< 座談会 >

師弟の大道を歩む

新しい力で時代を開け!

 

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「人間」を結ぶ偉大な芸術運動
広布の言論紙で友情を拡大
社会のため行動する姿に共感
各部一体で宝の人材を育成
被災地の復興、友の健康を祈念
誠実な語らいが信頼の絆に
後継とは「誓い」に生きる人生
三代城「北海道」から勝利の春を!
創価の青年は『宝』の人材
今こそ広布拡大の魂を継承

 

 

 

<11> 「人間」を結ぶ偉大な芸術運動
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

橋元 民音(民主音楽協会)の主催によるタンゴの公演「ドラマチック・タンゴ『新時代の旗手』」が各地で開催され、好評を博しています。
吉井 タンゴの本場・アルゼンチンから、一流の音楽家・ダンサーの皆さんがはるばる来日しての公演です。情熱あふれるステージが感動を呼んでいます。
正木 民音は、実に40年以上も前の1970年(昭和45年)に「民音タンゴ・シリーズ」をスタートさせています。また、アルゼンチンでのタンゴダンス世界選手権の優勝者に贈られる賞は「民音賞」といいます。タンゴの振興に、どれだけ民音が貢献してきたかが分かります。
吉井 今回のタンゴ公演で来日されている女性歌手ノエリア・モンカーダさんは、以前も民音のステージに立ったことに触れて、「私を育ててくれた民音の舞台に戻ってくることができて、本当にうれしいです。感謝の思いを込めて歌っていきます」と語っていましたね。
棚野 若きマエストロ(巨匠)とたたえられているバンドネオン奏者のファビオ・ハーゲルさんも、こう語っています。
 「アルゼンチン・タンゴは、国境を超えた、長年にわたる民音の尽力と協力があったからこそ、これほどまでに反響を呼んだのだと思っております。タンゴの発展に尽くす民音のような活動は、他に類を見ません」「民音タンゴ・シリーズへの参加は何度かありますが、多くの偉大なタンゴのマエストロたちと同様、音楽家としての経験において、この公演から、永遠に消えることのない大きな影響を受けました。このような機会をつくってくださった池田博士に、心から御礼を申し上げます」と。
杉本 今回の公演では、ハーゲルさんから民音創立者の池田先生に贈られた献呈(けんてい)曲も披露されています。
正木 そうした巨匠の皆さんは、トインビー博士との対談集など、池田先生の著作を自ら読み、その哲学を学び、思索を深めておられます。
 そして先生の哲学に心から共鳴し、これまでたくさんの方が先生に献呈曲を贈ってこられたのです。

勇気と希望を送る

原田 学会は、仏法を基調とした平和・文化・教育の運動を、全世界で進めてきました。
 日蓮大聖人の仏法は、社会に開かれた宗教です。ゆえに、世界の平和のため、そして人類の幸福と心豊かな生活のために、異国間・異文化間の交流を(うなが)し、人類の遺産たる多彩な芸術に触れることで相互理解を深めていくことは、仏法に(のっと)った壮大な文化運動となります。
正木 それを構想し、具体的に手を打ち、全地球に広がる文化・芸術交流事業を進めてこられたのが池田先生です。
杉本 また、20世紀最高峰のバイオリン奏者であるユーディー・メニューイン氏、モスクワ児童音楽劇場の創立者ナターリヤ・サーツさん、ハンブルク・バレエのジョン・ノイマイヤー芸術監督など、世界の名だたる芸術家の皆さんと池田先生は友情を(はぐく)み、国境を超えて人々の心を結ぶ「文化の(ちから)」の偉大さを語り合ってこられました。
吉井 昨年末、ジャズ音楽家のウェイン・ショーターさん、ハービー・ハンコックさんとの鼎談(ていだん)(たましい)の人間讃歌(さんか)」を終えるに当たり池田先生は、こう語っておられました。
 「音楽を愛する心に、国境も、民族の違いもありません。音楽を聴く時、そこには、ただ『人間』がいるだけです。私たちは、日本人である前に、アメリカ人である前に、同じ『人間』なのです。音楽は、その共通の原点に、人類を立ち返らせてくれます」と。
原田 偉大な文化事業を地道に支えておられる、各地の民音推進委員、賛助会員の皆さまの日ごろの取り組みに、厚く感謝申し上げます。
橋元 また青年部の音楽隊・鼓笛隊のメンバーは、日本だけでなく海外でも、人々に勇気と希望を送る演奏・演技を披露しています。使命深き創価の文化運動の一翼(いちよく)を、いよいよの決意で(にな)っていきます。

無事故を呼びかけ

杉本 まだまだ大変な寒さが続くなか、いたましい火災の報道を目にします。
棚野 空気が乾燥した地域では、火災が起きやすい状況です。また大雪の地方でも暖房器具の扱いに注意が必要です。
橋元 日蓮大聖人も「ふゆ(冬)はせうまう(焼亡)しげし」(御書1101n)と仰せになり、冬場の火災について気を配っておられました。
杉本 住宅火災を防ぐために、「いのちを守る 7つのポイント」として、「3つの習慣」と「4つの対策」が以前から呼びかけられています。
吉井 その「3つの習慣」とは「寝たばこは、絶対やめる」「ストーブは、燃えやすいものから離れた位置で使用する」「ガスこんろなどのそばを離れるときは、必ず火を消す」です。
杉本 また「4つの対策」とは、「逃げ遅れを防ぐために、住宅用火災警報器を設置する」「寝具、衣類及びカーテンからの火災を防ぐために、防炎品を使用する」「火災を小さいうちに消すために、住宅用消火器等を設置する」「お年寄りや身体の不自由な人を守るために、隣近所の協力体制をつくる」となっています。
正木 いずれも大切なことですね。
 事件や事故が、起こってしまってからでは遅い。普段からの予防、備えが必要です。
棚野 交通事故もそうですが、油断や惰性という心の(すき)≠ェ生まれると危ない。
 「いつもこうだから」とか、「これぐらい大丈夫だろう」などという気の(ゆる)みが、重大な事件・事故の根源です。
原田 池田先生の指導の通り、「事故がないことが勝利」です。
 リーダーは常に、無事故の呼びかけを重ねていきましょう。

(2012. 2.20. 聖教新聞)

 

 

<12> 広布の言論紙で友情を拡大
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

原田 新聞長の皆さんをはじめ、毎月、聖教新聞の拡大に取り組んでくださっている全ての皆さまに心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
橋元 御書には、こうあります。
 「(ほとけ)文字(もじ)()って衆生(しゅじょう)()(たま)うなり」「()し文字を離れば何を(もっ)てか仏事(ぶつじ)とせん」(153n)
 広布拡大は「文字」「言葉」をもって成し遂げられるものです。ゆえに聖教を広めゆく功徳(くどく)は、限りなく大きい。
吉井 聖教新聞を通して、仏法と学会への理解が大きく進んでいます。また大白蓮華やグラフSGI(創価学会インタナショナル)も好評です。
正木 先日、こんな話がありました。福岡市西区に住む学会員ではない方が、たまたま大白蓮華2月号を手にした。ふと誌面を開いてみると池田先生の長編詩「希望は人生の(たから)なり」が目に飛び込んできた。その一節一節を読んで大感動し、学会への認識を新たにした。そして近所の学会員宅を自ら(たず)ね、「心から感銘しました。素晴らしい詩ですね」と述べ、今後も読んでいきたいと語っていたそうです。
 池田先生の「言葉の(ちから)」によって、地域に深い友情が広がっています。
杉本 聖教新聞には、小説『新・人間革命』、「随筆 (われ)らの勝利の大道」をはじめ、池田先生の折々(おりおり)の指導が連日、掲載されています。
吉井 また、新連載の「若き君へ――新時代の主役に語る」や「名誉会長と(とも)に 今日も広布へ」などで、先生の大切な指導を(はい)することができます。
 大白蓮華にも先生の渾身(こんしん)巻頭言(かんとうげん)や御書講義が連載されています。
原田 池田先生は、まさしく命を削る思いで、広布の言論の戦いの先頭を走ってくださっています。その師匠の励ましを受け、毎日、全国・全世界の学会の同志が勇気の大前進を続けています。
 「師匠と共に!」「聖教と共に!」が、広布拡大のリズムです。

「生活に役立つ」

棚野 また、聖教新聞の新年号から、新しい企画「あすなび〜Tomorrow Navi(トゥモロー・ナビ)」がスタートしました。一昨年から好評を博している「スタートライン」「ターニングポイント」などに続いて、若者を応援するページです。
吉井 「育てよう! 人脈の木」「毎日が変わる手帳術」「クラウドって何?」「一人暮らしのはじめ方」など、時代の流行や季節に応じたもの、若者にとって必要なことがテーマになっています。
橋元 人気漫画家・弘兼憲史(ひろかねけんし)さんの連載「人脈塾」やデータから県民性を読み解くコラム、そして斬新な四コマ漫画なども掲載しています。
 広々としたレイアウトで、明るい紙面となっています。
棚野 「はじめて見た時、『これって聖教新聞?』と何度も確認してしまいました」と語る人が多くいました。
吉井 「いろんな情報が分かりやすく、その道のプロの方がいろいろとアドバイスをしてくださるので、毎回、楽しみです」「新しい感覚があり、生活に役立ちます。友達にも、とっても紹介しやすいページです」など、皆さんからたくさんの感想が寄せられています。
杉本 「若い人向けの紙面のようですが、50代の私にも十分、楽しめる内容です」という婦人の声もありました。
原田 ご愛読いただき、厚く御礼を申し上げます。
 世の中は暗い話題が多いなか、皆さんに愛され、喜んでいただき、明日への活力を送り届けてこそ聖教新聞です。
杉本 池田先生は、こう述べておられます。
 「仏の大慈悲(だいじひ)をわが心とし、言論をもって、民衆の幸福に尽くす『聖教新聞』の使命は、あまりにも大きい。聖教は、広宣流布の弾丸である! 聖教は、民衆を守る正義の城である! 聖教は、世紀を開く希望の光である!」と。
 先生の真心の励ましにあふれた広布の言論紙を、しっかりと地域に広げていきます。

腐り切る邪宗門

正木 学会は「青年学会 拡大の年」、そして「新時代の『2月闘争』」を、若々しい清新の息吹(いぶき)で大前進している。
 それに対して、全く先の見えないのが、衰亡の坂を転がり落ちる日顕宗だ。
橋元 先日、2012年(平成24年)度の少年得度者(とくどしゃ)が公表された。それによると、日顕が盗座(とうざ)≠オた1979年(昭和54年)以来、最低の記録となる、たったの10人だった。
棚野 最近は得度したがらない坊主の息子や、自分の息子を得度させたがらない坊主もいるという。
橋元 宗門の高僧の息子も「坊主をやめたい」と言っている。実際、現法主の日如の息子でさえ、坊主をやめて還俗(げんぞく)している。
棚野 日顕宗の未来に希望も夢も持てないのは当然だ。宗内には住職になる資格はあっても赴任する寺のない無任所(むにんしょ)坊主が250人もいて、不遇(ふぐう)(なげ)いている。そのなか日顕、日如らが自分の一族や取り巻きを特別扱いし、ろくな実績もないのに情実(じょうじつ)人事で優遇しているから、不平不満が渦巻くのも当たり前だ。
正木 広布への情熱も実践もなく、邪宗門は上から下まで完全に腐り切っている。宗祖とは無縁、いや宗祖の精神に真っ向から違背(いはい)することは明白。だから脱講者も続出しているんだ。
棚野 日蓮大聖人の「受けがたき人身(じんしん)()(たまた)ま出家せる者も・仏法を(がく)謗法(ほうぼう)の者を()めずして(いたず)らに遊戯(ゆげ)雑談(ぞうだん)のみして(あか)(くら)さん者は法師(ほっし)(かわ)()たる畜生(ちくしょう)なり」(御書1386n)との仰せは、日顕宗の実態そのものです。
原田 その通りです。(おろ)かな邪宗門の坊主たちを見下ろしながら、われわれは、広宣流布の大道を悠然と進んでいきたい。

(2012. 2.23. 聖教新聞)

 

 

<13> 社会のため行動する姿に共感
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

正木 2月27日は、各地で「女性の日」「婦人部の日」「女子部の日」を迎えます。
杉本 皆さんがこの日を目指し、弘教(ぐきょう)の拡大、聖教新聞の拡大、友情の拡大へ(ほが)らかに挑戦してきました。
吉井 婦女一体の取り組みがますます盛んになっています。一緒に訪問激励に歩いたり、御書や池田先生の著作の勉強会を婦人部の方を講師として開いたりするなかで、女子部のメンバーは信心の確信を深めています。
原田 よりよい社会を築くために主体者として行動する創価の女性を、識者の皆さんが心からたたえてくださっています。
棚野 ノーベル平和賞受賞者のベティ・ウィリアムズさんは、「平凡な主婦など、一人もいません。すべての人が特別な存在です。誰でも何かをなすことができます」と語っています。そして創価の女性に大きな期待をかけておられます。
 「創価学会は、女性のパワーを知っています。創価の女性たちは、平和のために献身する世界の女性たちとも、精神的な連帯で結ばれています。それは、生命を(はぐく)む『母』であるがゆえに、わかり合える連帯であるといえましょう! 私は女性が世界を変えると、心の底から信じています。その動きは、すでに始まっているのです」

新しい人材を育成

橋元 女性平和委員会の皆さんが各地で開催されている「平和の文化フォーラム」「平和の文化と子ども展」「平和の文化と女性展」には、多くの市民が来場し、大好評ですね。
杉本 「平和の文化フォーラム」は2002年から全国で開いています。平和は遠い世界の話ではなく、地域や家庭といった身近なところからつくり出すものです。フォーラムでは、(みずか)らの使命の舞台で地道(じみち)に「平和の文化」を築く婦人部・女子部のメンバーが主張や信仰体験を語り、参加された皆さんに感動を呼んでいます。
吉井 戦争体験をはじめ、地元のボランティア活動で地域の(きずな)を広げている話題、また家族の苦境を乗り越えた体験談など、感動的な内容ばかりです。今年に入ってからは、東京の学園総区、文京総区、千葉の若葉総区で行われましたね。
杉本 いずれもたくさんの来賓が参加し、感想を語っておられました。
 「皆さまは、自分に何ができるのかを常に考えて、自分のことだけでなく、(まわ)りの人たちのため、社会のためを考えて生きているのだと思いました。それは哲学に裏づけられたものだと思います」
 「明るい心の人の周りには明るい人が集まります。それぞれのご苦労を乗り越えられた皆さまの、明るく強い生命が伝わってきました」と。
正木 時が()つにつれて、戦争体験の風化が危惧(きぐ)されている昨今です。そのなか学会では、次世代へ平和の心を伝えようと取り組んでいます。この点をたたえている識者も多い。
吉井 そうです。先日のフォーラムの来賓も「皆さんが大変、若々しい。新しい人材を育成されていることに感銘を受けました」「このような仲間がおられて、うらやましい限りです」等と語ってくださいました。

地道で誠実な対話

棚野 池田先生の指針(ししん)集『女性に贈る 100文字の幸福抄』(主婦と生活社刊)が、年頭の発売以来、週間ベストセラーの上位にランキングされています。
杉本 池田先生が折々(おりおり)、女性の贈り続けてこられた言葉・激励が、読みやすくまとめられています。「緑」「大河(たいが)」「大地」「太陽」「空」の各章に分かれ、先生が撮影された写真も収められていて、とても親しみやすいと友人にも好評です。
吉井 また約1年間にわたって月刊誌「パンプキン」で連載されてきた先生のエッセー「ハッピーロード――希望の光 (よろこ)びの(うた)」が、3月号で最終回を迎えました。
杉本 友情、仕事、子育て、エコ、家計、家族との死別、夫婦、老いと介護、健康……女性を取り巻く多様な問題をテーマに、時には先生・奥様の振る舞いにも触れながら、指針を(つづ)ってくださいました。
 さまざまな困難と向き合って奮闘している方々をはじめ、友人の皆さんも、「いつも感動を受けています。読むたびに勇気と希望をいただいています」と語っていました。
原田 ともあれ、友好拡大も、地域広布も、実質的に進めてくださっているのは女性の皆さんです。
 地道に、誠実に、語らいを広げてくださっている。そのあまりにも尊い振る舞いに敬意を(ひょう)し、皆で賞讃(しょうさん)していきたい。
橋元 池田先生は、こう指導されています。
 「折伏も個人指導も何もかも、一番進めてくださっているのは、婦人部の皆様である。尊き広布の女性に対して、心を込めて頭を下げるのは、当然である」
 「男女同権は世界の常識である。女性を下に見たり、ふざけ半分で(かろ)んじたりすることは、断じて許されない。これまで以上に、女性を大切に! 女性に親切に! ――これを男性の幹部は深く心に刻むべきである。尊き創価の女性に最敬礼を捧げたい」と。
棚野 「()の世の中の男女(なんにょ)僧尼(そうに)(きら)うべからず法華経(ほけきょう)(たも)たせ(たま)う人は一切衆生(いっさいしゅじょう)のしう(主)とこそ(ほとけ)()らん(そうろう)らめ」(御書1134n)ですね。
原田 学会の世界では、皆が等しく仏の使いです。仏法の本義から見れば、性別も年齢も役職にも、そこに差は何もない。
 ゆえに、皆が互いに尊敬し、それぞれの意見を尊重し合いながら、団結していくことです。
正木 「法華経の行者(ぎょうじゃ)は男女(ことごと)世尊(せそん)(あら)ずや」(同813n)です。広布のために尽くしている人が尊い。各地区の協議会も、皆で前進をたたえ合い、決意を固め合う場としていきたい。

(2012. 2.27. 聖教新聞)

 

 

<14> 各部一体で宝の人材を育成
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

吉井 3月に入り、卒業と進学・進級シーズンが到来しました。学会でも「未来部希望月間」が始まっています!
棚野 今月の「未来部の日」は11日です。各地で本部幹部会・青年部幹部会の中継行事がありますので、ぜひ未来部を含めた家族の皆さんで、一緒に参加をお願いします。
橋元 また中継行事とあわせて部員会(カレッジ)を開催する地域が多い。今月は高校と中学の3年生、小学6年生の卒業をお祝いする集いともなります。
吉井 4月には、8日の未来部の日を中心に、「創価ファミリー勤行会」が開かれます。新しく仲間入りする新入生の皆さんを歓迎する意義も込められます。
原田 未来部の育成にあっては、各部一体の協力がきわめて大切です。今後も学会の伝統として、春には新入生歓迎の創価ファミリー勤行会、夏休みには盛大な創価ファミリー大会、そして下半期は受験生への激励と、一年を通して各部が一体となって未来部を育てていくリズムを定着させていきます。
正木 未来部育成は、青年部の21世紀使命会や壮年・婦人部の未来部育成部長だけが取り組むものではありません。
 広布のリーダーは、その地域の未来をも(にな)う全権大使≠ナす。将来の広布拡大を見すえ、皆で(ちから)を合わせて子どもたちを育んでいきたい。
原田 現在の未来部育成に広布の前途がかかっていると言っても過言(かごん)ではありません。壮年・婦人部のリーダーが未来部の運動に責任をもち、会合運営に関わり、わが子や地域の未来部員と一緒に参加する。そうした流れを盤石(ばんじゃく)にしていきたい。

家庭で一緒に実践

杉本 子どもをもつ親への励ましも大切です。地域の子育てサークルなどで知り合った友人や、同じ学校のママ友≠烽「るでしょう。しかし子育ての悩みは尽きないものです。それらを信心根本に乗り越えていけるよう、悩みに耳を傾け、激励していきます。
原田 日蓮大聖人は、広布一筋(ひとすじ)の青年門下・南条時光の偉大な信心をたたえて、こう(おお)せです。
 「こなんでうどの(故南条殿)の法華経(ほけきょう)()しんよう(信用)のふか(深)かりし事のあらわるるか」(御書1531n)と。
 亡くなった時光の父親の信心が深かったことが子に伝わったのであろう、と。親子にわたる信心の継承(けいしょう)を喜ばれています。
吉井 未来部員と関わって感じることは、子どもたちは親の姿を本当によく見ている、ということです。会合や活動から帰ってきた姿、家庭内での振る舞いや言動(げんどう)、そうしたことも(すべ)て子どもたちの生命には(きざ)まれていきます。
杉本 そうですね。日々前向きに、信心に励む親の姿を、子どもたちは見てくれています。師匠と信心への感謝と歓喜を伝えていけば、いつか必ず子どもたちの信心に継承されていくと思います。
原田 あらためて確認したいのは、信心の継承の根本は「家庭で一緒に実践すること」です。勤行・唱題、聖教新聞や未来部機関紙の研鑚、会合への参加など、毎日の積み重ねが肝心です。子どもたちと一緒に過ごせる時期は、あっという間に過ぎ去っていきます。一日一日を大切にすることです。
橋元 3月は、大学入試の合格発表を控えていたり、これから受験するメンバーもまだいます。悔いのない挑戦で、いかんなく実力を発揮できるよう祈っています。
棚野 この春からの進路について悩んでいる友もいます。温かく声を掛け、見守っていきたいですね。

後輩を自分以上に

正木 先月下旬に行われた「農業ルネサンス体験主張大会」の中継行事は、どこも大盛況でした。
杉本 地域によっては中継とともに会場で農魚光部(のうぎょこうぶ)の代表が体験談を語り、感動を呼んでいました。
棚野 そのにぎやかな内容を大きく報道した地方紙もありました。
 JA(農協)や漁協の関係者、地域の名士の方々がたくさん参加されています。毎年の恒例行事として出席し、「いつも新鮮な決意ができます」と語る来賓もいました。
橋元 ある行政関係者は、「創価学会による社会貢献のスケールの大きさに、あらためて驚きました。学会の皆さんの活躍に今後も期待しています」と述べていました。
原田 農魚光部の皆さんは、どれだけ地域社会に根を張っておられるか。ひとたび根を下ろした友情は、年々、深く広くなっていきます。
正木 そうですね。食を生み出すことを通して、私たちの生命を支えてくださる尊き同志です。その活躍と奮闘を皆でたたえていきたい。
原田 今回の中継では、福島県相馬市のイチゴ農家の婦人が登壇されました。そのご主人から、おいしいイチゴを作る苦労について伺いました。イチゴは病気に弱い上に、その対策は栽培する土壌によって微妙に異なる。ゆえに気の遠くなるような時間を掛けて地道に、愛情を注いで、研究し尽くして育ててこられたといいます。このご主人は約30年にわたって地区部長を務められたこともあり、「地区の中で人材を育成するのも、イチゴの栽培とまったく同じです。具体的に地に足をつけ、じっくりと、心を込めて接していくことです」と語っておられたのが印象的でした。
杉本 池田先生は、「学会の人材育成の伝統は、後輩を、新会員を、新しい同志を、『自分以上の人材に』と願い、心を砕いていくことである。我ら創価家族≠ヘ励まし合い、心を磨きながら、幸福への直道(じきどう)を歩む強き(きずな)で結ばれているのだ」と語られています。青年部、未来部の育成も、「心こそ大切」です。皆の成長を真剣に祈り、慈愛をもって励ましていきましょう。

(2012. 3. 5. 聖教新聞)

 

 

<15> 被災地の復興、友の健康を祈念
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

橋元 新時代の2月闘争を圧倒的な拡大で飾り、本部幹部会・青年部幹部会を迎えることができました。
棚野 今回の中継行事には新入会の友も多く参加します。一生の同志として、永遠の創価家族≠ニして、心新たに出発します!
正木 3月5日の壮年部結成記念日を慶祝する壮年部幹部会でもあります。出口の見えない不況のなか、壮年の友は、文字通り懸命に、必死に戦っています。
原田 年度末にさしかかり、ニュースでもきわめて厳しい経済情勢の話題が多い。皆さんが、どれほどの困難に立ち向かっておられるか。「冬は(かなら)ず春となる」(御書1253n)との御金言(ごきんげん)を胸に、祈りに祈り、仏道修行に邁進(まいしん)する姿は、本当に尊貴(そんき)です。
杉本 壮年部の方々と同じく、婦人部員も、家族の皆さんも、経済革命、宿命転換に、勇んで挑戦されています。
原田 池田先生は本部幹部会へのメッセージで、こう断言されています。
 「いかに深い苦しみの暗闇も、幸福の光り輝く世界に変えることができる。これが妙法(みょうほう)の大哲学です」
 「民衆の励ましの(きずな)がある限り、いかなる災難も(とも)に乗り越え、共々に幸福と平和の社会を勝ち開いていける」と。
 この指導通り、「励ましの絆」を、友に、地域に、大きく広げていきたい。

「心の財」こそ大切

杉本 まもなく東日本大震災から1年を迎えます。今回の本部幹部会では、宮城、岩手、福島の会館に集った同志の決意が紹介されました。想像を絶する大変な苦難と戦っておられる同志の、誓いにあふれた笑顔には、大感動で胸が熱くなりました。
吉井 宮城の少年部員の作文、東北の歌「青葉の誓い」の大合唱に、参加したSGI(創価学会インタナショナル)メンバーも大喝采を送っていました。
原田 震災でお亡くなりになった全ての犠牲者の方々のご冥福を、日々、衷心(ちゅうしん)よりお祈り申し上げています。追善(ついぜん)のお題目を送っております。
正木 学会として、いよいよ力強く、復興に進む皆さんのために尽くしていきたい。
棚野 日蓮大聖人は、「一切衆生(いっさいしゅじょう)()()を受くるは(ことごと)()れ日蓮一人の苦なるべし」(同758n)と(おお)せです。まさにこの思いに立って、震災直後から全国・全世界の皆さんが被災地にエールを送ってくださっています。

杉本 被災地の皆さんが池田先生の励ましを胸に、「負げでたまっか!」と立ち上がっておられる姿。自分が被災したにもかかわらず、(まわ)りの友人のため救援活動に取り組まれた行動。その不屈(ふくつ)の心を、世界中が賞讃(しょうさん)しています。
原田 そしていま、東北各県の同志の皆さんが、広布拡大に大健闘されています。秋田と岩手の聖教新聞の拡大をはじめ、山形、青森、宮城、そして福島の同志も見事な実証(じっしょう)を示しておられます。
橋元 2月26日に行われた総宮城の創価青年大会も、復興への誓いが満々とあふれる集いでした。
吉井 その大会に鼓笛隊の一員として出演した石巻躍進県の女子部本部長がいます。彼女は創価大学を卒業後、東北大学大学院の博士課程で海洋生物を研究。震災の日は女川町の研究施設にいました。町の壊滅的な被災とともに、彼女が長年、蓄積してきた研究データや機材も全て犠牲になりました。
 絶望的な状況でも彼女は、「女川の復興に尽くしたい」と立ち上がり、現在も町の臨時職員として町民の皆さんのために働いています。
杉本 大好きな町のために頑張りたい――本当に尊い(こころざし)です。
吉井 彼女は先月、日本経済新聞社などが主催する「世界文明フォーラム2012」に、パネリストとして特別参加しました。ノーベル経済学賞受賞者のアマルティア・セン博士が総合議長を務めるそのフォーラムで彼女は、「本当の豊かさは『心の(たから)』にある」と語り、「他人の不幸のうえに自分の幸福を築くことはしない」という生き方の大切さを述べました。
棚野 ほかのパネリストもその主張に対し、「世界の論客に劣らず雄弁に表現した。真に大切なものを語りうる若者たちの存在はうれしい」(復興庁復興推進委員会委員長の五百旗頭(いおきべ)真氏、毎日新聞2月12日付)等と感嘆(かんたん)していましたね。
吉井 先日、彼女は1年を振り返り、池田先生からの度重なる励ましと学会の同志の温かさに触れて、「『私は一人じゃない』と思えたから頑張ってくることができました」と語っていました。
正木 こうして未曽有(みぞう)の困難から立ち上がる青年、また同志の姿そのものが、地域社会を勇気づけています。私たちのほうが、その活躍に元気をいただいています。

「変毒為薬」の信心

棚野 大阪府立大学の秋庭裕教授は、学会をこう評価していました。
 「震災後、聖教新聞の報道を通して、救援や支援に当たる会員の様子を拝見しました。時間の経過とともに、記事の中に、『変毒為薬(へんどくいやく)』や『冬は必ず春となる』などの言葉を拝見しました。これらの信心の言葉こそが、被災された方にとって大きな励ましになったのではないでしょうか」
 「生きることに価値がある≠ニいうメッセージが発せられることで、被災者は大きな励ましを得たのだと思います。そういった意味で、創価学会による災害支援は、じつに大事なものであったと思います」と。
原田 池田先生は随筆で、被災地の皆さんをたたえてくださいました。
 「わが東北の同志は、いずこにあっても、信心という『心の財』を抱きしめ、生きて生きて、生き抜いてくださっている」
 「『試練の中で人間は断固と立ち上がる』という希望の法則を、人類史に実証されているのが、尊き東北の皆様方である」と。
 全国の同志で、被災地の一日も早い復興、皆さんの健康を真心から祈り抜いていこう。

(2012. 3. 8. 聖教新聞)

 

 

<16> 誠実な語らいが信頼の絆に
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

原田 全国の同志の大奮闘で、弘教(ぐきょう)拡大、聖教新聞の購読推進など、大きく対話が進んでいます。本当にありがとうございます。
橋元 「法(おのずか)(ひろ)まらず(ひと)・法を弘むる(ゆえ)人法(にんぽう)ともに(とうと)し」(御書856n)です。偉大な法であっても、弘める人がいて初めて皆に伝わる。ゆえに法を弘める人も偉大なのです。
杉本 弘教は、成就(じょうじゅ)する時も、しないときもあります。しかし語った功徳(くどく)は同じです。勇気を(ふる)い起こし、友人の幸福を祈り、語った全員が勝利者です。
正木 そうですね。いつの時代も、私たちの使命は下種(げしゅ)の拡大です。聖教新聞やグラフSGI(創価学会インタナショナル)、池田先生の書籍を贈呈(ぞうてい)したり、DVDを見てもらったり、時に応じて、人に応じて、語り方は変わります。しかし全てが仏法を弘める、尊い信心の戦いであることには変わりありません。
棚野 いままでできなかったことに勇気を出して挑戦できた≠ニいう小さな一歩が、自分自身の(から)を破り、大きく成長していくことにつながります。その挑戦の積み重ねが、信心による人間革命の歴史です。

人間の勝利の証し

吉井 池田先生は、こう指導されています。
 「人間は、対話の中でこそ、(しん)の人間に成長する。対話とは、相手から学ぶことである。そこには相手への尊敬がある。だから語り合う言葉が生まれる。相手から学べば、自分も豊かになる。だから豊かな対話には喜びがある。幸福がある。平和がある。対話それ自体が、人間の勝利の(あか)しなのだ」と。
 相手を尊敬し、相手から学ぶこと。そこに対話の要諦(ようてい)があります。
原田 そうです。対話は「話すこと」より、むしろ「聞くこと」です。一方的な話だけでは、語らいにはならない。
 対話の名人≠ニ呼ばれる草創(そうそう)期の方々は、()てして聞き上手(じょうず)≠ナあることが多い。
杉本 先生は、こうも述べておられます。
 「足取り軽く、友のもとへ行こう! 語ろう! 動けば、何かが変わる。直接、会えば心が近づく。誠実に語れば、一歩、強い(きずな)が生まれる。気どらず、気負わず、誠心誠意の対話で、友の心を開拓していけばよいのだ」と。
正木 いよいよ春を迎え、出会いのシーズンとなります。新しい友情を(はぐく)み、旧友とも親交を温めながら、「励ましの絆」をいよいよ広げていきたい。

「前前の用心」こそ

棚野 東日本大震災から1年が経ちました。あらためて大地震や災害への備えを点検しておく機会です。
吉井 震災前、2009年末の調査では、大地震に備えて「特に対策は取っていない」人が24.2%もいました。この数値は、その2年前、2007年の調査からほぼ倍増していたそうです(内閣府「防災に関する特別世論調査」)。
 災害から時が経つと、防災意識は薄くなってしまう傾向があります。
橋元 いま震災を教訓に、各地で想定される地震規模をあらためて見直し、大がかりな避難訓練を実施するなど、さまざまな対策が練られています。
吉井 災害の発生を防ぐ「防災」とともに、起こったときの被害を最小限に食い止める「減災(げんさい)」という言葉もよく聞きます。
原田 こと災害への準備については、「これぐらいでいいだろう」という油断と慢心(まんしん)があれば、最悪の事態に対応できない。
 備えあれば憂いなし。いつ起こるか分からないからこそ、いま準備しておくことです。
棚野 防災と減災は、「自助(じじょ)」「共助(きょうじょ)」「公助(こうじょ)」の三つが基本です。「自助」とは国民一人一人や企業などが、自分たちで自分を守ること。「共助」は各地域で協力して支え合うこと。そして「公助」は警察や消防などといった国や地方自治体による救援を意味します。
杉本 まず、命を守るために重要なのが「自助」ですね。自助の能力が高いかどうか、つまり各家庭や個人が普段からどれだけ準備しているかによって、災害時の状況が変わります。
原田 東日本大震災でも、日ごろから繰り返し避難訓練を実施し、また昔からの教訓をもとに災害時に取るべき行動を共有していたことで、命が助かった人が、たくさんいました。
橋元 一般的に、大規模地震などが発生した後、3日間(72時間)は自助によって避難生活を送れるよう、食料、衣類などを備蓄する必要があります。
杉本 非常時に何を持ち出すかを家族で決め、避難所で一晩を過ごせるぐらいの必要最低限のものを、すぐに持ち出せるようまとめておくことも大切です。
正木 さらに家族全員で緊急時の対応を話し合っておくことです。とくに震災が起こったら、どの避難場所に行くのか。緊急時は連絡が取れないことが多く、そこが重要な待ち合わせ場所となります。避難場所は三つぐらいまで決めておくことが有効です。
吉井 非常持ち出し用品の置き場所、電話会社による伝言ダイヤルや伝言掲示板の使い方、避難方法や経路なども、あらためて確認しておきたいですね。
棚野 また食器棚や本棚などが転倒しないようにストッパーなどを取り付けることなど、自宅の中で取るべき対策は多い。
杉本 近隣に高齢者や寝たきりの方はいないか、体の不自由な方や妊婦の方、小さい子どもがいないか確認することも大事です。地域部や団地部をはじめ、同志の皆さんは普段から、近隣の方に声かけを(おこな)っておられます。毎日のあいさつから友好を深めていれば、いざというときにも助け合うことができます。
原田 何ごとも、日常からの「心がけ」と「声かけ」です。日蓮大聖人は、「前前(さきざき)用心(ようじん)」(同1192n)と(おお)せです。未来の安心のために、過去の教訓から謙虚に学び、いまこの時に一つ一つ確認しておきたい。

(2012. 3.12. 聖教新聞)

 

 

<17> 後継とは「誓い」に生きる人生
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

橋元 3月16日「広宣流布記念の日」を迎えます。1958年(昭和33年)のその日、男女青年部が師匠・戸田先生のもとに集い、青年に広宣流布の一切が託されました。
棚野 新時代の2月闘争を勝ち越え、「3・16」から5月3日「創価学会の日」へ、青年部はますます勇敢に、友人との語らいを広げています。
吉井 女子部では、「3・16」を記念して、待望の「池田華陽会(かようかい)」第5期生が各地で誕生します! 新しいメンバーが、師匠への誓いを胸に、前進を開始します。
棚野 また18日には、東日本大震災の被災地を中心に、各地に避難しているメンバーなども含めて、青年部教学試験1級の追加試験が行われます。
 「開目抄(かいもくしょう)」「撰時抄(せんじしょう)」「御義口伝(おんぎくでん)」などを学びながら、信心の確信をより深め、復興への決意を新たにしています。
杉本 青年部の成長と活躍は、同志の皆さんの希望であり、喜びです。本当にうれしいことです。

自らが立ち上がる

吉井 今年は、日蓮大聖人が「開目抄」を(あらわ)されてから740年です。
 そこに記されている通り、いかなる迫害に()おうとも、「(われ)日本の(はしら)とならむ我日本の眼目(がんもく)とならむ我日本の大船(たいせん)とならむ等とちかいし(ねがい)やぶるべからず」(御書232n)と、大願に生き抜かれたのが大聖人です。
正木 そうです。われわれの生き方も同じです。「3・16」といっても、単なる過去の記念日ではなく、一人一人が広宣流布の後継(こうけい)の誓いを打ち立てる日です。
 池田先生は、こう語っておられます。
 「『後継』とは、広宣流布の血脈(けつみゃく)を受け継ぐことだ。他の『誰か』ではない。『わが身』に広布の誓願を打ち立てることだ。命ある限り、断固として、絶対勝利の正義の旗を打ち立て続けることだ」と。
 (みずか)らが立ち上がる――この決意に立つのが「3・16」なのです。
原田 その通りです。大切なのは「誓願」です。戸田先生も池田先生も、師匠への誓願を果たすために、不惜身命(ふしゃくしんみょう)の闘争を(つらぬ)いてこられた。この「誓いに生きる人生」こそ、最も崇高(すうこう)なのです。
橋元 池田先生は、青年部に贈られた随筆で、こう記されました。
 「仏法の『誓願』とは、競い起こる障魔(しょうま)を覚悟の上で、師匠と不二(ふに)の勇気に(ふる)い立つことである。その時、弟子の生命は、自らの小さな(から)を打ち破り、(ほとけ)に等しい(ちから)智慧(ちえ)を、雄渾(ゆうこん)(みなぎ)らせていけるのだ」
 師匠に(こた)える≠ニいう一念に立つとき、自分の壁を破る勇気が湧いてきます。誓願こそ、あらゆる戦いを勝利へと導く原動力となります。
正木 誓願といっても難しいものではありません。自らが奮い立った信心の原点を思い起こしながら、大きな目標や人生の到達点を確認し、その上で「いま何をすべきか」「きょう、どういう行動を起こしていくのか」を決めていくことです。そして祈り、行動していくことです。
杉本 自分が立てた誓いを果たすため、目標を明確に決め、祈り、行動していくなかで、人間革命を成し遂げ、日々の生活でも勝利の実証(じっしょう)を示していくことができます。
原田 私たち創価学会は大聖人直結、仏意仏勅(ぶついぶっちょく)の団体です。そして私たちは、創価三代の会長に(つら)なる弟子です。
 ゆえに「毎日が3・16」という思いで、日々、誓いに生きる人生を送っていきたい。師の期待に応えゆく弟子でありたい。

文化の力の可能性

吉井 今月、中国・中華文化促進会の高占祥(こうせんしょう)主席と池田先生との対談集『地球を結ぶ文化力』(潮出版社刊)が発刊されました。これは、本年の日中国交正常化40周年を記念するものです。
正木 高主席は中国文化部常務副部長などの要職を歴任された、作家であり、詩人です。そして1979年(昭和54年)、中華全国青年連合会の代表団の団長として、創価大学を訪問。池田先生との出会いがありました。
杉本 その時、中国の周恩来(しゅうおんらい)総理、ケ穎超(とうえいちょう)夫人を(しの)ぶ「周夫婦(めおと)桜」を、高主席と池田先生が一緒に植樹されましたね。
原田 そうです。それ以来の長年にわたる友情により、今回の対談集が生まれました。
 文化の力がもつ可能性を論じ、教育、芸術、青年などをテーマにして、幅広く語り合われています。すでに、中国でも発刊されています。
橋元 書評紙「週刊読書人」(3月2日付)でも大きく紹介されていました。そこで中国作家協会の孫立川(そんりつせん)博士は、こう評しておられます。
 「高主席は、長きにわたり青年に関わり、その健全な育成に心を砕いてきた。一方、池田先生のもとの青年たちも、両国友好の中核を(にな)い、友好交流史の主要なページを担っている。本書の特長として、青年と文化の魅力に力点が置かれているが、これは池田先生が編んだ対談集の中でも際立っており、新境地を(ひら)く一書」と。
 そして「()(うれ)(だい)なれども、この書には希望があり、歓喜(かんき)と期待が入り混じる。そんな気持ちが(おさ)(がた)い」と記されています。
棚野 池田先生の哲学、そして対話に、世界の心ある識者は大きな期待を寄せておられます。
 「池田会長の対話はつねに学ぶ姿勢に貫かれております」「文明の対話は互いが学びあってこそ、真の意義があります。同時に、学ぶ人間、学ぶ文明は成長・発展します」と語られたのは、先生と対談されたハーバード大学のドゥ・ウェイミン博士でした。
原田 われわれの日々の友好対話も、池田先生に連なる偉大な取り組みです。世界がたたえる創価の対話運動を、堂々と誇り高く進めていきたい。

(2012. 3.15. 聖教新聞)

 

 

<18> 三代城「北海道」から勝利の春を!
出席者:原田会長、正木理事長、野村北海道長、杉本婦人部長、横田北海道青年部長、吉井女子部長

原田 3月中旬といっても、北海道をはじめ、東北、信越、北陸などでは、まだ寒さが厳しく、雪深い地域があります。聖教新聞を配達してくださる「無冠(むかん)の友」のご苦労は、どれほど大きいことでしょう。
正木 全国で毎日毎日、無冠の友が広布の便(たよ)り≠届け、(かげ)の立場で奮闘してくださっています。本当にありがとうございます。
横田 いま北海道では新聞だけでなく、テレビでも池田先生の指針に触れることができます。テレビ北海道で毎週、先生のエッセー集『愛する北海天地』がテレビ番組として放送され、反響を呼んでいます。
吉井 『愛する北海天地』は先生が2009年、北海道の室蘭民報、十勝毎日新聞、釧路新聞、苫小牧民報、函館新聞の5紙に、12回にわたり寄稿されたものをまとめた書籍ですね。
野村 マスメディアの関係者も、「人々に勇気と希望を送る『愛する北海天地』は、まさに道民必読の一書」と賞讃(しょうさん)するなど、大好評を博しています。
 その先生の言葉を、北海道の美しい自然の映像とともに紹介するのが、今回の番組です。
横田 感想も続々と寄せられています。
 釧路市にある企業の社長は「力強く、確信ある言葉に、どれほど勇気づけられたことでしょう。長年、北海道に住んでいる私たちでも気づかない北海道の強さをあらためて感じ、感動しました」と。
 「学会の理念は、まさにいまの時代が求めるものです」と語る方もいました。
原田 北海道のほかにも先生は折に触れて、各地のブロック紙や県紙に寄稿されています。それら一つ一つが、その地に住む同志をはじめとする皆さんへの励ましであり、郷土愛と誇りをもって生きていってほしいとのエールです。
野村 池田先生からの度重なる温かな励ましを受けて、北海道の同志は燃えに燃え、地域で(ほが)らかに友情を広げています。難攻不落(なんこうふらく)三代城(さんだいじょう)・北海道が、全国に先駆けて、勝利の春を開いていきます!

真心の題目で追善

杉本 春分の日である20日は、彼岸の中日でもあります。この日を中心に全国で春季彼岸勤行法要が行われます。
吉井 彼岸の期間中、全国の墓地公園には多くの方が墓参に来られます。学会員でない親族の方々も、自然と調和した穏やかな環境に感銘されています。
原田 池田先生は先日の随筆で「(いま)日蓮()(たぐ)精霊(しょうりょう)(とぶら)う時法華経(ほけきょう)読誦(どくじゅ)し南無妙法蓮華経と(とな)(たてまつ)る時・題目の光無間(むけん)(いた)りて即身成仏(そくしんじょうぶつ)せしむ」(御書712n)との御聖訓を引いて語られました。
 「『題目の光』こそ、あらゆる人の生命を輝かせ、三世(さんぜ)永遠に救いきっていく根源の『福光(ふっこう)』である。私たちが真心込めて送る追善(ついぜん)回向(えこう)の題目は、いかなる悲嘆(ひたん)の闇も打ち破り、亡くなられた方々を、必ずや赫々(かっかく)たる光で黄金に照らしゆくに違いない」と。
 亡くなられた方々のご冥福を祈り、追善の題目を真心から送っていきたい。
吉井 先生は、家族を亡くした方への励ましとして、こう述べられたことがあります。
 「大事なことは、(のこ)された家族が有意義な幸福の人生を飾ることでしょう。悲しみの遺族≠ゥら希望の後継者≠ヨと、一歩、踏み出して、より勝ち栄えていくことではないでしょうか。未来を見つめた一家の前進の姿こそ、生死を超えて故人にも通じ、最高の供養になると私は信じます」と。
杉本 毎日の勤行の御祈念文(ごきねんもん)で追善回向を行っているように、仏法の本義は「常彼岸(じょうひがん)」「常盆(じょうぼん)」です。日々の広宣流布への祈りと実践による功徳(くどく)は、故人にも通じます。
野村 北海道・厚田には、戸田記念墓地公園があります。1977年(昭和52年)の開園ですので、今年で35周年を迎えます。
杉本 毎年5月に開かれる「観桜の集い」には、地域の名士の方や近隣にお住まいの皆さんが大勢、来園されるそうですね。
横田 そうです。8000本の桜が咲き香る姿に、北海道を代表する桜の名所≠ニたたえられています。札幌から北ではソメイヨシノは育たないと言われていましたが、池田先生が「戸田先生の墓園を、先生がお好きであったソメイヨシノの桜で荘厳(そうごん)したい!」と願われ、さまざま配慮してくださいました。そしていま、華やかな桜の(その)となり、訪れる地域の方々、識者の皆さんもこぞって感銘を深めておられます。
野村 厚田の地には池田先生の真心、そして師弟不二(ふに)(たましい)が脈打っています。昨年も海外のSGI(創価学会インタナショナル)メンバーが厚田の墓園を訪れ、「池田先生の心にはいつも戸田先生があります。池田先生の心と精神を受け止めることができました。わが国のメンバーにも伝えていきます」と感激を語っていました。

宗祖違背の邪宗門

横田 一方、彼岸や盆の時期になると、日顕宗の坊主らが、坊主が導師(どうし)をしないと故人は成仏できない≠セの塔婆(とうば)を立てないと地獄に()ちる≠セの、御書のどこにもない邪説(じゃせつ)を振りかざし、供養集め≠ノ狂奔(きょうほん)してきた。とんでもないことだ!
正木 日顕宗には、故人を(いた)む気持ちが微塵(みじん)もなく、心ない所業を繰り返してきた。大石寺での遺骨の不法投棄事件では、最高裁から断罪された。何と遺骨を米袋に詰め、境内の空き地に捨てていた。遺族へ計200万円の慰謝料支払いを命じる判決が確定している(2003年12月)。
原田 日蓮大聖人は「まことの心なれども供養せらるる人だにも・あしければ功徳とならず、かへりて悪道におつる」(同1486n)と御断言です。妙法流布を成し遂げてきた仏意仏勅(ぶついぶっちょく)の教団である創価学会に怨嫉(おんしつ)し、世界広布の破壊を(たくら)んだ日顕宗は、大聖人違背の邪教である。悪辣(あくらつ)な行為に対して、(てっ)して責め抜いていきたい。

(2012. 3.19. 聖教新聞)

 

 

<19> 創価の青年は『宝』の人材
出席者:原田会長、正木理事長、野村北海道長、杉本婦人部長、横田北海道青年部長、吉井女子部長

杉本 中央アジア・キルギス共和国のビシュケク人文大学から、池田先生に「名誉博士号」が授与されました。
吉井 ムサエフ総長の授与の辞には、池田先生への心からの敬意に満ちあふれていました。
 「池田博士の心には、常に人を(いつく)しむ大感情が脈打っています。この激動の世界にあって、人類の調和のために、(しん)の人間がいかに生きるべきか、その輝かしい模範である」と語っておられました。
原田 世界の識者がたたえる偉大な師匠です。われわれは受賞を慶祝し、先生の哲学を堂々と広げ、語っていきたい。
正木 また池田先生は謝辞の中で、ビシュケク人文大学で活躍する創大15期生のことを大変に喜んでおられました。日本中、世界中で創価同窓生が活躍していることは、私たちにとってもうれしいことです。
横田 北海道には「創価一貫教育の最初の(もん)」である札幌創価幼稚園があります。16日には卒園式が行われ、園児たちが元気に巣立っていきました。また、創立者の真心に包まれて育った卒園生たちは、北海道でも大変に頑張っています。

大感動の主張大会

野村 北海道の3月といえば小樽問答記念日です。1955年(昭和30年)3月11日、小樽市公会堂で学会と日蓮宗(身延派)の法論が行われ、学会側が完全勝利した、歴史に残る言論闘争です。
正木 池田先生は、いま連載中の小説『新・人間革命』「薫風(くんぷう)」の章で、会合司会の大切さを(つづ)られた際、この小樽問答のことを紹介してくださいましたね。
横田 小樽問答の学会側司会を担当された先生は、冒頭のあいさつで、全国で何万もの人々が学会員になった事実をあげて、それが正しさの証明だと断言されました。この師子吼(ししく)が法論の勝利を開いたのです。
野村 小樽県では、今年2月1日からが小樽問答を記念する月間となっていました。そして小説で先生が小樽問答に触れられたのが、この1月31日と2月1日。同志の皆さんは「『まことの時』に、師の期待に応えてこそ、真の弟子である」との師匠の励ましを(ちから)に、勇んで対話拡大へ奔走(ほんそう)されました。
横田 聖教新聞の購読推進でも、本部幹部会の中継行事への参加でも、素晴らしい結果を残されました。
 さらに、壮年・婦人部の皆さんの大応援をいただいて開催した青年主張大会も、1本部平均で約50人の友人が参加するなど大成功でした。
原田 青年主張大会は、北海道の輝かしい伝統行事となりましたね。今年は全道の216会場で内外10万人の参加者が集ったと伺いました。
杉本 最も寒い時期、例年以上の豪雪のなかです。北海道の皆さんが、どれほど地道に友情を拡大し、信頼の絆を広げてこられたかが分かりますね。
横田 「師子の声には一切(いっさい)(けもの)・声を(うしな)ふ」(御書1393n)です。池田先生が小樽問答で正義の師子吼を放たれたように、青年部も自らの信仰体験、また日蓮仏法を信仰する確信を通して、師匠のもとで勝利の人生を開く喜びを語りに語りました。
野村 網走戸田県知床(しれとこ)本部の青年主張大会では、参加した青年部員の2倍にあたる来賓・友人が出席。男子部・女子部の話に、皆さんが心から大感動しておられました。
横田 登壇した男子部のニュー・リーダーは、信心一筋(ひとすじ)の父親のことを、ずっと避けていました。しかし親元を離れて生活がうまくいかず、実家に戻って信心に励み、念願の正社員に。でもその時、喜んでくれるはずの父親はすでに亡くなっていました。
 彼は、10年前に父が送ってくれた手紙をあらためて読み直し、遠く離れた子を思う真心に胸が打たれ、死別して初めて父の偉大さと信心の意味を実感したそうです。人のために尽くすことの大切さを命がけで教えてくれた父の遺志を受け継ぎ、地域のために頑張りたいと語っていました。
吉井 同じく登壇した女子部の友は、大きな夢に向かって挑戦する姿を語り、自分自身が輝くことで家族や地域を明るく照らす存在になりたいと決意を述べていました。
横田 来賓は「青年が自らの思いを主張すること自体、大変なことです。それを行っている学会は素晴らしい。池田名誉会長の指導力、リーダーとしての(ちから)ですね」と感嘆(かんたん)していました。

「夕張闘争」55周年

野村 ある地域の大会に参加した行政関係者は、こう語っていました。
 「池田名誉会長は『青年こそ人類の宝』だと語られています。北海道には、さまざまな価値や財産がありますが、一番は『人材』だと思います。どのような価値も、それを支えていくのは『人』です。名誉会長が『宝』と言われる優れた人材が、創価学会の青年の中にはたくさんいると、心から実感し、感動しました」
横田 「信仰によって立ち上がられた学会青年部の皆さんの力で、日本をはじめ地域を支えていってくださることを、心から期待しています」と語る方もいました。
正木 少子高齢社会の今、どの地域でも、求められているのは「人材」です。他者や地域のために行動する若者がいれば、それだけで地域は活性化し、明るくなる。その期待を学会青年部に託しておられる方は、本当に多い。
原田 学会は池田先生の指導のもと、青年を育て、青年を励まし、青年を伸ばしている。ここに未来の世界広布の(いしずえ)があります。壮年・婦人部は、いやまして青年部・未来部の成長を祈り抜き、人材育成に力を入れていきたい。
野村 本年は、若き日の池田先生を先頭に、不当な人権弾圧に打ち勝った「夕張闘争」から55周年です。北海道は青年を先頭に、断固、師弟勝利の凱歌(がいか)をあげていきます!

(2012. 3.22. 聖教新聞)

 

 

<20> 今こそ広布拡大の魂を継承
出席者:原田会長、正木理事長、新名九州長、杉本婦人部長、山田九州青年部長、吉井女子部長

吉井 21日に創価大学、創価女子短期大学で卒業式が行われました。池田先生にフィリピン国立バターン半島大学から「名誉人文学博士号」が贈られました。
正木 平和建設への功績をたたえての授章です。
杉本 マグパンタイ学長は「池田大作博士は、世界で最も賞讃(しょうさん)に値する平和の闘志であります」と語っておられました。
原田 世界から相次ぐ顕彰を心からお祝い申し上げたい。これほど偉大な師匠をもち、私たちはどれほど幸福か。あとは弟子がどのように師の精神と行動を受け継いでいくかに尽きます。師匠から弟子への継承こそ広宣流布の(かなめ)です。
正木 法華経(ほけきょう)会座(えざ)では私たち弟子は、師匠の(おお)せ通りに広宣流布を成し遂げます。どうか、ご安心ください。心配なさらないでください≠ニ、誓願(せいがん)する場面が出てきます。
吉井 この弟子の姿勢について池田先生は、かつて青年部幹部会へのメッセージでこう述べられました。
 「弟子たちが、本気になり、一丸(いちがん)となって、不惜身命(ふしゃくしんみょう)の祈りと行動を起こしてこそ、真実の勝利がある。これが、法華経の後継の真髄なのであります」と。

報恩感謝の大奮闘

新名 師匠に(こた)える「先駆」の弟子こそ九州の誉れです。いま「さあ春だ! 北へ南へ薫風(くんぷう)¢ホ話季間」として、「新しい(ちから)≠フ育成」と「春を呼ぶ友情拡大」に奔走(ほんそう)しています。その原動力となっているのが、現在、連載されている小説『新・人間革命』「薫風」の章です。
山田 かつて九州青年部に贈ってくださった句「九州が ありて二章の 船出かな」から始まった連載に、九州の全同志が喜びに沸き返り、報恩(ほうおん)感謝の思いで大奮闘しています。
原田 次代を(にな)う青年の薫陶(くんとう)、個人会館提供者への感謝、折伏精神、そして師弟不二(ふに)(たましい)――。現在の私たちの活動にも、また未来へと続く広布拡大にも、きわめて大切で、重要な指導の数々を書きとどめてくださっています。
杉本 全国の婦人部の皆さんも、先生と対話する思いで読み、日々の活力としながら前進しています。
山田 九州青年部は圧倒的な対話を進めています。
 熊本・水俣圏のある学生部員は、保育士を目指して先日まで短大に通っていたメンバーです。地元で求職が少ない状況を信心根本に勝ちぬこうと折伏に挑戦。昨年夏、勇気を出して友人をセミナーに誘いました。友人は続いて、創価青年大会への合唱練習などにも参加。青年部が仲良く団結した姿に感銘し、「私も一緒に活動したい」と入会を果たしました。そして2人とも見事、就職を勝ち取りました。さらにこの学生部の友は今年、別の友人にも弘教(ぐきょう)。その友人は「自分のことを差し置いてでも私の幸せを祈ってくれた紹介者の姿がうれしかった」と入会動機を語っています。
吉井 福岡の北九州総県・若松区の女子部員は、母だけが入会している家庭で育ちました。小さいころから勤行を教わり、座談会などに参加。高校受験で信心の確信をつかみ、創価家族≠フ温かさに触れて入会を決意しましたが、他宗を信仰する父親の猛反対に遭いました。
 昨年の青年大会を前に信心の体験を積んだ彼女は、女子部メンバーの励ましを受けて、父親のことを祈り抜き、ふたたび対話。批判を受けましたが、「宗教が違ってもお父さんのことを尊敬している」と素直な気持ちを伝えると、父親は理解を示し、入会を認めてくれました。いまは友人への弘教と一家和楽を目指し(ほが)らかに頑張っています。
山田 宮崎・都城圏の男子部副部長は3年前、最愛のお子さんを亡くし、絶望のどん底に落ちました。学会員の義母から仏法の話を聞いて、これからの自分の生きる道がここにあると感じ、学会活動を始めました。学会の哲学と学会員の誠実さに接し、信心の素晴らしさを皆に伝えたいと自ら折伏に発起(ほっき)。未入会の両親に自分の言葉で語り抜き、入会へと導きました。さらに一家の幸福を願い、ねばり強い対話で祖母、姉も続いて入会。仕事では、地元の自然食材を販売する会社を経営し、全国放送の人気番組で商品が取り上げられるなど、社会でも活躍しています。
原田 模範となる目覚ましい拡大、そして功徳(くどく)の実証が素晴らしいですね! 日興上人が「(いま)だ広宣流布せざる間は身命(しんみょう)()隋力弘通(ずいりきぐつう)(いた)()き事」(御書1618n)と()遺誡(ゆいかい)の通り、(ちから)の限りに仏法を語り抜くことが弟子の道です。

絆の強さと温かさ

正木 聖教新聞でも紹介されましたが、農漁村ルネサンス体験主張大会に続き、今月は宮崎県小林市野尻町で「農村青年ルネサンス体験主張大会」が開催されましたね。
杉本 若い方々が主体的に、郷土の発展のため、農漁業の振興のために立ち上がる姿は、地元の方々にも頼もしい限りですね。
山田 男子部の本部長や部長などが、農業・畜産業に従事する喜びと労苦、新燃岳(しんもえだけ)の噴火被害との格闘、地域活性化への努力を語りました。250人もの来賓、友人が参加しました。
新名 参加者は口々に、「学会の皆さんがリーダーとなって、周りの若い人たちを引っ張ってほしい」「青年の農業に対するひたむきさ、真剣な思いに信仰の力強さを感じた」等と感動を語っていました。
原田 学会の真実に触れた方々は、(きずな)の強さと温かさ、哲学の偉大さ、立派な青年の姿に、心から感嘆してくださいます。私たちが語った分だけ、学会理解は広がります。
新名 「薫風」の章で池田先生は、「永遠に『九州ありての学会』『九州ありての広布』でなければならない。九州の使命である先駆≠ニいうことは、最後まで、常に先駆≠ナあり続けるということです」と(つづ)ってくださいました。九州から全国、全世界に、拡大の波動を広げます!

(2012. 3.26. 聖教新聞)