< 仏法基調の平和と文化と教育 >

21世紀の展望を語る

第3部


 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10

 

<1>
出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、山本九州長、森田ドクター部長、高柳婦人部長

高柳 最近、「生活習慣病」という言葉が流行していますね。
青木 今、社会で問題になっているな。
森田 「生活習慣病」とは簡単に言うと「体の負担になる生活習慣」を続けることで起こる病気の総称です。
山本 主に中高年が、よくかかる病気で、以前は「成人病」と言われていた。
森田 その通りです。ところが近年、若い人の成人病が増加傾向にある。その原因が、食生活や日常生活の様々なところにあるので「生活習慣病」と呼ばれるようになりました。
西口 どんな病気ですか?
森田 高脂血症、糖尿病、高血圧症。さらに一部の悪性腫瘍やアルコール性肝障害、骨粗しょう症などです。
高柳 怖いわね。日常生活のどういった点に原因があるんですか?
森田 主に@食習慣(食べ過ぎ、偏食)A運動不足BストレスC喫煙D飲酒(飲み過ぎ)。この五つが大きな要因にあげられています。
青木 耳が痛い人も、いるんじゃないか(笑)。

森田 やはり「バランスの良い食事」「適度な運動」「十分な睡眠」。
 これらを心がけることが大事だといえます。
高柳 特に食生活ね。
西口 青年部の中にも、コンビニやファストフード店などで、手軽に食事を済ませてしまう人も多いんじゃないか(笑)。
森田 若いサラリーマンなども、外食が多い。
 カレーライスやカツ丼といった「早く食べられるもの」を選びがちだ。
山本 夜中に食事をしたり、スナック菓子などカロリーの高いものを食べ過ぎてしまうケースも多いようだな。
高柳 塾通いのお子さんの外食が増えて、婦人部の間でも、話題になることがあります。
山本 「野菜、果物離れ」も指摘されているね。
青木 御書に「人は食によって生あり食を財とす」とある。重要な問題だ。
高柳 婦人部員の中には、家庭では肉より魚をとるようにしたり、野菜や果物も十分に摂取するよう、心がけている方もいます。
青木 さすが婦人部は賢明だね(笑)。
森田 ともかく「食事は規則正しく」「栄養のバランスをとる」「腹八分目を心がける」「塩分を控える」。
 病気を防ぐ食生活の基本です。
西口 朝食や昼食を抜いたり、一度に「まとめ食い」したり。そういう不摂生は健康の大敵だな。

山本 私が以前、健康をテーマに対談した大学教授も言っていた。
 「生命を守り健康を保持するということは絶対的な価値だ。欲望の奴隷になっていたのでは生活習慣病が増えるばかりだ」と鋭く指摘していた。
秋谷 とにかく自分の健康は自分が守る。そう強く意識することだ。
 池田先生も「自分の健康は、ある意味で自分自身が医者≠ニなり、看護婦≠ニなって、賢く守っていかなければならない」と指導してくださっている。
 家庭、地域でも声をかけあって、健康な食生活を心がけたいね。
森田 それと、よく運動することですね。
 これまた生活習慣病の効果的な予防手段ですから。
青木 私も、できるだけ歩こうと心がけているよ(笑)。
山本 適度な運動はカロリーを消費するし、血糖値を下げ「善玉コレステロール」を増やす。よく言われることだ。
高柳 おまけにストレスの解消にも役立つし(笑)。
秋谷 ラジオ体操もいい。エレベーターを使わずに歩くといった、簡単な運動から始めてみてもいい。かなり効果があるようだ。

山本 そもそも生活習慣病というのは、何歳くらいから、かかるものなんですか?
森田 30〜40歳代で急増します。最近は発症年齢が低下している。子どもにも、その兆候が見られる。
高柳 早く発見するには、どうすればいいんですか?
森田 やはり健康診断を受診することですね。
 生活習慣病は自覚症状がない。だからこそ、重要な手がかりになる。
青木 御書に「前前(さきさき)の用心」と仰せの通りだ。
 今は病気でなくても、健康なときの状態を知っておくことが結局、予防に通じる。
秋谷 病魔を克服して実証を示していくことも大事だが、やはり「健康第一」でなければ。
 私も大病の経験があるが、健康で、広宣流布のために働けることほど、ありがたいことはないよ。
青木 本当に、そうですね。健康は日々の「賢明な生活」の積み重ねだ。
 また、戦っている人は皆、健康になる。生命が輝いている。
 皆の模範となる生き方の中に「仏法即社会」「信心即生活」の実証も輝いていく。
高柳 ともかく「母と子が健康で、安心して暮らせる社会」こそ、21世紀に生きる私たちの指標です。
秋谷 その社会を築くのは政治家の責務だ。
 与党も野党も全力で戦ってもらいたい。公明党も真剣に取り組んでもらいたい。これが国民の願いだ。

(2003.9.26. 聖教新聞)

 

<2>
出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、山本九州長、高柳婦人部長、杉山男子部長

山本 前回は「食生活」の話が出たが、近年、食中毒や牛肉の偽装表示事件が相次いだ。
 それで消費者の8割以上が食品への不安を感じていると言われている。
青木 8割以上もか。深刻だな。
 時代が本当に悪くなっている。仏法でいう「劫濁(こうじょく=時代の濁り)」の意味も分かるな。
秋谷 まったくだ。皆が賢明になり、皆が一段と声を出していかないと社会は良くならない。変革できない。
山本 食の不安の問題は、政治も大きな責任がある。食品についての情報もキチッと消費者に開示し、透明性を高めていくべきだ。
杉山 その通りです。公明党は与党として、この「食の安全」の問題にも、全力で取り組んでもらいたい。
西口 そういえば、今年の5月に成立した「改正食品衛生法」は、公明党が強力に推進したものだ。
杉山 そうでしたね。農薬や添加物などの使用規制や罰則の強化、有害物質が検出された場合の流通禁止などが盛り込まれている。
山本 この法律で違反者への罰金も、改正前の「100万円以下」から「1億円以下」に大幅に引き上げられたんだ。
青木 国民の生命を守るためだ。それも当然のことだ。
西口 公明党が全政党に先駆けて発表した「マニフェスト(政策綱領)」の原案にも「トレーサビリティーシステム」という制度の導入が提言されていたな。
高柳 トレーサビリティーとは「追跡可能性」という意味ですね。
杉山 このシステムができると、ほぼ全ての国産農水産物について、生産地や管理者などの「履歴情報」が追跡できる。
山本 国民が食品の生産、流通にまで遡って、情報を厳しく追跡できるというわけだ。
杉山 すでに牛肉に関しては今年6月、公明党の推進で「牛肉トレーサビリティー法」が成立した。12月から施行されるようだ。
青木 そういう制度は、どんどん実現してもらいたいな。国民のためだ。知恵を絞って、体を張って、戦わなくちゃいけない。
杉山 この「牛肉トレーサビリティー法」によると、店頭に並ぶ全ての牛肉に「個体識別番号」が表示されるようになる。
 インターネット上で、この番号を検索すると、その牛の出生年月日や飼育施設、種類などの詳しい情報が分かるというものだ。
青木 これで、どこの「馬の骨」かも分からない牛を(爆笑)、食べさせられる心配はなくなるね。
高柳 外国産の牛を「国産」と偽ったりね。

杉山 今後は、このシステムを牛肉だけでなく、コメや野菜、魚介類など、あらゆる農水産物に拡大していく方針のようだ。
西口 何によらず消費者は「正体」「出どころ」の分からないことが一番不安なんだ。
 まして情報開示の時代だ。大いに推し進めていくべきだ。
山本 公明党は、どの政党よりも「消費者の側に立った政策」を実現してきた政党だ。
 与党であり、しかも業界との癒着がないから出来るんだ。
西口 その通りだ。
青木 そういえば食生活の話が出たが「食べる」「飲む」と言えば、政治家の食生活は、どうなんだ(笑)。
杉山 まったくだ。「懇親会」「親睦会」などと称して、赤坂の超高級料亭やフランス料理店に出入りする政治家の姿が、よくテレビで流れているな。
高柳 政治の話をするのに、どうして高級料亭やフランス料理店に行く必要があるんですか(大笑)。
青木 食事をするなとは言わないが(笑)、もっと何でも「国民に分かる」ようにするべきだ。いつまでも「密室」とか「談合」とか言われるようじゃ、しょうがない。これも情報開示が必要だ。
 まず政治家自身が襟を正していくべきじゃないのか。
高柳 とくに女性は厳しく見ていますよ。
 国や社会を論じる前に、まず議員が変わるべきよ。

山本 女性といえば、公明党の女性議員は評判がいい。頑張っているね。
青木 私の大学時代の友人の支持者も、誉めていたな。
西口 先日、関西の著名な識者も「公明党の女性議員には、着実な実績と献身の行動がある」と敬意を表していた。
秋谷 公明党は女性議員の比率も高い。
高柳 今では国会議員、地方議員を合わせた全議員の25%――4人に1人が女性です。
青木 すごいことだ。まさに「女性の世紀」のトップランナーだ。
山本 公明党のマニフェストには、女性や子どものための政策提言も盛り込まれているね。
高柳 その通りです。今まで小学校入学前までだった「児童手当」の支給対象年齢を2004年度中に小学校3年生まで引き上げる。さらに6年生まで拡充する。
 また女性専門外来を全都道府県に設置する、といった内容です。
杉山 「女性専門外来」というのは、女性患者を女性の医師が診療するものですね。
高柳 そうです。女性には女性特有の病気があります。それに同じ病気でも、男性と女性では、治療法や薬の量などの異なる場合が、ずいぶんある。
 そこまで考慮した医療サービスを目指すものです。
青木 大事なことだ。
 男性医師には言いにくい症状でも、女性の医師になら、じっくり話すことができるだろうしね。
山本 ある女性専門外来では、心のうちを思う存分、女医に話すだけで、約6割もの女性患者が体調を改善したという。そういう実例もあるようだ。
高柳 私たち女性にとっては、これは画期的なシステムですよ。
西口 公明党は、これまでも「女性専門外来の整備」を党の重点政策に掲げてきた。署名活動や、国会、各地方議会などで強く訴えてきた。
高柳 そういった取り組みが、どんどん実ってきています。最近、各地でも女性専門外来が相次いで開設されています。
青木 今や公明党も、女性議員が先頭に立って政策を立案し、実現する時代だ。
 今こそ公明党は、国民が心から安心して暮らせる社会をつくってほしい。
 野党時代には、できなかった政策を大いに実現してもらいたい。

(2003.9.27. 聖教新聞)

 

<3>
出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、山本九州長、高柳婦人部長、杉山男子部長

杉山 ところで今、フランスでは、日顕宗の寺が社会問題化している。ラジオの朝のニュースでも報道されたようだ。
西口 当然だ。何しろ坊主からして、あの毛利博道だよ。韓国に偽装寺院をつくろうとして、当局から摘発され国外追放≠ノなった「札付き」だ。
山本 そのフランスのニュースでも、毛利の過去の事件を紹介していたようだ(笑)。
秋谷 日顕がパリで遊んで帰ってきたとたんに、この騒ぎか。
青木 日顕がフランスに行ったとき、雷雨になったそうだ。これも、その前触れだったんだな(大笑)。
西口 あの男が東京に帰ってきた時も、また雷だった(爆笑)。
高柳 国会議事堂にも雷が落ちて、外壁の一部が壊れたというじゃないの。

西口 まったく不思議だな。日顕が行くところ行くところ、本当に雨ばっかりじゃないか。
青木 魔竜の正体が一段とハッキリしたな(爆笑)。
秋谷 フランスでも雷雨。日本に帰ってきても雷雨。「雨日顕は天気予報より正確だ。日顕予報≠セ」というが、本当だ(大笑)。
山本 そういえば、誰かが言ってたよ。「地震、雷、火事、日顕」ってな(爆笑)。
西口 それにしても日顕は、1週間もフランスに出かけて、遊び狂っていたらしいな。
杉山 朝から晩まで、やれバスで観光だ。船に乗って夕食だ。成金根性丸出しで、遊び放題だったようだ(笑)。
西口 「少欲知足(しょうよくちそく)」の精神なんか、毛筋もないんだ、あの男は。
杉山 何しろ最終日にも、坊主どもはベルサイユへ観光。女房どもは、帰る直前まで高級ブランド店で買い物三昧。
山本 「時間がない、時間がない」なんてギャーギャー喚きながら、卑しく買い漁っていたようだ。
杉山 日顕も高級レストランで名物のエスカルゴに、かぶりついて、昼間からシャンパンをガブ飲みしていた。
高柳 パリの目抜き通りでガラの悪い坊主頭が何十個もうろうろ、キョロキョロ。みっともない。それだけで怖いわ(笑)。
杉山 だからフランス最大紙の一つである「パリジャン」も、県版の「第1面の全面」を使って、日顕宗を大々的に糾弾していた(9月5日付)。
西口 当然だな!
杉山 記事には、日顕一行の目撃談が詳しく綴られている。
 住民は突然、奇妙な行列を目撃した。年寄りの男が二人のガードマンに警護され、深紅のパラソルで日差しを避けつつ超高級車から出てきた=i笑)
 続いて打楽器で調子を取った儀式が2時間にわたって行われた=i爆笑)。
青木 フランスでも完全に「淫祠邪教(いんしじゃきょう)」の扱いだな(大笑)。
杉山 それに記事には儀式が行われた家は、もともといかがわしい噂があった。そこで行われた儀式に近隣の住民は「教義を利用した、正真正銘の洗脳という雰囲気を感じた」と仰天している≠ニもあった。
高柳 住民も不安のドン底ね!
山本 もちろん、当局も神経を尖らせている。同紙によると市長のスタッフも我々は何も聞いていなかった。可能な限りの情報を収集しているところだ≠ニコメントしていたという話だ。
杉山 ラジオ局の番組でも日顕宗に警戒したほうがいい∞日顕宗は傲慢で無知な危険集団だ≠ニ呼びかけていた。
西口 日本の恥だな!
秋谷 そういえば、SGIの秋季研修会に参加したメンバーが、成田空港でフランス帰りの日顕、政子とバッタリ出くわしたそうだが。
青木 そうそう。なんでも日顕は、もうグッタリ、ガックリ。完全に疲れ果てて、女房の政子に腕を支えられてトボトボ歩いていたそうだ(笑)。
山本 バカめが! 80歳にもなって、はしゃぎ回ったツケだ。「自業自得」だよ(大笑)。
青木 それでなくても今の日顕宗には、本山からの援助がないとやっていけない「困窮寺院」が約200カ寺もあると言われている。
西口 日々の生活費にも困る末寺を尻目に、自分たちだけは贅沢三昧。いかに日顕がエゴ剥き出しの強欲な独裁者か。今回の「畜生ツアー」の一点だけ見てもハッキリ分かったな!

青木 海外旅行といえば、議員の「海外視察」も、あっちこっちで問題になっているな。
西口 この不景気に何十万円、何百万円もの血税を使って、何が「視察」だ! 何やってんだか、サッパリ分からない。断じて、実態を厳しく糾明してもらいたい。
山本 全く同感だ。「あれじゃあ議員個人の観光旅行だ」「ただの物見遊山じゃないか」といった批判が、バンバン噴き出しているじゃないか。
青木 実際、海外視察の旅費を県や市に返還しろと訴訟を起こされている議員もいる。
杉山 そうした批判もあって、最近では茨城、長野、千葉、神奈川などの県議会が「議員の海外視察」を凍結している。
秋谷 それが時代の流れだ。税金のムダをなくすのは当然のことだ。政治家の責務だ。
青木 公明党も今年1月の全国代表協議会で「海外視察の自粛」を決議した。
 「現今の財政状況等に鑑み、党として海外視察を自粛する」と敢然と決議した。
西口 その通りだ。他党に先駆けて、いちはやく宣言した。国民も皆が大賛成だろう。
杉山 実際に、それぞれの地方議会で公明党の議員団が、海外視察の「凍結」「削減」に向けて前進している。
高柳 これは全力でやってもらいたいわね! 国民は、グータラの議員の海外旅行のために、税金を払っているわけじゃありませんよ!
青木 公明新聞に出ていたが、最近でも、福島県議会、大分県議会に公明党県議団が「海外視察費等の見直し」を申し入れたそうじゃないか。
杉山 それに岡山市、東京都の港区、墨田区、香川県の高松市、三重県の四日市市、津市、広島県の東広島市などでも公明党の議員団が視察の見直し、削減を申し入れている。
山本 広島市では今年2月に市議会公明党が視察費等の見直しを求めた。
 これを受けた同市議会は協議を重ね、8月の各派代表者会議で、海外視察旅費を見直す実施要綱を決めている。
青木 やればできるんだよ。ともかく「海外視察の削減」を求める市民の声を具体的に形にしたんだ。素晴らしいことだ。
西口 日顕みたいに、信者の供養を使って海外で遊び呆ける坊主。国民の血税を使って海外旅行≠ノ行く議員。
 国民や信者にタカって遊ぼうなんていう卑しい根性のやつは、断固、追放だ!

(2003.9.29. 聖教新聞)

 

<4>
出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、山本九州長、高柳婦人部長、杉山男子部長

高柳 28日に投票があった地方選挙でも、私たちが支援する公明党は、またまた完全勝利。大変な勢いですね。
秋谷 これも支持者のお陰だ。当選した議員は、支持者の大恩に応えるためにも、全力で戦ってもらいたい。しっかり働いてもらいたい。
青木 まず大阪府の交野市、愛知県の稲沢市、福岡県の苅田町。いずれも過去最高得票で前回より「1議席増」を勝ち取った。素晴らしい勝利だった。
秋谷 立派だ。皆が大喝采だ。
杉山 それに青森県のむつ市、大分県の杵築市も、前回よりも大幅に得票を伸ばして大勝利。
青木 それに群馬町(群馬)、松田町(神奈川)、猪名川町(兵庫)でも、過去最高得票で完全勝利。
 鉾田町(茨城)、粉河町(和歌山)、橘町(山口)、挾間町(大分)でも、見事に全員当選だ。
山本 一方、最近「落ち目」の共産党は稲沢市と挾間町で、それぞれ1人が落選している。
高柳 ともかく今回の完全勝利で、公明党は統一外地方選挙で「91カ月連続完全勝利」になります。未曾有の歴史です。
秋谷 勝てば楽しい。勝てば愉快だ。負ければ惨めだ。苦しいし、バカにされてしまう。結局、損をするだけだ。
青木 まったくだ。
 どうせやるなら、我々も、しっかり応援しようじゃないか。社会のために、自分たちのために、勝って時代を変えていこうじゃないか。
西口 大賛成だ。

杉山 ところで、自分の「相承詐称」で追い詰められた日顕が、またまた極悪ペテン師の山崎正友に助けを求めている。
青木 あいつは、いつも山崎に泣きつくんだ(爆笑)。
高柳 バカバカしい。山崎みたいなペテン師が保証人≠ノなったところで、いったい何の証拠になるのよ。
西口 その通りだ(笑)。逆に「相承を受けたなんてウソっぱちだ」とハッキリするだけだよ(大笑)。
秋谷 だいたい山崎は、かつて日顕の相承を真っ先に否定した男じゃないか。
山本 週刊誌なんかで「日顕に相承なんか、絶対にない」と、さんざんコキおろしていたっけな(笑)。
杉山 その通りだ。
 「日顕の私生活はゼニゲバであり、遊興以外の何ものでもない」
 「大坊の奥に妻女と同居したり、所化をなぐりとばす等々、信仰心の薄さを暴露するような愚行が目立った」
 「およそ法主にふさわしくない野心家」
 「宗内で一、二を争う遊とう児」
 「功利主義の権化」「独裁者」等々、ありとあらゆる罵声を浴びせていた(笑)。
西口 昭和56年、正信会の坊主たちが「日顕には相承がない」と裁判を起こした。
 この時も「火付け役」は山崎だった。
秋谷 そんな男に日顕は「相承を認めてくれ」と何度も、ひれ伏す。泣きすがる(笑)。
 それほど今、日顕は「相承詐称」でのたうち回っているということだ。
青木 それにしても、今度の日顕と山崎のサル芝居(笑)。あれは何だね(大笑)。
杉山 そうそう。法華講の機関紙あたりに出て相承はあった≠ニ芝居をしているのが、山崎と、勤務先から資料を盗んだ「窃盗男」の原島だ(大笑)。
青木 「お寒い限り」だ(笑)。ほかに引っ張りだす役者がいなくて、やっと出てきたのは「恐喝男」と「窃盗男」か(大笑)。
秋谷 それ自体、あの男が「ニセ法主」だという動かぬ証拠じゃないか(爆笑)。
西口 山崎といえば、裁判で何十回もウソを断罪された「裁判所公認の大ウソつき」だよ。
 あんなのを出したら、誰一人、騙せない。かえって墓穴を掘るだけだ(笑)。
杉山 いや、もう早速、墓穴を掘った(爆笑)。
 何しろ山崎は「相承の話」をするたびに、言うことがクルクル変わる。
 それで今回も、のっけから大ウソがバレた。
高柳 今度は、どんなことを言い出したの?
杉山 日達法主が急死した昭和54年7月22日の前夜に関する話です。
 山崎は当時、法主が入院していた病院に通っていた。その病院で日達法主が、娘婿の菅野慈雲に、あることを指示した――と言うんだ。
山本 ああ、山崎が得意顔で何度も言いふらしてきた話だな。
杉山 山崎は、今までは、こう証言≠オていた。
 ――日達法主は死ぬ前日、菅野に、こう指示した。
 「明朝、どんなことがあっても本山に帰るから、大奥の対面所に布団を敷いておけ」
 「大事の事を済ましておいて、それから心置きなく治療に専念しよう」と言った。
 そして、菅野と光久諦顕の二人に「その時、必ず、来い」と言いつけた。
 「大事の事」というのは相承のことだ。そこに日顕は呼ばれもしなかった――。
西口 山崎は、日顕が法主になったあと、この話を何度も引き合いに出して「日顕はニセ法主」だと証言≠オていたんだっけな。
山本 山崎は当時のことを週刊誌に、こうも書いていた。
 「(日達法主が死の直前)日顕に対して、極めてきびしい弾劾の言葉を述べられたのを聴いていた」
 「(日達法主が)『阿部も、どうしようもない。譲る相手が当分はいない』と周囲になげきながら話される状態が翌昭和54年4月までつづいた」などとハッキリと書いていた。
杉山 ところが、だ。その山崎が今回、全然、違う話を言い出した(笑)。
 山崎の「新しいウソ」は、こうだ。
 日達法主が本山に帰ることを、自分は日顕に電話で伝えた。
 すると日顕は「私も明日、法主から本山へ来るように言われている」と答えた≠ニ言うんだ(爆笑)。
青木 そんな話、今まで誰も言ったこともなければ、聞いたこともないぞ(笑)。
高柳 今までは「菅野と光久の二人だけが呼ばれた」と言っていたのが、慌てて日顕を付け足したわけね(爆笑)。
西口 バカバカしい。以前は「日顕は日達法主に呼ばれもしなかった」。それが今では「日顕は法主に呼ばれていた」(笑)。
秋谷 これじゃあ自分で「オレは大ウソつきだ」と白状しているようなものだ(大笑)。
杉山 さらに山崎は日達法主は、あの時、日顕に相承の儀式を行うつもりだったのだろう≠ネどと、シャーシャーと抜かしている(大笑)。
青木 山崎のやつ、大サービスじゃないか。
 いよいよ完全に「日顕の取り込み」に入ったな(爆笑)。

(2003.9.30. 聖教新聞)

 

<5>
出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、山本九州長、高柳婦人部長、杉山男子部長

山本 最近、日顕が「相承詐称」で追い詰められている。その日顕を恐喝事件を起こした山崎正友が今、盛んに援護≠オている(笑)。
青木 まったく驚いたよ。宗門が一番大事≠ニ言っていることを、恐喝男が証明してやっている≠だからな(笑)。
山本 「ニセ法主」稼業というのは、つくづく惨めなものだな(爆笑)。

西口 日顕が相承を詐称して登座した当時、山崎が何と言っていたか。
 ずっと山崎と一緒にいた、正信会の浜中和道が証言しているじゃないか。
杉山 その通りだ。浜中は、こう証言している。
 昭和54年7月21日、日達法主が亡くなる前日の深夜、山崎が電話をかけてきた。日達法主が明日、本山に帰る。そこに坊主の菅野慈雲と光久諦顕を呼んでいる≠ニ言ってきた、というんだ。
高柳 有名な話よ(大笑)。
杉山 さらに浜中は、こう証言している。
 浜中が「日達法主から本山に来いと言われたのは、菅野と光久の二人だけなのか。他は呼ばれていないのか」と聞いた。すると山崎は「うん、二人だけだ」とキッパリと答えた、と明確に言っている(大笑)。
山本 山崎も、ずっと同じことを言ってきたな(爆笑)。
杉山 その山崎が今ごろになって日達法主が亡くなる前日、オレが日顕に電話した。すると日顕は「私も法主から、明日、本山に来るよう呼ばれている」と答えた≠ネんて言い出した(大笑)。
山本 24年も経って、法主に呼ばれた坊主が突然、一人増える(笑)。
 これじゃあ、夏の怪談話だよ(爆笑)。
西口 山崎よ。「日顕は呼ばれた」のか「呼ばれなかった」のか。いったい、どっちなんだ?
 「呼ばれた」というなら「いつ」「どこで」「誰が」日顕を呼んだんだ?
 もし裁判になっても、耳を揃えて証明できるのか? 全部ハッキリ言ってみろ!
秋谷 まあ、山崎の記憶というのは便利にできていて、都合次第で、いろんな話が出てくる(笑)。
青木 まったくだ。どんなに前に言ったことと矛盾しようが、おかまいなしだ。そんなことを気にしていたらペテン師は務まらない(爆笑)。
杉山 いや、山崎を、よく知る人物も言っていた。
 「山崎のやつは、最近、ますますおかしくなった。あいつが言っていること、書いていることを見ても、まるっきり支離滅裂だ。完全に常軌を逸している。
 まるでインターネットの気違いじみた書き込み<\ックリだ」と驚き呆れていた。
高柳 あんまりウソをつきすぎて、自分でも、もう何を言ってるのか分からないんじゃないの(大笑)。
青木 それで、いつも墓穴を掘っている。今度もまた、大きな墓穴を掘ったわけだ(大笑)。

杉山 それに、大きな墓穴が、もう一つ。この山崎の新証言≠ニやらの内容は、今まで当の日顕本人が「誰にも」「一言も」話していないということだ。
西口 そういえば、そうだな。日顕は一切、言っていない。
 誰も日顕の口から、ただの一度も聞いたことのない話だ。
青木 おかしいじゃないか。もしも、山崎が言う通り「日達法主が亡くなる前日、日顕を本山に呼んだ」のなら、これは重大だ。
 日顕は真っ先に言いふらしたはずだ。
山本 その通りだ。なのに日顕は、一言たりとも言っていない。
 20年以上前に山崎が週刊誌で日達法主が菅野と光久だけを本山に呼んだ≠ニ言い出した時も、日顕は、何一つ、反論しなかった。
青木 日顕よ、なぜ何も言わなかったんだ?
 「実はオレも呼ばれていた」と言えばよかったじゃないか(大笑)。
杉山 それに昭和56年、正信会の坊主たちが山崎に唆されて「日顕には相承がない」と主張して裁判を起こした。
 その裁判でも日顕は、こんなことは、一言も話していない。
高柳 誰が、どう考えたって、おかしいわね(大笑)。
秋谷 結局、これも大ウソの上塗りだ。
 山崎という男は、ウソを細かくつけばつくほど、ウソの壁が固まる、騙せると思っているんだ。
 ところがウソというのは、厚化粧をするほど、ボロボロ剥げ落ちるんだ。
青木 それが山崎には分からない(大笑)。
西口 日顕の「相承の証明」をするはずが、逆に「ニセ法主の証明」をしただけだ(爆笑)。
山本 それにしても山崎と日顕は、ちゃんと口裏を合わせておいたのかね?
 事前に打ち合わせた上で、こんなウソを持ち出したのかね?
青木 いや、日顕は今ごろしまった!≠ニ頭を抱えているんじゃないか。
 山崎の野郎! 余計なことを勝手にベラベラしゃべりやがって≠チて怒り狂っているんじゃないのか(爆笑)。
西口 どっちにしても、これは日顕自身のことだ。真実は、どうだったのか。
 日顕本人が明確に説明すべきだ。
秋谷 さあ、日顕が今度は何と言い訳するか。何を言い出すか。
青木 これは見物だ(爆笑)。

(2003.10. 1. 聖教新聞)

 

<6>
出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、山本九州長、高柳婦人部長、杉山男子部長

山本 我々が支援する公明党は、統一外地方選挙で「勝利また勝利」の大前進だ。
西口 実に「91カ月連続」の完勝だ。まさに破竹の勢いだ。
 今月5日に投票が行われる選挙でも、断固として、大勝利を勝ち取ってもらいたい。
青木 この日は、山梨県の韮崎市、愛知県の小牧市、滋賀県の守山市で市議選がある。
杉山 それに嵐山町(埼玉)、愛川町(神奈川)、敷島町(山梨)、玉穂町(同)、三潴町(福岡)でも、それぞれ町議選の投票がある。
高柳 全国の支持者が期待しています。
 どの地域でも議員と家族が先頭に立って、見事に勝ってもらいたいですね。
秋谷 油断は禁物だ。とくに議員本人は全力で戦ってもらいたい。
 甘えを排し、油断を排して、揺るぎない勝利を勝ち取ってもらいたい。それでこそ支持のしがいがある。我々も誇りを持てる。

山本 話は変わるが、第三文明社から出た『この一冊で週刊誌報道のウソがすべてわかる。』という本。各地で反響が大きいようだね。
青木 北海道の私の友人からも「地元の電車の中吊り広告で見たよ」と連絡があった(笑)。
高柳 すごい知名度ね!
杉山 日本最大級の規模を誇る「紀伊国屋書店」でも、ランキングで堂々4位に入っていた。
山本 あっちこっちの書店で軒並みベストテン入りしているようだ。
青木 それだけ週刊誌のウソ、デマに対する市民の目が厳しくなっている。その証拠だな。
西口 最近は、ああいう薄くて写真や表の多い、分かりやすい本が読まれるしね。
秋谷 何よりも、あの本は「真実」を書いている。真実ほど強いものはないからだ。
杉山 読者からも、第三文明社に数多くの声が寄せられているようだ。
 「『週刊新潮』をはじめ一部の週刊誌が、いかに反社会的で凶悪なデマ雑誌か。一読して納得した」
 「創価学会を中傷した新潮のデマは、全て作り話だと、よく分かる。学会は何一つ悪くない。新潮の社長は一切を謝罪すべきだ」などなど、電話や手紙、メールが編集部に寄せられている。
西口 関西の壮年も「週刊誌、とくに新潮社は文芸の老舗≠ニいうイメージがあったが、とんでもない。社会にウソと害毒を撒き散らす犯罪的企業じゃないか」と怒っていた。
山本 全く、その通りだな!
青木 これだけ反響が大きいのも「デマ、ウソが大手を振ってまかり通る社会は、いつかおかしくなる。狂っていく」と皆が危惧しているからだ。
高柳 その通りです。子どもたちの健全な未来のためにも、まずデマ雑誌を社会から追放すべきです。

杉山 反響の声の中でも、とくに多いのが「名誉毀損の損害賠償額を上げるべきだ」という声だ。
西口 この本のコラムの中でも論じられていたね。
青木 当然至極の意見だ。全く正しい。
西口 賠償金の高さは、人権のバロメーターだ。アメリカじゃあ、メディアに億単位の賠償額が命じられているじゃないか。
杉山 日本の国会でも紹介された「ウェラー事件」「ソマー事件」「クァワー事件」などは、いずれも日本円にして1億数千万円から4億円もの損害賠償が認められている。
青木 それほど人権の価値が重いということだ。
山本 3億9600万円の賠償を命じられた「ソマー事件」というのは、雑誌が有名女優を破産状態にある≠ニ中傷した事件だ。
青木 そんなの、新潮が、しょっちゅうやってることじゃないか(大笑)。
高柳 アメリカだったら、新潮は何十億円、いや何百億円の賠償金を払わされてるわね(大笑)。
秋谷 会社が何十回つぶれたって、まだ払いきれない(爆笑)。
山本 とにかく欧米では億単位。日本では、やっと金額が上がってきたとはいえ、1000万円台だ。「人権の価値」が低すぎる。
西口 有名な建築家が『週刊新潮』を訴えた裁判では、一昨年10月に1000万円の損害賠償が命じられた。これだって画期的な判決といわれたほどだった。
杉山 新潮社が出していた写真週刊誌『フォーカス』が熊本の医療法人をデマで中傷した事件では、1320万円の損害賠償。
 同じデマを流した『週刊新潮』にも、990万円。一つの事件で2310万円だ。
山本 これが今までで日本の「史上最高額」だ。それでも欧米には程遠い。
青木 全くだ。バカバカしいほど手ぬるい限りだ。
秋谷 当然、「言論の自由」は大事だ。だが、ウソはダメだ。ウソと人権侵害は「言論の犯罪」だ。
西口 国民の人権のために、真っ先に戦うのが政治家じゃないか。
 社会のため、日本のために、国民の人権を守るために、もっともっと国会でも取り上げるべきだ。
青木 人権擁護に与党も野党もない。どっちも全力で取り組んでもらいたいものだ。
高柳 本当に、その通りですね!

(2003.10. 2. 聖教新聞)

 

<7>
出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、山本九州長、高柳婦人部長、杉山男子部長

杉山 前回は「名誉毀損の損害賠償額を、もっと上げるべきだ」という話が出た。
山本 だいたい新潮なんか、賠償額が高くなるのが嫌で、メチャクチャな悪態をついているじゃないか。
西口 「言論の自由の侵害だ」なんて、寝ぼけたことを言っているようだな。
青木 さんざん人のプライバシーをズタズタに切り刻んでおいて、今ごろ、何が「言論の自由」だ(笑)。
杉山 「言論の自由」じゃないくて「人権を踏みにじる自由」だろ、あそこは(大笑)。

秋谷 そもそも「言論の自由」とは「責任を伴う自由」だ。ウソばかり書いて「責任を伴わない権利」なんか、ありえない。
 まして活字で商売をしているんだったら、社会に対して一段と厳格、厳重に責任を果たしていくのが当然だ。
高柳 その通りですよ!
 だいたい新潮のデマに人生をメチャクチャにされた被害者が、どれだけいると思ってるの!
西口 数え切れないほどの市民が、下劣なデマと中吊り広告で「リンチ」同然の、目に遭ってきた。
 裁判も起こせず、やられっぱなし、殴られっぱなしで泣き寝入りさせられた人が、どれほどいることか!

杉山 最近では新聞、雑誌はじめ多くの活字メディアも、新潮のデマに激怒しているじゃないか。
山本 まったくだ。あの朝日新聞、読売新聞も、新潮社を名誉毀損で訴えている。
杉山 読売新聞は「あまりにも悪質で許しがたい虚報」として1億円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めて提訴している。
西口 朝日新聞も「社の名誉と信用を著しく傷つけられた」と、5000万円の賠償と謝罪広告の掲載を求めているな。
青木 今や新潮は完全にマスコミ界の鼻つまみ、つまはじきだな(爆笑)。
西口 完全に浮き上がっている。
 どこも味方するところなんかない。
秋谷 当たり前だ。
 今、下手に肩なんかもったら、新潮と「同じ穴のムジナ」扱いだ(笑)。
山本 というよりも、ほかのメディアこそ、もっと新潮のデマを攻撃すべきじゃないのか。
杉山 その通りだ。指をくわえて傍観せずに、どんどん新潮のデマ体質を叩くべきだ。
 そういう気骨を示すべきだ。
 それでこそ真実の言論人じゃないか。

西口 そういえば、最近も『週刊新潮』が、またぞろ愚劣なデマを並べて学会を中傷していたようだな。
山本 いつもの八つ当たりだよ。
 今や八方ふさがりで、もう、裁判官か学会に八つ当たりするしか能がないんだ、あそこは(爆笑)。
杉山 しかも肝心の記事の中身はと言えば、相変わらずの匿名コメントだらけ(笑)。
山本 「学会ウォッチャー」、わけのわからない大学の「教授」「事情を知る古参の学会信者」など、得体の知れないコメントだらけ(爆笑)。
西口 完全に「バカの一つ覚え」だ。「十年一日」の新潮のデマだ。
山本 だいたい新潮に出てくる匿名コメントは、ほとんど捏造。これは「定説」だ。
高柳 以前にも東京の北新宿で学会が地上げ♂]々と、ありもしないコメントを並べ立てて、さんざん騒いでいたじゃないの。
山本 その揚げ句の果てに最高裁から断罪され、昨年12月、学会に公式に謝罪した。
西口 判決で「コメント主の実在と真実性を認められない」と厳しく糾弾されたな。
青木 新潮の匿名コメントとくれば「捏造」。今や裁判所公認だ(大笑)。
山本 とにかく「いつ」「どこで」「誰が」がない。
 そんな愚劣なデマ記事ばっかり流して、ページをムダに使っているから、裁判で負けるんだ(大笑)。
杉山 今年に入って11回の断罪。
 この1年で17回の敗訴。
 損害賠償金は総額5580万円だ。
秋谷 誰も塗り替えられない、いや塗り替えようもない「日本最悪の記録」だ(爆笑)。
 日本のマスコミ史に厳然と残る大汚名だ。
青木 日本で最低最悪の「デマの元凶」だな。
杉山 それだけじゃない。
 あそこは今も十数件の裁判を抱えている。政治家、弁護士、大手新聞社‥‥多くの個人、団体が名誉毀損で、怒りの訴えを起こしている。
山本 こりゃあ、まだまだ断罪記録は伸びるな。
 自業自得だ(爆笑)。

(2003.10. 3. 聖教新聞)

 

<8>
出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、山本九州長、高柳婦人部長、杉山男子部長

山本 先日来、この座談会で「選挙は、まず『議員と家族』だ。率先して戦え!」と語り合ってきた。
西口 各地で早速、心ある議員と家族が立ち上がり、奮闘しているようだ。
青木 最近、そういう話を、よく聞くようになった。「議員の家族が、真剣に戦うようになった。その姿を見て、支援に拍車がかかった」という声が、あっちこっちであがっている。

高柳 9月に行われた、ある市議選でも、初当選した議員のお父さんの戦いが話題になりました。
杉山 私も聞きました。この方は、かつて労働組合の活動家で、他党の支持者だった。
 それが最近、公明党を支持するようになった。今回の選挙では「『まず候補者の家族から』。その通りだ。自分が先頭に立って戦おう」と奮起されたそうだ。
高柳 この方は選挙を終えて、こう語っていたそうです。
 「これまで選挙は何度もやってきた。しかし、公明党の支持者の皆さんと一緒に支援に取り組んで、支援活動の本当の在り方というものが分かった。情熱が違う。意気込みが違う」と感嘆されていたといいます。
山本 それでなくても、今や多くの団体が政治参加の意欲とパワーを失っている。たびたびマスコミも報道している通りだ。
杉山 先日の「朝日新聞」にも出ていた。ある政党の支援団体幹部が「組織力が弱まり、指示してまとまる時代ではなくなった」と本音を語っていたそうだ。
青木 労働組合でも「義務」やら「お付き合い」やらで、いやいや支援させられている人も多いそうじゃないか。
西口 それが時代の流れだ。多様性の時代だ。本当に心から納得し、いいと思わなければ、誰も本気でやらないよ。
山本 これは公明党の支持者も同じだ。
西口 だから議員が必死でやることだ。自分自身の「情熱」と「奮闘」で、支持者を奮い立たせていくことだ。
秋谷 そもそも日本は、いまだに「金権政治」「利権政治」が横行している。まだまだ一部には「金」や「利権」で票を買う≠謔、なケースがあるのも現実だ。
杉山 そのなかで公明党の支持者は、みな手弁当で、自分の信念で支援活動をやっている。
西口 公明党の議員は幸せだよ。支持者の大恩と「何のため」という大目的を、絶対に忘れちゃいけない。
高柳 先ほどの市議のお父さんも、そういう支持者の大情熱に感銘して、奮闘されたそうです。

青木 衆議院選挙も「11月9日投票」と、ほぼ流れが決まった。
 議員や家族が真剣かどうか。我々は一段と厳しく見ている。見ていく。
山本 公明党には3400人以上もの地方議員がいるんだ。総選挙でも、その議員と家族全員が立ち上がれば、すごい力になるはずだ。
西口 その通りだ。そのためにも、党が地方議員の戦いを厳しくチェックしてもらいたい。
 「誰が」「どこで」「どれだけ」動いているか。支持を拡大しているか。明確に把握してもらいたい。
青木 まったくだ。特別扱いなんて、とんでもない。議員は「特権階級」でも「貴族」でも何でもない。
山本 家族も同じ精神に立つべきだ。それを、身内が議員になった途端、自分まで偉くなった気になって、威張り出すやつらがいる。
秋谷 今までも支持者を裏切った議員連中というのは、全部が全部、女房や家族が、おかしかった。
青木 竹入、竜、大橋、藤原‥‥皆が皆、家族が威張り腐っていた。のうのうとのさばっていた。それで皆から嫌われ、軽蔑され抜いていた。
山本 支持者どころか地域の評判だって最低最悪だったな!
西口 皆、「権力の魔性」に食い破られ、卑しい面の皮を突っ張らせて、党を私物化しようと狙った連中だ。
 権力を使って党を乗っ取り、支持団体である学会まで勝手放題に操ろうとした連中だ。
青木 その末路は、どうだ。
 竹入は「学歴詐称」やら「金銭疑惑」やらが発覚。竜や藤原も、体もボロボロで、薄汚い老醜を晒している。
杉山 すべて支持者を裏切った「報い」だ。「自業自得」だ。

高柳 ところで議員や家族の特権意識といえば、あの秘書問題!
 国会議員が自分の家族や親族を公設秘書にする。そういうケースが大問題になっていますね。
杉山 「毎日新聞」が昨年、実施したアンケートによると、全国会議員の実に25%が、自分の妻や子どもといった親族を公設秘書にしていた。
 公設秘書の全体から見ると、10人に1人が議員の親族だと判明した。
山本 いくら今の法律では問題ないとはいえ、家族、親族だらけだな!
 「議員秘書は親族の指定席」とでも勘違いしているんじゃないか。
杉山 民主党も最近、所属議員にアンケートを実施した。すると、3割もの議員が親族を公設秘書にしていると分かった。
西口 公設秘書の給料は年齢や勤務年数によって異なるが、一番給料が高い政策秘書だと、年収1000万円ほどになるようだ。
高柳 その公設秘書の10人に1人が国会議員の親族ですか!
青木 新聞などを見ても、有権者からの非難が続出している。
 「これだけ不景気な時に、政治家や家族だけが既得権益に安住するなど絶対に許されない」
 「もし、どうしても家族を秘書にしたいなら、私設秘書にするべきだ」といった声があがっている。
西口 当然の声だ。
杉山 僕の友人も怒っていた。
 「国会は家族を公設秘書にしている議員を一覧にして国民に公表するべきだ。ぜひ次の選挙で投票の参考にしたい」と言っていた。
山本 国会が二の足を踏むんだったら、各党が自発的に公表したらどうなんだ?
西口 家族や親族が秘書であっても、実際にキチンと仕事をしているんだったらいい。だが身内だと、ともすれば公私が曖昧になる。
山本 その通りだ。実際には、ロクに仕事もしていないのに国から給与だけもらう。そんなケースだって出かねない。
杉山 だから海外では親族を秘書に採用しない≠ニ決めている国も多い。アメリカやドイツなどもそうだ。
 アメリカでは、議員に公設秘書の氏名、給与、在職期間などの公開がハッキリ義務づけられている。
高柳 当然ですよ。日本も、そうするべきですよ。
山本 日本では、秘書の名前すら積極的に公開していないというのが現状だ。
高柳 情けない。公明党は大丈夫でしょうね。
杉山 公明党の発表によれば、次の衆院選では、小選挙区で10人、比例区で43人の候補者が公認されている。
 党本部に確認したが、この53人の候補全員に、そういう事実はない。
山本 現職議員の公設秘書に親族は一人もいない。新人候補らも全員が「公設秘書に親族は採用しない」と決めている。
秋谷 他党はどうであれ、それでこそ公明党の議員だ。
 議員であれ、秘書であれ、特別扱いの人間は、いない。作らない。
 それが「大衆の党」「国民の党」「庶民の党」として当然の姿勢だ。

(2003.10. 4. 聖教新聞)

 

<9>
出席者:秋谷会長、青木理事長、谷川副会長、高柳婦人部長、杉山男子部長、萩田東京青年部長

青木 東京の「北区」「足立区」の友が奮闘している。
 これまでも北区、足立区は、弘教・拡大、聖教推進でも東京をリードする結果を示し切ってきた。
谷川 北総区では全地区が一丸となって大前進している。
 それに待望の「北新世紀会館」の建設も、いよいよ決まった。
秋谷 私も先日、北区の浮間の座談会に行ってきたが、青年部も元気だ!
萩田 かつてない勢いです。
 男子部は活動メンバーが大きく増加。約3割も増えた。
 女子部も新会員をはじめ、新しい人材が頑張っている。
秋谷 つい先日も池田先生は「北区の前進は見事だ。
 堂々たる『喜多区』になった」と最大に賞讃してくださった。
谷川 ありがとうございます!
 いよいよ闘志満々です。

青木 10月1日にも先生は、北区、足立区をはじめ東京の同志に「湿(しめ)れる木より火を出(いだ)し乾(かわ)ける土より水を儲(もう)けんが如(ごと)く強盛(ごうじょう)に申(もう)すなり」との御聖訓を贈ってくださった。
高柳 みな、この御聖訓を万感の思いで抱きしめて戦っています。
秋谷 「仏法は勝負」だ。勝てば愉快、勝てば幸福。勝つための人生であり勝つための信心だ。
青木 その通りだ。御書には天下を取った源頼朝について、こう仰せであられる。
 「法華経を修行したことによって父の仇を討つことができただけでなく、日本国の武士の大将となることができた。これは、ひとえに法華経の御利益である」と厳然と仰せだ。
秋谷 また御聖訓には「強敵(ごうてき)を伏(ふく)して始(はじめ)て力士(りきし)をしる」と仰せだ。
 強敵に打ち勝ってこそ、正義の勝利者の証を打ち立てることができる。
 我々は、断じて勝とうじゃないか!
 見事な勝利の歴史の金字塔を残そうじゃないか!

青木 北区といえば、あの「ニセ法主」日顕の元金庫番、石井信量(妙証寺)が住みついているな。
萩田 もともと妙証寺は、石井が大石寺の蓮成坊にいた時、東京出張所だった。ところが石井のやつは女性問題や不正蓄財疑惑が噴き出して、本山にいられなくなった。
杉山 それで石井は出張所を「寺」に格上げしてもらって、東京に逃げてきたんだ(笑)。
谷川 日顕のやつも、ちょくちょく来ていたな。気になって、気になって。
高柳 来るたんびに雨ばかりでしたね(大笑)。
萩田 2001年9月20日に日顕が来た時は、ドス黒い雨雲がたれ込め、ジトジトと雨が降っていた。
 2002年12月7日に来た時も、雨だった(笑)。
青木 あいつは、どこに行くにも偉そうに大きな赤いカサを持っていくが、結構、役に立っているじゃないか(爆笑)。
萩田 石井といえば、日顕が京都の平安寺にいたころからの直弟子だ。日顕に取り入って、日顕の金庫番を長年、やっていたことで有名だ。
杉山 当然、金に汚いことでも「日顕直伝」だ。平成6年には熱海の一等地に、200坪もの「温泉付き別荘」を手に入れている。時価2億円もする豪邸だ。それも石井と女房の個人名義だ。
萩田 今、住みついている妙証寺だって、この不景気に5億円もかけて建てかえたといわれている。
谷川 石井は、大石寺の金の出入りを取り仕切る「管財室」を20年も担当していたからな。不正蓄財の疑惑や噂が絶えたことがない。
萩田 それに、石井の下劣な女性問題! そっちのほうでも宗内きっての畜生坊主だ。
杉山 その通りだ。蓮成坊にいたころも、女房に隠れて、手当たり次第に不倫三昧。女性信徒にまで手を出していた。
谷川 東京の赤坂に不倫相手と密会するためのマンションまで隠し持っていたほどだ。
杉山 ところが不審を抱いた女房が現場に乗り込んで、大騒ぎになった(大笑)。
高柳 汚らわしい!
萩田 平成6年にも女性同伴で高級温泉旅館に宿泊していた。あの腐りきった宗門でも「あいつはビョーキだ」と呆れ果てている。それほどのクソ坊主だ。

青木 金銭問題に女性問題。これだけの不祥事を起こしても、石井はクビを切られることはない。
秋谷 石井は日顕の「裏の裏」まで知っているからだ。
 日顕にしてみれば、クビを切ったら、何をバラされるか分からない。おっかなくてクビが切れない(大笑)。
萩田 しかし、その石井のやつも、最近では、ほとんど寺に引きこもったまんまのようだ。
杉山 元法華講員の話によると、今じゃあ石井は、すっかりドス黒くなった地獄の相で、寺の周辺をブラブラしているだけだ(大笑)。
谷川 完全に「敗残の骸(むくろ)」をさらしている。
秋谷 これも北区の同志が、一歩も引かずに戦い抜いてきたからだ。極悪を攻め抜いてきたからだ。
青木 その通りだ。御聖訓に「修羅(しゅら)のおごり帝釈(たいしゃく)にせめられて無熱池(むねつち)の蓮(はちす)の中に小身(しょうしん)と成(なり)て隠(かく)れしが如(ごと)し」と仰せ通りの、無残な姿じゃないか。
秋谷 北区、足立区の同志は勝った。
 これも「いかに強敵(ごうてき)重(かさ)なるとも・ゆめゆめ退(たい)する心なかれ」との仏法の精神のままに戦った結果だ。いよいよ次の勝利へ前進だ。
青木 我々は戦おう! 「戦(いくさ)やむ事なし」との仰せの通りに! そして、晴れ晴れと勝とうじゃないか!

(2003.10. 5. 聖教新聞)

 

<10>
出席者:秋谷会長、南方副会長、山下公認会計士、高柳婦人部長、中尾関西婦人部長、杉山男子部長、弓谷東京男子部長

杉山 最近、テレビでも新聞でも「年金、年金」と話題沸騰だな。
弓谷 各政党も、この秋の総選挙に向けて、カンカンガクガクだ。
秋谷 それだけ国民の関心が高いということだ。
中尾 だけど、年金って、何が何だかサッパリ分からないわね。
高柳 この間もテレビで、国会議員が年金改革について説明していたけど、いったい何を言いたいんだか(大笑)。
弓谷 まったくだ。年金のことを完璧に理解している人なんて、ほとんどいないんじゃないのか(大笑)。
杉山 しかし、分からないからといって済む問題じゃない。ちゃんと知っておかないと、国民は損をするだけだ。騙されるだけだ。
秋谷 そこで今回は、公認会計士の資格をもつ専門家の南方副会長と、公認会計士の山下猛伯さんに詳しく聞こうと思う。
南方、山下 よろしく、お願いします。

山下 まず、言っておきたいんですが、今、一部の政党が「次の選挙は政権選択選挙だ」とか騒いでいますね。
 ですけど専門家からみると、ズバリ「年金選挙」なんですよ。年金制度がどうなるか。今度の衆議院選挙で決まるんです。
南方 その通りだ。実は年金制度は、5年に1度、見直しすることになっている。来年は、その見直しの年なんだ。
中尾 そうなんですってね。
杉山 確かに日本の年金制度は今、破綻寸前だ。もし来年までに、抜本的な「年金革命」ができなければ、取り返しのつかないことになる。
高柳 まさに今回は、日本の将来を決する選挙になるんですね。
秋谷 その通りだ。今や国民は年金制度がどうなるか、高い関心をもっている。政治が国民に、どう安心を保障するか。その意味で「年金選挙」といってもいい。
中尾 私たち国民の重大関心事ね!

高柳 そこで聞きたいんですけど、このまま行くと年金制度は、どうなるんですか。
山下 まちがいなく崩壊します。「破綻」です。
南方 というのも日本の今の公的年金制度は、現役世代が保険料を政府に払う。その保険料を高齢者に年金として「仕送り」する。こういう仕組みになっています。
秋谷 専門的にいうと「世代間扶養」と呼ばれるものだ。
南方 その通りです。これによって、賃金や物価が変わっても、ちゃんと年金が受け取れる仕組みになっている。
山下 ところが、その制度そのものがガタガタになってきた。
 今の日本は100歳以上の人が2万人以上。75歳以上の人が1千万人を超える。65歳以上の人が総人口に占める割合は18.5%という時代だ。
高柳 名実ともに「長寿社会」ね。
弓谷 一方で、保険料を払う若い世代が、どんどん減っている。
南方 なにしろ、子どもが少ない。恐ろしいほどの少子化だ。
山下 20年前に「2035年になったら出生率は2.09人で安定する」と予測されていた。
 それが昨年の予測では何と1.39人ですよ。
秋谷 恐ろしいスピードだ。
山下 高齢者は増える。子どもは減る。年金制度の土台そのものが狂ってきたわけです。
中尾 でも、日本の少子化は、前々から騒がれていたじゃないの。どうして、こんなになるまで放っぽってきたの?
山下 見通しが甘かったからだ。少子化や高齢化といった、根本的な問題を先送りしてきたツケだ。
杉山 「先送り」か。日本の政治の代名詞だな(笑)。
高柳 本当よ。結局、全部、国民にツケが回ってくるんじゃないの!
秋谷 当然、ここまで問題を放置した政治家の責任も重大だ。これはまた、おいおい語り合おう。

南方 とにかく今の年金制度では、20歳から64歳の働き手が3.6人で65歳以上の高齢者1人を支えている。
山下 ところが、これが2025年になると、働き手2人で、高齢者1人を支える計算になる。
弓谷 2人で1人? 莫大な負担だ。
山下 働き手一人が払う保険料――つまり年金の掛け金≠焉Aこのままいくと今の2倍になる。
高柳 そんなの、無理よ。
南方 それだけじゃない。2050年になると、働き手1.4人で1人の高齢者を養う計算になる。
中尾 エッ! それじゃあ働いている人が暮らしていけないじゃないの。
山下 当然、受け取る年金の額も、大幅に減ることになります。
弓谷 負担は増えるわ、年金の額は減るわ。たまったもんじゃないな!
杉山 年金というと、高齢者の問題だと思っていたが、とんでもないな。われわれ若い世代も、他人ごとじゃない。
南方 いや、「他人ごと」どころか、年金というのは若い世代にとってこそ一番、切実な問題なんだ。皆、これが十分、分かっていないようだ。
 今、即刻、手を打たないと、今の青年世代は、将来、年金がもらえなくなる恐れがある。脅しじゃありませんよ。
弓谷 たとえば僕は今32歳です。年金は、もらえるんですか。
南方 いや、来年の年金改革に失敗したら、危ない(笑)。
杉山 だいたい今は若い世代ほど、年金を信用していないからな。「オレたちの世代はダメだ。もらえっこない」と、あきらめきっている。
弓谷 朝日新聞の調査でも「年金制度に不信感を持つ人」は、20代、30代で7割もいる。
杉山 今のままじゃあ、高齢者も不安。青年も不安。いったい、どうするんだ、年金問題は!

山下 そこで今回、公明党が出したのが「年金100年安心プラン」だ。
南方 詳しくは公明新聞などで説明しているが、今回の公明党プランは、すごい。
 「現在、年金を受け取っている人の給付額は引き下げない」
 「将来、年金を受け取る人は、現役時代の平均収入の50%以上を確保。納めた保険料の2倍以上は受け取れるようにする」等々、高齢者も、若い世代も安心できる内容だ。財源も明確。専門家の評価も非常に高い。
山下 その通りだ。プランを出したのも、公明党が一番、早かった。
 だいたい、どの政党も年金問題を含めてマニフェスト(選挙に向けての政策綱領)を出しているが、専門家からみたら現実離れした絵空事ばっかりだ。
杉山 確かに財源も示さずに「○○をタダにする」とか何とか、まるで「極楽浄土」みたいなことを言っているな(大笑)。
弓谷 まるで念仏党≠セ(爆笑)。
山下 それに比べて公明党の年金プランは、中身が具体的だ。一貫性がある。現実性がある。他党の「絵に描いた餅」とは大違いだ。
南方 一橋大学大学院の藤田伍一教授も「(公明党の)案が採用されれば、国が国民に対し、初めて将来にわたる年金給付の水準を確約することになります。現在の制度の範囲内で、国民の『年金権』の確立に向けた一歩となる」と称賛しています(本紙10月3日付)。
杉山 公明党のプランが実現すれば年金制度は安泰≠ニいうことだ。
秋谷 とにかく、どの政党が真剣に「年金問題」に取り組んでいるか。国民が賢明に、明確に判断を下すべき選挙だ。

(2003.10. 6. 聖教新聞)