<座談会> 正義と真実の歴史

 


 51  52  53  54  55=完

 

<51>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、八尋副会長(弁護士)、杉山青年部長、館野女子部長

青木 本年も学会は、見事な「創価完勝」の一年を飾った。
原田 日顕宗とも完全に「勝負あり」だ。あんな坊主の金儲け宗教は、皆が軽蔑している。心底、嫌がっている(笑い)。
八尋 裁判でも明確に決着がついた。宗門は最高裁で「7度」も断罪された。まさに「完敗」だ。
杉山 宗門は犯罪、不祥事、坊主の反乱等々、本年は一段と「四分五裂」が進んだ。日顕はボコボコに打ちのめされた(笑い)。
館野 女子部から見ても一目瞭然ですよ(大笑い)。

巧妙化する詐欺

秋谷 宗門は仏法利用の大謗法だ。もはや我々の眼中にはない。
 明年は「創立75周年」。大きな節目を迎える。新年を無事故で迎え、晴れやかに祝賀していくためにも、年末年始の注意事項を確認しておきたい。
杉山 わかりました。まず今年になって、一段と被害を広げた「電話詐欺」事件です。
青木 これは以前も話が出た。これまで「オレオレ詐欺」と呼ばれていたが、最近、呼び方が変わったようだね。
八尋 その通りです。警察庁によると、電話や手紙、ハガキ等で騙したり、脅したりして現金を振り込ませるなど、手口が多様化してきた。
 そこで、そういう事件の総称を「振り込め詐欺」と呼ぶことになった。
館野 詐欺事件の大半が「銀行・郵便口座への金銭の振り込みを要求してくる」からだそうですね。
秋谷 詐欺の手口も、どんどん「巧妙化」「凶悪化」している。ひっかかったら愚かだ。愚かになってはいけない。仏法者は利口でなくてはいけない。
 まず、その「手口を知ること」だ。皆で注意し合うことだ。
八尋 その通りです。「振り込め詐欺」にも、いくつかのパターンがある。
 @誘拐を偽装し、身代金を脅し取る恐喝事件。
 A「インターネットの有料サイトの使用料を支払え」「年金を払いすぎたので返金せよ」など、身に覚えのない請求書を送りつけてくる「架空請求詐欺」。
 B融資話を持ちかけて「保証金」を騙し取る「融資保証金詐欺」。
 Cいわゆる「オレオレ詐欺」などです。
杉山 警察庁によると「振り込め詐欺」の被害件数は、今年1月から10月までで2万件以上(未遂を含む)。
 被害総額は、なんと222億円にものぼる。
館野 ひと月に2000件も詐欺事件が起きているわけね。

「一味」で動く

八尋 犯行形態も、どんどん巧妙になっている。
 電話で演技をする人間、銀行口座を入手する人間、銀行で現金をおろす人間、等々と、役割を分担して、一味で動くケースが大半のようだ。
杉山 電話をするにも、警察官や弁護士などを装って、代わる代わる電話口に出る。
 サイレンや女性の泣き声など効果音≠ワで使って信じ込ませようとする。
原田 「わるいやつ」というのは、次々と悪知恵を働かすんだ。
八尋 最近も新潟県中越地震への義援金と称して金を騙し取ったり、アメリカへの語学研修ツアーの勧誘を装い、費用を振り込ませようとしたり。そういう詐欺未遂事件まで起きた。
青木 人々の善意や願望に付け込んで、金を掠(かす)め取る。とんでもないやつらだ!
原田 まったくだ。よく「社会のダニ」「寄生虫」というが、それ以下の連中だ。
青木 そういえば「オレオレ坊主」という悪党もいたな(笑い)。
杉山 名前は日顕だ(大笑い)。
 聖職者を装って、信者から供養をせびる。さんざん金を儲けて、ふんぞり返る。こっちもインチキ極まる大悪党だ。
秋谷 とにかく怪しい電話が来たら「落ち着くこと」「あわてないこと」だ。
 自分で判断せず、一度電話を切って、身近な人に相談する。不明な点があれば、警察や専門機関に相談する。「連携」が大事だ。

また新たな手口

八尋 とりわけ最近は「架空請求詐欺」が特に要注意です。
 ある日突然、まったく身に覚えのない支払督促状が簡易裁判所から送られてくる。
 ところが、請求を無視して放置していると「架空」の請求が「本物」の請求になる恐れがあるからだ。
館野 ああ、各新聞でも報道していましたね。
杉山 「支払督促制度」といって、債権者(支払いを催促する側)は、支払いを請求しても相手が応じない場合には、簡易裁判所の力を借りて支払いを請求することができる。この制度を悪用した、新手の詐欺だ。
原田 恐ろしい話だな!
青木 今年8月頃から目立ちはじめたようだ。
八尋 本来、身に覚えがないのだから架空請求に応じる必要などない。
 だが裁判所から支払督促状が送られてくれば、支払いを催促される側は、支払いの督促を受けた日から2週間以内に異議を申し立てないと、いけない。最終的に差し押さえなどの強制執行を受ける可能性がある。
館野 とんでもない! 対応策は、ないんですか?
八尋 法務省のホームページなどに対策が詳しく出ています。
 まず裁判所から書類が届いた場合、身に覚えがなくても放置せず、本当に裁判所からのものであるかを確認する。
秋谷 大事な点だ。
杉山 本当に通知であれば、弁護士、地方の議員、消費生活センター等に相談する。
八尋 そのうえで督促を受け取った日から2週間以内に、裁判所に「督促異議の申立」をしなければならない。
原田 架空請求を送り付けてくる業者は、相手に金を払わせる「騙しの手口」として支払督促制度を悪用している。
 いざ異議があって訴訟になれば、インチキがバレてしまう。つまり業者が法廷で争う可能性は少ないということだ。
青木 まったく面倒なことだ。しかし、それだけ手口が巧妙になってきたということだ。賢明に、聡明に、自分の身は自分で守る。そういう時代だ。

厳罰を下せ!!

八尋 「振り込め詐欺」には「他人名義の銀行・郵便貯金口座」が悪用される。
 その口座の不正売買を禁止する法案が国会で可決した。
館野 公明党が強く推進してきた法案ね。どんどんやってもらいたいわね。
杉山 改正法案では金融機関の了承を得ずに預貯金の通帳やカードを売買することや、インターネットなどを通じた預貯金口座の売買の呼びかけを禁止している。
八尋 違反者は「50万円以下の罰金」。さらに口座の売買を「業」とした者には「懲役2年以下または罰金300万円以下」が科される。
青木 当たり前だ。どんどん厳しく取り締まるべきだ。
杉山 「振り込め詐欺」の警察の検挙率は現在、5%にとどまっている。今回の法改正で検挙率が上がると予測されている。
原田 政治家も警察も、徹底的に詐欺事件の撲滅に取り組んでもらいたい。犯人は厳罰に処すべきだ。
秋谷 まったくだ。悪質な詐欺には引っかからない。騙されない。我々も一人一人が一段と「賢く」なることだ。

(2004.12.24. 聖教新聞)

 

<52>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、杉山青年部長、弓谷男子部長、館野女子部長

秋谷 前回は、最近、巧妙化、凶悪化した「振り込め詐欺」について語り合った。
 これから何かと慌ただしくなる。だからこそ我々は「絶対無事故」「健康第一」の賢明な生活を心がけていく。それが仏法者の生き方だ。
原田 とくに「火災」「交通事故」「盗難」。これには十分すぎるほど注意を払っていきたい。

「幸福」の根本

青木 池田先生も「無事故が『幸福の人生』の根本である。幸福は、何か特別なものではない。火災や交通事故を起こさないよう、細心の注意をお願いしたい」と何度も指導されている通りだ。
館野 本当に、その通りですね。
弓谷 火災については、
 @電気器具のタコ足配線やコンセント周辺の埃は、思わぬ発火の原因となるので、大掃除の時など、必ずチェックする
 Aマッチやライターなど火の元を、子どもの手の届くところに置かない
杉山 B天ぷらやフライなど揚げ物をしている最中の電話や来客には、一度、火を止める。手が空いてから対応する
 Cタバコの投げ捨てや消し忘れ、寝たばこをしない
 D放火等を防ぐため、家のまわりに燃えやすい物を置かない。
 といった点に注意したいですね。
秋谷 全部、大事なことだ。
館野 冬は空気も乾燥しています。ちょっとした火の不始末が、思いも寄らぬ出火につながってしまいます。
原田 たとえボヤが発生しても、決して慌てないことだ。消火器やバケツの水などで速やかに火を消す。火の元を断つ。
杉山 また、火事を発見したら「火事だー」と大声を出して、家族や近所の人に協力を求めることも大切です。
弓谷 そのうえで落ち着いて「119番」に通報することですね。

飲んだら乗るな

原田 交通事故にも細心の注意を払いたい。一年の中でも年末は、とくに事故が多い。
青木 その通りだ。特に車を運転する人の「飲酒」「スピード出し過ぎ」「赤信号無視」。こんなのは、もってのほかだ。
杉山 まったくです。毎年、忘年会や新年会帰りの飲酒運転による死傷事故が後を絶たない。「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」だ。
原田 学会の組織は「忘年会」「新年会」は厳禁だ。これも徹底していきたい。
杉山 11月から運転中の携帯電話の使用について罰則が強化された。「3月以下の懲役もしくは5万円以下の罰金」が科せられることになった。
弓谷 運転中にメールやインターネットを確認するなど、携帯電話の画面を見る行為も、処罰の対象になった。
原田 当たり前だ。
青木 こうした交通法規を遵守するのは当然として、事故の大きな要因に挙げられる「居眠り」「わき見」「ボンヤリ」運転にも、十分気を付けていきたい。
原田 「破壊は一瞬」だ。ちょっとした「油断」が大事故につながる。事故は、被害者はもとより加害者の人生をも台無しにしかねない。皆が悲しむ。不幸になる。
秋谷 とにかく無事故の要諦は「前前(さきざき)の用心(ようじん)」にある。
 事故を未然に防いでこそ「信心即(そく)生活」の実証も輝く。

風邪の予防法

館野 年末年始に体調を崩してしまう人もいます。健康にも留意したいですね。
杉山 冬は空気が乾燥する。こまめに「手洗い」「うがい」を行っていくことが、風邪の予防につながる。
原田 それに暴飲暴食や夜更かしを慎み、リズム正しい生活を心がける。賢明な日々を送ることが大切だ。
弓谷 ドクター部の方々も言っていました。全ての病気について言えることですが、人間は体力が弱まると免疫力が低下する。これが禁物です≠ニ忠告していた。
杉山 疲労を溜めないためにも「よく睡眠を取る」「バランスのとれた食生活をする」ことが大事だ、とも言っていたね。
館野 大聖人が「飲食(おんじき)節(せつ)ならざる故(ゆえ)に病(や)む」「食(しょく)は命(いのち)をつぐ」と仰っている通りです。
秋谷 とにかく自分で自分の体を調整する意志を持つ。これが健康への第一歩だ。特に高齢者の方には気を配ることだ。
青木 池田先生は、よく「寒い日に外に出る時はこれから寒い外に出るぞ≠ニ自分に言い聞かせることだ」と言われている。まさに、その通りだ。
弓谷 学会の森田ドクター部長も言っていました。医学的に見ても、そうやって意識することで、体の自律神経が活発になる。寒さへの抵抗力が高まるそうです。
青木 よく睡眠を取る。疲労を溜めない。うがいと手洗いを励行する。温かい食事や厚着をするなど体を温める――全部、日常生活の基本だ。

予防接種が一番

館野 それと、冬といえば「インフルエンザ」ですね。よくテレビでも報道されますね。
杉山 インフルエンザというのは普通の風邪ではありません。
 のどの痛み、咳、声がれ、鼻水など、一見、症状は風邪と似ているが、違う。
 38度以上の急激な発熱を特徴とし、筋肉痛、関節痛などの全身症状が現れるようです。
館野 白樺グループのメンバーも言っていました。
 「風邪と違って、うがいや手洗いだけでインフルエンザを防ぐのは難しい。うがいで防ごうと思ったら、毎日10分おきに、ずっとうがいをしていなければならない」と言っていました(笑い)。
杉山 森田ドクター部長も「インフルエンザは予防接種を受けることが、もっとも有効です。とくに高齢者の場合、予防接種でインフルエンザの発病を減らし、死亡や重症化を防ぐことができる」とアドバイスしていました。
青木 意外と知られていないことだね。
館野 御聖訓に「心にふかき・えうじん(用心)あるべし」と仰せです。どこまでいっても、自分が意識して病気を予防していくことが大事ですね。
秋谷 創価完勝の総仕上げへ、我々が健康で生き生きとした姿であってこそ、地域にも、社会にも信頼が広がる。
 我々は自分自身の、家族の、そして同志の健康と無事安穏を深く祈りながら、心身ともに万全の態勢で、晴れ晴れと「青年・拡大」の新年を迎えていこうじゃないか。

(2004.12.25. 聖教新聞)

 

<53>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、杉山青年部長、弓谷男子部長

秋谷 我々は「創価完勝の年」を堂々たる勝利で飾った。
 明年は「青年・拡大の年」。また、学会としては創立75周年の佳節を迎える。
青木 「次の50年」を決める大事な一年だ。
 いよいよ幹部率先で「青年の心」「拡大の息吹(いぶき)」で進もう。勇敢に戦おう。
 明年も、新年勤行会から清々しい決意でスタートしようじゃないか。
原田 その通りだ。まず無事故・大成功の新年勤行会を勝ち取る。ここから出発していこう!

元朝勤行を廃止

青木 新年勤行会といえば、今年まで一部の会館では元日午前零時からの元朝(がんちょう)勤行も行ってきた。
 だが明年からは、全国的に元朝勤行は取り止めることになった。
杉山 元日の主に午前10時を中心とする新年勤行会から出発していくということですね。
秋谷 そうです。そもそも日蓮大聖人は「元朝勤行をしなさい」などとは仰っていない。御書にも一つも書かれていない。
原田 その通りですね。それに会員の方々からも、かねがね声があった。
 「多くの人が起きている元朝とはいえ、会館の近隣には十分に配慮するべきだ」「寒冷地は雪道で危険な場合もある」「お年寄りのことを考えても、元朝勤行に皆が集まるのはどうか」等々という意見があった。
青木 そういった観点からも総合的に検討し、今後は中止するほうが価値的だと判断させていただいたわけです。
弓谷 それが時代の趨勢(すうせい)ですよ。
杉山 世間では夜中から「初詣」に出かける人も多いが、毎年、行き帰りなどでの事故が絶えない。そういう危険もある。
弓谷 年の初めということで、ついつい浮かれ気分になって気がゆるんでしまう。また、寒さで体調も崩しかねない。
青木 そこまでして夜中に動き回るのは、いかがなものか。
 私の友人も「正月だけイベント感覚で神社や寺に人が押しよせる。警備に当たる警察官も大変だろうね」と心配していた。
原田 世間一般では、よく「初詣」で1月1日の未明に神社や寺に行く。これは年に1回とか2回のイベントだ。
 しかし学会員は毎日、朝に夕に勤行をしている。1月1日の朝だけ特別視する必要はない。
青木 特に最近は凶悪な犯罪が増えている。物騒な世の中だ。そういう意味でも、日本で一番、人が集まる学会が元朝勤行を中止するのは、非常に大きな意味がある。
弓谷 まさに時代の先取りだ。
杉山 元朝勤行では、役員につく青年部も大変だった。そういうメンバーが一番、喜んでいる。
 「これからは、大みそかは早く休んで、新年勤行会に全力投球できる」と張り切っています。
秋谷 これまで元朝勤行を無事故で行うことができたのは、ひとえに男子部、女子部の皆さんの尽力があったからです。改めて感謝申し上げます。

供養目的の宗門

青木 次元は違うが、かつて宗門と一緒にやっていた時は、末寺の元朝勤行が本当に大変だった。大きな負担だったな。
原田 その通りだ。役員をはじめ、学会員は年始めから本当に忙しかった(笑い)。
青木 一から十まで全部、学会がやってあげた。坊主が運営を手伝ったことなんかない。
 しかも坊主から、心からの「ご苦労さま」という言葉もなかった。どれほど、傲慢だったか。特に日顕が法主になってから、坊主は威張り散らしてばかりだった。
原田 学会員は嫌な思いをしながらも、必死で寺に尽くしてきた。その尊い真心を、日顕は全部、土足で踏みにじった。仏意仏勅(ぶついぶっちょく)の学会を切り「破和合僧(はわごうそう)」の大罪を犯した。
弓谷 今の青年部は、そんな陰険な坊主どもと付き合う必要がない。いまだに坊主にアゴで使われている法華講は大変だよ。我々は本当に幸せだ。万々歳だ(笑い)。
青木 日顕宗の坊主というのは、とにかく強欲。狙いは全部「金」の畜生どもだったからな。
秋谷 日顕が学会を切った「C作戦」を始めたのは平成2年暮れ。その直後の平成3年の元朝勤行でも、日顕宗の坊主は、供養をせしめたい一心で、ずる賢く立ち回っていたじゃないか。
原田 忘れもしない。あの年末年始は、何が起こっているのか。宗門が何を始めるのか。寺の坊主が何を言うか。皆が固唾を飲んでいた。
青木 すると大部分の末寺の坊主が、何も言わない(笑い)。宗門の対応、方針、態度についても、何を聞いても「よく分からない」の一点張りだった。
原田 なかには私は学会を守ります≠ネんて、しゃあしゃあと言い放つやつもいたっけな。
青木 元朝勤行や新年勤行では、どこの末寺もそういう態度だった。ところが、新年勤行が一くぎりついた途端に、学会攻撃を始めた。
弓谷 徳島県の敬台寺にいる日比野慈成なんかも、そうだった。
青木 盗聴事件を起こして裁判でも断罪された極悪坊主だな。
杉山 平成2年の大みそかに、四国青年部の代表が日比野を問い質した。すると日比野は「まったく突然のことで驚いている」なんてシラを切っていた。
弓谷 ところが、そのたった二日後の新年勤行会で化けの皮が剥がれた。
 あいつは去年と同じだけ供養も集まった。ぼちぼちやるか≠ニ言わんばかりに、狂ったように学会批判を始めたんだ。
青木 要するに、坊主たちにとって、元朝勤行、年始めの末寺の行事は、供養の書き入れ時だったんだ。
秋谷 まさに「袈裟(けさ)を著(ちゃく)すと雖(いえど)も猶(なお)猟師(りょうし)の細(ほそ)めに視(み)て徐(しずか)に行(ゆ)くが如(ごと)く猫(ねこ)の鼠(ねずみ)を伺(うかが)うが如(ごと)し」。
 経文に仰せ通りの魔僧だ。これが日顕宗の坊主の正体だった。

「除歴」の仏罰

原田 一番、悪いのが日顕だ。あいつは学会を切った後、東京・目黒区の20億円の豪邸計画が発覚。その後、世田谷区に豪邸を買ったが、それにも飽きたらずに渋谷区松涛の一等地に大豪邸を建てた。
 総額36億円といわれる大散財だ。
青木 しかし、日顕はニセ法主の正体もバレた。
 最高裁でも「相承疑惑」が原因で3敗。日顕本人も二つのデマ事件の裁判で最高裁から断罪された。
原田 日顕宗が訴えを取り下げた、あの「シアトル事件」も、すっかり有名になった。
杉山 大御本尊を否定していた大謗法も発覚した(笑い)。
秋谷 いくら、ごまかそうとしても、やがて日顕には「除歴」(=歴代法主から削除されること)が待っている。もはや免れることはできないだろう。これも厳しい仏罰だ。
青木 あんな坊主どもと完全に別れて、学会は晴れやかに新年を迎えることができるようになった。本当に、よかった。つくづく思うよ。
秋谷 栄光の未来に向かって、正義の同志とともに、清々しく新年勤行会で出発できる。これほど嬉しいことはない。
 明年も、我々は日本最大の新年の集いから、威風堂々と出発しようじゃないか。

(2004.12.27. 聖教新聞)

 

<54>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、八尋副会長(弁護士)、杉山青年部長、弓谷男子部長

原田 いよいよ本年も、あと1回で最終号。この座談会では明2005年も、真実と正義の言論を一段と力強く拡大していきたい。
秋谷 その通りだ。一段と大きい学会になった。
 社会の注目も一段と高まっている。正々堂々たる言論戦を展開しよう!
杉山 学会は、裁判も学会側の完全勝利で決着している。
八尋 今年も何一つ負けなかった。これまでも全部、勝っている。
原田 その結果、今までの妬みの陰謀や謀略の正体もハッキリした。
弓谷 まったくです。近年の裁判で断罪された事件も、みな、そうだった。
 たとえば@「北新宿地上げデマ事件」(新潮社に400万円の賠償命令と謝罪広告)
 A「東村山デマ事件」(新潮社に200万円の賠償命令、講談社に200万円の賠償命令と謝罪広告)
 B「北海道の学会員・白山信之さんへの冤罪報道事件」(新潮社に110万円の賠償命令)
杉山 C「信平狂言事件」(100万件に1件といわれる「訴権の濫用」で信平側の訴えを却下)
 D日顕宗の「シアトル絡みのデマ事件」(日顕と宗門に400万円の賠償命令)
弓谷 それに世間には全く知られていないが、日顕宗御用達のガセネタ屋・乙骨某(笑い)もデマで断罪され続けている。
 E「身延の脱税をめぐるデマ事件」(乙骨に50万円の賠償命令)
 F「北海道墓苑デマ事件」(乙骨に50万円の賠償命令)
杉山 こいつは「北新宿地上げデマ事件」の時も、たった25行のコメントで断罪。100万円の賠償命令を厳然と下されていたな。
青木 いや、インドのラダクリシュナン博士(国立ガンジー記念館前館長)からも訴えられて50万円の賠償命令が下っているよ(大笑い)。

デマの共通点

原田 こうしたデマ事件を見ていくと、ハッキリと共通点がある。
 ひとつは、陰に日顕一派などの、学会の偉大な発展への妬み。
 もうひとつは「政治的な謀略」があることだ。
弓谷 その通りです。学会が支援する公明党の躍進を阻もうと、わざと国政選挙の時期を狙って仕掛ける。そういうケースが大半だ。
秋谷 昔あった「月刊ペン」事件も、政治的な思惑から起こったデマ事件だった。
八尋 昭和51年に総会屋まがいの雑誌『月刊ペン』が下劣なデマ報道を垂れ流した事件だ。
 編集長の隈部大蔵は逮捕され、当時の最高額の罰金刑で断罪された。
青木 「民事」じゃないよ。マスコミ関係者がデマ記事で「刑事裁判」を受けたんだ。滅多にない事件だよ。
八尋 私の友人の有名な弁護士も、よっぽどひどいデマだったんだなと驚いていた。
杉山 隈部は、学会と関係者に「詫び状」まで書いた。
 「記事中には、事実の確認に手落ちがあり、思い違いがありました」
 「行過ぎのあったことに対しては、率直に遺憾の意を表明致します」
とハッキリ書いている。これは裁判の判決でも認定されている。
原田 だいたい隈部というのは、ヘンな下らない宗教団体にも関係していて、学会の発展に嫉妬していたことも分かっている。
八尋 昭和49年でしたね。東西冷戦の溝が深まる一方のなか、池田先生は歴史的な初訪中、初訪ソを断行された。
 この平和行動は心ある人々の注目するところだった。
 そして、その年の暮れには、学会と共産党の間に「創共協定」も結ばれた。
原田 まさに「宗教と共産主義の共存」という文明史的、画期的な協定だった。
青木 当時、大きな反響だった。――事件が起きたのは、まさに、その時だった。
秋谷 これが隈部にとっては嫉妬のデマの引き金≠ノなった。
八尋 裁判の判決にも、明確にこうある。
 「被告人(=隈部)は、昭和五十年八月ころ、当時表面化した創価学会と日本共産党との間のいわゆる創共協定に対し、教義上の立場から疑問をつのらせ『月刊ペン』誌に創価学会批判記事の掲載を企画」と認定している。
秋谷 まさに政治的な謀略のデマ事件だった。ハッキリしている。

最高額の罰金刑

原田 しかもデマ事件のあった昭和51年は、年末に衆議院の任期満了を控えていた。総選挙も迫っていた。隈部は、その時期を狙いすまして、デマを流した。
杉山 それも、昭和44年の総選挙で初当選した渡部通子議員、多田時子議員(故人)を狙い撃ちした。当時は女性国会議員が珍しかったからだ。
青木 時期といい、ターゲットといい、デマの内容といい、陰険、陰湿。隈部というやつの性格が、いかにもにじみ出ているじゃないか。
 被害者の一人の渡部さんも「私は、ただの一回も取材を受けていない。亡くなった多田さんも激怒していた。こんな言論の暴力は絶対に許せない!」と憤慨していた。
秋谷 はじめTとかMとかイニシャルを使っていたが、こんな悪質なデマは絶対に放置してはいけない。
 そこで学会側は、あえて刑事告訴した。
八尋 その結果、さっきも出たが、隈部は最高額の罰金刑に処された。
原田 何しろ隈部側は、はじめから、作り話だから証人は誰もいない。隈部が偽証依頼までしたことが毎日新聞にも報道されたくらいだ。
青木 それも断られ(笑い)、困りはてた隈部が引っ張り出したのが山崎正友たちだった。凶悪な恐喝事件を起こしたペテン師だよ(大笑い)。
秋谷 山崎は恐喝事件で逮捕されて、学会憎しで法廷に出てきたが、もともと山崎が何と言っていたか。
 当時の北条理事長に「今回の記事内容は非常に悪質であり放置しておくと今後よくありません。以後、かかる種類の中傷を断つため断固たる処置をとるべき」などと報告していたんだ。
 法廷でも、その書類が出てきて万事休す(笑い)。
青木 とにかく、出てくる「証人」が、おかしな連中ばっかり(笑い)。
原田 たとえば、山崎の差し金で出廷したインチキ脱会者。昭和29年の秋に、名誉会長を見た∞「大白蓮華」か「聖教グラフ」の大きな写真を見て、顔を知っていた≠ネんて言い張った。
八尋 ところが、昭和29年当時は戸田先生が会長の時代だ。「大白蓮華」に池田名誉会長の写真が大きく載った事実などない。
 「聖教グラフ」にいたっては、まだ発刊もされていなかった。それを裁判長から追及されて顔面蒼白になった(爆笑)。
青木 一事が万事だ。バカバカしい限りだ。

崩れた偽証工作

原田 それに山崎の子分で酒乱の原島!
 あいつもノコノコ法廷に出てきた。山崎に金漬け、酒漬け、女漬けにされて骨抜きにされた男だ。
青木 聖教新聞社の資料の窃盗まで働いて、山崎から1000万円を恵んでもらっていた。正真正銘のクズだ。
八尋 原島は昭和47年7月、国会の会期中に、名誉会長が渡部議員を大石寺に呼んだ。それを見た=Bこう抜け抜けと言い放った。
 だが、これまた真っ赤な大ウソもウソだった。
青木 だいたい「7月」って、7月の何日なんだ? 31日間もあるじゃないか(笑い)。
 7月の「何日」の「何曜日」の「何時何分」なんだ? 何一つハッキリしない(笑い)。
八尋 弁護士の眼から見ると、こういう「いつ」「どこで」「誰が」が曖昧なのは作り話の見本だ(笑い)。厳しく糺(ただ)せば、すぐ破綻する。
 「昭和47年7月」にあった国会は、7月6日から12日までの「第69臨時国会」だけだ。
 その7日間、渡部議員は一日も休まず国会に出ている。議事録や写真も全部残っている。
 それに名誉会長は、この期間に大石寺に行かれていない(笑い)。
 これも当時の聖教新聞等で明確だ。
原田 名誉会長は7月6日には創価大学。7、8日には信濃町で副教学部長会。翌9日から16日までは東北指導に行かれていた。
青木 動かぬ証拠を突きつけられて、原島は法廷で、あえなく自爆=i大笑い)。
八尋 それどころか、検察官が原島を行った先々で、酒を飲んで他人に不愉快な思いや迷惑をかけたことはないのか≠ニ厳しく追及(笑い)。かえって公然と赤っ恥をかく始末だった(爆笑)。
杉山 当の山崎本人も、原島に負けず劣らず法廷で自爆≠オた(大笑い)。
 こいつは「昭和45年の4月下旬ごろ、箱根研修道場に泊まった際に見た」なんて、デタラメを並べた。
青木 何が「下旬ごろ」だ。そんなあいまいな「証言」があるか(笑い)。
弓谷 当時の山崎の手帳によると、山崎が箱根研修道場に行ったのは「4月19日」。だが実際は、山崎は泊まってなどいなかった。
八尋 その夜に東京・神田の旅館で麻雀を打っていたことを証明する「4月19日付」の領収証が出てきた。それも山崎の事務所からだ(爆笑)。
原田 箱根から東京に向かった「高速道路の領収証」まで出てきた(大笑い)。
八尋 判決は、山崎一派のウソを厳しく断罪している。
 「その供述は、全体に、時期、機会や居合わせた人物の特定などの面で漠としている点が多く(略)反論しようとしても具体的にはなし難い点が多い」
 「いずれも確かな裏付けを欠いた状態にある」
 「証言を額面通りに受け取ることはできない」
と一刀両断だった(大笑い)。

(2004.12.28. 聖教新聞)

 

<55=完>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、八尋副会長(弁護士)、杉山青年部長、弓谷男子部長

杉山 明年は「青年・拡大の年」――われわれ青年は全責任をもって、いよいよ破邪顕正(はじゃけんせい)の大攻勢を開始しよう!
 正義を拡大し、青年の連帯を拡大しよう!
弓谷 やろう! 戦おう! 来年は今までの5倍、10倍やろう!
杉山 前回は、あの「月刊ペン」事件の裁判で、恐喝事件を起こした山崎正友らの偽証工作が破綻したことが話題になった。
弓谷 あの裁判で山崎一派は、裁判所から20回以上もウソつき∞信用できない≠ニ断罪された。
 『月刊ペン』の記事は事実無根≠ニ厳しく認定された。
杉山 その後、昭和62年にデマを書いた隈部が肺ガンで死亡。裁判は終結した。
 同じ年に月刊ペン社も倒産している。
弓谷 山崎も自分が起こした恐喝事件で懲役3年になり、刑務所に入った。
青木 これがデマで学会を陥れ、攻撃した輩の末路だよ。
原田 その後、山崎のやつは刑務所から出所した後、学会攻撃のネタに困り、皆が忘れたころだろうと思って、雑誌に同じデマを載せた。だが、これが、またまた大墓穴。
杉山 その雑誌の元幹部が後で、裁判のことを知って「取材もせず(山崎の)原稿を載せたということは、よくなかったことは分かっています」「私個人としては、名誉会長及び関係者の皆さまにおわびします」と陳謝していた。
原田 これで山崎は、大ウソつきで恐喝事件を起こした悪党だったことを、日本中にさらに詳しく知られてしまった(笑い)。
弓谷 もう、あんな負け犬のペテン師が今さら何を喚こうが、誰も信用しない。また、あのウソつきか、とゲラゲラ笑っている(大笑い)。

平成のデマ事件

秋谷 御書には「何(いず)れの月・何れの日・何れの夜の何れの時」か厳しくただせ、とある。
 これは日蓮大聖人が、悪辣な坊主どもの大ウソに対して「いつ」「どこで」「誰がいたのか」明確な証拠を出してみよ≠ニ喝破(かっぱ)された御聖訓だ。
 ウソは鋭く突き詰めていけば、必ず破綻する。
杉山 「白山さんへの冤罪報道事件」(平成6年)、「東村山デマ事件」(平成7年)、「狂言訴訟事件」(平成8年)の「三大デマ事件」も、全くその通りでした。
原田 まず平成6年8月に起こった「白山さんへの冤罪報道事件」。北海道の学会員である白山信之さんが悪辣なデマの被害を受けた。
 交通事故の被害者だった白山さんを、週刊誌が殺人犯′トばわりした。
八尋 白山さんはデマ記事を書き殴った週刊誌を提訴。裁判は当然、白山さん側が全面勝訴した。
 判決は週刊誌に対して予め決められた創価学会批判の方向に沿ってなされた∞記事は真実ではない%凾ニ厳しく断罪した。
弓谷 ところが、そのデマをネタ≠ノして一部の政治家が宗教弾圧の国会質問をやったんだ。
青木 恐ろしい事件だったな。こんな人権侵害は絶対に許されることじゃない。
杉山 この事件の裏で糸を引いていたのも山崎正友だ。
 デマ記事が出た直後の9月27日、山崎は一派を引き連れて元代議士の白川某と都内のホテルで密談した。
 そしてなんと、この宗教弾圧の国会質問の打ち合わせをしていたんだ。
弓谷 この密談の内容は、ほかならぬ山崎本人が日顕に宛てた手紙に明確に記されている。
 国会議員と打ち合わせをやった∞テレビ中継のある時間帯に国会で創価学会攻撃をやる%凵Xとハッキリ書かれていた。
杉山 その予告通り、10月11日に国会議員が国会の場で人権侵害の質問を行った。
青木 恐喝事件を起こした男の差し金で、代議士が国会質問! 恥ずべき歴史、恐るべき弾圧の歴史だ。
弓谷 その後、最高裁で白山さんの勝利が確定(平成10年3月)。
 人権侵害質問をした国会議員は白山さん夫妻に直接会い、深く謝罪した。
青木 当たり前だ!
杉山 この1年後に起こった「東村山デマ事件」も、さらにまた、その1年後の「狂言訴訟事件」も、同じだ。
 まず週刊誌がデマを騒ぎ、それを議員が国会で利用した。構図は全く同じだった。
弓谷 しかも、その裏にも日顕一派と山崎がいた。
原田 要するに、学会と公明の躍進に危機感をもった一部政治家が、山崎や日顕宗坊主と結託して起こした事件だった。陰険な宗教弾圧の陰謀だったということだ。
青木 どれもこれも政治屋の選挙狙い、票狙い、そして学会の発展を妬む日顕、山崎の結託による宗教弾圧だ。
 日本の将来も、国民の人権も考えない。これが日本の政治、社会の現状だよ。
八尋 とにかく、この卑劣な「三大デマ事件」も、すべて裁判で学会側の完全勝利で決着した。いずれも最高裁で勝訴が確定している。

「訴権の濫用」

原田 あの平成8年の「狂言訴訟事件」も、そうだ。「100万件に1件あるかないか」といわれる「訴権の濫用」で断罪された。
青木 あのデマ事件も、その年の秋に予定されていた衆院選を狙ったデマだったな。
杉山 北海道のウソつき夫婦が、事実無根の暴行事件をデッチ上げて訴訟まで起こし、大騒ぎした事件だ。
八尋 裁判所は、ウソつき夫婦に対して「事実的根拠が乏しい」「このまま本件の審理を続けることは(略)かえって原告(=ウソつき夫婦側)の不当な企てに裁判所が加担する結果になりかねない」とまで断言している。日本の裁判史上でも異例、異常なデマ事件だった。
弓谷 そもそも、ここの夫婦は、学会の役職を悪用して悪質な金銭貸借を繰り返していた「札付き」だ。その揚げ句、役職を解任された悪党だった。
原田 亭主のほうはオレは何べんもブタ箱に入っているんだ。また何かあったら、入ればいいんだ≠ニ言い放っていたような男だった。
杉山 多数の会員から金銭を借りては、平気で踏み倒す。その被害金額は7000万円を超えている。
八尋 ところが、学会役職の解任を逆恨みして、亭主が学会に恐喝まがいの電話をかけるわ、学会に金銭を要求する訴訟を起こして、門前払いされるわ。
 さんざん、あの手この手で意趣返し≠狙っていた。血眼だった。
杉山 この狂言夫婦は平成8年2月、週刊誌にデマ手記まで発表。6月には、裁判まで起こしたんだ。
八尋 当然だが、裁判では、ウソつき夫婦のデマが完全に破綻した。
 だいいち、ウソつき夫婦のいう事件′サ場の建物自体が存在しなかった(笑い)。当時の航空写真等が動かぬ証拠となった。
弓谷 さらに、法廷で学会側の弁護士から、鋭く追及されるたびに「いつ」「どこで」「誰が」という最も肝心な事実をクルクルと変更した。
八尋 「裁判官が悪い」などとも難癖をつけてきた。醜く裁判の引き延ばしまで狙った。しかし、ウソつき夫婦の不当な企てを裁判所が見逃すはずがない。
杉山 揚げ句の果てに事件は3回あった≠ニ言ったかと思えば、矛盾を指摘された途端に4回あった∞6回あった=B右往左往して、裁判所からも厳しく叱責される始末(大笑い)。
弓谷 だいたいウソつき夫婦の女房は、自分たちの不祥事がバレて役職を解任された当時、学会本部に詫び状≠ワで送ってきていたじゃないか。
 「御心配をかけて真に申しわけございません」「本当に申しわけございません。何卒お許し下さい」等々、土下座せんばかりに平謝りしていた。これは、狂言夫婦が事件とやらがあったとする年月日の後のことだ。この手紙は、事件など全くの「作り話」だった決定的な証拠だった。
杉山 結局、平成12年5月に東京地裁は「訴権の濫用」として、ウソつき夫婦の訴えを却下。この判決は翌年の平成13年6月に確定した。

責めて責め抜け

原田 この事件で騒いだ政治家も学会に謝罪した。当時の橋本総理大臣も、このデマを機関紙で騒いだことで、学会と名誉会長に2度、謝罪した。読売新聞や朝日新聞にも大きく出て、まったくひどいデマだったことが、日本中に知れ渡った。さらに自民党の加藤紘一幹事長(当時)も陳謝した。
杉山 陰湿なデマを仕掛けた連中も、今や完全に没落している。
 白川は平成12年に秘書の「交通違反もみ消し事件」が発覚し、衆院選で落選。翌年の参院選では山崎や日顕らと結託して「新党」とやらを立ち上げたが全員落選(笑い)。それやこれやで連続3回の国政選挙で落選し、数億円もの選挙費用を背負い込んだといわれる。
弓谷 それに選挙の時に未払いだった印刷代金をめぐって訴えられて敗訴。738万円の支払い命令が下っている。
杉山 それだけじゃない。白川は違法カジノに偽名で出入りしていた事実まで発覚した(爆笑)。社会の表舞台から完全に姿を消している。
弓谷 邪悪の仏敵には必ず厳しい現罰が下っている。日顕宗も、2年余りで最高裁から7回も断罪だ。
杉山 日顕なんか、ニセ法主であることも、シアトル事件も有名になった。芸者遊びをしょっちゅうやっていたことも全部バレた。
 今や除歴候補だ(笑い)。
弓谷 山崎も今年1年で、自分が書いたデマ本が原因で4回も断罪された(笑い)。
原田 山崎は全部で20数件もの裁判を抱えているという話だ。
 まさしく「裁判地獄」「断罪地獄」の底で、のたうちまわっている(大笑い)。
杉山 それに今年は、日顕が初めて山崎との結託を自分で認めた。極悪の構図が、一段と明確になった年でもあったな。
原田 恐喝事件を起こした男が、日顕の一番の支持者だよ(笑い)。
青木 責め抜けば、悪は正体を現す。馬脚を現し、シッポを出す。まさしく、そういう一年だった。
秋谷 御聖訓にも「いよいよ・はりあげてせむべし」と仰せだ。来年は、一段と手厳しく、鋭く、邪悪を追撃しようじゃないか。
 「正義と真実の歴史」を満天下に示しきっていこうじゃないか!

(2004.12.29. 聖教新聞)