「人間」を結ぶ偉大な芸術運動 |
<11> 「人間」を結ぶ偉大な芸術運動
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長
橋元 民音(民主音楽協会)の主催によるタンゴの公演「ドラマチック・タンゴ『新時代の旗手』」が各地で開催され、好評を博しています。
吉井 タンゴの本場・アルゼンチンから、一流の音楽家・ダンサーの皆さんがはるばる来日しての公演です。情熱あふれるステージが感動を呼んでいます。
正木 民音は、実に40年以上も前の1970年(昭和45年)に「民音タンゴ・シリーズ」をスタートさせています。また、アルゼンチンでのタンゴダンス世界選手権の優勝者に贈られる賞は「民音賞」といいます。タンゴの振興に、どれだけ民音が貢献してきたかが分かります。
吉井 今回のタンゴ公演で来日されている女性歌手ノエリア・モンカーダさんは、以前も民音のステージに立ったことに触れて、「私を育ててくれた民音の舞台に戻ってくることができて、本当にうれしいです。感謝の思いを込めて歌っていきます」と語っていましたね。
棚野 若きマエストロ(巨匠)とたたえられているバンドネオン奏者のファビオ・ハーゲルさんも、こう語っています。
「アルゼンチン・タンゴは、国境を超えた、長年にわたる民音の尽力と協力があったからこそ、これほどまでに反響を呼んだのだと思っております。タンゴの発展に尽くす民音のような活動は、他に類を見ません」「民音タンゴ・シリーズへの参加は何度かありますが、多くの偉大なタンゴのマエストロたちと同様、音楽家としての経験において、この公演から、永遠に消えることのない大きな影響を受けました。このような機会をつくってくださった池田博士に、心から御礼を申し上げます」と。
杉本 今回の公演では、ハーゲルさんから民音創立者の池田先生に贈られた献呈曲も披露されています。
正木 そうした巨匠の皆さんは、トインビー博士との対談集など、池田先生の著作を自ら読み、その哲学を学び、思索を深めておられます。
そして先生の哲学に心から共鳴し、これまでたくさんの方が先生に献呈曲を贈ってこられたのです。
勇気と希望を送る
原田 学会は、仏法を基調とした平和・文化・教育の運動を、全世界で進めてきました。
日蓮大聖人の仏法は、社会に開かれた宗教です。ゆえに、世界の平和のため、そして人類の幸福と心豊かな生活のために、異国間・異文化間の交流を促
正木 それを構想し、具体的に手を打ち、全地球に広がる文化・芸術交流事業を進めてこられたのが池田先生です。
杉本 また、20世紀最高峰のバイオリン奏者であるユーディー・メニューイン氏、モスクワ児童音楽劇場の創立者ナターリヤ・サーツさん、ハンブルク・バレエのジョン・ノイマイヤー芸術監督など、世界の名だたる芸術家の皆さんと池田先生は友情を育
吉井 昨年末、ジャズ音楽家のウェイン・ショーターさん、ハービー・ハンコックさんとの鼎談
「音楽を愛する心に、国境も、民族の違いもありません。音楽を聴く時、そこには、ただ『人間』がいるだけです。私たちは、日本人である前に、アメリカ人である前に、同じ『人間』なのです。音楽は、その共通の原点に、人類を立ち返らせてくれます」と。
原田 偉大な文化事業を地道に支えておられる、各地の民音推進委員、賛助会員の皆さまの日ごろの取り組みに、厚く感謝申し上げます。
橋元 また青年部の音楽隊・鼓笛隊のメンバーは、日本だけでなく海外でも、人々に勇気と希望を送る演奏・演技を披露しています。使命深き創価の文化運動の一翼
無事故を呼びかけ
杉本 まだまだ大変な寒さが続くなか、いたましい火災の報道を目にします。
棚野 空気が乾燥した地域では、火災が起きやすい状況です。また大雪の地方でも暖房器具の扱いに注意が必要です。
橋元 日蓮大聖人も「ふゆ(冬)はせうまう(焼亡)しげし」(御書1101n)と仰せになり、冬場の火災について気を配っておられました。
杉本 住宅火災を防ぐために、「いのちを守る 7つのポイント」として、「3つの習慣」と「4つの対策」が以前から呼びかけられています。
吉井 その「3つの習慣」とは「寝たばこは、絶対やめる」「ストーブは、燃えやすいものから離れた位置で使用する」「ガスこんろなどのそばを離れるときは、必ず火を消す」です。
杉本 また「4つの対策」とは、「逃げ遅れを防ぐために、住宅用火災警報器を設置する」「寝具、衣類及びカーテンからの火災を防ぐために、防炎品を使用する」「火災を小さいうちに消すために、住宅用消火器等を設置する」「お年寄りや身体の不自由な人を守るために、隣近所の協力体制をつくる」となっています。
正木 いずれも大切なことですね。
事件や事故が、起こってしまってからでは遅い。普段からの予防、備えが必要です。
棚野 交通事故もそうですが、油断や惰性という心の隙
「いつもこうだから」とか、「これぐらい大丈夫だろう」などという気の緩
原田 池田先生の指導の通り、「事故がないことが勝利」です。
リーダーは常に、無事故の呼びかけを重ねていきましょう。
(2012. 2.20. 聖教新聞)
<12> 広布の言論紙で友情を拡大
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長
原田 新聞長の皆さんをはじめ、毎月、聖教新聞の拡大に取り組んでくださっている全ての皆さまに心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
橋元 御書には、こうあります。
「仏
広布拡大は「文字」「言葉」をもって成し遂げられるものです。ゆえに聖教を広めゆく功徳
吉井 聖教新聞を通して、仏法と学会への理解が大きく進んでいます。また大白蓮華やグラフSGI(創価学会インタナショナル)も好評です。
正木 先日、こんな話がありました。福岡市西区に住む学会員ではない方が、たまたま大白蓮華2月号を手にした。ふと誌面を開いてみると池田先生の長編詩「希望は人生の宝
池田先生の「言葉の力
杉本 聖教新聞には、小説『新・人間革命』、「随筆 我
吉井 また、新連載の「若き君へ――新時代の主役に語る」や「名誉会長と共
大白蓮華にも先生の渾身
原田 池田先生は、まさしく命を削る思いで、広布の言論の戦いの先頭を走ってくださっています。その師匠の励ましを受け、毎日、全国・全世界の学会の同志が勇気の大前進を続けています。
「師匠と共に!」「聖教と共に!」が、広布拡大のリズムです。
「生活に役立つ」
棚野 また、聖教新聞の新年号から、新しい企画「あすなび〜Tomorrow Navi(トゥモロー・ナビ)」がスタートしました。一昨年から好評を博している「スタートライン」「ターニングポイント」などに続いて、若者を応援するページです。
吉井 「育てよう! 人脈の木」「毎日が変わる手帳術」「クラウドって何?」「一人暮らしのはじめ方」など、時代の流行や季節に応じたもの、若者にとって必要なことがテーマになっています。
橋元 人気漫画家・弘兼憲史
広々としたレイアウトで、明るい紙面となっています。
棚野 「はじめて見た時、『これって聖教新聞?』と何度も確認してしまいました」と語る人が多くいました。
吉井 「いろんな情報が分かりやすく、その道のプロの方がいろいろとアドバイスをしてくださるので、毎回、楽しみです」「新しい感覚があり、生活に役立ちます。友達にも、とっても紹介しやすいページです」など、皆さんからたくさんの感想が寄せられています。
杉本 「若い人向けの紙面のようですが、50代の私にも十分、楽しめる内容です」という婦人の声もありました。
原田 ご愛読いただき、厚く御礼を申し上げます。
世の中は暗い話題が多いなか、皆さんに愛され、喜んでいただき、明日への活力を送り届けてこそ聖教新聞です。
杉本 池田先生は、こう述べておられます。
「仏の大慈悲
先生の真心の励ましにあふれた広布の言論紙を、しっかりと地域に広げていきます。
腐り切る邪宗門
正木 学会は「青年学会 拡大の年」、そして「新時代の『2月闘争』」を、若々しい清新の息吹
それに対して、全く先の見えないのが、衰亡の坂を転がり落ちる日顕宗だ。
橋元 先日、2012年(平成24年)度の少年得度者
棚野 最近は得度したがらない坊主の息子や、自分の息子を得度させたがらない坊主もいるという。
橋元 宗門の高僧の息子も「坊主をやめたい」と言っている。実際、現法主の日如の息子でさえ、坊主をやめて還俗
棚野 日顕宗の未来に希望も夢も持てないのは当然だ。宗内には住職になる資格はあっても赴任する寺のない無任所
正木 広布への情熱も実践もなく、邪宗門は上から下まで完全に腐り切っている。宗祖とは無縁、いや宗祖の精神に真っ向から違背
棚野 日蓮大聖人の「受けがたき人身
原田 その通りです。愚
(2012. 2.23. 聖教新聞)
<13> 社会のため行動する姿に共感
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長
正木 2月27日は、各地で「女性の日」「婦人部の日」「女子部の日」を迎えます。
杉本 皆さんがこの日を目指し、弘教
吉井 婦女一体の取り組みがますます盛んになっています。一緒に訪問激励に歩いたり、御書や池田先生の著作の勉強会を婦人部の方を講師として開いたりするなかで、女子部のメンバーは信心の確信を深めています。
原田 よりよい社会を築くために主体者として行動する創価の女性を、識者の皆さんが心からたたえてくださっています。
棚野 ノーベル平和賞受賞者のベティ・ウィリアムズさんは、「平凡な主婦など、一人もいません。すべての人が特別な存在です。誰でも何かをなすことができます」と語っています。そして創価の女性に大きな期待をかけておられます。
「創価学会は、女性のパワーを知っています。創価の女性たちは、平和のために献身する世界の女性たちとも、精神的な連帯で結ばれています。それは、生命を育
新しい人材を育成
橋元 女性平和委員会の皆さんが各地で開催されている「平和の文化フォーラム」「平和の文化と子ども展」「平和の文化と女性展」には、多くの市民が来場し、大好評ですね。
杉本 「平和の文化フォーラム」は2002年から全国で開いています。平和は遠い世界の話ではなく、地域や家庭といった身近なところからつくり出すものです。フォーラムでは、自
吉井 戦争体験をはじめ、地元のボランティア活動で地域の絆
杉本 いずれもたくさんの来賓が参加し、感想を語っておられました。
「皆さまは、自分に何ができるのかを常に考えて、自分のことだけでなく、周
「明るい心の人の周りには明るい人が集まります。それぞれのご苦労を乗り越えられた皆さまの、明るく強い生命が伝わってきました」と。
正木 時が経
吉井 そうです。先日のフォーラムの来賓も「皆さんが大変、若々しい。新しい人材を育成されていることに感銘を受けました」「このような仲間がおられて、うらやましい限りです」等と語ってくださいました。
地道で誠実な対話
棚野 池田先生の指針
杉本 池田先生が折々
吉井 また約1年間にわたって月刊誌「パンプキン」で連載されてきた先生のエッセー「ハッピーロード――希望の光 歓
杉本 友情、仕事、子育て、エコ、家計、家族との死別、夫婦、老いと介護、健康……女性を取り巻く多様な問題をテーマに、時には先生・奥様の振る舞いにも触れながら、指針を綴
さまざまな困難と向き合って奮闘している方々をはじめ、友人の皆さんも、「いつも感動を受けています。読むたびに勇気と希望をいただいています」と語っていました。
原田 ともあれ、友好拡大も、地域広布も、実質的に進めてくださっているのは女性の皆さんです。
地道に、誠実に、語らいを広げてくださっている。そのあまりにも尊い振る舞いに敬意を表
橋元 池田先生は、こう指導されています。
「折伏も個人指導も何もかも、一番進めてくださっているのは、婦人部の皆様である。尊き広布の女性に対して、心を込めて頭を下げるのは、当然である」
「男女同権は世界の常識である。女性を下に見たり、ふざけ半分で軽
棚野 「此
原田 学会の世界では、皆が等しく仏の使いです。仏法の本義から見れば、性別も年齢も役職にも、そこに差は何もない。
ゆえに、皆が互いに尊敬し、それぞれの意見を尊重し合いながら、団結していくことです。
正木 「法華経の行者
(2012. 2.27. 聖教新聞)
<14> 各部一体で宝の人材を育成
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長
吉井 3月に入り、卒業と進学・進級シーズンが到来しました。学会でも「未来部希望月間」が始まっています!
棚野 今月の「未来部の日」は11日です。各地で本部幹部会・青年部幹部会の中継行事がありますので、ぜひ未来部を含めた家族の皆さんで、一緒に参加をお願いします。
橋元 また中継行事とあわせて部員会(カレッジ)を開催する地域が多い。今月は高校と中学の3年生、小学6年生の卒業をお祝いする集いともなります。
吉井 4月には、8日の未来部の日を中心に、「創価ファミリー勤行会」が開かれます。新しく仲間入りする新入生の皆さんを歓迎する意義も込められます。
原田 未来部の育成にあっては、各部一体の協力がきわめて大切です。今後も学会の伝統として、春には新入生歓迎の創価ファミリー勤行会、夏休みには盛大な創価ファミリー大会、そして下半期は受験生への激励と、一年を通して各部が一体となって未来部を育てていくリズムを定着させていきます。
正木 未来部育成は、青年部の21世紀使命会や壮年・婦人部の未来部育成部長だけが取り組むものではありません。
広布のリーダーは、その地域の未来をも担
原田 現在の未来部育成に広布の前途がかかっていると言っても過言
家庭で一緒に実践
杉本 子どもをもつ親への励ましも大切です。地域の子育てサークルなどで知り合った友人や、同じ学校のママ友≠烽「るでしょう。しかし子育ての悩みは尽きないものです。それらを信心根本に乗り越えていけるよう、悩みに耳を傾け、激励していきます。
原田 日蓮大聖人は、広布一筋
「こなんでうどの(故南条殿)の法華経
亡くなった時光の父親の信心が深かったことが子に伝わったのであろう、と。親子にわたる信心の継承
吉井 未来部員と関わって感じることは、子どもたちは親の姿を本当によく見ている、ということです。会合や活動から帰ってきた姿、家庭内での振る舞いや言動
杉本 そうですね。日々前向きに、信心に励む親の姿を、子どもたちは見てくれています。師匠と信心への感謝と歓喜を伝えていけば、いつか必ず子どもたちの信心に継承されていくと思います。
原田 あらためて確認したいのは、信心の継承の根本は「家庭で一緒に実践すること」です。勤行・唱題、聖教新聞や未来部機関紙の研鑚、会合への参加など、毎日の積み重ねが肝心です。子どもたちと一緒に過ごせる時期は、あっという間に過ぎ去っていきます。一日一日を大切にすることです。
橋元 3月は、大学入試の合格発表を控えていたり、これから受験するメンバーもまだいます。悔いのない挑戦で、いかんなく実力を発揮できるよう祈っています。
棚野 この春からの進路について悩んでいる友もいます。温かく声を掛け、見守っていきたいですね。
後輩を自分以上に
正木 先月下旬に行われた「農業ルネサンス体験主張大会」の中継行事は、どこも大盛況でした。
杉本 地域によっては中継とともに会場で農魚光部
棚野 そのにぎやかな内容を大きく報道した地方紙もありました。
JA(農協)や漁協の関係者、地域の名士の方々がたくさん参加されています。毎年の恒例行事として出席し、「いつも新鮮な決意ができます」と語る来賓もいました。
橋元 ある行政関係者は、「創価学会による社会貢献のスケールの大きさに、あらためて驚きました。学会の皆さんの活躍に今後も期待しています」と述べていました。
原田 農魚光部の皆さんは、どれだけ地域社会に根を張っておられるか。ひとたび根を下ろした友情は、年々、深く広くなっていきます。
正木 そうですね。食を生み出すことを通して、私たちの生命を支えてくださる尊き同志です。その活躍と奮闘を皆でたたえていきたい。
原田 今回の中継では、福島県相馬市のイチゴ農家の婦人が登壇されました。そのご主人から、おいしいイチゴを作る苦労について伺いました。イチゴは病気に弱い上に、その対策は栽培する土壌によって微妙に異なる。ゆえに気の遠くなるような時間を掛けて地道に、愛情を注いで、研究し尽くして育ててこられたといいます。このご主人は約30年にわたって地区部長を務められたこともあり、「地区の中で人材を育成するのも、イチゴの栽培とまったく同じです。具体的に地に足をつけ、じっくりと、心を込めて接していくことです」と語っておられたのが印象的でした。
杉本 池田先生は、「学会の人材育成の伝統は、後輩を、新会員を、新しい同志を、『自分以上の人材に』と願い、心を砕いていくことである。我ら創価家族≠ヘ励まし合い、心を磨きながら、幸福への直道
(2012. 3. 5. 聖教新聞)
<15> 被災地の復興、友の健康を祈念
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長
橋元 新時代の2月闘争を圧倒的な拡大で飾り、本部幹部会・青年部幹部会を迎えることができました。
棚野 今回の中継行事には新入会の友も多く参加します。一生の同志として、永遠の創価家族≠ニして、心新たに出発します!
正木 3月5日の壮年部結成記念日を慶祝する壮年部幹部会でもあります。出口の見えない不況のなか、壮年の友は、文字通り懸命に、必死に戦っています。
原田 年度末にさしかかり、ニュースでもきわめて厳しい経済情勢の話題が多い。皆さんが、どれほどの困難に立ち向かっておられるか。「冬は必
杉本 壮年部の方々と同じく、婦人部員も、家族の皆さんも、経済革命、宿命転換に、勇んで挑戦されています。
原田 池田先生は本部幹部会へのメッセージで、こう断言されています。
「いかに深い苦しみの暗闇も、幸福の光り輝く世界に変えることができる。これが妙法
「民衆の励ましの絆
この指導通り、「励ましの絆」を、友に、地域に、大きく広げていきたい。
「心の財」こそ大切
杉本 まもなく東日本大震災から1年を迎えます。今回の本部幹部会では、宮城、岩手、福島の会館に集った同志の決意が紹介されました。想像を絶する大変な苦難と戦っておられる同志の、誓いにあふれた笑顔には、大感動で胸が熱くなりました。
吉井 宮城の少年部員の作文、東北の歌「青葉の誓い」の大合唱に、参加したSGI(創価学会インタナショナル)メンバーも大喝采を送っていました。
原田 震災でお亡くなりになった全ての犠牲者の方々のご冥福を、日々、衷心
正木 学会として、いよいよ力強く、復興に進む皆さんのために尽くしていきたい。
棚野 日蓮大聖人は、「一切衆生
杉本 被災地の皆さんが池田先生の励ましを胸に、「負げでたまっか!」と立ち上がっておられる姿。自分が被災したにもかかわらず、周
原田 そしていま、東北各県の同志の皆さんが、広布拡大に大健闘されています。秋田と岩手の聖教新聞の拡大をはじめ、山形、青森、宮城、そして福島の同志も見事な実証
橋元 2月26日に行われた総宮城の創価青年大会も、復興への誓いが満々とあふれる集いでした。
吉井 その大会に鼓笛隊の一員として出演した石巻躍進県の女子部本部長がいます。彼女は創価大学を卒業後、東北大学大学院の博士課程で海洋生物を研究。震災の日は女川町の研究施設にいました。町の壊滅的な被災とともに、彼女が長年、蓄積してきた研究データや機材も全て犠牲になりました。
絶望的な状況でも彼女は、「女川の復興に尽くしたい」と立ち上がり、現在も町の臨時職員として町民の皆さんのために働いています。
杉本 大好きな町のために頑張りたい――本当に尊い志
吉井 彼女は先月、日本経済新聞社などが主催する「世界文明フォーラム2012」に、パネリストとして特別参加しました。ノーベル経済学賞受賞者のアマルティア・セン博士が総合議長を務めるそのフォーラムで彼女は、「本当の豊かさは『心の財
棚野 ほかのパネリストもその主張に対し、「世界の論客に劣らず雄弁に表現した。真に大切なものを語りうる若者たちの存在はうれしい」(復興庁復興推進委員会委員長の五百旗頭
吉井 先日、彼女は1年を振り返り、池田先生からの度重なる励ましと学会の同志の温かさに触れて、「『私は一人じゃない』と思えたから頑張ってくることができました」と語っていました。
正木 こうして未曽有
「変毒為薬」の信心
棚野 大阪府立大学の秋庭裕教授は、学会をこう評価していました。
「震災後、聖教新聞の報道を通して、救援や支援に当たる会員の様子を拝見しました。時間の経過とともに、記事の中に、『変毒為薬
「生きることに価値がある≠ニいうメッセージが発せられることで、被災者は大きな励ましを得たのだと思います。そういった意味で、創価学会による災害支援は、じつに大事なものであったと思います」と。
原田 池田先生は随筆で、被災地の皆さんをたたえてくださいました。
「わが東北の同志は、いずこにあっても、信心という『心の財』を抱きしめ、生きて生きて、生き抜いてくださっている」
「『試練の中で人間は断固と立ち上がる』という希望の法則を、人類史に実証されているのが、尊き東北の皆様方である」と。
全国の同志で、被災地の一日も早い復興、皆さんの健康を真心から祈り抜いていこう。
(2012. 3. 8. 聖教新聞)
<16> 誠実な語らいが信頼の絆に
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長
原田 全国の同志の大奮闘で、弘教
橋元 「法自
杉本 弘教は、成就
正木 そうですね。いつの時代も、私たちの使命は下種
棚野 いままでできなかったことに勇気を出して挑戦できた≠ニいう小さな一歩が、自分自身の殻
人間の勝利の証し
吉井 池田先生は、こう指導されています。
「人間は、対話の中でこそ、真
相手を尊敬し、相手から学ぶこと。そこに対話の要諦
原田 そうです。対話は「話すこと」より、むしろ「聞くこと」です。一方的な話だけでは、語らいにはならない。
対話の名人≠ニ呼ばれる草創
杉本 先生は、こうも述べておられます。
「足取り軽く、友のもとへ行こう! 語ろう! 動けば、何かが変わる。直接、会えば心が近づく。誠実に語れば、一歩、強い絆
正木 いよいよ春を迎え、出会いのシーズンとなります。新しい友情を育
「前前の用心」こそ
棚野 東日本大震災から1年が経ちました。あらためて大地震や災害への備えを点検しておく機会です。
吉井 震災前、2009年末の調査では、大地震に備えて「特に対策は取っていない」人が24.2%もいました。この数値は、その2年前、2007年の調査からほぼ倍増していたそうです(内閣府「防災に関する特別世論調査」)。
災害から時が経つと、防災意識は薄くなってしまう傾向があります。
橋元 いま震災を教訓に、各地で想定される地震規模をあらためて見直し、大がかりな避難訓練を実施するなど、さまざまな対策が練られています。
吉井 災害の発生を防ぐ「防災」とともに、起こったときの被害を最小限に食い止める「減災
原田 こと災害への準備については、「これぐらいでいいだろう」という油断と慢心
備えあれば憂いなし。いつ起こるか分からないからこそ、いま準備しておくことです。
棚野 防災と減災は、「自助
杉本 まず、命を守るために重要なのが「自助」ですね。自助の能力が高いかどうか、つまり各家庭や個人が普段からどれだけ準備しているかによって、災害時の状況が変わります。
原田 東日本大震災でも、日ごろから繰り返し避難訓練を実施し、また昔からの教訓をもとに災害時に取るべき行動を共有していたことで、命が助かった人が、たくさんいました。
橋元 一般的に、大規模地震などが発生した後、3日間(72時間)は自助によって避難生活を送れるよう、食料、衣類などを備蓄する必要があります。
杉本 非常時に何を持ち出すかを家族で決め、避難所で一晩を過ごせるぐらいの必要最低限のものを、すぐに持ち出せるようまとめておくことも大切です。
正木 さらに家族全員で緊急時の対応を話し合っておくことです。とくに震災が起こったら、どの避難場所に行くのか。緊急時は連絡が取れないことが多く、そこが重要な待ち合わせ場所となります。避難場所は三つぐらいまで決めておくことが有効です。
吉井 非常持ち出し用品の置き場所、電話会社による伝言ダイヤルや伝言掲示板の使い方、避難方法や経路なども、あらためて確認しておきたいですね。
棚野 また食器棚や本棚などが転倒しないようにストッパーなどを取り付けることなど、自宅の中で取るべき対策は多い。
杉本 近隣に高齢者や寝たきりの方はいないか、体の不自由な方や妊婦の方、小さい子どもがいないか確認することも大事です。地域部や団地部をはじめ、同志の皆さんは普段から、近隣の方に声かけを行
原田 何ごとも、日常からの「心がけ」と「声かけ」です。日蓮大聖人は、「前前
(2012. 3.12. 聖教新聞)
<17> 後継とは「誓い」に生きる人生
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長
橋元 3月16日「広宣流布記念の日」を迎えます。1958年(昭和33年)のその日、男女青年部が師匠・戸田先生のもとに集い、青年に広宣流布の一切が託されました。
棚野 新時代の2月闘争を勝ち越え、「3・16」から5月3日「創価学会の日」へ、青年部はますます勇敢に、友人との語らいを広げています。
吉井 女子部では、「3・16」を記念して、待望の「池田華陽会
棚野 また18日には、東日本大震災の被災地を中心に、各地に避難しているメンバーなども含めて、青年部教学試験1級の追加試験が行われます。
「開目抄
杉本 青年部の成長と活躍は、同志の皆さんの希望であり、喜びです。本当にうれしいことです。
自らが立ち上がる
吉井 今年は、日蓮大聖人が「開目抄」を著
そこに記されている通り、いかなる迫害に遭
正木 そうです。われわれの生き方も同じです。「3・16」といっても、単なる過去の記念日ではなく、一人一人が広宣流布の後継
池田先生は、こう語っておられます。
「『後継』とは、広宣流布の血脈
自
原田 その通りです。大切なのは「誓願」です。戸田先生も池田先生も、師匠への誓願を果たすために、不惜身命
橋元 池田先生は、青年部に贈られた随筆で、こう記されました。
「仏法の『誓願』とは、競い起こる障魔
師匠に応
正木 誓願といっても難しいものではありません。自らが奮い立った信心の原点を思い起こしながら、大きな目標や人生の到達点を確認し、その上で「いま何をすべきか」「きょう、どういう行動を起こしていくのか」を決めていくことです。そして祈り、行動していくことです。
杉本 自分が立てた誓いを果たすため、目標を明確に決め、祈り、行動していくなかで、人間革命を成し遂げ、日々の生活でも勝利の実証
原田 私たち創価学会は大聖人直結、仏意仏勅
ゆえに「毎日が3・16」という思いで、日々、誓いに生きる人生を送っていきたい。師の期待に応えゆく弟子でありたい。
文化の力の可能性
吉井 今月、中国・中華文化促進会の高占祥
正木 高主席は中国文化部常務副部長などの要職を歴任された、作家であり、詩人です。そして1979年(昭和54年)、中華全国青年連合会の代表団の団長として、創価大学を訪問。池田先生との出会いがありました。
杉本 その時、中国の周恩来
原田 そうです。それ以来の長年にわたる友情により、今回の対談集が生まれました。
文化の力がもつ可能性を論じ、教育、芸術、青年などをテーマにして、幅広く語り合われています。すでに、中国でも発刊されています。
橋元 書評紙「週刊読書人」(3月2日付)でも大きく紹介されていました。そこで中国作家協会の孫立川
「高主席は、長きにわたり青年に関わり、その健全な育成に心を砕いてきた。一方、池田先生のもとの青年たちも、両国友好の中核を担
そして「世
棚野 池田先生の哲学、そして対話に、世界の心ある識者は大きな期待を寄せておられます。
「池田会長の対話はつねに学ぶ姿勢に貫かれております」「文明の対話は互いが学びあってこそ、真の意義があります。同時に、学ぶ人間、学ぶ文明は成長・発展します」と語られたのは、先生と対談されたハーバード大学のドゥ・ウェイミン博士でした。
原田 われわれの日々の友好対話も、池田先生に連なる偉大な取り組みです。世界がたたえる創価の対話運動を、堂々と誇り高く進めていきたい。
(2012. 3.15. 聖教新聞)
<18> 三代城「北海道」から勝利の春を!
出席者:原田会長、正木理事長、野村北海道長、杉本婦人部長、横田北海道青年部長、吉井女子部長
原田 3月中旬といっても、北海道をはじめ、東北、信越、北陸などでは、まだ寒さが厳しく、雪深い地域があります。聖教新聞を配達してくださる「無冠
正木 全国で毎日毎日、無冠の友が広布の便
横田 いま北海道では新聞だけでなく、テレビでも池田先生の指針に触れることができます。テレビ北海道で毎週、先生のエッセー集『愛する北海天地』がテレビ番組として放送され、反響を呼んでいます。
吉井 『愛する北海天地』は先生が2009年、北海道の室蘭民報、十勝毎日新聞、釧路新聞、苫小牧民報、函館新聞の5紙に、12回にわたり寄稿されたものをまとめた書籍ですね。
野村 マスメディアの関係者も、「人々に勇気と希望を送る『愛する北海天地』は、まさに道民必読の一書」と賞讃
その先生の言葉を、北海道の美しい自然の映像とともに紹介するのが、今回の番組です。
横田 感想も続々と寄せられています。
釧路市にある企業の社長は「力強く、確信ある言葉に、どれほど勇気づけられたことでしょう。長年、北海道に住んでいる私たちでも気づかない北海道の強さをあらためて感じ、感動しました」と。
「学会の理念は、まさにいまの時代が求めるものです」と語る方もいました。
原田 北海道のほかにも先生は折に触れて、各地のブロック紙や県紙に寄稿されています。それら一つ一つが、その地に住む同志をはじめとする皆さんへの励ましであり、郷土愛と誇りをもって生きていってほしいとのエールです。
野村 池田先生からの度重なる温かな励ましを受けて、北海道の同志は燃えに燃え、地域で朗
真心の題目で追善
杉本 春分の日である20日は、彼岸の中日でもあります。この日を中心に全国で春季彼岸勤行法要が行われます。
吉井 彼岸の期間中、全国の墓地公園には多くの方が墓参に来られます。学会員でない親族の方々も、自然と調和した穏やかな環境に感銘されています。
原田 池田先生は先日の随筆で「今
「『題目の光』こそ、あらゆる人の生命を輝かせ、三世
亡くなられた方々のご冥福を祈り、追善の題目を真心から送っていきたい。
吉井 先生は、家族を亡くした方への励ましとして、こう述べられたことがあります。
「大事なことは、遺
杉本 毎日の勤行の御祈念文
野村 北海道・厚田には、戸田記念墓地公園があります。1977年(昭和52年)の開園ですので、今年で35周年を迎えます。
杉本 毎年5月に開かれる「観桜の集い」には、地域の名士の方や近隣にお住まいの皆さんが大勢、来園されるそうですね。
横田 そうです。8000本の桜が咲き香る姿に、北海道を代表する桜の名所≠ニたたえられています。札幌から北ではソメイヨシノは育たないと言われていましたが、池田先生が「戸田先生の墓園を、先生がお好きであったソメイヨシノの桜で荘厳
野村 厚田の地には池田先生の真心、そして師弟不二
宗祖違背の邪宗門
横田 一方、彼岸や盆の時期になると、日顕宗の坊主らが、坊主が導師
正木 日顕宗には、故人を悼
原田 日蓮大聖人は「まことの心なれども供養せらるる人だにも・あしければ功徳とならず、かへりて悪道におつる」(同1486n)と御断言です。妙法流布を成し遂げてきた仏意仏勅
(2012. 3.19. 聖教新聞)
<19> 創価の青年は『宝』の人材
出席者:原田会長、正木理事長、野村北海道長、杉本婦人部長、横田北海道青年部長、吉井女子部長
杉本 中央アジア・キルギス共和国のビシュケク人文大学から、池田先生に「名誉博士号」が授与されました。
吉井 ムサエフ総長の授与の辞には、池田先生への心からの敬意に満ちあふれていました。
「池田博士の心には、常に人を慈
原田 世界の識者がたたえる偉大な師匠です。われわれは受賞を慶祝し、先生の哲学を堂々と広げ、語っていきたい。
正木 また池田先生は謝辞の中で、ビシュケク人文大学で活躍する創大15期生のことを大変に喜んでおられました。日本中、世界中で創価同窓生が活躍していることは、私たちにとってもうれしいことです。
横田 北海道には「創価一貫教育の最初の門
大感動の主張大会
野村 北海道の3月といえば小樽問答記念日です。1955年(昭和30年)3月11日、小樽市公会堂で学会と日蓮宗(身延派)の法論が行われ、学会側が完全勝利した、歴史に残る言論闘争です。
正木 池田先生は、いま連載中の小説『新・人間革命』「薫風
横田 小樽問答の学会側司会を担当された先生は、冒頭のあいさつで、全国で何万もの人々が学会員になった事実をあげて、それが正しさの証明だと断言されました。この師子吼
野村 小樽県では、今年2月1日からが小樽問答を記念する月間となっていました。そして小説で先生が小樽問答に触れられたのが、この1月31日と2月1日。同志の皆さんは「『まことの時』に、師の期待に応えてこそ、真の弟子である」との師匠の励ましを力
横田 聖教新聞の購読推進でも、本部幹部会の中継行事への参加でも、素晴らしい結果を残されました。
さらに、壮年・婦人部の皆さんの大応援をいただいて開催した青年主張大会も、1本部平均で約50人の友人が参加するなど大成功でした。
原田 青年主張大会は、北海道の輝かしい伝統行事となりましたね。今年は全道の216会場で内外10万人の参加者が集ったと伺いました。
杉本 最も寒い時期、例年以上の豪雪のなかです。北海道の皆さんが、どれほど地道に友情を拡大し、信頼の絆を広げてこられたかが分かりますね。
横田 「師子の声には一切
野村 網走戸田県知床
横田 登壇した男子部のニュー・リーダーは、信心一筋
彼は、10年前に父が送ってくれた手紙をあらためて読み直し、遠く離れた子を思う真心に胸が打たれ、死別して初めて父の偉大さと信心の意味を実感したそうです。人のために尽くすことの大切さを命がけで教えてくれた父の遺志を受け継ぎ、地域のために頑張りたいと語っていました。
吉井 同じく登壇した女子部の友は、大きな夢に向かって挑戦する姿を語り、自分自身が輝くことで家族や地域を明るく照らす存在になりたいと決意を述べていました。
横田 来賓は「青年が自らの思いを主張すること自体、大変なことです。それを行っている学会は素晴らしい。池田名誉会長の指導力、リーダーとしての力
「夕張闘争」55周年
野村 ある地域の大会に参加した行政関係者は、こう語っていました。
「池田名誉会長は『青年こそ人類の宝』だと語られています。北海道には、さまざまな価値や財産がありますが、一番は『人材』だと思います。どのような価値も、それを支えていくのは『人』です。名誉会長が『宝』と言われる優れた人材が、創価学会の青年の中にはたくさんいると、心から実感し、感動しました」
横田 「信仰によって立ち上がられた学会青年部の皆さんの力で、日本をはじめ地域を支えていってくださることを、心から期待しています」と語る方もいました。
正木 少子高齢社会の今、どの地域でも、求められているのは「人材」です。他者や地域のために行動する若者がいれば、それだけで地域は活性化し、明るくなる。その期待を学会青年部に託しておられる方は、本当に多い。
原田 学会は池田先生の指導のもと、青年を育て、青年を励まし、青年を伸ばしている。ここに未来の世界広布の礎
野村 本年は、若き日の池田先生を先頭に、不当な人権弾圧に打ち勝った「夕張闘争」から55周年です。北海道は青年を先頭に、断固、師弟勝利の凱歌
(2012. 3.22. 聖教新聞)
<20> 今こそ広布拡大の魂を継承
出席者:原田会長、正木理事長、新名九州長、杉本婦人部長、山田九州青年部長、吉井女子部長
吉井 21日に創価大学、創価女子短期大学で卒業式が行われました。池田先生にフィリピン国立バターン半島大学から「名誉人文学博士号」が贈られました。
正木 平和建設への功績をたたえての授章です。
杉本 マグパンタイ学長は「池田大作博士は、世界で最も賞讃
原田 世界から相次ぐ顕彰を心からお祝い申し上げたい。これほど偉大な師匠をもち、私たちはどれほど幸福か。あとは弟子がどのように師の精神と行動を受け継いでいくかに尽きます。師匠から弟子への継承こそ広宣流布の要
正木 法華経
吉井 この弟子の姿勢について池田先生は、かつて青年部幹部会へのメッセージでこう述べられました。
「弟子たちが、本気になり、一丸
報恩感謝の大奮闘
新名 師匠に応
山田 かつて九州青年部に贈ってくださった句「九州が ありて二章の 船出かな」から始まった連載に、九州の全同志が喜びに沸き返り、報恩
原田 次代を担
杉本 全国の婦人部の皆さんも、先生と対話する思いで読み、日々の活力としながら前進しています。
山田 九州青年部は圧倒的な対話を進めています。
熊本・水俣圏のある学生部員は、保育士を目指して先日まで短大に通っていたメンバーです。地元で求職が少ない状況を信心根本に勝ちぬこうと折伏に挑戦。昨年夏、勇気を出して友人をセミナーに誘いました。友人は続いて、創価青年大会への合唱練習などにも参加。青年部が仲良く団結した姿に感銘し、「私も一緒に活動したい」と入会を果たしました。そして2人とも見事、就職を勝ち取りました。さらにこの学生部の友は今年、別の友人にも弘教
吉井 福岡の北九州総県・若松区の女子部員は、母だけが入会している家庭で育ちました。小さいころから勤行を教わり、座談会などに参加。高校受験で信心の確信をつかみ、創価家族≠フ温かさに触れて入会を決意しましたが、他宗を信仰する父親の猛反対に遭いました。
昨年の青年大会を前に信心の体験を積んだ彼女は、女子部メンバーの励ましを受けて、父親のことを祈り抜き、ふたたび対話。批判を受けましたが、「宗教が違ってもお父さんのことを尊敬している」と素直な気持ちを伝えると、父親は理解を示し、入会を認めてくれました。いまは友人への弘教と一家和楽を目指し朗
山田 宮崎・都城圏の男子部副部長は3年前、最愛のお子さんを亡くし、絶望のどん底に落ちました。学会員の義母から仏法の話を聞いて、これからの自分の生きる道がここにあると感じ、学会活動を始めました。学会の哲学と学会員の誠実さに接し、信心の素晴らしさを皆に伝えたいと自ら折伏に発起
原田 模範となる目覚ましい拡大、そして功徳
絆の強さと温かさ
正木 聖教新聞でも紹介されましたが、農漁村ルネサンス体験主張大会に続き、今月は宮崎県小林市野尻町で「農村青年ルネサンス体験主張大会」が開催されましたね。
杉本 若い方々が主体的に、郷土の発展のため、農漁業の振興のために立ち上がる姿は、地元の方々にも頼もしい限りですね。
山田 男子部の本部長や部長などが、農業・畜産業に従事する喜びと労苦、新燃岳
新名 参加者は口々に、「学会の皆さんがリーダーとなって、周りの若い人たちを引っ張ってほしい」「青年の農業に対するひたむきさ、真剣な思いに信仰の力強さを感じた」等と感動を語っていました。
原田 学会の真実に触れた方々は、絆
新名 「薫風」の章で池田先生は、「永遠に『九州ありての学会』『九州ありての広布』でなければならない。九州の使命である先駆≠ニいうことは、最後まで、常に先駆≠ナあり続けるということです」と綴
(2012. 3.26. 聖教新聞)