正義と勝利の座談会

 


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出席者:秋谷会長、青木理事長、石田幸四郎 中部総主事、市川雄一 東海道参与、大川清幸 東京・墨田区副総合長、近江巳記夫 大阪・豊中総県主事、杉山青年部長、弓谷男子部長

杉山 九州で、また国会議員の「学歴詐称」の問題が発覚したな。
弓谷 民主党の古賀潤一郎代議士(福岡2区選出)に学歴詐称の疑惑が出てきたんだ。
秋谷 テレビ、新聞も一斉に報道していた。
大川 古賀氏といえば昨年の衆院選で、山崎拓前自民党副総裁を破った議員だ。それが学歴詐称疑惑か。
弓谷 なんでも、アメリカの「ペパーダイン大学卒」と公表していたが、実は在籍しただけで卒業していなかった疑いがあるというんだな。
青木 いや、驚いたよ。民主党は不祥事続きじゃないか。
弓谷 昨年も経歴詐称疑惑が発覚して離党した民主党の議員がいた。
杉山 広島の山田敏雅元代議士だ。さすがに民主党は倫理委員会を開いて、調査を始めた。
近江 その渦中、山田氏は突然地元の市長選に無所属で出る≠ニ言い出して離党。公選法の規定で失職した。
 その後、市長選も落ちて、11月の総選挙でも惨敗。今は何をやってんだか、よく分からないな。
弓谷 結局、民主党の倫理委員会も「離党」を理由に、経歴詐称についての調査を中断した。未だに判明しない点も多々ある≠ニいう中間報告書を出しただけで、真相は藪の中だ。
市川 ハッキリしているのは経歴詐称問題が浮上した揚げ句、国会議員を辞めたということだ。
 この事実は、動かしようがない。
石田 言うまでもないが、選挙の候補者がウソの経歴を公表すれば公職選挙法違反だ。
近江 有罪なら「2年以下の禁固または30万円以下の罰金」だ。有罪が確定すれば当選は無効になり、失職する。
杉山 この古賀という議員は、さわやかでクリーンなイメージを売り物にして選挙をやっていた。それが一皮剥けば学歴詐称疑惑か!
秋谷 まったく国民をバカにしている。ますます国民が政治家を信用しなくなるじゃないか。

市川 「学歴詐称」といえば、あの竹入! 我々も本当に迷惑を受けたな!
石田 とくに私が許せないのは、竹入が党の中心者でありながら、党の財政を私物化し、メチャクチャにしたことだ。
杉山 竹入が引退した後、短期間の矢野体制の後、平成元年に「石田幸四郎委員長、市川雄一書記長」の体制になったんでしたね。
石田 今だから言えるが、私が委員長になって、党の財政事情を知った時は仰天した。全然、党の資金がない。それというのも、竹入のやつが勝手放題にやっていたからだ。
 見栄っ張りの竹入は、しょっちゅう料亭に行く。外遊の時だって、何千万円も、みやげを買って、金を湯水のように使っていた。
近江 そういう工作は全部、党の幹部には秘密で、自分一人でやっていた。党の私物化なんてものじゃない。あの男は党の財政を食いつぶしたんだ。
市川 その通りだ。その後、竹入がいなくなってから、徹底的に財政を見直さざるを得なかった。ムダをなくし、何年もかかって、やっとようやく正常な状態になったんだ。

石田 だいたい竹入は、引退してからというもの、党大会などの党の行事には、ただの一ぺんだって、来たことがない。一ぺんも、だよ。
市川 党本部にだって全く顔を出さなかった。
石田 当時、私どもも心配になって、恵比寿(東京・渋谷区)の竹入の家に行った。ところが、いくら呼び鈴を押したって、全然、出てこない。ウンもなければスンもない。
大川 僕は引退して18年たった今でも、毎週、党本部に行っているよ。
近江 党の人間が訪ねていっても絶対に家に入れないんだ。まったくの音信不通。まったくのダンマリだった。
青木 竹入は党本部どころか、われわれ支持者のところにだって全然、挨拶に来なかったよ。
秋谷 その通りだ。あの男の選挙区だった東京の足立、葛飾、江戸川の支持者は、いまだに激怒している。
大川 竹入は党は学会から支配されていた≠ンたいなことを言っていたが、冗談じゃない。支持者を騙し、学会を騙し、党を私物化したのは竹入だ。
近江 全く、その通りだ。それに竹入は、学歴詐称だけじゃない。
 京都府知事選がらみの金銭疑惑。佐川急便からの金銭疑惑。次から次へと悪事が出てきた。どこまで狂ったやつだったか!
秋谷 結局、竹入は「虚栄」「強欲」「秘密主義」の果てに狂い、堕落し、転落していった。
青木 そして転がり込んだ先が日顕宗だ(笑)。
近江 竹入は党と学会との関係を一方通行≠ネんて言っていたが、実際は全く逆だった。学会に何も知らせず、何も言わせなかったのは竹入だ。
石田 だいたい、支援していただいている学会から、意見を聞き、コミュニケーションをとるのは当たり前だ。それを竹入のやつは、完全に無視していた。自分が党を牛耳り、わがまま放題やりたかったからだ。
市川 そもそも、この民主主義の時代に政教一致≠ネんてありえない。それを知っていながら、あいつはズル賢く逆手に取った。利用したんだ。
弓谷 学会は党の支持団体だ。支持者が意見をいうのは当然じゃないか。支持団体が言わなかったら、誰が言うんだ!
秋谷 どの政党だって、支持者を一番大事にしている。どこだって支持者の意見を聞いている。率直な対話や討論で、支持者と党が一体になる。民意が政治に反映される。それが民主主義じゃないか。
青木 だいたい、手弁当で、ここまで支援する団体が、どこにあるというんだ。それを利用するだけ利用して裏切ったのが竹入だ。こんな忘恩、背信があるか! 絶対に我々は許さない。

近江 そういえば民主党の菅直人代表が先日、党大会で竹入の言葉を引いて公明党は学会の意向で党の代表を決めている≠ネんて言ったらしいな。
青木 バカバカしい(笑)。竹入みたいな悪党のデマを真に受けてるのか? 野党第1党の党首の名が泣くよ(爆笑)。
石田 公明党の党代表は、2年に1回の党大会で皆の合議に基づいて決められている。民主的な手続きに基づいて選出されている。
 私も、神崎代表も、そうだったよ(大笑)。
杉山 それだけじゃない。菅代表は小泉政権は公明党に首根っこを押さえられた政権だ。日本の政治が公明党を通して創価学会という一宗教団体に支配されてはならない≠ネどと言い放ったんだ(爆笑)。
大川 だったら民主党は支持者の意見も聞かないのか。それじゃあ独裁政党じゃないか(笑)。
石田 まったくだ。支持団体が何か言ったら「支配」なのか(爆笑)。バカバカしい!
 批判するなら政党を批判しろ。他党の支持団体を攻撃するバカが、どこにいる!
大川 「政治参加の自由」「信教の自由」の侵害だ。
青木 これまた、いつもの「票狙い」だよ。「いつもの手」だよ(大笑)。
 こういうズルいやり方をするから信用されないんだ。だから日本には「政治家革命」が必要だというんだ。

(2004. 1.23. 聖教新聞)

 

<2>
出席者:秋谷会長、青木理事長、石田幸四郎 中部総主事、市川雄一 東海道参与、大川清幸 東京・墨田区副総合長、近江巳記夫 大阪・豊中総県主事、杉山青年部長、弓谷男子部長

大川 前回の座談会では、民主党の菅直人代表が、詐称男の竹入の言葉を引いて暴言を吐いた話題が出たな。
秋谷 選挙が近づくと政教一致≠セの宗教団体が支配≠セのと事実無根のデマを流す。使い古した常套手段だ。
近江 そもそも宗教者、宗教団体の政治参加は日本国憲法でハッキリ認められている。中学生でも知っている常識中の常識だよ。
青木 それを否定するのは憲法無視の独裁者だ。恐ろしいことだ。陰湿な人間は、やがては皆から捨てられる。
弓谷 これだから民主党の中からも「独断」とか「イラ菅」とか言われるんだ(爆笑)。
石田 だいたい民主党は今度の参院選に、立正佼成会系などの候補を2人も出すそうだが、そっちはどうなんだ(大笑)。
青木 こんなザマだから、いつまで経っても国民の支持が広がらない。政権が取れないんだよ(大笑)。

大川 そもそも菅氏は、昨年の総選挙で何と言っていたか。さんざん今度の選挙は「マニフェスト(政策綱領)」選挙だ≠ニ公言していたじゃないか。
近江 そうだったな。自民党にも政策で勝負しろ≠ニ、テレビでも新聞でも街頭演説でも絶叫していたな。
市川 それが選挙が終わるや、政策なんか、そっちのけで、支持団体の攻撃に狂奔か。
青木 政党は政党同士で戦え! 権力を使って支持団体を攻撃する。まさに宗教弾圧じゃないか。
秋谷 宗教団体が、どこの団体を支持しようが、それは憲法で保障された自由じゃないか。
青木 私の友人の新聞記者も「そこまで菅氏は、追い込まれているのか」と呆れていた(大笑)。
市川 もう「政策で勝負」のほうは、どうでもいいのかね(爆笑)。
近江 今回の彼の暴言について公明党の議員からも明確な憲法違反だ。名誉毀損だ。断固、告訴すべきだ≠ニ怒りの声が続々とあがっている。
石田 当然だな。神崎代表もこれまで菅代表は「公明党と連携して政権をとりましょう」と言っていた。
 ところが立場が変わったら、全く違うことを言うのは見識を疑う∞嫉妬だ≠ニ厳しく反論していた。

弓谷 まったくだ。当然だよ。だいたい以前、公明党と基本的な路線は同じですから≠ニ平然と言っていた当の本人じゃないか。
青木 学会にも支援を依頼しに来ていた。
石田 それに菅氏は民主的中道という、皆さんの考え方を私たちのものとして民主党は旗を掲(かか)げた。基本は共通している≠ニまで断言していたではないか。
近江 ところが公明党が与党になったとたんに公明党は憲法違反だ≠ニか民主主義政党ではない=i笑)。
 180度反対のことを言い出した(大笑)。
大川 最初は「基本は共通」で、1年後には民主主義政党ではない≠ゥ(笑)。
杉山 あまりにも公明党や学会が素晴らしく偉大だからだ。
 男の焼き餅は真っ黒けと言われる通り、彼こそが反民主主義の先頭に立っているではないか(爆笑)。
秋谷 要するに「選挙目当て」「票目当て」だ。新聞各紙も、そう見抜いている。
青木 国民は、とっくに、そんな低次元の演説なんか、お見通しだよ(大笑)。

弓谷 民主党は昨年の総選挙で、目標にしていた政権が取れなかった。今度の参議院選には菅代表の命運が懸かっている。
 それで恥も外聞もなく、他党の支持団体の攻撃に狂奔している。「迷走」している。見苦しい限りだな。
大川 民主党の議員の中にも、支持者にも呆れ返っている人が多くいるようだ。
 そういう話も、あっちこっちから聞いているよ。
青木 しかし、なんで今ごろ、こんなバカげたことを言い出したのかね。時と場合によっては、公明党は民主党の大きなパートナーじゃないか。
近江 それこそ、誰かに首根っこを押さえられて♀w会攻撃をやらされてるんじゃないのか(爆笑)。
杉山 そういえば菅氏は、党大会での話で、公明党を映画の「エイリアン(異星人という意味)」になぞらえて、こうも言っていた。
 人間の身体に他の生物が入り込み、コントロールする映画がある。自民党の内側に公明党が入り込んで、コントロールする状況になりつつある≠ネんて放言していた(爆笑)。
青木 何が「エイリアン」だ。
 よその党から来た「エイリアン」政治家に食い込まれて、内側からコントロールされてるのは、どこの政党だ?(爆笑)
大川 だいたい公明党と連立を組んでいる自民党に失礼じゃないか。

秋谷 とにかく、政治家たるもの、自分の言葉には、きちんと責任をもってもらいたい。
 民主党が政権政党を目指すのなら、正々堂々と政策で勝負すべきだ。実績で勝負すべきだ。
青木 その通り、その通りだ。陰険、卑劣、悪辣きわまる宗教弾圧は即刻やめろ! 見苦しい真似は天下の人々が皆、見抜いている。与党であろうと野党であろうと、そういう人権侵害の政治家は断じて許さぬ!
 健全な民主主義社会のためにも、ハッキリ断言しておく。そういう連中とは、我々は断固として戦う。
弓谷 そもそも今の民主党は、宗教弾圧に狂奔している場合か? 身内は事件だらけ、問題だらけじゃないか。我々は今は黙っているが、いつの日か、火ぶたを切るぞ。

(2004. 1.24. 聖教新聞)

 

<3>
出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、石田幸四郎 中部総主事、市川雄一 東海道参与、大川清幸 東京・墨田区副総合長、杉山青年部長、弓谷男子部長

杉山 あの凶悪な恐喝事件を起こした山崎正友! あいつのデマ本を出していた出版社が最近、事実上、倒産した。そういうニュースが流れた。
青木 私も見た。「毎日新聞」には「昨年12月26日に2回目の不渡りを出し、今年1月5日付で銀行取引停止となった」と出ていたな。
弓谷 この出版社は、秘書給与のネコババ事件で「詐欺罪」で起訴された辻元清美元代議士とも関係が深い。そういう専らの話だった。
西口 関係があった元代議士は、秘書の給与を騙し取って逮捕、起訴。会社は倒産状態か。
 山崎と、くっついたところは、本当に悲惨な目に遭うな。空恐ろしいほどだ。
杉山 やっぱり山崎は、正真正銘の「疫病神」だ。また一つ、明確な現証が出たじゃないか(笑)。

石田 山崎と、くっついていたといえば、あの共産党も、そうだ。
杉山 最近、共産党は「綱領」を改定したな。
弓谷 あそこは昨年の衆院選で、20議席から9議席に激減して大惨敗。長期の退潮が続く中での、苦し紛れの改定≠ニいう見方が専らだ。
市川 「綱領」というのは、共産党にとって党の理念と路線を定めた党の憲法≠セ。それを今回、43年ぶりに全面改定したそうだ。
大川 私も、チラッと新聞で見たけど、長くて長くて(笑)。何が言いたいのやらサッパリ分からなかった(大笑)。
弓谷 共産党を何とか普通の政党≠ノ見せようと、あっちこっち必死でいじくり回したようだ(笑)。
 たとえば「自衛隊」や「象徴天皇制」を当面は容認する≠ニ明記した。それに「前衛党」とか「労働者階級の権力」といった共産主義色≠フ強い言葉は、削除した。
青木 何だ、それじゃ「共産党」じゃなくなっちゃうじゃないか(大笑)。
 「自衛隊」も「天皇制」も、今までずっと反対してきたんだろう。それを、何で今ごろ、認めるんだ?
市川 そこが問題だ。だからマスコミも、専門家も「変えたのは、上っ面だけだ。本質は何も変わっていない」と一致して厳しく見ている。
石田 それはそうだろう。だいたい何十年も続いた体質が、一朝一夕で変わるわけがない。
市川 今の共産党に必要なのは、名ばかりの綱領改定なんかじゃない。まず、前議長の宮本顕治著『日本革命の展望』にある敵の出方論≠キなわち敵の出方によっては暴力革命も辞さず≠ニいう路線をやめることではないのか。
弓谷 実際、世間の評判も、マスコミの評価も、さんざんだ。
 「読売新聞」の社説も、こう書いていた。
 「全面改定とは名ばかりの新綱領は、共産党の現実・柔軟路線の限界を浮き彫りにした。もっと踏み込んだ見直しをしなければ、局面打開は図れまい。党勢回復の道は遠い」と鋭く指摘していた。
市川 「産経新聞」も「資本主義体制の転覆を狙う『革命政党』の本質は何一つ変わっていないのが実態だ」と酷評していたな。
秋谷 国民は賢明だ。口先だけ、外面やイメージだけで、政治をやろうなんて、とんでもない。有権者への愚弄だ。
大川 その通りだ。マスコミも共産党の作戦は成功するか。今年7月の参院選で、その成否が問われる≠ニ厳しく見ている。
弓谷 今から見物だな。
 恐喝事件を起こした山崎とつながり、さんざん、宗教弾圧をしてきて、国民から嫌われた揚げ句、こんな迷走をしている。これでまた大失敗したら、いよいよ「おしまい」だ(笑)。

大川 ところで、国会も始まり、いよいよ政界も本格的に動きだした。
青木 この夏には、参院選挙もある。とにかく公明党は、全議員が先頭に立って、勇猛果敢に戦ってもらいたい。そうでなければ勝てない。
西口 最近、関西の経済界でも、公明党への期待の声が高まっている。
 「他党は、なかなか腰を上げないが、公明党の議員は、すぐ行動してくれる。頼りになる」と、財界の大物も高く評価している。
秋谷 この4年間、公明党が与党であることで、政治が現実に変わってきた。公明党が果たしている役割は大きい。
石田 そのことを、今や各界の専門家も高く評価している。「第3の政党」に大きく期待している。
大川 そういえば前回の衆院選の時には、マスコミが盛んに「2大政党制」とか騒いでいた。
杉山 一部の政治家が「2大政党制」に固執しているようだが、現実は「2大政党制は民意に合わない」という声が、あっちからもこっちからも上がっている。
石田 それが現実だ。だがマスコミには、あまり、そういう意見は出てこない。なぜだろうな。
秋谷 私も先日、この問題について、ある雑誌からインタビューを受けた。だいたい選挙で選択肢が二つしかないなんて、日本の風土には、なじまない。
 実際は、いろんな意見、主張があるのに、切り捨てになり、民意も十分に反映できない。
市川 「毎日新聞」(昨年11月18日付)には、東京大学の松原隆一郎教授のインタビューが出ていた。
 松原教授は第3の党があっていい∞このまま2大政党に託しては、民意の逃げ場がなくなってしまう≠ニ指摘していたな。
杉山 東北大学大学院の川人貞史教授は月刊誌『論座』で、衆院選の結果を受けて総選挙の勝者は公明党か≠ニ書いていた。
 「今回の総選挙で、二大政党化が進んだといわれている。しかし、自民党も民主党も今回の選挙の勝者というわけではない。それと比較すると、公明党は、ほぼ完璧に望んだとおりの選挙結果を得ている」と書いていた。
秋谷 それだけ注目されているんだ。公明党は今こそ総力をあげて戦うべきだ。

(2004. 1.27. 聖教新聞)

 

<4>
出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、石田幸四郎 中部総主事、市川雄一 東海道参与、大川清幸 東京・墨田区副総合長、近江巳記夫 大阪・豊中総県主事、杉山青年部長、弓谷男子部長

大川 前回、昨年の衆院選の話が出たが、最近は「投票率の低下」が大きな問題になっている。
弓谷 実際、衆院選の投票率は、昔の中選挙区時代は、60%から70%だった。だが、小選挙区になってからは50%から60%に減った。
 昨年の選挙では約59%。戦後2番目に低い投票率だった。
杉山 これは、今の選挙制度にも大きな問題がある。東京工業大学の田中善一郎教授も、経済誌で、こう分析していた。
 投票率激減の主な理由の一つは、小選挙区制になってからは、立候補者が少なくなったからである。
 言い換えれば、かつては縁日にたくさんの夜店があったので、見物に行く(=投票する)気がしたのだが、新しい制度で、夜店が2、3軒しかなくなってしまった。さびしい縁日に有権者は行こうとするだろうか≠ニ指摘していた。
秋谷 その通りだろう。これだけ価値観が多様化している時代だ。政治への要望も当然、多様化している。
 それなのに、あえて政治を「2大政党」に絞り込もうというのは、現実的じゃない。窮屈になってしまう。
西口 誰だって、そう思うだろう。人間は、そんな「型」には、はまりたくないものだ。

弓谷 朝日新聞(昨年10月24日付)にも、慶應義塾大学の草野厚教授のインタビューが出ていた。
 「私自身、2大政党に向けた小選挙区制が望ましいと考えてきたが、それは必ずしも日本の風土には適さないと考えるようになった」と出ていた。
青木 同感だ。多くの国民が、思っていることだ。

杉山 草野教授は、こうも言っていた。
 「連立与党の公明党の役割を見るにつけ、第3党の必要性を感じている」とも明言していた。
弓谷 東京大学の蒲島郁夫教授も朝日新聞(昨年11月11日付)で、こう言っていた。
 「自民党と民主党の政治的な差が無くなってきている」「この先もっと似てくる可能性がある」
 「いわゆる第三極が無くなると、残るのは『二極』ではなく、むしろ『一極』になる傾向だ」と分析していた。
青木 これも、2大政党以外の「第3極」が必要だ、という見解だな。
杉山 ノンフィクション作家の吉永みち子氏も「二大政党が、それほど違いのない自民党と民主党という二つでいいのかという不安がある」(「南日本新聞」同日付)と言っていた。
弓谷 慶應義塾大学の小林良彰教授も分かりやすく分析していた。
 「明確な対立軸を持たない二つの政党が政権を争ったところで、そこからこぼれ落ちる民意があまりに多過ぎる」「2大政党論は、唯の政局話に過ぎないのではないか」(「毎日新聞」同月17日付)と述べていた。
杉山 ルポライターの鎌田慧氏も朝日新聞(同月14日付)で、こう語っていた。
 「自民党と民主党による『二大政党』の構図ができ、そこに政党が収斂(しゅうれん)していくことに大きな危機感を覚える」「二大政党の谷間にあって、庶民が気軽に足を運んで情報を交換できるラーメン屋的な受け皿がどうしても必要なのだ」と明言していた。
西口 まさに公明党のような存在が大事だということじゃないか。自民、民主だけだと、本当の国民の声、庶民の声は政治に反映されない。

大川 だいたい「2大政党が世界の趨勢(すうせい)」なんて宣伝する連中がいるが、現実は違う。世界は「多党制の連立政治」が主流だよ。
杉山 まったく、その通りだ。
 たとえば「2大政党制の本家」といわれるイギリス。最近では「2大政党制」が、大きく揺らいでいるじゃないか。
市川 そうそう。イギリスは「労働党」「保守党」の2大政党だけじゃない。「自由民主党」という名前の3番目の政党がある。
杉山 しかも昨年10月にイギリスのタイムズ紙が報道した調査では、支持率が、第1党(労働党)の36%、第2党(保守党)の31%に対して、26%もある。
石田 堂々たる第3党じゃないか。
市川 アメリカでは「共和党」「民主党」の2大政党政治が続いているが、選挙の投票率が、だんだん低くなっている。
弓谷 その通りだ。朝日新聞(1月4日付)ではフランス政治研究所のバンサン・ティベルジュ研究員の、こんなコメントが出ていた。
 「典型的な2大政党制の米国では、民主党も共和党も中産階級の支持を得ようとした結果、労働者層や少数民族の声が無視されてきた。その果てに、国民の半分が投票に行かない状態となった。これが民主主義の健全な姿といえるだろうか」と出ていた。
秋谷 「2大政党制の国」といわれるイギリス、アメリカでも、どんどん矛盾が生まれている。民意との「溝」が深まっている。その対応を迫られている、ということだな。
青木 フランスに住んでいる私の友人も「選択肢が2つしかないと、どっちの勢力も似たものになってしまう。政治の緊張状態が全然、なくなってしまう。だから、第3、第4の勢力が必要になってくるんだ」と言っていた。
西口 たしかに日本も、民主党が、だんだん自民党と同じになってきた。
 パフォーマンスだけで、どこに違いがあるのか、全然、分かりづらいものな(笑)。
杉山 ドイツでは1949年の「西ドイツ」時代から、ずっと連立政権だ。
弓谷 イタリアも「連立の時代」が続いている。
 イタリアでは、選挙の勝敗のポイントは「政党が他党と連携する能力」だという。イタリアの政治に詳しい友人が言っていたよ。
石田 世界的にみれば、2大政党制は、もはや「時代遅れ」ということだな。
青木 まったくだな。日本は、このままだと、世界の流れに逆行してしまう。とんでもない方向に行っちゃうよ。
西口 単純にみても、2大政党制を前提にした選挙制度では「死票」が多くなる。
 これでは民意が十分に反映されないのは当たり前だ。
秋谷 政治は「国民のため」にある。国民の意見を十分に反映できる政治を、ぜひ実現してもらいたい。

(2004. 1.28. 聖教新聞)

 

<5>
出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、藤原関西長、中尾関西婦人部長、弓谷男子部長、森井関西男子部長

弓谷 先日、関西きっての悪辣坊主・尾花泰順(大阪・浄妙寺)が話題になった。
中尾 大阪はもちろん関西中から「まったく悪辣な坊主だ。絶対に許してはならない」「もっと糾弾してほしい」という怒りの声が、たくさん届きましたね。
藤原 尾花を糾弾した座談会の記事を読んで「もう、尾花の寺には行かない」と脱講した人もいた。
西口 そりゃ、そうだよ。
 あまりに金に狂った坊主たちの行状に、法華講も愛想を尽かしている。この1月も、関西各地で数百人が脱講した。
中尾 もう、この流れは止まらない。どんどん脱講しています。

弓谷 だいたい日顕なんか、宗内でも「本当に相伝を受けているのか、ハッキリさせろ!」という声があるな(笑)。
青木 その話は私も聞いている。
 日顕には、相伝なんかないよ。メチャクチャの宗門だよ。
森井 何しろ最高裁までいった裁判でも、日顕の相承(そうじょう)疑惑が原因で宗門は3回も敗訴しているんだからな。
西口 まあ、日顕は「歴代法主」から削除されることは間違いない。「除歴」は確実だ。
藤原 その通りだな。どうせ日顕は「除歴」されるんだ。次はダメ息子の信彰だろうが誰だろうがダメだよ。相伝がないんだから(笑)。
森井 いよいよ日顕宗は、滅びていく坂を転がり始めたな。
秋谷 ともかく日顕のやつは、名誉会長が、あまりにも偉大な人格で、世界的に人気があって到底、自分は敵(かな)わない。
 それで法主が偉大な信徒、偉大な人にヤキモチを焼いたのが、あの気違いじみた破門という紙芝居になったことは、皆が知っている。
青木 宗門のやつらも、みんな知っているんじゃないか。
西口 その証拠に、創価学会は世界的に大発展した。宗門は信者も大激減して、裁判も負け続きでゴタゴタして周章狼狽(しゅうしょうろうばい)だ。ただ見栄とカッコだけで、さも安泰ぶっているだけだ。
弓谷 若い坊主や所化でさえも、日顕の言うことなんか聞いていない。大石寺は、盗みや暴力沙汰や事件を起こしたり、恐るべき退廃じゃないか。

藤原 そこで尾花だが(笑)。前にも出たが、浄妙寺は関西で第1号の学会寄進の寺院でもあった。大阪中の学会員が、どれほど大事にしてあげたか。
森井 戸田先生の発願で浄妙寺ができたのは昭和30年。尾花は38年から、あの寺に住みついている。
藤原 私も、あの寺で入会した(笑)。
 JR大阪環状線の桜ノ宮駅の、すぐ近くという便利な場所にあったから、折伏が決まると、皆、あそこに行ったものだ。
森井 大阪の皆が支えてあげた。それをいいことに尾花のやつは、だんだん威張り腐り、堕落していったんだ。
青木 尾花は、学会男子部で2年間お世話になった。実は当時から、あいつは有名な臆病者だったな(笑)。
弓谷 当時の男子部の第8部隊で一緒であった友人が、つねづね言っていた。
 「ああ尾花か。あいつは臆病で有名だよ。
 こんなこともあった。学会員が他教団に御本尊を取られた。ところが尾花は、臆病な自分が動かないで後輩の人間に一人で取り返しに行かせた。それを聞いた池田先生は『後輩に行かせないで、自分で行くべきではないか。それが責任者だ』と厳しく指導されていたことを思い出しますね」(笑)。
秋谷 そうだそうだ。有名な話だよ。
青木 戸田先生も池田先生も、あいつの「臆病」の本質は、深く見抜かれていた。
 戸田先生は「あいつは、やがて学会から逃げるよ。一番、小利口な臆病なあいつは寺に行くよ」と喝破していた。そして、その通りになった。学会が大きくなり、御供養が入るようになったものだから、あいつは動いたんだ。
秋谷 やがて尾花のやつは常泉寺の日淳法主の弟子となった。
青木 昭和31年ごろの出家だったな。
秋谷 日淳法主は学会を大変、大事にされた法主だ。
 学会の「師弟の道」に「妙法の道」の実践がある=i昭和33年11月)と明言されたほどだ。
 師匠が大事にした学会を、あの男は「名聞名利」と「金儲け」のために裏切った。恩を仇で返したんだ。
青木 さんざん学会で、お世話になり、守ってもらったくせに、今の宗門のような横暴なやり方に怒りもしない。戦いもしない。それどころか「保身」で、さんざん守ってくれた人たちを裏切る。
藤原 どれほどの忘恩の畜生か。皆から毛嫌いされていたな。衣を着て気取って、いい格好して、格好だけはいい格好しやがって(爆笑)。
 最低の劣悪なやつだなと近所でも評判だった。
西口 結局、坊主は何をやっても学会に敵わない。だから、ちょっと「学会」というと「宗門より上」と言っているみたいに思い、悔しくて、妬ましくて、ヤキモチを焼いた。
藤原 それで「オレたちが、いちばん偉い」「坊主は、いちばん偉い」と威張っている。狂った時代錯誤の人生観、仏法観、社会観の代表だ。
弓谷 そういえば日顕は本年早々の説法で学会よりも宗門のほうが古い≠ニ言っていた。
森井 それだったら身延のほうが古いじゃないか。
中尾 釈尊のほうが、もっと古いんじゃないの(大爆笑)。
西口 それほど古い体質と古い頭しかないのか(爆笑)。
 まあ「古いのであれば、ピラミッドのほうが、ずっと古い。日顕は、ピラミッドを本山にしてお参りにいったら、どうだ」と言った学者がいたな(大笑)。
藤原 古いといえば日顕は、もう80歳を超えている。
 ある坊主のいわく。
 「日顕も、もう80代で、いつ倒れるかも知れない。
 まあ、ああいう悪党だから、死ぬまで法主をやろうと思っている。あとは、子どもの信彰あたりに譲るんじゃないか」という、ある寺の坊主の専らの憤懣(ふんまん)と憶測だ。
秋谷 もう日顕自身は、死んでも死にきれない。死んだ後は、四分五裂(しぶんごれつ)になるだろうと自分でも思っている。
 宗門は、醜態に醜態の泥まみれになることを、日顕は知り抜いているんだ。
西口 ああ、日顕がいなくなったら、もうダメだよ、あそこは。四分五裂だ。
藤原 だから今のうちに、金を貯めておこうという魂胆だ。
弓谷 もう日顕は信彰にしか跡目を譲れない。
 だが信彰になれば、宗内からも信彰は総攻撃を食らうだろう。
青木 仏教の専門家が言っていた。「日顕は、信彰に跡目を譲ろうと考えているようだが、あれは最高の大バカ者だ。宗内きっての大バカ者だ」と言っていたな(笑)。

藤原 よく見てるな。そこで、また話は戻るが(笑)、あの尾花というのは、とにかく酒グセが悪いので有名だった。
青木 その通りだ。尾花が出家した後の聖教新聞(昭和31年5月6日付)にも明確に出ていた。
 尾花は非常に酒グセが悪く、酒に飲まれてしまう男だった。ある日、酔っぱらって帰ってきて、夜中に目が覚めてトイレに行った。ところが何を勘違いしたのか、2階の窓の戸を開けて飛び降りて、大けがをした=i爆笑)
弓谷 それに東京の数寄屋橋の際(きわ)を、ほろ酔い気分で歩いていて、川に転落し、警察官に助けられたこともあった≠ニもあったな(爆笑)。
秋谷 その通りだ。有名な話だ(笑)。
藤原 坊主になってからも遊蕩三昧(ゆうとうざんまい)。帽子をかぶって坊主頭を隠して高級クラブに入り浸り。店員には自分のことを「びばな」と呼ばせて豪遊していた。
森井 尾花は酔うと、だれかれ構わず抱きついたり、キスをしたり、耳をかんだり(笑)。もう目を覆うばかりの醜態だった。多くの人が証言している。これも有名な話だよ(大笑)。
西口 関西の他の坊主の間でも、尾花の「遊び好き」はよく知られていた。なんでも坊主仲間で遊びに繰り出しても、いつも途中で一人で消えてしまうというんだな。
青木 「一人で」「コッソリ」夜の街に消えていく、か。あの日顕と「ウリ二つ」じゃないか(大笑)。

(2004. 1.29. 聖教新聞)

 

<6>
出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、藤原関西長、中尾関西婦人部長、弓谷男子部長、森井関西男子部長

藤原 平成元年ごろのことだ。尾花泰順(大阪・浄妙寺)はホステスを何人も連れて大阪のスナックで豪遊した。
 そこで女性店員にセクハラまがいのことまでしたというんだ。その女性が憤慨してあの坊主は畜生坊主だ。あんな坊主は見たことがない≠ニ怒っていたようだな。
森井 それに店のマスターが尾花を交えて写真を撮ると、臆病者の尾花は、マスターからフィルムを取り上げた。店内にいた女性には「口止め料」として一人1万ずつ渡していたというんだな。
西口 ああ、みんな知ってるよ。有名な話だよ。知らないのは騙されている法華講だけだよ(爆笑)。
秋谷 とにかく自分の身を守ることにかけては、宗内でも右に出る者はいない。そういう嗅覚だけは、異常に鋭いんだ、あの男は。臆病者、ズル賢い畜生根性の象徴だな。
藤原 「金にがめつい」ことでも有名だ。とにかく、ガツガツ金を集めて、「金の亡者」の日顕に大金を貢いでいた。日顕の機嫌取りに必死だったようだな。
西口 ずるいやつだよ。全く話にならないよ、呆れて(爆笑)。
 「7年間で3億円」もの大金を、大石寺に寄付したのも有名な話だ。
青木 へえー、みな我々の供養じゃないか。みんな坊主という権力に、いいように騙されたな。
藤原 抜け目のない尾花のことだ。「日顕なんか金をやってればコロリだ。いくらでも操れる」と踏んだんだよ。
森井 今でも浄妙寺は年間数千万円の収入があるという。
 「今でも尾花はコッソリ貯め込んでいる」「銭狂いの食法餓鬼(じきほうがき)だ」と宗内でも噂されている。
藤原 そうやって長い間、「関西で、いちばん実入りのある寺」に居座っていた。「坊主商売は、一度やったら辞められない」よ。まさに尾花のことだ。
西口 それにしても日顕は、あっちこっちの坊主に金を貢がせ、信徒からも搾り取っているな。
青木 坊主たちの間では、ともかく日顕が、どれだけ金を貯めているか。貯金が、いくらあるのか。これも噂になっている。
中尾 だいたい女房の政子の、あの大散財! あれは何よ!
森井 宗教専門紙も政子の豪遊ぶりについては書いていた。「京都で豪遊‥1年半に2億円」「麻薬中毒のように高級品に飛びつく」「領収書抜きで証拠を残さず」などの見出しで出ていたな。
藤原 当時の日顕の納税額は、年間2千万円程度だったというじゃないか。それなのに、どうして女房が「1年半で2億円」もの大金を使えるんだ?
青木 不可解千万だ。
弓谷 この記事に対して日顕も政子も、何の抗議もしない、していない。事実を認めたということだ。
中尾 あの夫婦は「金の亡者」よ。日顕だって、何百万円もする衣やメガネ。贅沢三昧じゃないの。
西口 「日顕が死んだら、税務署から調べられるんじゃないか」と何人かの坊主が言っていたな。

弓谷 それにしても尾花をよく知る人たちが皆、言っている。とにかく尾花というのは希(まれ)にみる「変節漢」、ズル賢い「保身の坊主」の典型だ≠ニ。
西口 その通りだ。その通りだよ。第1次宗門事件の時も、学会の幹部に対しては、いかにも自分が学会を守った≠謔、に芝居をしていた。
 ところが実際は、正信会に行くかどうか迷っていた(笑)。実際に正信会の坊主と密談していたことも発覚している。その本質は、みんなから鋭く見抜かれてしまっていた。
青木 そんな坊主がいても、池田先生は「僧俗和合でいこう」と常に指導され、宗門外護に最大に尽くされた。だから我々も宗門を守ったんだ。
 それを卑劣に裏切ったやつだ。断じて許さない。この目で、仏法の鋭い目で、みなで見抜いていこうよ。

中尾 第2次宗門事件の時だって、そうよ。尾花は、ギリギリまでのらりくらりしていたじゃないの。
森井 その通りだ。当時の北大阪の男子部員が言っていた。
 「忘れもしない平成3年の元朝勤行の時のことだ。年末に日顕宗が池田先生の総講頭を罷免して学会に牙をむいてきた直後だった。尾花が、どういう話をするか。どういう態度を取るか。皆が注目した。
 その時、尾花は『今年も池田先生の指導通り、頑張っていきましょう』と明言していた」
藤原 しかし、それも大ウソだった。
 尾花は、舌の根も乾かない1月の寺の集まりで突然、学会批判を始めた。
西口 あれも今から思えば「供養狙い」だったんだよ。
 尾花のやつは、正月の間、さんざん供養を取った。取るだけ取ったうえで、学会を切った。
 本当に永劫に許せぬやつだ。この卑しさを厳然と歴史に我々は残していく権利がある。義務がある。責務がある。
藤原 とんでもないやつだ! 人間としてもクズ。坊主としてもクズ。あいつだけは絶対に許すな。これが常勝関西の決意であり叫びだ。

森井 さっき第1次宗門事件当時の話が出たが、実は尾花は当時から、すでに檀徒作りをしていたようだ。
弓谷 そうです。その通りだ。寺の法華講の小冊子に昭和53年3月に、学会の脱会者を集めて檀徒会を発足させた≠ニ明確に書いてある。
西口 人のいい学会は本当に騙された。どれだけ皆が尽くしたか。そもそも金を取るだけ取って、一方的に、何の話し合いもなく切るなんて人間のやることじゃない。
藤原 とんでもない忘恩、極悪のクソ坊主どもだ!
青木 尾花を昔から知る先輩が言っていたっけな。
 「尾花が今、日顕についているのは、結局は『金』が目当てだ。『自分の身分の確保』のためだけだよ。あいつの本質は『保身』と『臆病』だけだ。人間のクズ、坊主のクズだよ」と明言していた。
秋谷 だが、もう、そんなインチキは通用しないよ。
 何しろ日顕自身が最高裁で2度も「ウソつき」と断罪された。大石寺も「遺骨の不法投棄」で断罪された。宗門も裁判で敗北続きだ。
 厳しい仏罰だ。
中尾 そんな「ウソつき」が書写した本尊を拝むなんて、考えただけでもゾッとしますね(笑)。法華講の人たちは可哀相ですね。
秋谷 学会は正しかった。大聖人の教え通り、御書の仰せの通りに前進してきたからだ。
 大聖人も三世の仏菩薩(ぶつぼさつ)も正法護持の創価学会を守っておられる。これが我々の大確信だ。
西口 はじめは事情が分からなかった人たちも「あんな悪い坊主たちと別れて学会は本当に良かったですね」と皆が言っている(笑)。
青木 まったくだな。全部、御仏意だった。学会は正義のために戦ったから、厳然と守られたんだ。
藤原 戸田先生は「追撃の手を緩めるな」と言われた。われわれは断固、悪坊主を攻めて攻めて攻め抜いていかねばならない。
 御聖訓に「すこしもたゆむ事なかれ、いよいよ・はりあげてせむべし」と仰せの通りに!

(2004. 1.30. 聖教新聞)

 

<7>
出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、藤原関西長、中尾関西婦人部長、弓谷男子部長、森井関西男子部長

西口 尾花のほかにも、関西は極悪坊主がいるな。昨年も選挙狙いのデマビラ事件で近山智秀(大阪・岸和田市の平等寺)が断罪され、敗訴が確定した。
藤原 そうだったな。本当に呆れはてたやつらばかりだ。
森井 平成12年に新潟の元議員・白川某の秘書が「交通違反のもみ消し」で逮捕。この事件に絡んで近山らは、公明党や学会の謀略で秘書が逮捕されたかのような悪辣極まるデマをビラにして撒き散らしたんだ。
弓谷 当然、公明党は近山と檀徒らを提訴した。1審はもちろん近山側に60万円の賠償命令を下した。そして昨年7月、大阪高裁は、近山らを再び断罪。近山らが上告を断念し、敗訴が確定したんだ。
森井 悪いやつばかりが寺に集まっている。御書にも「出家(しゅっけ)の処(ところ)に一切の悪人を摂(せっ)する」と引かれている通りだ。恐ろしいほど悪辣な一派ができあがった。
 大聖人、三世の仏菩薩から厳然と法罰を受けるのは絶対に間違いない。
藤原 当然だ、当然だ。
森井 近山一派には、この断罪が相当、効いたようだ。
弓谷 その通りだ。新年の寺の法要の参加者が激減。昨年と比べて200人以上も減っていた(笑)。
森井 それに近山は、これまでの寺の集まりで学会批判ばかりしていたが、今年はサッパリおとなしくなった(大笑)。
 元朝勤行でも、敗訴した裁判の話は一切なし。学会についても、一言の批判もなかった。
藤原 当たり前だ。近山は何か言う前に、まず公明党にも学会にも謝罪するべきだ。デマビラを撒いて、申し訳ありません≠ニハッキリ言うべきだ。
西口 その通りだ。人間なら、そうすべきだ。それができないのは犬畜生に劣る。

弓谷 そういえば関西では、日顕本人もデマで断罪されたな(大爆笑)。
西口 これも厳然と歴史に残った。
藤原 その通りだ。仏法はあまりにも厳しい。我々は勝った。断じて勝った。
中尾 改革僧侶の池田託道住職(滋賀・世雄寺)を中傷した事件で、日顕は昨年7月、最高裁から断罪されましたね。
西口 その通り、その通り。
森井 日顕本人の発言が「違法である」と裁判所から認定され、最高裁で確定した。
 法主が最高裁から「名誉毀損」と認定されたんだ。まさに前代未聞だよ。呆れたやつらだ。
西口 宗教界でも驚きの声が上がっている。教祖が自分自身の発言について「違法」と断罪される。こんな話は、宗教界では聞いたことがない≠ニゲラゲラ大笑いしていたようだ(笑)。まったく極道の集まりだ。もう学会はあいつらを永遠に許さない。
藤原 日顕本人がデマを流しているから、手下の坊主どもまでが、デマで断罪されるんだ。
西口 だいたい日顕といえば「デマ」「我見」「自語相違」だ。こんな法主は前代未聞だ。
青木 宗門の坊主も法華講も、こんな「我見の法主」を根本としないで、大聖人の仰せを根本とすべきだ。日興上人の御遺誡(ごゆいかい)を根本とすべきだ。
秋谷 御聖訓にも「邪悪の師を遠離(おんり)し正善の師に親近(しんこん)すべきなり」と仰せじゃないか。彼らは大聖人に全く背いている。
弓谷 そもそも芸者遊びをしたり、無学、無教養で、信心もない。そんな日顕の話を中心にするとは! 完全に狂っている証拠じゃないか!
森井 はじめ日顕は、あの極悪ペテン師の山崎正友に騙されて最低でも学会員のうち20万人は宗門に来る≠ニ思いこんだ。
西口 まったく行ってないじゃないか(爆笑)。
青木 日顕は、宗門は「世界の宗門」になり、学会は衰亡の一途をたどっていくだろうと思っていた。
 それが正反対になった(爆笑)。
秋谷 これも偉大な池田先生に対するヤキモチだ。
 法主が偉大な信徒に対して、ヤキモチを焼いたからだ。
藤原 「その通り! その通りだ!」と坊主たちも言っているよ。
弓谷 正月の末寺に参詣する信徒も、去年より、ずっと減少している寺がある。毎年、減ってきているようだ。
中尾 著名な学者は「勝負は大きく決まった。創価学会は大勝利。宗門の全敗だ」と。
秋谷 学会は、宗祖・日蓮大聖人の教義の通りに広宣流布を進めてきた。
 正法正義を堅持し、その通りの目標に向かっている。
 大聖人の仏法の真髄を社会に顕現している。
 反対に日顕は、自分の感情で、坊主や信徒を抑えつけている。
 大聖人が言われたことと全く正反対のことをやっている。
 それで「日顕の言ったことは大聖人の言ったことだと思え!」という、ウソ八百の根本的な狂いを持っている。
弓谷 本当に日顕は「相伝がないニセ法主」だったんだな。
西口 日顕は日達法主とも、さまざまな次元で仲が悪かった。これは坊主たちも皆が知っていることだ。

青木 その通りだ。日達法主が日顕を忌み嫌っておったということは有名な事実だ。
秋谷 あの「妙信講」の問題の時だって、そうだ。
 昭和47年の夏のことだ。当時、妙信講が宗門に圧力をかけていた。ところが一番、日達法主を守るべき、宗門の重役の早瀬日慈と教学部長の日顕は、おっかながって逃げ回っていた。
 それで日達法主が学会の首脳との目通りの時にも、この二人の臆病者(=阿部、早瀬)がおっかながって、どうしようもない≠ニ怒っていた。そしてそんなことならお前たちなんか、どっかに行って休んでろ≠ニ言われていた。
 結局、日顕たちは、本当に、どっかに逃げだしちゃった(大笑)。
青木 あの時、北条さん(前会長)も「この大事な時に、なんということか。まったく、呆れ返ったものだ」と呆れ果てていたな。
藤原 日顕のやつは、兵庫の有馬温泉の源泉宿に隠れていたという話だ(大笑)。
中尾 こんな男に相伝されるわけがありませんよ。
 やっぱり「ニセ法主」よ(笑)。
西口 相伝があったかどうか、今もって分からない。もう宗門の血脈なんて切れているんだよ。

弓谷 日顕のやつは、この新年も元旦から、わざわざ謗法法主の日精をおだてる説法をして、大恥をかいた。これも、あいつが「ニセ法主」だからだ。
森井 日精というのは第17世の法主だが、日興上人が禁じられた「釈迦仏像の造立(ぞうりゅう)」や「法華経28品の全品読誦(どくじゅ)」という邪義を大石寺に持ち込んだ大謗法の法主だよ。だから憂宗護法同盟の僧侶によれば、大石寺では実は「除歴」されているというんだ。
藤原 その日精を元旦から、おだてる。これは、もう自分の「除歴」が、おっかなくておっかなくてしょうがない(笑)。
 そこまで狂っている何よりの証拠だ。
弓谷 宗門を離脱した僧侶によれば、日顕の裏の裏まで知り尽くしていた河辺慈篤が、言っていた。
 「アレ(=日顕)は除歴しなきゃいかん。67世は、いないんだ」と周囲に言っていたそうだ。
西口 そうだな。福島県の禅宗の寺に、わざわざ墓を造ったり、大御本尊を否定したり、身延と接近してみたり‥‥日顕のやつが犯した謗法は数限りないものな。
青木 日顕の除歴は確実だよ(笑)。
 だいたい日顕には「相伝がない」「人格もない」「信心もない」「人望もない」(笑)。こんなのは除歴どころか、即刻、クビにしたほうがいいよ。坊主たちも内心そう思っているよ(笑)。
中尾 日顕は大石寺の地元でも嫌われ抜いているそうじゃないですか。
藤原 その通りだ。
 「勤行さぼりの日顕!」
 「金と女の日顕!」
 「遊びと暴力の日顕!」
 そういう悪口が、ずいぶん聞こえてくるな。
西口 ああ、そうだな。本当に、そうだな。
森井 「気取りと無学の日顕!」
 「学会は、うらやましいよ。世界に伸びている。朝日が昇っていくようだ」
 「宗門は、暗闇に入っていくようだ。お先真っ暗だ」
 「なんで学会を切っちゃったんだ」
 そういう坊主たちの声も聞こえてくるな。
弓谷 それに、なんだ。あの日顕の「シアトル事件」は! 宗門は日本中、いな世界中で日顕一人の破廉恥な行為のために大恥をかいているじゃないか。
森井 このざまで、何が「富士の清流」だ(笑)。完全に「濁流」「狂流」「汚流」じゃないか(笑)。
西口 学会は正しかった。正義だったから大聖人からも三世十方の仏菩薩からも厳然と守られた。日顕と宗門の悪の鉄鎖を断ち切り、心広々と大発展することができた。
秋谷 日顕のような「法滅の妖怪」と離れられて本当によかった。学会は勇敢なる仏意仏勅の広宣流布の団体であるからこそ守られたんだ。
 ゆえに仏法を破壊する極悪とは徹底して戦わなくてはならない。
 正法正義を持(たも)ち絶対に妥協してはならない。
 さらに勇敢に勝ち進んで行こうではないか。

(2004. 1.31. 聖教新聞)

 

<8>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、松村副会長(弁護士)、杉山青年部長、弓谷男子部長

秋谷 本年も学会は「勝利また勝利」のスタートを切った。いよいよ「伝統の2月」の開幕だ。
原田 学会は宗教で勝ち、教育で勝ち、文化で勝ち、社会の一大平和勢力となっている。本当に、すごい時代になった。
秋谷 どれだけ学会が日本の社会に希望と勇気を与え、偉大な貢献をしてきたか。心ある識者たちも、最大に讃えている。
弓谷 京都ノートルダム女子大学の梶田叡一学長は「学会のように、特定のグループのためでなく、『人類益』のために貢献する人々に対しては、主義主張が違ったとしても賞讃すべきです」と語っておられる。
杉山 姫路獨協大学の家正治教授も「(学会に対しては)その正しさ、力強さゆえに羨望やねたみもある。しかし、そうした中傷、批判にも屈せず、平和の歩みを止めることはない。その楽観主義とエネルギーに私はいつも敬服している」と鋭く見ておられます。
青木 学会のことを知らないくせに、嫉妬し、中傷する政治家なんて論外だな(笑)。
 まったく愚劣な日本だ。哲学も信念もない証拠だ。
原田 学会は真実と正義の団体だ。だから、学会は裁判でも見事な「完全勝利」じゃないか。

松村 その通りです。「全裁判で勝利」です。学会が当事者となった裁判は、一つ残らず全部、学会が勝っている。
 1月26日にも、学会側勝訴の判決が厳然と下ったばかりだ。
弓谷 あのバカバカしい「東村山デマ事件」の首謀者どもが起こした裁判だな。
松村 東京の東村山市議の矢野と朝木です。この一派は地元でミニコミ紙を「新聞への折り込み」のかたちで出しているが、その折り込みが、朝日新聞や読売新聞等の販売店から拒否された。
杉山 ところが何を血迷ったのか学会が新聞への折り込みを妨害した≠ネんて言い出した(爆笑)。
弓谷 しかも、折り込みを拒否した新聞の販売店、広告の取次店、そして学会を訴えてきた。
原田 何だって? いったい学会と何の関係があるんだ? こういうのを「妄想」っていうんだよ(爆笑)。
松村 もともと全くのデマだから当たり前のことだが、裁判所は、矢野・朝木側に「全面敗訴」の判決を下した。判決でも「(折り込みの拒否は)創価学会とは関係がない」と明確に認定している。
青木 当たり前だ! この連中は以前にも、全くバカげたデマを流して、裁判で断罪されたじゃないか(笑)。
杉山 その通りだ。読者のために、判決文に基づいて、今回の経緯をハッキリ残しておこう。
 そのミニコミ紙の折り込みをやっていた新聞販売店で、こんなことがあった。
 折り込みの作業が終わったころだ。東村山市議の矢野が突然、電話をかけてきた。何があったか知らないが、とにかく折り込みを中止しろ≠ニ脅しまがいの態度で強要してきた。
弓谷 販売店の店員は、ビックリしながらも、約2時間半もかけて、やっと全部、抜き取った。やがて矢野が、抜き取らせたミニコミ紙を引き取りに来た。
 一度、入れた折り込みを抜き取るだけでも大変な作業だ。ところが矢野は、迷惑をかけたくせに、何の挨拶もしなかったというんだ。
原田 呆れたな! 「社会の常識」というものを、まるで知らないんだな。
杉山 さあ、怒ったのは販売店だ。あまりの傲慢無礼に激怒して、このミニコミ紙の折り込みを、やめてしまった。
松村 ところが矢野一派はこれは学会の謀略だ≠ネどといって、全く無関係の学会を訴えてきたんだ。
青木 もう「非常識」とか「異常」とかの次元じゃないな。どっかで見てもらったほうがいいんじゃないのか(爆笑)。

松村 だから当然、裁判所も、矢野らの言いがかりを一蹴した。
 「創価学会の信者が(新聞販売店等に)苦情、抗議を申し入れたことは認めるに足りない」とバッサリ叩き斬った。
 矢野の主張についても「到底採用することができない」と厳しく断罪した。
杉山 当たり前だ! だいいち裁判所が迷惑じゃないか。訴えるなら『誰が』『いつ』『どうやって』『誰に』そんなマネをしたのか。明確な根拠や証拠をもってこい。
弓谷 連中の評判の悪さは、地元の東村山でも有名だ。「誰彼かまわず噛みつく。喚く」と多くの市民が呆れ果てている。
原田 矢野や朝木は、新聞販売店にも、学会にも、市民にも、大変な迷惑をかけたんだ。まず「申し訳ございませんでした」と謝罪するべきだろう。まともな人間なら、それが当たり前だ!

秋谷 だいたい連中が首謀した、あの「東村山デマ事件」。
 どれだけ悪辣なデッチ上げだったか。どれだけ悪質な連中か。正体が全部バレたな。
弓谷 あれは平成7年9月のことだ。
 朝木明代という東村山の市議が「万引容疑」で事情聴取される直前に、市内のビルから転落死した。
 ところが、矢野の一派は何と学会に殺された♂]々とギャーギャー騒ぎ立てたんだ。
松村 まったく事実無根も無根のデマだった。
 あんまり悪辣だったので、学会は矢野一派を訴えた。一派のデマを鵜呑みにした『週刊現代』も訴えた。その結果、200万円の賠償命令と謝罪広告の掲載命令が下り、最高裁で確定している。
弓谷 学会は同じようなデマを載せた『週刊新潮』も提訴した。この裁判でも新潮社に200万円の賠償命令が確定した。
松村 この「東村山デマ事件」をめぐっては、すべての裁判で学会が勝訴している。
青木 当たり前だ。今の一部のマスコミが、どれほど極悪非道か!
 この「東村山デマ事件」について明治学院大学の川上和久教授が「こうした低俗報道の暴走を許し、見過ごすならば、日本の未来は危うい」と厳しく指摘していた通りだ。

(2004. 2. 2. 聖教新聞)

 

<9>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、松村副会長(弁護士)、杉山青年部長、弓谷男子部長

秋谷 雑誌のデマ事件でも、学会は一つ残らず、裁判で勝っている。
青木 あの「月刊ペン事件」も、学会が勝訴した。
 デマ記事を書いた隈部大蔵は逮捕、勾留。「罰金20万円」の有罪判決が下っている。
弓谷 しかも隈部は池田先生と学会に対して謝罪文まで書いている。

原田 『週刊新潮』が騒ぎ立てた北海道のウソつき夫婦の「狂言訴訟事件」も最高裁で断罪だ。
松村 それも「100万件に1件あるかないか」という「訴権の濫用」で却下されたことは、有名だ。
杉山 このデマ事件では、時の橋本龍太郎総理大臣が池田先生と学会に2度も謝罪した。
秋谷 そうだ。「私が『名誉会長に、いろいろご迷惑をおかけし、申し訳なく思っています』と述べたことについて、おっしゃっていただくことはかまいません。本当に済まないことをしたと思ったからです」
 このように橋本総理は池田先生に深く陳謝していた。
青木 このことは、読売新聞や朝日新聞にも大きく出ていた。どれほど学会が偉大で正義か。
原田 さらに、自民党の機関紙も、与謝野馨広報本部長(当時)の名前で謝罪文を掲載した。
 「(狂言事件の)虚偽をあたかも容認することになった点は不適切であり、申しわけなかったと考え、遺憾の意を表します」と明確に謝罪した。
杉山 当時の加藤紘一幹事長も「遺憾の意」を表明している。
原田 それにまたデマを載せた新潮社の幹部も「学会の勝ちですね」「非は新潮社にある」とハッキリ認めていた。
青木 その幹部は一連のデマ記事についても山崎正友に唆(そそのか)された∞山崎のせいだ≠ニも明確に暴露していた。
秋谷 それほど明々白々なデマだったということだ。
弓谷 長崎大学の増田史郎亮名誉教授も語っていた。
 「(狂言事件の)経緯を見てきた一人として感じること。それは『嘘は必ず露見する』ということである」
 「私は思う。池田名誉会長の高潔な人格に傷をつけ、泥を塗った罪ゆえに、自らの仮面が剥げ、一段と卑しい姿を、さらけ出してしまったのだ」と鋭く指摘していた。
原田 まったく、その通りだ。正しい見方だ。
松村 それに「北新宿デマ事件」でも学会は全面勝利。
 裁判所はデマ記事を載せた『週刊新潮』に400万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を命令。『週刊新潮』は社長名で謝罪広告を掲載した。これは日本中で有名になった(笑)。
青木 全部、一点の曇りもない。
 学会は全ての裁判で完全勝利。学会を陥れようとした日顕やマスコミは、逆に大敗北。大惨敗。これが厳然たる事実だ。
原田 とにかく陰険、陰湿の「C作戦」から13年。学会と宗門の「正邪」は完全、完璧に証明された。
 SGI(創価学会インタナショナル)の連帯も破門%鮪桙フ115ヵ国から、186ヵ国・地域へと大発展した。
青木 それに引きかえ宗門は「C作戦」前と比べて、信者は「たったの2%」に大激減だ。この「事実」が、すべてを雄弁に証明している。
 正法正義の学会は正しかった。日蓮大聖人の教え通りに、御書の通りに進んだから勝ったんだ。

原田 もう日顕宗なんか、いくら祈ったって功徳はない。功徳どころか地獄の道だよ。
杉山 その証拠に、法主の日顕がいくら祈っても、日顕宗は、裁判で断罪また断罪(笑)。
 特に、この2、3年は、すさまじい勢いで敗訴し抜いている。
弓谷 他宗の人たちも呆れ返っているよ。「こんなに裁判で負けた宗教は、ほかに例がない」ってな(大笑)。
原田 何しろ宗門は、一昨年は最高裁で3敗。昨年は、日顕本人が最高裁で2度も敗訴。そのうえ日顕が代表役員になっている宗門と大石寺も2回、敗訴。
 たった2年で、合計7回も惨敗だ(爆笑)。
松村 その元凶も日顕だ。判決を見れば一目瞭然だ。
杉山 そうだな。まず一昨年、宗門が最高裁で3敗した裁判。これは全て、改革僧侶の寺院の明け渡しを求めて、日顕宗が起こした裁判だ。
弓谷 ところが、その3つとも、日顕の「相承疑惑」が原因で「宗門側の敗訴」が最高裁で確定した。
 結局、最大の原因は「日顕には相承がない」ことだ。
松村 その通りだ。改革僧侶は日顕は「相承」がない「ニセ法主」だ。だから住職を罷免する権限なんかない≠ニ当然の主張をした。その主張が勝利につながったんだ。

杉山 それに日顕の手下も子分も敗訴、断罪の雨あられ。
 その大雨を降らしたのも、やっぱり日顕だった(笑)。
弓谷 まず、学会を中傷した違法ビラで、日顕宗と檀徒に100万円の賠償命令が下った事件だ(昨年2月26日、東京地裁)。
松村 この事件では、ビラを撒いた檀徒一派と日顕本人が根深く結託していた。
 裁判所も「日顕本人」が檀徒一派のデマ機関紙を大々的に宣伝していた事実に注目。この点が厳しく追及された。
弓谷 その結果、ビラ配布は宗門の活動に密接に関連する行為∞宗門の事業の執行として行われた≠ニ断罪された。
青木 せっかく裁判所で認定されたんだ。宗門の宗制宗規に「ビラ配りは日顕宗の事業の執行」と入れたらどうだ(大笑)。
原田 日顕よ、これも結局は、お前の愚劣な「舌」が敗訴の決め手になったんだよ(笑)。
弓谷 まだまだある。
 日顕本人が改革僧侶を事実無根のデマで中傷した事件でも、最高裁が断罪。
 日顕個人に対する30万円の賠償命令が確定している(昨年7月15日)。
松村 宗門や大石寺や他の坊主への断罪じゃない。日顕本人の発言について裁判所が「名誉毀損」と断定したんだ。
青木 法主の発言が裁判所から「違法」と認定された。
 やっぱりニセ法主だったんだな、日顕のやつは(笑)。

(2004. 2. 3. 聖教新聞)

 

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出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、松村副会長(弁護士)、大川 東京・墨田区副総合長、杉山青年部長、弓谷男子部長

弓谷 今回も引き続き、日顕の「ウソ八百」シリーズです(笑)。
杉山 まず、あの「シアトル事件」をめぐるデマ事件だ。最高裁で日顕と宗門に400万円の賠償命令が下った(昨年9月9日)。
松村 これは、宗門が学会はアメリカ連邦政府のコンピューターにウソの情報を埋め込んだ≠ネんていう、とんでもないデマを流して騒ぎ立てた事件だ。
杉山 まったく気違い沙汰だったな。これも実は、日顕がやらせていたことが発覚した。
 その決め手になったのは、日顕が自分で書いた「ウソっぱちの言い訳本」だった(大笑)。
弓谷 その通りだ。日顕は、自分で、こう書いていた。
 「万一そのような記録があれば、それは捏造されたものであると、直ちに断言できる人間がただ一人存在する。すなわちそれは、かく言う私・日顕である」(爆笑)
原田 バカなやつだ。相手はアメリカ連邦政府だよ。常識がある人間だったら、絶対に言わないデマを法主が言い切っちゃった(大爆笑)。
杉山 それに日顕は「創価学会が記録を捏造し埋め込んだと宗門が信じ、当時そのような反論を発表したとしても、当然であろう」なんてことまで書いてしまった(大笑)。
青木 日顕というやつは全部、自分の「舌」で墓穴を掘っている。バカの上にバカがつくやつだ(大笑)。
松村 その結果、判決は「(日顕は)宗務院を指揮してこれを行わせたものと評価するほかない」「日蓮正宗とともに共同不法行為責任を負う」と明確に断罪したんだ。
秋谷 当然だな。
原田 裁判所からデマを指揮したのは貴様だ≠ニ断罪されたんだ。普通の社長だったら、これ一点でクビだよ、クビ!

弓谷 そして極めつきは、大石寺の境内に、信徒の遺骨を不法に投棄した事件だ。空恐ろしい事件だった。
松村 この裁判でも最高裁は大石寺を断罪。遺骨を投棄された遺族4人へ合計200万円の損害賠償を命令した(昨年12月19日)。
秋谷 大石寺の住職、代表役員は日顕だ。その大石寺の不法行為が断罪されたんだ。
杉山 今や日顕は「最高裁公認のデマ法主」。日顕宗は「最高裁公認の不法集団」だ。全部、裁判でハッキリしたな。
秋谷 「仏罰厳然」だ。ドス黒い嫉妬で、仏意仏勅の広宣流布の団体である学会を破壊しようとした。尊い学会員を、いじめた。その必然の報いだ。大聖人が日顕を厳しく裁かれたんだ。
青木 仏法は正しい。峻厳だ。
原田 御聖訓に「犬は師子をほゆれば・はらわたくさる」と仰せの通りだ。
 獅子である学会を妬み、攻撃し、非道の限りを尽くした「日犬」が、腐りきったはらわたをさらけ出しながら、のたうちまわっている(笑)。

秋谷 とにかく勝つことは愉快だ。勝てば、みなが元気だ。幸福だ。賑やかに人も集まる。そういう勝利の報告が、今、全国から引きもきらない。
青木 私も先日、新潟の皆さんから、こんな報告を伺った。
 1月26日に十日町文化会館で、開館5周年を記念する「友好の集い」が行われた。そこには地元の名士の来賓が50人以上も出席した。
原田 この地域は、狂ったような宗教弾圧にも厳然と勝ち抜いた。今年は特に盛大だったようだ。
大川 新潟は、公明党の女性議員が活躍しているな。
弓谷 そうですね。県議、市町村議員の実に4割以上が女性議員です。
 その中には「3期連続トップ当選」の名物議員≠烽「る。
杉山 昨年10月の町議選でも、過去最高の1761票を獲得。初当選の8年前と比べると、実に632票も増やしている。
大川 大したもんだな。
原田 あの共産党を見るがいい。同じ選挙で一挙に562票も減らして、2議席だったのが1議席に転落(笑)。全然、勢いが違う。
大川 この人は、町で初めての女性議員だった。以前、ここの町議会は「宴会政治」「選挙での買収」なんかも日常茶飯事、といわれたところだった。
弓谷 だから最初のころは「女の議員なんかに何ができる!」という人間も多かったようだ。
 だが、議会の暗部にメスを入れ、それを手作りの瓦版≠ノ書き、有権者に手渡していった。
 やがて町民からは、大喝采が巻き起こった。
青木 女性の直感力! 潔癖さ! それに何ものも恐れぬ行動力!
大川 ご主人も一緒にボランティア活動などに汗を流し、地域に貢献しておられる。
 学会活動でも「第一線の闘士」の壮年部員だ。
原田 そうであってこそ、支持者も応援の甲斐があるというものだ。
 「あの人が動けば、信頼が深まる。支持が広がる」
 これでこそ、公明党の議員ってものじゃないのかね?
青木 ともかく公明党は女性の議員を、もっと大事にしなくてはいけない。
 なかには、いまだに横暴、傲慢な、時代錯誤のバカ議員がいる。そういう報告も学会本部に入ってくる。
秋谷 まったくだ。すべてが女性の時代だ。
原田 ところで、さっき話が出た十日町文化会館での「友好の集い」でも、市の文化協会連合会の会長が「万歳三唱」の音頭をとられた。
 「文化と芸術に力を入れているのは創価学会です。公明党も、そうです。私たちは、心から嬉しく思っています」
 そう言われて、晴れやかに万歳を叫んでくださった。

大川 全国各地、いずこの地でも、支持者の皆さまは、地域に深く、広く、根を張りながら、友好を拡大してくださっている。
 本当に、ありがたいことです。
秋谷 議員は「ありがたい」と心から思うなら、それを「行動」に移してもらいたい。
 この座談会の読者からも、OBに対しても厳しい声が寄せられている。
 「学会の幹部は真面目だから、それをいいことに図に乗る議員がいる。そういうやつに限ってOBになっても学会活動もしない。会合にも来ない。冗談じゃない。議員OBは『お世話になりました』と支持者を心からねぎらい、地域に貢献してもらいたい」
青木 同感だ。支持者は昔と違う。一人一人の議員を厳しく見ている。公明党の全議員が一段と心してもらいたい。
大川 まったく、その通りです。ですから、支持者の皆さんも、遠慮しないでいただきたい。議員は「公僕」です。厳しく声を上げていただきたい。
 われわれOBも、この点を一段と党に徹底していきます。

(2004. 2. 4. 聖教新聞)