< 座談会 >

世界広布の勝利の並木道 第2部

 

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<84=完>

学会は「心の絆」を地域に拡大
絶対無事故の年末年始を
学会を支える功労を皆で賞讃
異体同心で楽しく前進を!

 

 

 

<81> 学会は「心の絆」を地域に拡大
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

正木 東日本大震災から9カ月が過ぎました。あらためて犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈りいたします。同時に、被災地の復旧・復興を強く祈念しています。学会は今後も、被災された皆さんのために尽力してまいります。
橋元 東北では厳寒の冬を迎え、被災された皆さんはより一層、大変な思いで生活をされています。
原田 言葉では絶対に言い表せない悲しみと労苦です。いまもさまざまな葛藤や苦しみと戦っておられます。そのなか被災地の同志の皆さんは、池田先生の度重なる励ましを胸に、前進しておられる。自分のことだけでも大変なのに、他者のために行動しておられる。これほど尊いことがあるでしょうか。
杉本 聖教新聞で連載されている「東北福光(ふっこう)新聞」をはじめ、被災地の皆さんの姿は、全世界の方々に感動を広げています。
棚野 復興は長い道のりです。被災された方々が一日も早く安心して暮らせる生活が取り戻せるよう、政治家には断じて真剣に、全力を尽くしてもらいたい。公明党は、その先頭に立ってもらいたい。
吉井 学会による救援・被災者支援活動について、宮城県の村井嘉浩知事は、こう語っていました。
 「発生直後から創価学会の皆さんにはほんとうに献身的に活動していただきました」「創価学会は震災対応において、本来は行政がやるべきことまでやってくださっていると感じます」
 「全国の学会の皆さんが強い心の絆で結ばれているからこそ、今回も各地の学会組織が迷わず被災地の応援に奔走できたのでしょう。私は、その絆こそが素晴らしいと思います。行政もそこを見習わなければいけません」(「潮」8月号)

「菩薩」の振る舞い

橋元 私もあの時、新潟から東北へ真っ先に救援物資を届けるお手伝いをしましたが、何かできることはないか≠ニやむにやまれぬ思いで皆さんが迅速に行動しておられました。大変な人を放っておけない≠ニいう心が学会精神であり、菩薩の振る舞いです。その思いを行動に移す姿は、日ごろの近隣友好活動、友の幸福を願っての折伏(しゃくぶく)・対話拡大があってこそです。
正木 今年は東日本大震災のほかに、和歌山や三重など各地でも大規模な水害が起き、被害に遭われた方がいます。そうした地域でも学会の同志は、自分のことよりも友のためにと、救援活動に奮闘してくださいました。
原田 池田先生は大震災直後のメッセージで、こう(つづ)っておられます。
 「御書には、災害に遭っても『心を(やぶ)(あた)わず(=心は壊せない)』(65n)と厳然(げんぜん)と示されています。『心の(たから)』だけは絶対に壊されません。いかなる苦難も、永遠に幸福になるための試練であります。すべてを断固と『変毒為薬(へんどくいやく)』できるのが、この仏法であり、信心であります」と。
 われわれには絶対勝利の妙法があります。より力強く、被災地のこと、皆さんのことを祈り抜いていきたい。そして地域の人々に心の絆を広げ、協力し合って進んでいきたい。

仏法思想の普遍性

棚野 さて、先日、2011年の年間ベストセラーが発表されました(トーハン調べ)。『池田大作全集』が全集部門で24年連続の第1位に輝きました。
原田 大変な歴史です。先生は、何十年にもわたり、聖教新聞や大白蓮華などを中心に、仏法を基調とした執筆活動を展開してこられました。師の偉大な闘争に、心から感謝申し上げたい。
橋元 対談集は今年だけでも、アメリカ実践哲学協会ルー・マリノフ会長との『哲学ルネサンスの対話』(潮出版社)、ウクライナ国立キエフ工科大学ミハイル・ズグロフスキー総長との『平和の(あした)へ 教育の大光』(第三文明社)、ナポレオン家当主であるシャルル・ナポレオン公との『21世紀のナポレオン』(同)、元国連事務次長アンワルル・K・チョウドリ博士との『新しき地球社会の創造へ』(潮出版社)の4冊が発刊されました。
吉井 先生と世界の識者との対談集は現在、連載されているもの、準備が進められているものも含めると70点に(のぼ)ります。
棚野 対談相手は歴史学者、政治家、経済学者、芸術家など、壮大なスケールです。
 先生がさまざまな垣根を越えて、世界の識者と友情を(はぐく)み、語り合われる姿はそのまま、仏法思想がいかに普遍性をもっているか、という(あか)しですね。
原田 現代は哲学なき時代と言われて久しいが、先生は地球規模で確かな平和哲学、人間主義哲学を発信し続けておられます。そのことに世界の識者が共鳴しています。
正木 また、識者との対談だけでなく、随筆や小説、詩の執筆、教学著作などを通して、先生は常に、われわれを勇気づけ、鼓舞(こぶ)してくださいます。とりわけ本年の大震災にあっても、先生のメッセージや小説『新・人間革命』「福光」の章で、どれだけ多くの人が悲哀(ひあい)から立ち上がっておられるか。
吉井 学会員だけではありません。学会の友人から池田先生のメッセージが載った聖教新聞を見せてもらい、その内容に感動して、聖教をずっと愛読してくださっている方もいます。
杉本 先生と対談されたアメリカ・エマソン協会のサーラ・ワイダー元会長は、たたえておられます。
 「池田会長の言葉は、一人一人が必要とするもの、そして世界が最も必要とするものを語りかけています。会長は、こうした『言葉』を通して私たちに寄り添い、私たちを励まし、私たちとともに闘ってくださるのです」「会長の著作は『確実な平和』を実現する(ちから)を、私たちに贈ってくれるのです」と。
正木 偉大な師の励ましを受けながら、日々前進できるわれわれは幸福です。希望の哲学を堂々と、友に語り、広げていきたい。

(2011.12.19. 聖教新聞)

 

 

<82> 絶対無事故の年末年始を
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

橋元 第39回「マーチングバンド・バトントワーリング全国大会」で、音楽隊の創価ルネサンスバンガードが2年連続11度目となるグランプリ「内閣総理大臣賞」を受賞し、日本一に輝きました!
吉井 カラーガード部門では、鼓笛隊の創価グランエスペランサが8回連続の「金賞」となりました。同じく日本一です!
棚野 2年連続3回目の出場となった音楽隊・創価和歌山ブルーイーグルすも躍動のパフォーマンスでした。
原田 池田先生も音楽隊と鼓笛隊の大活躍に「本当におめでとう」と祝福の伝言を送られました。全学会員にとっても誠にうれしいことです。
杉本 本年を勝利で締めくくり、明年「青年学会 拡大の年」の出発へ大きな希望となります。本当におめでとうございます!

無量無辺の福徳が

原田 先日、財務の納金が無事故で終了いたしました。真心からご協力いただきました広布部員の皆さまに、厚く厚く御礼を申し上げます。
正木 厳しい不況のなか、広宣流布のため、あつい(こころざし)で尽くしてくださることが、どれほど尊いことでしょうか。日蓮大聖人は、弟子の南条時光が、自分の乗る馬や、家族の着物も満足にないなかで供養を重ねたことに、「(さだ)めて後生(ごしょう)霊山浄土(りょうぜんじょうど)(うま)(たま)うべしいみじき果報(かほう)なるかな」(御書1578n)と(おお)せです。日蓮仏法を広め、世界広布を進める仏意仏勅(ぶついぶっちょく)の学会を支える聖業(せいぎょう)は、現世だけでなく、三世にわたって無量無辺(むりょうむへん)福徳(ふくとく)と輝きます。
杉本 リーダー皆で全会員の皆さんの健康・無事故、大福運を祈り抜き、励ましを送っていきたいと思います。
棚野 これから、年末年始の友好期間に入ります。故郷へ帰る人、旅行に行く人もいます。絶対無事故を心がけていきたいですね。
原田 油断は禁物です。とにかく朝晩の勤行・唱題をリズムに「事故を起こさない」との強い祈りが必要です。
橋元 長時間のドライブは余裕ある行程で、十分に休息を取り、寝不足の状態で決して運転しないようにしたい。
吉井 自転車の走行についてメディアで話題になっています。震災後は、自転車で通勤・通学する人が増えたと言われています。
棚野 ブレーキのない自転車が猛スピードで走り、歩行者などと衝突して事故を起こすケースが多発しました。死亡事故も起きています。もちろん、ブレーキのない自転車で公道を走ることは交通違反です。
正木 自転車は車道を走るのが原則ですが、それが危険な場合や、自転車通行可であれば歩道を走ることもできます。だがその時も、歩行者の妨げにならないよう、徐行しなければいけません。
橋元 携帯型音楽プレーヤーなどのイヤホンで音楽を聴きながらの運転も、携帯電話を操作しながらの走行も、危険ですので厳禁です。罰則のある地域も多い。また、夜間に無灯火で運転することも違反です。

「折伏精神」で対話

杉本 一方、年末年始は家族とゆっくり過ごす時間をもてます。お子さんがいる家庭では、信心の語らいを深める時ですね。
正木 信心の継承は、家庭での日常的な語らいと、一緒になっての実践が基本です。特別なことではなく、毎日の朝晩の勤行・唱題、聖教新聞や未来部の機関紙を読むこと、未来部員会や座談会、本部幹部会の中継行事に出ることなど、一年を通して日ごろから、ともに活動していくことです。冬休みは、子どもたちと一緒に挑戦目標を立てる絶好の機会でもあります。
吉井 たとえば帰省した際は、離れて暮らしている祖父母に、入会の動機や信心の功徳、そして池田先生との原点などをお孫さんに語ってもらうこともできます。
棚野 また親族の触れ合いももちろんですが、友好期間は普段、会えない人と会い、語り合える時でもあります。
原田 そうです。数十年ぶりの再会ということもあるかもしれません。一つ一つの出会いを大切に、有意義に友好を深めていきたい。年賀状で交流することもできます。
杉本 今年は大震災も水害もありました。しばらく連絡を取っていなかった方とも近況を確認し合いたいですね。
橋元 対話で大切なのは、やはり「折伏(しゃくぶく)精神」ではないでしょうか。勇気と正義、そしてともに成長していくという真心です。友人に仏法を伝えたい≠ニいう強い気持ちで語ることです。
吉井 「とてもかくても法華経(ほけきょう)()いて()()かすべし」(同552n)という御聖訓がありますが、「強いて」というのは強引に≠ニいう意味より、自分自身が勇気を出し、強い思いをもって≠ニ捉えるべきですね。
正木 「立正安国論」でも日蓮大聖人は、客と語り合う主人の姿として、「()(とど)めて」(同24n)、すなわち微笑(ほほえ)んで客の足を止めて包容し、「(よろこ)んで」(同31n)等と記されています。客が(いきどお)ったときでも、主人は笑顔を絶やしません。常に相手を包み込んでいます。
原田 対話とは相手があって成立するものです。こちらが語る一方では対話ではない。「あの人と会うと元気になる」と喜んでもらえる出会いを重ねていきたい。そのためには相手を笑顔にし、元気にし、明るくする「励ましの対話」に徹することです。
棚野 池田先生は「語り合うことは、学び合うことである。知り合うことである。そして、尊敬し合うことである」と語っておられます。一人でも多くの友と、友情の語らいを進めていきます。

(2011.12.22. 聖教新聞)

 

 

<83> 学会を支える功労を皆で賞讃
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

原田 本年も残りわずかとなりました。あらためて一年間の、皆さまの献身の大闘争に心から感謝申し上げます。
正木 学会は本年を、大きな飛躍の年とすることができました。
 折伏(しゃくぶく)弘教(ぐきょう)、聖教新聞の購読推進、創価ファミリー大会などの未来部育成、そして創価青年大会を通しての新たな人材の輩出も大勝利でした。
棚野 特にこの下半期は、壮年・婦人部の皆さまに絶大な応援をいただき、全国各地で青年部の弘教拡大が圧倒的に進みました。大変にありがとうございました。
正木 各種役員の皆さんにも、(かげ)の立場で広布拡大を支えていただきました。重ねて厚く御礼を申し上げます。
原田 創価班、牙城会、白蓮(びゃくれん)グループ、壮年部王城(おうじょう)会、婦人部香城(こうじょう)会、白樺会・白樺グループ、会館守る会、創価宝城会、サテライトグループ、設営グループなど、たくさんの方々に、大変にお世話になりました。
 明年も、どうかよろしくお願いします。
正木 また新聞長、儀典長・儀典委員、教宣部、書籍長、文化長、統監(とうかん)部、未来部育成部長、21世紀使命会、民音推進委員の皆さまが、日ごろから、平和・文化・教育の活動に尽力してくださっています。
 皆で、その大きな功労を、心からたたえていきたい。

全員が「仏の使い」

杉本 暑い日も寒い日も、酷暑の日も風雪の日も、毎日毎日、聖教新聞を届けてくださる尊き配達員「無冠の友」の皆さんには本当に頭が下がります。
 特に、寒いこの季節は路面が凍結して危険です。社会全体が慌ただしく、交通事故が増えます。日々、無冠の友の皆さんの健康・無事故をさらに真剣に祈っています。
橋元 以前の座談会でも触れましたが、一年の感謝ということでいえば、個人会場の提供者にも御礼を伝えていきたいですね。
吉井 提供者のご家族のなかには、未入会の方がいることもあります。会合に出てこられる提供者ご本人だけでなく、さらにその陰で学会に理解を示し、支えてくださるそうした方々に、感謝を表していくことも大切ですね。
杉本 広布の最前線で戦ってくださる方々を、快く会合に送り出し、活動を応援してくださる未入会のご家族がいます。
 リーダーは、そうした方々にも気を配り、たとえばお宅を訪問したときなどは、心から丁重に御礼を伝えるようにしていきたいですね。
原田 その通りです。一人のメンバーの陰には、広布を支えてくださる方が何人もいます。
 池田先生は同志を激励する際、たとえば青年部員なら親のこと、婦人部ならご主人のこと、壮年部なら子どもたちのことを(たず)ね、会員の家族一人一人にまで思いを至らせながら、励ましを送ってくださいます。
橋元 一人への激励が、その一人にとどまらず、一家、親族、そして地域へと広がっていくわけですね。そうした池田先生の渾身(こんしん)の励ましの積み重ねで、今日(こんにち)の世界192カ国・地域への広布拡大が成し遂げられました。
吉井 日蓮大聖人は「法華経(ほけきょう)を一字一句も(とな)(また)人にも語り申さんものは教主(きょうしゅ)釈尊(しゃくそん)(おん)使(つかい)なり」(御書1121n)と仰せです。私たち学会員は、皆が等しく「仏の使い」です。
杉本 そうですね。だからこそ、とにかく誠実に、同志のため、友人のために尽くしていきたいと思います。

後を絶たぬ脱講者

棚野 それにしても自業自得とはいえ、日顕宗は今年も散々だった。
正木 「(たましい)の独立」から20年で、115カ国・地域から192カ国・地域に広がった学会と、信徒が最盛期の2%にまで減ってしまった日顕宗。宗門を最大に外護(げご)興隆(こうりゅう)させた大功労者をたたえるべき僧侶が、あろうことか嫉妬(しっと)し、広布破壊を企てたんだ。
 御聖訓に照らして、破和合僧(はわごうそう)の大罪が、どれほど重いか。
橋元 特に今年は、全国で日顕宗の実態に愛想を尽かし、離れていく脱講者が(あと)を絶たないそうです。「魂の独立」20年にあって、現証(げんしょう)厳然(げんぜん)です。
杉本 先日、聖教新聞の「声」の欄にも、寺に行った人が幸せになっていない。寺に行けば供養を要求されるばかりだ≠ニ(なげ)き、脱講(だっこう)した人の様子が紹介されていました。
吉井 そういう声は、本当に多いですね。宗門の寺の実態を知れば知るほどあきれます。
棚野 日本だけではありません。報道によれば、スリランカでは日顕宗による悪質な供養収奪が問題となって、大規模な抗議行動が起き、寺院事務所が警察によって閉鎖されました。
橋元 そうです。日顕宗の坊主は宿命転換したければ多額の寄付をするように≠ネどと信徒を脅していたといいます。
 僧侶にあるまじき醜い姿です。
正木 そもそもスリランカといえば、宗門がこれまで「発展」「拡大」などと、散々、持ち上げていた国じゃないか。
橋元 その通りです。法主・日如は自ら、今年の年頭にもスリランカの拡大のことを得意気に話していた。それがフタを開けてみれば、反社会的な団体として糾弾(きゅうだん)されている。みっともない限りだ。化けの皮が、すっかりはがれてしまった。
吉井 それに対して、全世界のSGI(創価学会インタナショナル)の皆さんは、「よき市民」として、社会でますます大きな信頼を勝ち得て、発展しています。本当に素晴らしいことですね。
原田 「法華を()る者は世法(せほう)()()きか」(同254n)です。
 われわれは明年も、地域社会の発展のため、常識豊かに、信頼の(きずな)を広げていきたい。

(2011.12.26. 聖教新聞)

 

 

<84=完> 異体同心で楽しく前進を!
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

橋元 (みょう)2012年は、学会にとって大きな節目となる佳節(かせつ)が重なります。
吉井 8月24日は池田先生の入信65周年です。1947年(昭和22年)8月14日、戸田先生がいらっしゃった東京・蒲田の座談会に池田先生が出席され、10日後に入信されました。
正木 この師弟の出会いなくして、今日(こんにち)の学会の大発展も、192カ国・地域への世界広布もありえませんでした。
原田 池田先生は本年、随筆で当時を振り返り、「私は、戸田先生の人格を信じて前へ進んだ」と(つづ)っておられました。池田先生は何よりも、戸田先生を師匠として(あお)ぐことを決心されました。入信からの65年は、師弟不二(ふに)であればいかなる壁も破ることができること、そして師弟不二こそ仏法の根幹であることを証明した歴史です。
杉本 その一つの象徴が、池田先生が蒲田支部幹事として折伏(しゃくぶく)拡大の指揮を執られた「2月闘争」ですね。ここから、戸田先生が第2代会長就任に際して立てられた願業(がんぎょう)である75万世帯の折伏の達成へ、突破口が開かれました。
棚野 2月闘争は52年(同27年)のことですので来年は60周年。いま各地の青年部は、この佳節を拡大の結果でお祝いしようとさっそく立ち上がり、友人との対話に励んでいます。

永遠に御書根本

吉井 2月闘争と同じ年、学会によって『日蓮大聖人御書全集』が発刊されました。4月28日――日蓮大聖人が立宗宣言された日を記念したものでした。
原田 当時、日興門流には満足な御書がなかった。そこで戸田先生が発願(ほつがん)され、立宗700年を機に刊行したのです。
橋元 御書の編さんにあたられた59世・堀日亨(にちこう)法主は今の宗門から創価学会を取ったら、何が残るか。何も残らないではないか≠ニ明言されていました。
正木 学会と邪宗門の正邪(せいじゃ)の分かれ目の一つが、御書を通して大聖人の御精神を(はい)し、如説修行(にょせつしゅぎょう)を実践していたか(いな)かです。大聖人が願われた末法の民衆救済の大闘争を、今日に継承しているのは学会です。腐敗堕落しきった日顕宗の坊主では断じてない。
棚野 だからこそ、われわれは永遠に御書を徹して学んでいきたい。青年部では、明年に予定されている「教学部任用試験」「青年部教学試験2級」はもちろん、御書池田大学運動を通して各部共通の年間拝読御書「立正安国論(りっしょうあんこくろん)」を中心に研鑚(けんさん)し合い、希望の人間主義哲学を学んで妙法への確信を深めていきます。
杉本 日興上人は「当門流に(おい)ては御書を心肝(しんかん)()め」(御書1618n)と述べておられます。その模範となる、素晴らしい青年部の教学運動ですね。
吉井 また明年は学会の平和運動の原点である戸田先生の「原水爆禁止宣言」(57年9月8日)から55周年です。
橋元 一方、学会の大前進に恐れをなし、既成(きせい)の権力が迫害を加えてきた夕張炭労事件、大阪事件から55周年でもあります。池田先生が一切の矢面(やおもて)に立ち、学会の勝利を開いてくださった歴史を絶対に忘れることなく、破邪顕正(はじゃけんせい)(たましい)を受け継いでいきます。
棚野 この権力との闘争の渦中(かちゅう)で誕生したのが学生部です。同年6月30日のことでした。
原田 学生部といえば、先生が学生部の代表に「御義口伝(おんぎくでん)」の講義を開始されてから50周年です。約5年間、月1回行われ、私も1期生として受講しました。「君たちは、物事を疑いの眼で見ている。学問研究は、それでいいかもしれない。しかし、日蓮仏法はそうではいけない。一言一句(いちごんいっく)、仏の金言(きんげん)として、『その通りだ』『その通りだ』という姿勢で読まなければいけない」との先生の指導は、今も生命に焼き付いて離れません。
杉本 そして明年1月25日は、大阪事件の裁判で先生が無罪判決を勝ち取られて50周年。「1・25」は「民衆勝利の日」「関西婦人部の日」として、常勝不敗の原点になっています。
棚野 創価教育では、来年は、創価大学ロサンゼルス分校(アメリカ創価大学の旧ロサンゼルス・キャンパス)の開設25周年、香港創価幼稚園の開園20周年です。創価教育のネットワークは海外へ広がり、いま卒業生たちが世界各国を舞台に大活躍しています。
原田 記念日の一つ一つには、師弟共戦(きょうせん)の歴史が刻まれています。そうした佳節を目標として、師匠に誓いを立て、勇気の闘争で広布拡大と境涯(きょうがい)革命を果たし、学会は大発展してきました。
吉井 来年も大切な拡大のリズムとして、こうした佳節を勝利で荘厳(そうごん)していきます。

若々しい決意で

橋元 まずは元日を中心に行われる新年勤行会に皆で元気に集い、「青年学会 拡大の年」のフレッシュな決意を立て、明るく前進していくことです。「一年の計は元旦にあり」です。目標が定まっているか否かで、勢いよくスタートできるかが決まります。
杉本 日蓮大聖人は、ある年の正月、「年は・わか(若)うなり福はかさなり(そうろう)べし」(同1135n)と門下に綴られました。純粋な心で信心に励んでいけば年々、若々しくなり、福徳(ふくとく)が重なっていきます。
正木 「青年学会 拡大の年」ですから、壮年・婦人部は、師匠への報恩、妙法への感謝として、後継の青年部・未来部の成長を祈りに祈り、励ましに励ましていきたい。そのために、(みずか)らが日々、若々しい決意に燃えて、青年と共に立ち上がることです。青年の心意気で立ち上がる全員が、広布拡大の主役です。
原田 池田先生は先日の随筆で「同志と共に! 青年と共に! 師弟が共々に! 広宣流布の大願(だいがん)へ、鉄の団結で進みゆく、我ら創価の民衆の『(きずな)』は、何ものにも断ち切られない」と記されました。明年も、師匠と共に広布の大道(だいどう)を歩む喜びをみなぎらせ、学会は異体同心の団結で勝ち飾っていきましょう。

(2011.12.29. 聖教新聞)