だ。
 「青年部が学会の一切を継承し、後継していく時代が、いよいよ始まった!」――これが名誉会長の心であられる。

佐藤 一方、日顕宗では、今年も陰々滅々のスタートだったようだな(笑)。
迫本 新宿の大願寺をはじめ東京の寺では、新年勤行会の参加者が昨年より軒並み激減。
佐藤 関西なんか、毎年、激減に次ぐ激減なのが、今年はさらに「1割ダウン」だ(笑)。
迫本 日顕は日顕で、元旦から、あの「シアトル事件」の言い訳に躍起だった(大笑)。
高柳 なんですか、日本中が新年を祝っている正月に!
 あの汚らわしい「シアトル」の言い訳ですか(笑)。
佐藤 いや、「言い訳」なんていう代物じゃない。日顕は「シアトル事件」について「捏造」だの何だのと一人でギャーギャー騒いでいた(大笑)。
青木 バカバカしい(笑)。
 あの「シアトル事件」の裁判は、日顕のほうが訴えて、自分が3回も法廷で証言した上で、1審の判決で下劣な行為がハッキリ認定された裁判じゃないか(大笑)。
迫本 日顕が言うから、こっちも言うが、日顕は「売春婦と性行為を行った」と1審の判決でハッキリ認定された。
青木 日顕の完全なる敗訴だよ。
 そもそも1審では日顕の証言を直接聞いた裁判長が慎重に審理をした上で、あの判決を下したんだ。その結論を何と思っているのか。
 日顕の言い分では「有罪の人が無罪」「無罪の人が有罪」と同じじゃないか。
松村 裁判の経緯は、学会側弁護団長の宮原守男弁護士の談話に詳しく述べられているが、その後、高裁で日顕側は自分たちのほうから訴えを全面的に取り下げた。

青木 そんなに1審の判決が気に入らないなら、取り下げないで、最後まで争えばいいんじゃないか(笑)。
迫本 ところが日顕のやつは白旗を上げて、逃げた(笑)。
佐藤 その通りだ。1400万円もの訴訟費用だって日顕側が全額、支払った。大変な金額だよ。
迫本 日顕が何を言おうが騒ごうが、この1審の判決は永久に残る。
 将来、別の裁判で、日顕の「ハレンチな行状」の事実が問題になった場合は、当然、この1審判決を「証拠」として出すこともできる。
青木 それを今さら、何が「捏造」だ(笑)。
 昔、広沢虎造という浪曲師の「バカは死ななきゃ治らない」という言葉があったけど、それと同じじゃないか。坊主仲間が言っているよ(爆笑)。
高柳 だいたい、裁判で認定された「ハレンチ法主」なんか、見たことも、聞いたこともない(笑)。まさに前代未聞よ! 女性は厳しいです。

佐藤 本当は日顕は恥ずかしくて、恥ずかしくて仕方がない。
 それで新年早々、こんな下劣な言い訳をはじめたんだ、あの男は(爆笑)。
青木 もう忘れかかっているのに、バカなんだな(爆笑)。
秋谷 だいたい、どこの世界に正月早々、わざわざ自分のハレンチ事件の言い訳なんかするバカがいるんだ(爆笑)。
佐藤 それに、あの山崎正友が元旦から大石寺に行っていたことも分かっている。
青木 バカが(笑)。日顕は「シアトル事件」で追い込まれている。かたや山崎も自分の不倫事件の裁判で敗北続き。
 下劣な畜生同士、二人で傷を舐めあっているんじゃないのか(笑)。
秋谷 二人ともウソつきの天才、ごまかしの天才、他人の幸福を妬む、嫉妬に狂った愚者だ。まったく愚かな、卑劣な連中だ(笑)。

佐藤 またまた乱れに乱れた坊主の話で恐縮だが(笑)、昨年の年末、日顕宗の坊主が名誉毀損で断罪された。
松村 その通りだ。大阪の岸和田市の平等寺にいる近山智秀という坊主と檀徒が、公明党、学会を中傷するデマビラを配布して公明党から訴えられていた。
高柳 平成12年の総選挙の前でしたね。
佐藤 この事件で大阪地裁堺支部は12月25日、坊主と檀徒を峻厳に断罪した。損害賠償60万円の支払いを命じたんだ。
松村 そうだ。ビラの内容はインチキ、大ウソだらけ。
 平成12年、白山という政治家が、秘書が起こした「交通違反もみ消し」事件が響いて総選挙で落選した。この秘書は逮捕され、その後、有罪判決を受けた。
 ところが、この秘書の逮捕に、まったく関係のない公明党や学会が関わっていたかのようなデマを書き散らしたんだ。
青木 まったく卑劣な、大ウソつきのやつらだ。断罪は当然だ。これから我々も、どんどん訴えていこう。
佐藤 関係者の話では、あの坊主の近山は寺の集まりで、問題のビラの束を叩きながら選挙前に配れ≠ニ言い放っていた。
青木 当然、近山坊主が檀徒にやらせていたんだ。明確じゃないか。
松村 ところが、この近山という坊主は、裁判になると、罪を全部、檀徒になすりつけようとした。檀徒が自発的に撒いたもので、組織的な犯行ではない≠ニ大ウソをついた。
高柳 卑怯な男ね! どこまでズル賢いのかしら。
 まだ他宗の坊主のほうが、まともな坊主が多いんじゃないの(笑)。
松村 法廷でも往生際が悪いの何の(笑)。
 「ビラの内容をちゃんと読んだことはなかった」「ビラを渡したこともない」「配布を指示したことはない」とウソにウソを塗り重ねていた。
迫本 傍聴していた何人かの同志が「この卑劣漢! この大ウソつきめ!」と厳しく見ていたな。
松村 しかし当然ながら、近山のドス黒い大ウソは裁判所から鋭く見抜かれた(笑)。
 判決も「近山の指示あるいは指導のもと、本件ビラ配布行為を行った」とバッサリ。近山の主導による組織的犯行≠ニ認定したんだ。
青木 明確、明白だな!

松村 それに裁判所は、ビラを撒いた目的についても「選挙狙い」だったとハッキリ認定。
 「衆議院選挙に向け、原告(=公明党)の勢力伸長を阻止するための一種の事前運動」「極めて悪意に満ちたもの」とまで厳然と断定している。
高柳 厳しい判決ですね! また一つ、日顕宗の極悪の正体が暴かれたわけですね。
秋谷 だいたい選挙のたびごとに、事実無根のデマの中傷ビラを撒く。それ自体が狂った「異常集団」の証拠だよ。
青木 これも全部、日顕の手下、子分どもの仕業だ。
 どれほど日顕というやつがウソつき、策略家、コンプレックス、偉大な名誉会長に対する嫉妬、焼きもちのバカ者であるか。みんなが、よく知っている。
迫本 その通りだ。今までもビラを配っていた日顕宗の坊主や檀徒どもが次々と民事裁判で訴えられたり、刑事告訴されたりしたな。
佐藤 一昨年にも、日顕直属の檀徒が撒いたデマビラが「著作権を侵害する明確な違法ビラ」と認定。裁判所から、ただちに配布禁止の仮処分命令を受けた。
 その後、学会は正式な民事裁判を提起。来月の26日に東京地裁で判決が出ることになっている。
迫本 これは刑事事件としても警視庁が、東京・杉並区の日顕宗の拠点など数ヵ所を強制捜査。
 違法ビラを作製した檀徒の中心者は「著作権法違反」で送検された。
青木 悪質だな。今年も日顕宗は法廷で、次から次へと厳しく裁かれていくな!

松村 それに今月27日には「シアトル事件」に絡んだデマ事件の判決がある。
迫本 これは学会がアメリカ連邦政府のコンピューターに情報を埋め込んだ≠ネどと、日顕宗の連中が事実無根のデマでバカ騒ぎした事件だ。
松村 当然、学会は平成8年、宗門を名誉毀損で提訴。
 そして東京地検は昨年2月、宗門側に400万円の損害賠償金の支払いを命令した。
青木 まったく悪いやつらだ!
高柳 今月27日の判決の、見通しは、どうです?
松村 これだけ悪辣なデマだ。厳しく断罪されることは間違いない。
高柳 今年も日顕宗は「裁判の敗北で一年を出発」というわけね(笑)。
秋谷 全部、仏罰だ。
 だいいち、広宣流布のために戦い、あらゆる大難を乗り越えながら、苦難の道を戦い続け、宗門を世界的な教団に築き上げてくださった名誉会長を、一言の話し合いもなく一方的に破門≠ネどと脅し、切った。
 金を取るだけ取り、もう、どれだけの供養を取ったかしれない。それで広宣流布の仏意仏勅の学会を切るなんて、日顕が仏罰を受けるのは当然だ。
 永久に仏罰の、因果の理法に苦しんでいく卑劣な愚か者だ。

(2003.1.4. 聖教新聞)

 

<2>
出席者:秋谷会長、青木副理事長、松村副会長(弁護士)、高柳婦人部長、佐藤総合青年部長、迫本青年部長

佐藤 前回は、日顕が元朝(がんちょう)勤行で「シアトル事件」について学会が捏造(ねつぞう)した≠ニ暴言を吐いて大失態を演じたことが話題になった。
迫本 新年早々、寒々しい話だ。何でも大石寺は1月3日は雪。初登山の法華講員が「寒い、寒い」と震えていたようだ(大笑)。
青木 やっぱりな(笑)。やっぱり「魔神の棲み処(まじんのすみか)」だな。
秋谷 そういえば宗門の関係者が「元旦早々から、シアトルの醜態の言い訳をするなんて、よっぽどボケたな」と笑っていたそうだ。
青木 バカなやつだ(笑)。元旦らしく、秀麗富士の話でもすればいいじゃないか。
高柳 それが「シアトル」ねえ(爆笑)。
佐藤 日顕が何を騒いだって、裁判所で認定されたんだ。逃げようがないよな。
迫本 いや、あの山崎正友にこう言い訳したほうがいい≠ニ指南でも受けたんじゃないのか(爆笑)。
秋谷 偉大な名誉会長を妬みに妬み、ドス黒い嫉妬に狂って結託し、何だかんだと中傷してきたような連中だからな(大笑)。
青木 そんな言い訳をすること自体、正真正銘、自分が破廉恥事件に関与していたという、明確な証拠じゃないか。
迫本 絶対に、間違いないよ。自分で宣言しているようなものじゃないか(笑)。
秋谷 ああやって、死ぬまで「シアトル」を背負って、苦しみ抜いて終わるんだ。哀れな男だ。御聖訓に衣を着た畜生≠ニ仰せの通りの畜生だ(大笑)。
青木 しかも日顕は事件は学会が捏造した≠ネどと、バカげたウソを言っていたな。
迫本 1審の裁判で負けたくせに今ごろ何を言ってるんだ(笑)。口なんか、いくらでも、いい加減なことが言えるよ。
佐藤 私も、日顕の証言を傍聴したが、日顕の話を聞いて、厳しい結果になると思っていた。
 結局、思い通りの厳しい認定だった(笑)。
松村 日顕への尋問では、弁護士の厳しい追及で、日顕は、どんどん追い込まれていったんだ。あれほど成功した反対尋問も珍しい。
青木 国家の法的機関で、厳しく認定されたものだ。日顕が口で何を言おうが、このような厳しい結論の判決が出たことは、永久に否定できない。歴史的事実は消せなくなった。
秋谷 一宗の責任者が、自分の破廉恥事件で裁判所から断罪されたんだ。普通の常識ある人間なら、当然、その時点で辞めていたはずだ。
青木 私の友人の会社経営者も「何で日顕は辞めないのか。普通の会社なら、一度でも敗訴したら引責辞任するのが当然だ。実に醜い」と呆れ果てていた。
秋谷 そうだろう。誰だって、そう思うのが常識だ。
佐藤 長崎大学の増田史郎亮名誉教授も裁判所から破廉恥な行状を認定された以上、もはや聖職者とは呼べない。即刻、還俗すべきだ≠ニ厳しく指摘していた。
秋谷 社会の指導的立場にある方が見れば当然、そういうことになる。
青木 法華講の元講員たちも明確な司直の断罪が下った以上、即刻退座し、還俗する以外に道はない≠ニ激怒していた。
佐藤 著名な識者も、1審敗訴の時点で、なぜ日顕は辞めなかったのか≠ニ指摘していた。
迫本 いや、心ある坊主も「負けた時点で辞めるべきだった。宗門全体が恥をかいただけじゃないか」と今でも苦々しく言っているそうだ。

秋谷 日顕のせいで宗門は信用を失ってしまった。日本仏教界の「笑い物」「天下の恥さらし」になった(笑)。
青木 厳しいものだな。仏罰は怖いな。
高柳 だいたい日顕本人が判決前にシアトル事件が本当なら法主を辞める≠ニ公言していたじゃないですか(笑)。
青木 そうだよ。有名な話だよ(笑)。
佐藤 ところが日顕のやつは、裁判に負けて辞めるどころか、笑止千万、大ウソまみれの「デタラメ弁解本」を必死に書いて、ごまかそうとした(笑)。
青木 バカバカしい。厳正な法廷で断罪されたんだ。逆に、笑われるだけだよ(笑)。
佐藤 その通りだ。あの裁判は元々、日顕のほうから訴えたものだ。そんな文句があるなら、堂々と裁判で決着をつければいいじゃないか。
青木 何で第2審の途中で一方的に取り下げたんだ(笑)。
松村 その日顕のデタラメ本も裁判の結果、発売禁止≠ノなった(笑)。
迫本 元法華講も「途中で取り下げるなら、最初から訴えるな」「訴えを取り下げるなんて、3歩も4歩も後退だ」と怒っていたじゃないか。
青木 そもそも、裁判を起こして20億円も請求しながら一銭も取れず、そればかりか訴訟費用1400万円を全額、払わされたのは日顕のほうだ。
松村 誰が見たって日顕の完全敗北は明らかだ。
高柳 元法華講の人も「誰も日顕が書写した本尊なんか、気持ち悪くて拝めない」と笑っていましたよ。
迫本 宗門の67世は、未来永劫にわたって「破廉恥事件を起こした法主」として残ることになったんだ(大笑)。永久だよ。こんな恥さらしはない。
青木 日顕は、偉大な池田先生を妬み、嫉妬に狂い、先生を陥れようと、極悪のペテン師の山崎正友と結託して、狂ったように裁判まで起こしてきた。
 ところが逆に厳しい仏罰を受けた。これこそ重大な現証だ。
秋谷 もはや日顕は、生きながらの地獄じゃないか(笑)。生きれば生きるほど、赤っ恥をさらしていく。

(2003.1.6. 聖教新聞)

 

<3>
出席者:秋谷会長、森田理事長、青木副理事長、高柳婦人部長、佐藤総合青年部長、迫本青年部長

佐藤 あの日顕の阿呆は元朝勤行から、あの汚らわしい「シアトル事件」の醜い言い訳をして大失態だ(笑)。
青木 新年の出発、それも元旦の午前3時すぎに、あんなバカなことを言い出す。あいつも、いよいよ「おしまい」だな(大笑)。

佐藤 実は、その同じ時に日顕は正本堂を本門の戒壇(かいだん)などというのは不逞(ふてい)∞正本堂は謗法(ほうぼう)の固まり≠ネんて喚(わめ)いていたようだ。
青木 「嫉妬の固まり」の、あいつらしいバカ話だな(笑)。
森田 ともかく、偉大な名誉会長へのコンプレックスと嫉妬で、何でも、かんでも悪口を言わないと気が済まない。不安で仕方ない(笑)。
秋谷 だいたい正本堂は本門の戒壇≠ニは学会が言い始めたわけじゃない。
 日顕、お前の先師である日淳法主、日達法主が、何十年も前に言われていたことだ。
青木 その通りだ。みんなが知っていることだ。日淳法主は昭和30年10月の自身の著作のなかで、戒壇の御本尊は「本門寺の正本堂」に安置されるべきであると明確に記している。
森田 あいつは師匠の日淳法主を小バカにしている大謗法者だよ(笑)。
秋谷 その通りだ。
青木 さらに日淳法主から相承を受けた日達法主は、昭和40年2月、本山の大講堂で行われた第1回正本堂建設委員会で大御本尊を安置する正本堂こそが、大聖人が御遺命された本門の戒壇≠ニ明言されたではないか。
森田 法主の話だよ。みながハッキリ聞いて、明快なる記録が、本山にも、学会にも残されているじゃないか。
秋谷 これは当時、宗門から20人、学会から30人、それに設計者がキチッと出席した会合で明確に言われた、有名な史実であり、事実だ。
迫本 日顕よ、日淳法主も日達法主も不逞≠ネのか? 謗法の固まり≠ネのか?(大笑)
青木 バカなやつだ。日顕が犯したことは、最も仏法上、仏罰をこうむる、先師に対する「師敵対(してきたい)」だ。根本の問題だ。
秋谷 その通りだ。あの会合の場には日顕はもちろん、藤本日潤、大村寿顕、早瀬義寛、菅野慈雲、八木信瑩もいた。
 私も、森田さんも、青木さんも明確に聞いた。
迫本 言うことなすこと狂っているな、日顕は。
高柳 「相承(そうじょう)がない」ということは、本当に恐ろしいことですね。
青木 ここでも「ニセ法主」の正体がバレてしまった。何よりの証拠だ(笑)。

佐藤 正本堂は本門の戒壇≠ニ言ったのは宗門じゃないか。いくらでも、その証拠はある。
森田 昭和40年、宗門の機関誌にも「(正本堂建設委員会での日達法主の言葉は)正本堂建立が実質的に戒旦建立(かいだんこんりゅう)と同じ意義であるという、日蓮正宗の奥儀(おうぎ)にわたる重大なお言葉」なり、と明確に書いてあるじゃないか。
秋谷 当時、正本堂建設委員の一人として、その場にいた日顕も不逞≠ネのか(大笑)。
佐藤 同じ年の「正本堂建立御供養趣意書」にも「かねてより、正本堂建立は、実質的な戒壇建立であり、広宣流布の達成であるとうけたまわっていたことが、ここに明らかになった」と明確に記してあったじゃないか。
高柳 それを今じぶん、何を言うんですか。気でも狂ったんじゃないですか(笑)。
迫本 日達法主の「訓諭(くんゆ)」にも「日達、此の正本堂に本門戒壇の大御本尊を安置して、末法一切衆生の帰命依止(きみょうえし)、即身成仏の根源となさんと欲するなり」と厳然とある。
青木 正本堂は本門の戒壇=Bこれは日達法主も言っている。それを日顕は否定したんだ。なんたる「師敵対」か!
森田 やっぱり日顕には「相承」がないんだ(大笑)。
 日顕よ、お前は日淳法主や日達法主が言っていたことも平気でバカにするのか! 師匠をバカにする坊主など、仏法史上にない。
青木 その通りだ。恐るべき「増上慢(ぞうじょうまん)」「慢心」だよ。本当に日顕というやつは、何ごとについても恐るべきやつだ。
佐藤 これこそが謗法の固まり≠カゃないか(爆笑)。
森田 だいいち日顕のやつは、自分でも正本堂を「事の会談」と言って、さんざん讃嘆していたじゃないか(笑)。
青木 その通り。日顕は、教学部長だった時に、こう明確に言っていた。
 「宗祖大聖人の御遺命である正法広布事戒壇(じのかいだん)建立は、御本懐成就(ごほんかいじょうじゅ)より六百八十数年を経て、現御法主日達上人と仏法守護の頭梁総講頭(とうりょうそうこうとう)池田先生により、始めてその実現の大光明(だいこうみょう)を顕(あら)わさんとしている」と。
 これは宗門の機関誌にもハッキリと出ている。
秋谷 日達法主は正本堂は本門の戒壇≠ニ明確に言われている。そのために皆が、全力を挙げて正本堂を荘厳するために、最大の供養をした。その金額は莫大なものだ。
 それを今ごろ、手のひらを返すようにやってきた。これこそ大謗法、大詐欺師じゃないか。
佐藤 大ウソつきめ(笑)、大ペテン師め(笑)。

森田 日顕だけじゃない。日顕の「提灯持ち」の藤本日潤も昭和42年に「『戒壇建立』の実現」とハッキリ明言していた。
佐藤 今の教学部長の大村寿顕も「本門寺の戒壇たる正本堂」と明確に言っていたよ。
青木 ここまで自分たちで明言しておきながら、今になって「謗法の固まり」と言う、お前たちが「悩乱」「錯乱」だよ。
 こんな狂ったやつは宗門の歴史にも例がないよ(笑)。
佐藤 そんなに「学会は謗法」と言うなら、名誉会長が寄進した総坊も、常来坊も、塔中坊も、そのほかの建物も全部、壊せ!
 全国の末寺も、大石寺の土地も、全部、早く返せ!
秋谷 そうだ、そうだ。返せ! 返さなければ、矛盾になるじゃないか。その汚れた矛盾が宗史に残るだけじゃないか(笑)。
迫本 その通りですよ。
 だいたい謗法の供養≠受けたままなら、お前も一緒に「謗法の固まり」じゃないか(大笑)。

(2003.1.7. 聖教新聞)

 

<4>
出席者:秋谷会長、森田理事長、青木副理事長、高柳婦人部長、佐藤総合青年部長、迫本青年部長

青木 それにしても、こんなに日顕が狂ったのも、結局、根本は「ニセ法主」だからだ(笑)。
佐藤 法主が「ニセモノ」だから、宗門は狂っていった。昨年だけでも、全国で約3万人もの信者が、日顕に愛想をつかして日顕宗をやめた。
高柳 すごい勢いですね! やっぱり「ニセ法主」はダメね(笑)。
森田 その上、日顕は「ニセ法主」だから、前代未聞のハレンチ事件≠ワで引き起こした(笑)。裁判でハレンチ坊主≠ニまで認定されている(大笑)。

青木 だいたい日顕はシアトルが本当だったら法主を辞める≠ニ言っていたじゃないか。何で辞めないんだ?
佐藤 その通りだ。約束通り、辞めろ!
迫本 愛媛大学の教授だった村尾行一氏も「(日顕は)破戒僧であり、この点だけで僧侶失格」と断じていた。
森田 社会の目は厳しいよ。
佐藤 長崎大学の増田史郎亮名誉教授も「(日顕は判決で)『裁判所公認の色魔』となったのであり、もはや聖職者として、一宗を統率する法主を名乗る資格はない。
 直ちに、袈裟衣を脱いで、関係者に伏して謝罪すべきである」と鋭く糾弾していた。
秋谷 まったく、その通りだと思う。正論だ。
佐藤 日顕宗をやめた法華講の元幹部も、あの「シアトル」で怒って日顕を見限ったケースばかりだ。
迫本 「自身の不肖を恥じ、大御本尊様に懺悔し、即刻、退座する以外に道はない」
 「『邪淫』や『妄語(もうご)』を繰り返す輩が、猊座(げいざ)を汚していること自体、宗門にとっては大問題であり、恥じである」
 「僧侶とか法主とかいう以前に、最低のモラルすら守れない最悪の人間」等々、皆、口を極めて非難していたな。
青木 当たり前だ。誰だって、ほとほと愛想が尽きるだろうよ。
佐藤 それにしても、日顕のやつは、もう80歳になったんだろ? 法主を名乗ってからだけでも、もう23年だ。
 ところが、いまだに「相承を受けた」という明確な証拠が何一つない。裁判でも出せない。
秋谷 そうだ。その通りなんだ(爆笑)。
森田 昨年も年頭から、日顕の「ニセ法主疑惑」が原因で、宗門は最高裁で3敗した。
佐藤 あれが、よっぽどショックだったんだろう。
 昨年7月には、日顕の愚劣息子の阿部信彰と極悪ペテン師の山崎正友が都内のホテルで密談して日顕の相承を証明してくれ≠ニ頼み込んだ。
高柳 へぇー。日顕の息子が、極悪ペテン師に頭を下げて頼んだんですか(笑)。
森田 どうせこれも、日顕がやらせたんじゃないのか(笑)。
 あの男は、自分の「相承詐称」が気になって気になって、しかたがないようだからな(大笑)。
迫本 信彰と山崎の「極秘会談」については以前、この座談会で話題になった直後に、宗門の機関紙も、あっさり認めていた(笑)。
佐藤 そうだったな。取材のために信彰が山崎と面談した≠ニハッキリ書いていた。
森田 間抜けな連中だな。追いつめられると、すぐにボロを出しちゃうんだ(大笑)。
高柳 それにしても、山崎みたいなペテン師に相承を認めてもらって、日顕は嬉しいんですかね(笑)。
迫本 だいたい山崎は、かつて「手続き無視で誕生した現法主」「相伝をいつわって登座」「法主を僭称(せんしょう)」等々と、さんざん「日顕には相承はない」と言っていた男だ。
青木 その山崎が、今ごろ「日顕の相承を認める」なんて言ったところで、笑われるだけだよ(笑)。
秋谷 そもそも恐喝事件を起こしたような悪党に、相承を認めてもらうこと自体が狂っている。
 山崎みたいな男に頭を下げたこと自体が「日顕に相承がなかった」という何よりの証拠だ。
青木 かつて日顕の相承を真っ先に否定した極悪ペテン師に「相承を認めてくれ」とひれ伏す(笑)。
 それだけ日顕は「相承疑惑」に困り果てている。その何よりの証拠だよ。

秋谷 宗門の歴史のなかで、80歳を超えても法主だったというのは、ほとんどいないんじゃないか?
佐藤 そうなんです。宗門の歴史に詳しい坊主が言っていた。
 80歳を過ぎても現職の法主であったのは、81歳で亡くなった第9世の日有上人だけです。
迫本 88歳で亡くなった日興上人も、すでに40代で日目上人に相承されている。
佐藤 その日有上人も、66歳で相承し、いったんは引退している。
青木 日有上人といえば、日寛上人と並んで、宗門の「中興の祖(ちゅうこうのそ)」ともいわれた法主だ。
森田 その日有上人でさえ、早々と相承していた。
迫本 ところが日顕は、80歳にもなって、いまだに法主の座にしがみついている(笑)。
青木 揚げ句の果ては「シアトル事件」の第1審の判決で、ハレンチ事件の事実が認定されてしまった(笑)。
森田 もう宗門は地元の富士宮市民からも完全にバカにされているよ。
佐藤 法主の座にしがみつけばつくほど、日顕は「生き地獄」だ。
 恥を広げて、皆から笑われ続けていくだけだ(大笑)。
高柳 日顕も、こんなことになるとは思わなかったんでしょうね(爆笑)。
青木 日顕は相承のこととなると、貝のようにダンマリを決め込む。何も言わない。ただの一言も言わない。いや、言えない。これこそ相承がなかった明確な証拠だ。
秋谷 実は、日顕をよく知る改革僧侶からも重要な証言が届いている。今年は、この日顕の「ニセ法主」問題を、どんどん取り上げていこうじゃないか。

(2003.1.8. 聖教新聞)

 

<5>
出席者:秋谷会長、森田理事長、青木副理事長、高柳婦人部長、佐藤総合青年部長、迫本青年部長

迫本 前回は「日顕のやつが80歳になって法主を辞めていない」ことが話題になった(笑)。
青木 だいたい日顕は、何で辞めないんだ?
秋谷 坊主の間では「日顕は、自分が『除歴』になるのが怖いんだ」というのが専らの噂だ。
迫本 なるほど。その「除歴」について少し、論じさせていただきたい。「除歴」とは、歴代法主の「名簿」から削られることだ。
高柳 なるほど。よく分かります。
佐藤 たとえば、憂宗護法同盟の僧侶の話によると、江戸時代の法主で、仏像を造立(ぞうりゅう)した「日精」なんかが除歴になっているそうだ。
青木 結局、日顕のやつは「除歴」を恐れるほど、悪事を働いたということだな(笑)。
迫本 自分のことは自分が一番よく知っている。だから、怖いんだ。
青木 いま辞めたら、将来、宗門を汚し、潰した日顕は除歴しろ≠ニなりかねない。だから辞めるに辞められないというわけだ。
森田 それは、その通りだな。

佐藤 しかも日顕は、うまくいけば、自分のグータラなバカ息子の信彰を後釜にしようという魂胆だ。
秋谷 「ご迷答」だ(爆笑)。
青木 ところが坊主たちは総スカン(笑)。「もし信彰なんかになったら、それこそ宗内はバラバラだ。もう完全に滅亡だ」と言い合っているようだ。
森田 そうだよ。その通りだったんだよ(大笑)。
佐藤 だいたい次に相承するも何も、そもそも日顕は相承詐称の「ニセ法主」じゃないか(爆笑)。
青木 そういえば日顕が、最高裁で立て続けに3敗してから、ちょうど1年になるな。
高柳 ああ、そうですね。見事に学会が言っていたことが、正義が証明されましたね。
佐藤 あれは日顕が「相承詐称」のニセ法主だったばっかりに、最高裁で、こっぴどく断罪されたんだよ。
青木 その通りだ。日顕のやつは本山を離れた改革僧侶に住職を罷免したから寺を出て行け≠ニ、さんざん裁判を起こしてきた。
佐藤 ところが改革僧侶側は日顕は相承を受けていないニセ法主だ。住職を罷免する権限はない≠ニ申し立てた。
青木 その結果、日顕側は大惨敗。
森田 見事だったな。結局、自分で訴えて自分で赤っ恥をかいた。本当にバカなやつだ(笑)。
秋谷 わざわざ自分で「ワシはニセ法主だ」と満天下に宣伝したようなものじゃないか(大笑)。

佐藤 そういえば日顕のやつ、「シアトル事件」と聞くとギャーギャー言い訳するくせに、自分の「相承疑惑」になると、とたんにダンマリだな(笑)。
迫本 まったくだ。この1年間、宗内は日顕の「相承疑惑」で大混乱、大惨敗だった。ところが日顕は、ただの一言も反論していない。できない。
青木 ウンともスンとも言ってない。言えない。周りの坊主どもを使って、コッソリ言い訳させているだけだ。
佐藤 おかしいじゃないか。相承が本当にあったのなら、自分の口で堂々と言えばいいじゃないか(笑)。
迫本 本物の法主かどうか。これは宗門の根本の大問題じゃないか。坊主も法華講も、みな知りたがっている。本人が真っ先に反論すべきじゃないか。
秋谷 結局、大ウソつきの日顕も、さすがに、この問題だけはグウの音も出ないわけだ(笑)。
 これこそ、あの男が正真正銘の「法主泥棒」だという厳然たる証拠だ(大笑)。
青木 何も言えないこと自体、「ニセ法主」だという動かぬ証拠だよ(爆笑)。

佐藤 だいたい、日顕には、相承を受けたという証拠も証人も、何一つ存在しないじゃないか。
迫本 あいつが一人で「受けた、受けた」と大ウソをついているだけだ(笑)。
佐藤 日顕が法主の座を盗み取った経緯は、こうだ。
 昭和54年7月22日午前5時、日達法主が急逝した。そして午前11時10分、本山の東奥番室奥にある応接間で行われた重役会議の場で、日顕が突然、こう言い出した。
 「今日まで、どなたにも秘してきたが、実は昨年4月15日、総本山大奥において、猊下と自分と二人きりの場において、猊下より自分に対し、内々に御相承の儀に関するお言葉があり、これについての甚深(じんじん)の御法門の御指南を賜ったことを御披露する」と言い始めた(爆笑)。
青木 「昨年4月15日」「二人きりの場」「内々に」。いかにも、あの日顕が考えつきそうな大ウソだな(笑)。
佐藤 その点については昭和56年、正信会の坊主たちが「日顕に相承がない」と主張して裁判を起こした。
 その法廷でも日顕は「相承があった」という証拠を何一つ、出せなかった。「何一つ」だ。
迫本 おかしいじゃないか。何で出せなかったんだ。宗門の最も重大な問題じゃないか。
青木 口先だけなら、いくらでも言える。大事なのは客観的な証拠だ。証人だ。裁判で、それが出せなかったこと自体、「相承捏造」「相承詐称」の動かぬ証拠だよ。

(2003.1.9. 聖教新聞)

 

<6>
出席者:秋谷会長、森田理事長、青木副理事長、高柳婦人部長、佐藤総合青年部長、迫本青年部長

森田 前回、日顕の「ニセ法主」ぶりが話に出た。実は、この相承疑惑については、昨年、最高裁で宗門に勝訴した改革僧侶の渡辺慈済住職が、重大な証言をしている。
迫本 渡辺住職といえば「戦後の宗門の生き証人」。
 宗門の坊主も一目置く重鎮中の重鎮だ。
青木 お父さんも宗務院の総監を務めた渡辺日容住職で、日顕を子どものころから、よく知っている人だ。

森田 その渡辺住職によると日顕の最大のアキレス腱は「相承箱」を持っていないことだ≠ニいうんだ。
青木 「相承箱」というのは、代々の法主から法主に受け継がれてきた、「相承の証拠」だ。「法主の証明書入れの箱」といわれるものだな。
森田 そうだよ。渡辺住職によれば、歴代法主の相承には、「いつ」「どこで」「誰がいた」という証拠や証人が明確にある。
秋谷 その通りだ。たとえば日蓮大聖人も日興上人に、「身延相承書」「池上相承書」という二つの「相承書」を残されている。
青木 有名だ。宗門人なら、誰でも知っていることだ。
佐藤 日興上人から日目上人への相承についても「日興跡条条事(あとじょうじょうのこと)」という文書に厳然と残されている。
迫本 これまた明確だ。
佐藤 さらに近年では、たとえば日淳法主から日達法主への相承も、厳然と宗門の公式文書として記録に残っている。
青木 記録にあるだけじゃない。日淳法主は、日達法主に相乗した直後に信徒の代表を招いて、きちんと伝えている。
森田 その通りだったな。相承が行われた昭和34年11月16日の午後のことだ。宗門側から学会本部に、池田先生に日淳法主の自宅に来ていただきたい≠ニの緊急連絡が入った。
 それで、池田先生(当時、総務)と小泉理事長(当時)が、東京・大田区池上の日淳法主の家に行かれた。
青木 そこで日淳法主は、病床の枕元で池田先生に「今度、常在寺(=日達法主)にあとをまかせることにしたから、よろしく」と明言された。
佐藤 これは、同月20日付の聖教新聞でも克明に報道されている。
森田 日淳法主は、こうも言われた。
 「戸田先生のおかげで、創価学会のおかげで、大法は清浄に、今日までまいりました。本宗は、戸田先生、創価学会の大恩を永久に忘れてはなりません。こう、細井(=日達法主)に言っておきました」と遺言された。
 その翌日に日淳法主は亡くなられたんだ。
秋谷 それに日達法主からも、法主になった直後、池田先生に直接、相承の経緯について報告があった。これまた厳然たる歴史の事実だ。
高柳 つまり「相承をした側」「受けた側」の両方から、明確な報告があったわけですね。
秋谷 そうだ。その通りだ。
 そこまで礼儀を踏まえていた日達法主が、日顕の言うように宗門の誰にも言わず、「二人きり」「内々に」相承をするわけがない(大笑)。
青木 明確、明白だな、これは(笑)。

森田 さらに渡辺住職は、こうも断言している。
 正式な相承があったなら、宗門の重役なり総監なり、立会人がいる。だから必ずしも相承箱は必要ないだろう。
 しかし、日顕が言っているような「法主と二人きりの相承」の場合は違う。相承箱が絶対に不可欠だ≠ニいうんだ。
高柳 それは当然ですよ。
 証拠も証人もいないんじゃ、いくらでも法主を詐称する人間が出てくるじゃないですか。
迫本 そもそも、そういう人間が出てこないようにするのが相承じゃないか(笑)。
青木 ところが日顕は、証人もいなければ、相承箱も持っていない。これぞ、相承がなかったという最大の証拠だというんだ。
迫本 その相承箱というのは、今、どこにあるんだ?
佐藤 日達法主の娘婿の菅野慈雲(東京、大宣寺)のところにある≠ニ、坊主が、みんな言っているな。

森田 それに渡辺慈済住職の証言では、ただ単に相承箱を持っていればいい、というものでもない。重要なのは、その中身だ。
 相承箱の中には○○から××に相承する≠ニいった「書きつけ」がが入っているというんだ。
青木 そうだろうな。当然だよ。もし日達法主が日顕に相承していたなら、相承箱には、日達法主自身の「書きつけ」が入ってるだろうな。
森田 ところが、だ。「書きつけ」が入っていることも、これまた絶対に、あり得ない。
高柳 どういうことですか?
森田 日達法主が日顕に相承していたとする。とすると、相承箱の中には日達から日慈に相承する≠ニいう書きつけが入っているはずだというんだ。
迫本 「日慈」というのは、もともと日顕が出家した後に、師匠からもらっていた日号だな。
高柳 なるほど。もし日達法主が生前に日顕に相承していたなら、相承箱には「日慈」と書いた紙が入っているはずですね。
佐藤 ところが日顕は、法主になったあと、自分で勝手に「日顕」と名乗り始めた。本当に相承を受けていたら、自分で勝手に名前なんか変えられない。つまり相承箱の中には、日顕の名前なんか入っていなかった、という厳然たる証拠だ。
森田 その通りだ。これは、まことに重大な渡辺住職の証言だ。
秋谷 名誉会長も渡辺さんに対しては「あの方は、よく知っているけれども、本当に実直な方だよ」と、よく言われていた。
森田 ああ、そうですね。私も、うかがっています。
青木 日顕のやつは、もともと「日慈」という名前は早瀬日慈と同じで、気に入らなかったんだ。それで、オヤジの日開と「開顕(かいけん)」でゴロ合わせして、「日顕」なんて勝手に名乗りだしたんだよ。
 これが専らの評判であり、真相だ。
佐藤 そんなバカげたゴロ合わせをするから、相承を受けていないとバレるんだ。かえって命取りになったわけだ(大笑)。
迫本 そうだよ。その通りだ。大間抜けめが(大笑)。
青木 やっぱり日顕のやつは将来、確実に歴代法主から「除歴」だな(大爆笑)。

迫本 そういえば、相承を受けていない日顕は、実は御本尊の書き方を他の坊主から教えてもらったというじゃないか。
佐藤 あいつに御本尊の書写を教えたのは、実は、昨年死んだ河辺慈篤だという評判が専らだな。
森田 これも改革僧侶が証言した、重大な話だ。河辺は周囲の人間に日顕の書き方はオレが教えたのと違う≠ニ、しょっちゅうボヤいていたそうだ(笑)。
青木 何だ何だ、法主でも何でもない河辺が指南した本尊か。
 そんな「ニセモノ」を拝まされる法華講こそ、いい面の皮だ(爆笑)。
迫本 結局、日顕は、どこまでいっても「ニセモノ」だ。日顕が書いた本尊は「ニセ本尊」。
森田 日顕は愚劣息子の信彰に跡目を譲る魂胆のようだが、日顕が誰に相承しようが、そいつもやっぱり「ニセ法主」だ(笑)。
佐藤 だいたい本物の法主だったら、裁判所から阿部日顕はハレンチ坊主≠ネんて認定されるわけがないじゃないか(爆笑)。

(2003.1.10. 聖教新聞)

 

<7>
出席者:秋谷会長、森田理事長、青木副理事長、高柳婦人部長、佐藤総合青年部長、迫本青年部長

秋谷 あの日顕のやつの醜態ぶりを糾弾してきたが、ひとまず日顕のことは、さておいて(笑)、学会の活動のことも論じておこうじゃないか。
迫本 そうですね。まず来週の月曜日(1月13日)からは、本年最初の「座談会の週」が始まる。
佐藤 いよいよ一年のスタートだ。
秋谷 一段と有意義で、楽しい座談会にしていこうじゃないか。私たち最高幹部も率先して座談会に出席しようじゃないか。
青木 そう決議します。
高柳 大賛成です!
森田 暗い社会だからこそ、深い精神の滋養と光が大事だ。そうでないと人間が人間でなくなっちゃう。
高柳 信仰は観念ではない。現実と戦っている人への励ましです。大聖人のお手紙も、ご主人を亡くした人、経済苦の人、病気の人等々への最大の励ましですものね。

秋谷 座談会を成功させる根本は何か。
 企画も大切。細かい事前の準備も大切だ。しかし根本は担当幹部の一念で決まる。これが信心の会合の大原則だ。
高柳 池田先生は、小説『新・人間革命』の「北斗」の章で、座談会での幹部の姿勢について、具体的に教えてくださっています。
 @成功への真剣な祈りA学会精神あふれる大確信B参加者への配慮C社会性ある常識豊かな振る舞い等が大切である――と指導してくださっていますね。
森田 いずれも本当に大事な指針です。
青木 大きな会合であれ、小さな会合であれ、中心者で決まる。中心者の気迫と勢いだ。
 いきあたりばったりの指導で、その場を誤魔化すような、ふざけた態度の幹部は、絶対に許されない。
森田 法華経にあるように、たとえ参加者が一人でも立って仏を敬うが如く′}える。これが仏法の指導者だ。
秋谷 実は、たまに学会本部にも、座談会での幹部の姿勢について、投書が来る。
 「もっと理路整然たる、みなが感動できる話をしてもらいたい。信心の境涯が広がる、楽しい、人間的な話、みなを包み、尊敬し、向上できるような話をしてもらいたい」という声があった。
青木 「ふざけ半分で、何を言っているのか全然、分からない」「会合は独演会じゃない」「すぐ人を叱ったり、からかったりするのは絶対にやめてもらいたい」――そういう声が、私のところにも届いている。
秋谷 なかには実情を言いたくても言えない人がいるかもしれない。
 これからは、目に余る場合は、担当を外したり、役職の解任を検討するべきだ。そのために学会本部と方面に「指導監査委員会」も発足した。

森田 目に余る幹部といえば、退転、反逆した、あの原島や福島も、ひどいやつだったな。
青木 二人とも会長になろうと狙っていた。「犬猿の仲」で有名だったな。
森田 原島のやつは会合に来ても、みなから本当に嫌われていた。
佐藤 原島は、あの恐喝事件を起こして刑務所送りになった山崎正友の「子分」だ。
 山崎に酒漬け、金漬け、女漬けにされて、どんどん狂っていった。
森田 とにかく酒乱、女狂いの変質漢だったな(笑)。
秋谷 そのくせ「オレは大幹部だ」と威張り腐って会合に行くものだから、みなが嫌って嫌って、困り果てて、どうしようもなかった。
青木 何しろ原島は昭和54年9月、山崎から1千万円もの大金をもらって、聖教新聞社から書類を盗み出したやつだ。
森田 正真正銘の「泥棒」だよ、あいつは。
青木 日ごろの信心の姿勢も、だらけきっていた。大事な会合でも、すっぽかす。たまに来てみれば、酒臭い息でヨタヨタしながらやって来る(笑)。
秋谷 みなに嫌われ抜いて、最後は会合に呼ぼうという者も、いなくなった。
森田 それに、あいつは、酔っぱらうと、すぐ踊り出すんだよ(笑)。
 「ぎんぎんぎらぎら夕日が沈む」とか「ポッポッポ、鳩ポッポ」(爆笑)なんて、ギャーギャー騒ぎ回っていたっけな。
青木 それに「恩知らずの見栄っ張り」といえば、あの福島源次郎のやつだ。
森田 福島は、もう死んじゃったが、あれほど苦情が殺到したやつもいなかったな(笑)。
 いつも大物気取りで、周りの人たちは、みなウンザリしていた。
秋谷 福島は、池田先生が第3代の会長に就任された時に、学会に行ったほうが偉くなれる≠ニ踏んで、法華講から土下座して入ってきたやつだよ。
森田 あの当時は、宗門と法華講の悪口を、さんざん言っていたっけな。
 宗門の内部のことも、よく知っていたし、法華講の不様な姿も、よく自分自身が知っていたから、さんざん吹聴していた。偉くなるために(笑)。
秋谷 そうだ。ところが、あいつは、おっちょこちょいのバカで、九州の幹部をやっている時に日達法主を侮辱したり、偉ぶって、さんざん本山の問題を、みなに言い散らかしていた。それで先生に厳しく叱られた。
 しかし今、考えると宗門も悪かったのかな(爆笑)。
青木 それで、もう偉くなれないと思って、今度はまた、宗門に寝返っていった。
森田 まるでコウモリみたいなやつだったな。
高柳 その通りですね。本当にコウモリですね(笑)。
青木 あの男は、会長になりたくて、なりたくて、しょうがなかった。それで、なれなかったから退転していったんだよ(笑)。
森田 原島のバカと福島のバカは共通していたな(爆笑)。二人とも張り合って、ものすごくケンカしていた。
 信心もなければ学会精神もない。学会の伝統も知らない。崇高な使命も目的もわからないやつだったな。
青木 そういえば福島のやつは、まるで「スター気取り」だった。
 会合に出ても、威張り腐って、支離滅裂な話を延々と続けるだけ(笑)。本当に狂気的だったな。
高柳 当時、女子部長だった八矢副総合婦人部長も、憤慨していましたね。
 「福島は、女子部の会合に来ても、独演会ばかりやっていた。それも深夜まで女子部員たちを残して『もう時間ですから』と、何度も抗議した」と怒っていました。
青木 女房も悪いやつだったな。
森田 似てるな。似たもの夫婦だったな(爆笑)。
青木 あの男は、しゃべっているうちに、自分で自分に酔っていくんだ(笑)。結局、異常性格者だったんだな。
秋谷 みなを集めて、いい格好して演説していたくせに、生活は、徹底して、だらしなかった。
 地方に行った時も、朝は起きない。勤行も、いい加減。にもかかわらず、自分専用に、特別な料理を作らせるなど、勝手放題だった。
森田 ずいぶん婦人部から苦情の電話があったり、手紙が来たな。
高柳 そんな幹部に来られたんじゃ、座談会もブチ壊しね(笑)。
森田 二人とも永久除名だ。仏法は厳しいよ。

(2003.1.11. 聖教新聞)

 

<8>
出席者:秋谷会長、森田理事長、青木副理事長、高柳婦人部長、佐藤総合青年部長、迫本青年部長

佐藤 いよいよ、きょうから本年最初の「座談会の週」が始まる。
高柳 前回は、座談会での幹部の姿勢が話題になりました。
青木 そうでしたね。
 ともかく「傲慢」「ふざけ」「自分勝手」「常識はずれ」「エゴ」「教学がない」「知識がない」「会合に出ない」。
 皆に嫌われる幹部は、共通している。皆の邪魔になるだけだ。
秋谷 まさか、福島源次郎や原島みたいにひどいのは、今はいないと思うが、もし悪い幹部が出てきたら、厳重に対処していこうじゃないか。
 それが新しい発展の原動力になるし、善良な会員の皆さんが納得してくれる。
高柳 当然ですよ。絶対に、そうするべきです。
森田 特に、幹部のくせに会合に出ない、戦わない幹部。「進まざるは退転」だ。「信心」ではなく「世法」だ。
 そんな幹部がいたら、婦人部の皆さん、どんどん本部に言ってください。会長なり、理事長なりに言ってください。
青木 大聖人の仏法は「信行学(しんぎょうがく)」だ。「勇猛精進(ゆうみょうしょうじん)」であり、「行学は信心よりをこるべく候」だ。
 戦わない、活動しないということは、「信心がない」ということだ。そんな戦闘力のない幹部は一切、必要ない。

秋谷 その通り、その通り。座談会は、仏法の源流、本義(ほんぎ)に通じていく大哲学運動だ。
 たとえば法華経には「二処三会(にしょさんえ)」――霊鷲山(りょうじゅせん)と虚空(こくう)に無量無数の十界(じっかい)の衆生が集っての大集会が説かれている。これも、いってみれば座談会と同じ原理といえる。
青木 そうですね。いずれの会座(えざ)でも、弥勒菩薩(みろくぼさつ)などが質問し、それに釈尊が答えるという「対話形式」によって説法が進められている。
高柳 まさに壮大な「座談会」ですね!
佐藤 法華経の虚空会(こくうえ)の儀式における「従地涌出品(じゅうちゆじゅつほん)」のドラマは、特に印象的だ。釈尊の呼びかけに応えて、大地から無数の地涌(じゆ)の菩薩が出現する。
 その出現に驚いた弥勒菩薩が、釈尊に意義を問う。釈尊は「よく、その大事を聞いた」と称えながら甚深(じんじん)の法門を説いていく――美しい「生命の対話のドラマ」だ。
高柳 そういえば昭和22年8月14日、池田先生が戸田先生に初めて出会われたのも、大田の座談会の場でしたね。
青木 あまりにも崇高、峻厳(しゅんげん)な、師弟の出会いのドラマであったと、出席者からの感動の声がありましたね。
迫本 日蓮大聖人もまた「対話」の力を最大に重要視された。幾編もの御書が「対話形式」で描かれている。同じ方程式だ。
高柳 なかでも重書中の重書である「立正安国論」が最も有名ですね。
 正法を持った「主人」が、偏見に固まった「旅客」を、「対話」によって、見事に正法へと導いていく。そのドラマが生き生きと描かれています。
佐藤 まさしく座談会ですね。「対話」のなかでこそ、皆が触発され、切磋琢磨(せっさたくま)されていく・・・。
迫本 著名な宗教社会学者であるウィルソン博士が、こう評価していた。
 「自分の人生の責任は、すべて自分にあると教えることによってのみ、宗教が信徒に『挑戦する意欲を与える』ことが可能です。
 そのためには、リーダーの啓発的な指導と仲間の支えが必要になります。その意味で座談会が重要なのです」と最大に評価されていた。
青木 よく見ている。ウィルソン博士はオックスフォード大学の教授で、国際宗教社会学会会長の要職も務めた方だ。
秋谷 まさに座談会こそ「民主主義の縮図」であり、「和合僧の広場」だ。また「対話の広場」であり、「地域友好の場」であり、「人間共和のオアシス」である。
青木 幹部から率先して、有意義で楽しい「対話のドラマ」を広げていこうじゃないか。

森田 それに一般的な通念でいえば、たとえば教育も「対話の広場」といえる。
 その教育の現場にあっても、教師が立派であれば、生徒も立派に育っていくものだ。
青木 その通りだ。学校名じゃない。教師一人ひとりの姿勢の問題だ。一人の人間としての使命感、責任感、そして知恵と知識にかかっている。
 いわんや仏法において、リーダーの自覚と責任が、どれほど重大か。
秋谷 仏法をはじめとする高等宗教も、もともと「教育」の源流に位置するものだ。
迫本 そうですね。「教育」も、宗教から生まれていった。これは古今東西の歴史の事実ですね。
佐藤 たとえば「大学」を意味する英語の「カレッジ」。これも、キリスト教の教会が開いていた「コレジオ」が語源とされる。これは「一つの建物で、皆で勉強する施設」を意味するそうだ。
高柳 そうですか。その意味でも、座談会の中心者、担当幹部は、まさに「優れた教師」であるべきですね。
秋谷 「会合は中心者の一念で決まる」。この戸田先生の方程式を、池田先生は一貫して強調され、指導してこられたではないか。
青木 本当に、そうです。素晴らしい指導、素晴らしい対話ができる人には、強固な信頼の輪が生まれる。大勢の人が集まってくる。これが人間の心の作用であり、広布の縮図でしょう。
秋谷 反対に、指導力のない人は、皆が避けていく。集まっても、無理矢理だったり、歓喜がない。悪循環だ。
森田 池田先生は、よく牧口先生の姿勢を通して指導してくださる。
 牧口先生は、座談会というと真っ先に会場に行かれた。そして一人がくると、一人と話し合い、二人目がくると二人。三人目がくると三人と話し合って、そのまま座談会の輪が広がっていった。実に誠実、真剣、懇切丁寧であった・・・「よく戸田先生から、うかがった」と、繰り返し教えてくださった。
高柳 われわれリーダーこそが、その原点を絶対に忘れてはなりませんね。
秋谷 もう一回、幹部から見直しをし、新しい時代にふさわしい座談会の建設を実行すべきだと思う。
青木 そうです。その通りだ。そうすべきだ。

(2003.1.13. 聖教新聞)

 

<9>
出席者:秋谷会長、森田理事長、青木副理事長、松村副会長(弁護士)、高柳婦人部長、佐藤総合青年部長、迫本青年部長

佐藤 ところで先日の日本経済新聞(12月26日付)でも報道していたが、日本の「潜在競争力」が、この10年で大きく後退したそうだ。
高柳 「潜在競争力」というのは?
佐藤 今後5年から10年先の成長力、つまり「将来へ向けての競争力」を、「国際化」「企業」「教育」「科学技術」など8項目から分析したものです。
迫本 日本経済研究センターの調査によると、日本は世界31ヵ国・地域中、17位。12年前の3位から、14ランクも順位を落としたそうだ。
森田 いや、厳しいものだな。
高柳 日本は本当に厳しい時代に入りましたね。

佐藤 なかでも深刻なのは「教育」だ。20年前に比べると10位から22位へ、大きく後退してしまった。
秋谷 教育は国家百年の基盤であり、未来の一切の礎だ。教育が荒廃した国に、未来はない。本当に深刻な現状だ。
迫本 大学でも、学力低下の問題が叫ばれている。今では大学でも「学級崩壊」が始まっているようだ。
佐藤 朝日新聞でも年頭から、大学の問題を取り上げる連載が始まった。その記事でも私立大学のうち3割が定員割れを起こしている≠ニあった。
青木 6年後の2009年には、進学希望者と入学者が一致する――つまり、全員が進学できる「全入時代」が来るといわれている。
高柳 そうですね。「大学が受験生を選ぶ」時代は、もう終わりということですね。厳しい現実ですね。
松村 その中で、創価大学は、隆々たる発展だ。
佐藤 そういえば、先日の『サンデー毎日』でも「大学の実力」という特集で、創価大学が高く評価されていたな。
迫本 そうでしたね。その特集記事では有力100校について、今年度と来年度の志願者数の変化を比較。すると全大学中、なんと創価大学がダントツのトップだった。
高柳 すごいことですね!
青木 私も電車の中吊り広告で見たよ。「人気上昇は早稲田、信州大、創価大、日本女子大、東北学院大」と大々的に出ていたじゃないか。

佐藤 記事のなかでは、ジャーナリストの島野清志氏が、こう分析していた。
 「(若者は)自分を飛躍させてくれる、底力のある大学を求めている」「大学は在学中に何をしてくれるか、という点まで総合的に勘案して、大学を選ぼうとしている」と分析していた。
松村 その結果が、創価大学が「断然トップ」。私も創価大学の第2期生として、本当に嬉しい!
秋谷 年頭から創立者の池田先生は、創価学園生、そしてまた創価大学生に、万感の期待を込め、長編詩を贈ってくださった。
迫本 本当に、うらやましいですね!
 昨年も創価学園を訪問した中国の有名な教育者が、学園生に、こう語っていた。
 「皆さんは偉大な創立者のつくった学校で、その創立者の薫陶を青春に刻むことができる。これほどの幸福はありません」と讃嘆していた。

佐藤 話は変わるが、昨年末、大阪の近山智秀という坊主が、3年前の衆院選の時にデマビラを配布したとして断罪された。
迫本 近山と檀徒に対しては、大阪地裁から60万円の損害賠償の支払いが命じられた。
佐藤 近山が住みついている平等寺がある地元の岸和田では、坊主への厳しい非難が相次いでいるようだ。
森田 当たり前だ。選挙妨害でデマビラを配るなんて、最低最悪の所行だよ。
高柳 それにデマビラといえば、あの真っ赤なウソの共産党。
 一昨年も学会が票の移動をしている≠ニか何とか、さんざん大ウソのデマを流していたわね。
佐藤 このデマにしたって、あの極悪ペテン師の山崎正友が、いつも触れ回るデマだ。
迫本 山崎のやつは、平成5年に刑務所を出た直後も、政治家の集まりで学会は、住民票移動をやっている≠ニ大ウソをついていた。
森田 本当にバカバカしい。「誰が」「いつ」「どこで」票の移動なんてやったんだ?(大笑)
秋谷 具体的には、何も言えないじゃないか。全部、自分の醜い嫉妬からの作り話じゃないか。
青木 私の友人の有名な弁護士も言っていた。
 「ああ、こういうのは『作り話』の典型ですよ。専門家が見れば、すぐに分かりますよ」と笑っていたな。

佐藤 だいたい、このデマは、これまで何度も「事実無根」と明確になっている。
 昭和58年の衆院選の最中にも、自民党の島村宣伸代議士(当時)が、同じような中傷をしたことがあったな。
松村 当然、公明党が厳重抗議すると、島村氏は無責任な言動だった≠ニ謝罪している。
青木 当たり前だよ。朝日新聞も裏付け取材の結果、真っ赤なウソだと結論している。
佐藤 その通り。平成5年7月20日付の朝日新聞徳島版が徳島県内の創価学会員の住民票が、東京都議選のために大量に移動されている≠ニ、まったくの誤報を書いた。
松村 調査の結果、同紙は翌7月21日付で、「うわさのような事実はありませんでした。十分な裏付け取材をせず、掲載したことで、関係者並びに読者にご迷惑をおかけしました。おわびします」と明確に陳謝した。
迫本 それを共産党は、とっくの昔に「事実無根」と明確になったデマで騒いだんだ。
佐藤 しかも共産党は、一昨年の7月、不破議長自ら、同じデマを垂れ流していた。
迫本 そうだ。機関紙に明確に、大々的に出していることだ。
青木 公党の議長ともあろう者が、そんな事実無根のデマを使って、公衆の面前で騒ぐ。この卑劣! 卑怯! 陰険極まる「デマ体質」!
秋谷 これでは、有権者の心が離れ、票が逃げていくのも当たり前だ。
松村 共産党は、こんなデタラメ話をビラにまでして騒いでいた。それで刑事告発され、今も捜査が継続中だ。
森田 厳しいものだ。ウソはいけない。デマは自分を滅ぼすだけだ。
秋谷 政治家は、堂々と真実を語るべきだ。国民は、政党のデマ宣伝を鋭く見極めている。
迫本 一昨年の参院選も公明党は「過去最高」の818万票を獲得。大勝利を勝ち取った。
佐藤 一方、共産党は、その前の参院選と比べて約400万票も票を激減させて大惨敗だった。
青木 結局、共産党の目論見は、すべて大失敗。残ったのは「退潮続きのデマ政党」の汚名、恥さらしの悪名だけだ(笑)。

(2003.1.14. 聖教新聞)

 

<10>
出席者:秋谷会長、森田理事長、青木副理事長、松村副会長(弁護士)、高柳婦人部長、佐藤総合青年部長、迫本青年部長

秋谷 先日、ここで「座談会」について論じたが、大きな反響があった。
佐藤 記事を読んだアメリカのナガシマ理事長からも、新年に出席した座談会の報告があった。
青木 そう。私も聞いた。ナガシマ理事長がオレゴン州の、ある地区座談会に出席した。座談会には100人を超える参加者。29人の新来者が来られていたそうだ。
高柳 3割が新来者ですか! 活気にあふれていますね。
佐藤 それも警察署長さんや、地元のケーブルテレビの会長とか、多彩な人たちが新来者として来ていたというんだ。メンバーにも、大学教授など社会的に活躍している人が、たくさんいた。
青木 この地区は昨年だけで、26人の入会者が生まれたという。
 なぜ、それほど多くの入会者があったのか。
 それは、座談会の会合の時間を短くし、会合が始まる前、終了後に、とにかく一人一人と対話、懇談するようにしたからだそうだ。
佐藤 会合は極力、短く。幹部の話も当然、短く(笑)。
 「一人一人と、じっくり話をすることに力を入れた結果です」と、ナガシマ理事長も大変、感銘を受けていた。
秋谷 もちろん、これは一つの例だけれども、座談会では、とにかく徹底して「対話が大事」ということだ。
森田 われわれ幹部も、一方通行の話ではいけない。心と心が通う対話を心がけていこうじゃないか。
高柳 その通りですね。

佐藤 話は変わるが、あの山崎正友といえば、昨年の7月28日、日顕の愚図息子の阿部信彰と、東京・新宿の京王プラザホテルで密談した事実まで発覚した。
迫本 その密談で惨めにも信彰は山崎に相承問題で親父の日顕を助けてくれ≠ニ懇願したというな。
森田 どうせ、これもコソコソと日顕のやつが言わせたんだろう(笑)。
秋谷 日顕という坊主は根っからの臆病者だから。山崎が何を言い出すか、震え上がっているんだ(笑)。
高柳 80歳にもなって、本当に不様な人生ね。
佐藤 その証拠に、その密談後、宗門の公式文書に、こう出た。
 今回、山崎と面談して「日顕に相承はあった」と確認した≠ニ恥知らずにも出していた(笑)。
高柳 信彰がペテン師の山崎と密談して、相承問題で助けてくれと頼んだ――それが真相だと、自分たちからぬけぬけと白状したわけね(大笑)。

森田 バカバカしいにもほどがある。何で極悪ペテン師に相承を認めてもらう必要があるんだ。
青木 それこそ相承がなかった証拠じゃないか。狂っている証拠じゃないか(笑)。
松村 しかも山崎は、最近、「恐喝事件は、なかった」などと言い出して、狂ったように何件も裁判を起こしてきた(笑)。
青木 「恐喝事件は、なかった」だって?
 いったい何を血迷ってんだ(大笑)。
迫本 だったら山崎のやつに、真実をハッキリ思い出させてやろうじゃないか(笑)。
 山崎正友は昭和55年4月に3億円を恐喝。刑事告訴を経て昭和56年1月に警視庁に逮捕。東京地裁の公判は4年75回にも及んだ。
松村 その判決でも「幾多の虚構の弁解を作出し、虚偽の証拠を提出するなど、全くの反省の態度が見られない」
 「本件は犯情が悪く、被告人
(=山崎)の罪責は重大」等とバッサリ山崎を断罪している。
迫本 結果は「懲役3年」の実刑だ。しかも判決で50数回も山崎を「ウソつき」と断罪。これが歴然たる事実だよ。
秋谷 そういうやつなんだ、山崎は。それで学会から永久除名になった男だ。
佐藤 あいつが、どれだけ極悪非道か。
 あいつは自分の不倫事件でも、相手の夫から訴えられ、大分地裁で慰謝料300万円の支払いを命令された。
迫本 続いて福岡高裁でも、同様に断罪された。
佐藤 さんざん山崎に騙され、金をむしり取られた不倫相手は、あいつの大ウソ、ペテンには、こう怒りをぶちまけている。
 「姑息で卑劣な男」「ミミッチイ男」「狡猾な詐欺師」「唾棄すべき卑劣漢」と、裁判所の上申書で断言している。
迫本 それに、あいつは自分の商売に失敗して、45億円もの借金をつくった時、母親と弟に2億3000万円もの借金の肩代わりを押しつけた。
 実弟の浩三さんも正友の冷酷非情ぶりに身震いした。心の底から憤りを感じた≠ニ激怒している。
森田 恐喝事件を起こした。弁護士資格も失った。
 それで社会のどこにも出られなくなって、地獄の暗闇を這いずり回っている。
 山崎よ、それが今の貴様じゃないか(大笑)。

佐藤 山崎は昔から「坊さんは所詮、金よ」「金を与えれば、どんないみじき方(かた)≠ナも、すぐコロリだよ」などと、坊主をバカにしきっていたやつだ。
迫本 たしかに坊主どもは強欲で見栄っ張り。そのくせ「世間知らず」で無知、無教養。坊主ぐらい転がしやすい連中もいない(笑)。
森田 山崎のことだ。「日顕なんて早く死ねばいい」ぐらいに思っているんじゃないのか(大笑)。
佐藤 いや実際に、そういう証言があるよ(爆笑)。
 最近、山崎の「子分」の乙骨の正体を暴いた『ガセネタ屋 乙骨正生の正体』という本が出版された。
 そのなかで山崎が、日顕について、どう陰口を叩いていたか、克明に書かれている。
迫本 その本によれば、山崎のやつは日顕は、オレの言いなりだ≠ネんて、偉そうに言い触らしていたようだ。
佐藤 それどころか、こんなことまで関係者に言い放っていた。
 「日顕だって、あんなもの、すぐ死ぬんだよ。あいつが死んだら、宗門は誰が握るんだ? 八木(=信瑩、日顕子飼いの坊主)か? あんなのボケちゃってて無理だ。誰が率いていくんだよ」ってね(笑)。
迫本 要するに山崎は「日顕が死んだらオレが宗門を支配する」。そう言い放っているわけだ。
青木 そんなことも露知らず、日顕のやつは、いよいよ山崎にひれ伏している(笑)。
 こんな間抜けな話はない(大笑)。

(2003.1.15. 聖教新聞)