< 座談会 >

師弟の大道を歩む

新しい力で時代を開け!

 

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まず一人立つ誓願と実践を
文化・芸術で「心の復興」を
リーダーは常に広布の最前線へ
対話が生命尊厳の社会を築く
青年部が広布前進の先頭に
親・祖父母から信心の継承を
皆で「戦う心」を燃やし前進
さあ!勇気と正義の対話を
壮年部が勝利の決定打を!
「誓願の祈り」で困難の壁を破れ

 

 

 

<71> まず一人立つ誓願と実践を
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

吉井 24日は「社会部の日」です。信心を根本として仕事に励むなか、職場で「なくてはならない人」を目指して活躍されています。
原田 「仏法やうやく?倒(てんどう)しければ世間(せけん)(また)濁乱(じょくらん)せり、仏法は(たい)のごとし世間はかげのごとし体(まが)れば(かげ)ななめなり」(御書992n)とある通り、「仏法(そく)社会」です。現実の社会で妙法の智慧(ちえ)を発揮し、勝利の実証を示していく模範が社会部の皆さんです。
橋元 企業の業績不振のニュースが後を絶ちません。社会部の皆さんは「信心で苦境を乗り越えよう」と奮闘されています。
棚野 学会ではよく「信心は一人前、仕事は三人前」と言われます。池田先生が戸田先生のもとで働かれていた時、戸田先生がよく語っておられたそうです。池田先生は当時を述懐(じゅっかい)し、こう指導されました。
 「『一人前』の仕事でよしとすれば、自分に与えられた仕事だけをこなせばよいという無責任な雇われ根性≠ノなりかねない。先生は、それを厳しく(いまし)められたのだ。大きな仕事を成し遂げるには、自分だけでなく、周囲にも目を配り、皆の仕事がうまくいくように心を砕くことが大切である。また、後輩も育て上げなければならない。さらに全体観に立ち、未来を見すえ、仕事の革新、向上に取り組むことも望まれる。戸田先生は、その仕事への姿勢を、『三人前』と表現されたのであった」と。
杉本 学会の組織においても、リーダーが心しておくべき姿勢ですね。

使命を自覚し前進

棚野 「信心は一人前」については、こう語っておられます。
 「『信心は一人前』とは、広宣流布をわが使命と定め、決然(けつぜん)と『一人立つ』ことだと教えられた。決定(けつじょう)した、この『一人前』の信心があってこそ、『三人前』といえる堂々たる仕事を成し遂げ、職場に勝利の旗を打ち立てることができる」
正木 「一人立つ信心」を貫いて初めて「一人前の信心」となる――大事な指導です。使命を自覚し、(みずか)らの意志で勝利への目標を定め、宿命転換と人間革命の信心の戦いに出発する。それは言われたからやる≠ネどという受け身ではありません。同志と団結しながら、自身の誓願(せいがん)に生き抜く(いさぎよ)い信心こそ、社会でも地域でも勝利を開いていくことができます。
橋元 信心の活動では、「決めて、祈って、行動する」というリズムが大事ですね。まず「決める」ことからです。
正木 そうです。御聖訓(ごせいくん)に「心の一法(いっぽう)より国土世間も出来(しゅったい)する事なり」(同563n)等とある通り、自身の一念から一切いっさいが変わっていきます。
原田 決意が深ければ深いほど、祈りは真剣になります。生命力と勇気が湧き上がり、具体的に行動できます。朝晩の祈りのなかで自身の決意や目標をあらためて確認していきたい。

議員特権≠ヘ廃止

棚野 長引く不況のなか企業はさまざまな改善を通し、業務の効率化、コスト削減に取り組んでいます。
杉本 家計も同じです。無駄を省くなど、工夫しながら倹約をしている方々が多くいます。だからこそ政治や行政への目も一段と厳しくなります。政治家には、長期的な見通しに立った政策を進めるなかで「身を切る改革」に果敢に取り組んでほしいと思います。
橋元 「身を切る改革」を最も力強く進めてきたのは公明党です。最近も実績が増えました。公明党の提案で、国会議員への私鉄とバスの無料パスの支給が廃止されました。
吉井 これは日本民営鉄道協会と日本バス協会から議員活動の支援として提供されていたものです。
橋元 国が経費を支払うのではなく、協会から無償で配布されていました。しかし、そもそも国会議員には文書通信交通滞在費として月100万円が別に支給されており、国民目線から大いに違和感がありました。そこで公明党が国会議員の側から返上すべき≠ニ訴えてきたのです。
棚野 議員歳費の削減も公明党がリードしています。昨年も東日本大震災後に、復興財源を確保する目的で、4月から半年間で議員1人当たり300万円を削減しました。
吉井 今年に入ってからも、2年間で840万円という歳費の2割削減を提案しました。各党が難色を示しましたが、結果、5月から2年間で約540万円が削減されることになりました。まだ期間が限られているものですので、引き続き歳費削減の恒久化を目指しています。
杉本 歳費の支給方法も変わりましたね。以前は、たとえば在任期間の関係で月に1日でも議員の職にあれば、まるまる1カ月分の報酬が支払われるという状態でした。これを任期の日数分だけ支給する日割りに変えるよう公明党が訴え、実現させました。民間では当然のことです。
正木 公用車や出張旅費の削減、永年勤続議員の特別交通費や肖像画作製費などの議員特権≠フ廃止にも、全力を尽くしてきました。庶民感覚≠忘れてしまった時、政治は腐敗します。庶民の生活現場に足場を固めているからこそ、公明党議員は身を切る改革の先頭に立てるのです。
原田 議員は国民の代表です。その事実を忘れずに国民が納得する改革を断行してもらいたい。

(2012.10.22. 聖教新聞)

 

 

<72> 文化・芸術で「心の復興」を
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

橋元 福島民報社の主催で、「ふくしま文化復興元年 愛、命、(きずな)…洋画の巨匠たち〜東京富士美術館名作100選〜」展が開かれ、好評を博しています。
正木 先日、鑑賞者が1万人を超えましたね。
吉井 「ふくしま文化復興事業」の一環で、福島民報創刊120周年を記念する催しです。東京富士美術館所蔵のミレー、ルノワール、ゴッホなどの作品100点が出展されています。
原田 福島民報の関係者の方々から重ね重ね、東京富士美術館へ感謝の言葉が寄せられています。
棚野 福島民報社の渡部世一会長は、語っておられました。
 「福島は、3・11の大震災によって、想像を超える被害を受けました。あれから1年半、県民は、大変な苦悩の中で生きています。この現実を前に、県民に勇気と元気を贈りたいと考え、私たちは文化事業の推進を決意しました。こうした考えに、力強く賛同してくださったのが東京富士美術館でした」
 「創立者の池田名誉会長は『福島民報』への寄稿をはじめ、あらゆる機会を通じて、県民に励ましを贈り続け、文化の(ちから)を確信されている方です。だからこそ、驚くほどの名作が出品され、復興への第一歩となる展覧会が実現したのだと思うのです」と。
杉本 会場となっている福島県文化センター自体、大震災で被害を受けたと伺いました。センターが修復され、新たにオープンしたその出発を飾るイベントが今回の企画展であることも、象徴的ですね。
橋元 とくに、子どもたちの創造力を(はぐく)む機会となるように、小学生以下は入場無料となっています。福島や東北の復興を(にな)う子どもたちが、たくさん鑑賞に訪れているそうです。
原田 展覧会の開催が被災地の「心の復興」の一助(いちじょ)となれば、これほどうれしいことはありません。
正木 10月30日は43年前、福島の同志が池田先生との永遠の原点を築いた「福島の日」であり、今年の同日は大震災から600日目に当たるそうです。その日を目指して同志の皆さんは、「心の復興」に尽くそうと、近隣の友との語らいを広げています。
原田 本当に尊い姿です。全国の同志で被災地の一日も早い復興を祈り続けるとともに、それぞれの舞台で使命を果たしていきたい。「()(くに)の仏法は貴辺(きへん)にまかせたてまつり(そうろう)ぞ」(御書1467n)との御聖訓を胸に、わが地域で広布拡大に邁進(まいしん)したい。

生活者の声を反映

橋元 いま国政では大震災の復興予算の流用が問題となっています。予算を実行に移すのは政府の責任であり、そのずさんな対応に批判が出ています。
正木 復興が進まない状況に、被災地では、政府に対する怒りを通り越して失望の声が聞かれます。
棚野 被災地に限らず、東京への一極集中により、もっと地方の声を聞け!≠ニいう要求が強くなっています。そして、いわゆる「地域政党」が相次いで誕生してきました。
橋元 しかし、(しん)の「地域政党」とは、地域の課題を吸い上げて国政に反映できるネットワークを持つ政党ということであり、公明党こそ本当の、そして実績ある地域政党です。
吉井 地方と国会を合わせて3000人の議員ネットワークが地域で足場を固め、北海道から沖縄まで全国で生活者の声を毎日、聞いています。
杉本 児童手当の創設や子宮頸がん予防ワクチンの承認など、数多くの輝かしい実績が、地方議員と国会議員の連携プレーのなかで生まれています。公明党ならではです。
正木 義務教育での教科書無償配布や白内障の眼内レンズ挿入手術への保険適用も、公明党のネットワークによるものです。

的確、具体的な対策

棚野 大震災でもこの「チーム(りょく)」が、いかんなく発揮されました。震災から半年だけで766項目の政策提言や申し入れを行いました。全国の公営住宅での被災者受け入れ、がれき処理費用の全額国庫負担、中小企業への保証拡充など、現場の声≠ノ反応して実現させた政策は数え上げればきりがありません。
杉本 被災地の知事や市長は「公明党議員がすぐ動き、地元の要望を県や国に届けてくれている」「公明党は震災後、その時々の重要なポイントを指摘しながら、具体的な対策を次から次へと政府に提言しており、的確に物事を進めている」と評価しています。
吉井 早稲田大学大学院の北川正恭教授は語っています。
 「自民党や民主党と違って、公明党はすでに時代の変化にうまく対応している。公明党は地方(都道府県議会、市町村議会の議員)と中央(国会議員)ががっぷりと四つに組んで議論を重ねている。中央と地方が上下関係というわけではなく、両者は対等だ。これからの時代は、こういう政党しか生き残れない」
 「長い風雪に耐えてきた地域ネットワーク政党として、これからの日本のあるべき姿を問う公明党の活動に期待したい」(「潮」9月号)と。
原田 この唯一無二の「チーム(りょく)」が、国民の声を政策に反映できる「実現力」を生む。公明党には、他党にはない地方と国政の団結という強みを生かし、国民のため縦横無尽に働き抜いてもらいたい。

(2012.10.25. 聖教新聞)

 

 

<73> リーダーは常に広布の最前線へ
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

棚野 今月、「創価文化センター」が竣工しました。今後、諸準備を終えた後、一般公開となります。
正木 さらに明年秋には、いよいよ総本部が完成します。人類史上に燦然(さんぜん)と輝きわたる妙法流布の歩みとともに、堂々たる大牙城(がじょう)がそびえ立ちます。
原田 日蓮大聖人の御聖訓(ごせいくん)通り、あらゆる難を一身(いっしん)に受け、広布の指揮を執ってこられた創価三代の会長、なかんずく世界広布の大道を開いてくださった池田先生、そして尊き同志の皆さまのおかげで、今日(こんにち)の学会があります。本当にありがとうございます。
杉本 時代が変わっても、草創(そうそう)の方々の大変な労苦を決して忘れてはいけませんね。私たちが新たな広布拡大の姿で、総本部完成と学会の大発展を荘厳(そうごん)していきたいと思います。
吉井 御書に「法(みょう)なるが(ゆえ)に人(とうと)し・人貴きが故に(ところ)(とうと)し」(1578n)――(たも)つ法が(すぐ)れていれば、それを持った人は貴い。持つ人が貴ければ、その人がいる場所も尊い――とあります。広布の城を輝かせるのは、妙法を持った私たちです。
原田 その通りです。私たちの信心です。明年の秋を目指し、一人ももれなく各人が広布勝利の突破口を開いていきたい。
橋元 まずリーダーが率先することですね。「大将軍(だいしょうぐん)よは(弱)ければ・したがうものも・かひなし」(御書1135n)です。
棚野 リーダー自身が生き生きと前進していくことです。そのために心の「惰性」を打ち破っていかなければなりません。「今までこうやってきたから……」とか、「いつも通りに……」というように、これまでの経験に引きずられると、大きな可能性を閉ざしてしまうこともあります。

新たな拡大に挑戦

吉井 先日の「随筆 我らの勝利の大道」で池田先生は、アメリカのエレノア・ルーズベルトの言葉「私たちは、自分自身の心の中にある光りがあかあかと消すことのできない(ほのお)をもって燃えるのでなければ、他の人たちの心に永続する光りを投じることは、できないのである」
(坂西志保訳)を引き、(つづ)っておられます。
 「どこか遠くではない。青年自身の胸中(きょうちゅう)にこそ、いまだ開拓されていない、豊穣(ほうじょう)な精神の大地がある。無尽蔵にして持続可能な生命のエネルギーが眠っている。その内なるフロンティアに挑み、生命の宝蔵を開け放っていくことは、二十一世紀の青年たちに託された壮大な冒険といってよい」と。
杉本 これは青年部だけでなく、全ての世代で受けとめていくべきご指導だと思います。誰しも、まだまだ開拓し、挑戦していける(ちから)が、自分自身の心にあります。
橋元 逆に、自身の成長を止めてしまうのも、自分の心です。弱い一念を克服していくのが勇気であり、唱題による生命力です。
原田 そうですね。リーダーは過去にとらわれることなく、戦いの本質を捉えた指揮を執り、先手を打っていきたい。今までやってきたことを全てやり抜いた上で、どう新たな拡大に挑んでいくか。そのためには、常に広布の最前線に身を置くことです。同志と(とも)に悩み、祈り、語り、前進していくなかでこそ智慧(ちえ)が湧いてきます。
正木 池田先生が「大阪の戦い」で(はい)された御聖訓「一念に億劫(おくごう)辛労(しんろう)(つく)せば本来(ほんらい)無作(むさ)三身(さんじん)念念(ねんねん)(おこ)るなり所謂(いわゆる)南無妙法蓮華経は精進行(しょうじんぎょう)なり」(同790n)を思い起こします。いま一重(いちじゅう)、力強い行動を起こしていきたい。

責任感を深く自覚

棚野 先日来、ウイルス感染したパソコンからネット上に犯行予告が書き込まれた事件が報道されています。犯人が遠隔操作で本人になりすまし、その結果、無実の人が誤認逮捕される事態になっています。
橋元 ネット犯罪は巧妙化しています。パソコンや携帯電話は、ますます私たちの生活に欠かせないものとなっている半面、犯罪の温床ともなっています。セキュリティーを含め、十分に気をつけていきたい。
吉井 学会活動でも、パソコンで資料を作成したり、会合開催などの情報をメールで徹底したり、当たり前に使っています。便利だからこそ個人情報などの管理は厳重にしなければなりません。資料や名簿データ、書類も含めてです。
橋元 一般的に、情報漏洩(ろうえい)の原因で多いのは「紛失」や「誤操作」など人為的ミスです。打ち合わせ場所に資料を置き忘れた、データの入ったパソコンやメモリーを車に置いていて車上荒らしに遭った、別の人にメールを誤送信してしまったなど、わずかな心の(すき)≠ゥら発生します。強い警戒心をもつとともに、まず、大切な資料やデータ等を、むやみに持ち歩かないことです。
杉本 学会活動で同志を励ましていくなかで、一身上の悩みやプライバシーについてご本人から伺うことがあります。それはその同志が信頼した上で話してくださったものであり、当然ですが、絶対に他の人に口外してはいけません。
 もし相談を受けた人が対応に困った時などは、そのご本人に「先輩のもとへ一緒に相談しに行きましょう」などと提案し、(とも)に指導を受けるという姿勢が大切です。
原田 信頼の上に成り立っている学会の組織です。その責任感をより深く自覚していきたいと思います。

(2012.10.29. 聖教新聞)

 

 

<74> 対話が生命尊厳の社会を築く
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

棚野 毎日新聞10月26日付に、同新聞社が実施した「読書世論調査」が紹介されていました。「自分の人生を変えたり、生き方に影響を与えた本や作品」を尋ねる項目で、池田先生の小説『人間革命』が第5位となっていました。
橋元 会員ではなくても『人間革命』や『新・人間革命』を愛読している方々が多くいます。
正木 そうです。悩みで行き詰まった方は苦難に立ち向かう指針(ししん)を、経営者など責任ある立場の方は指導者の哲学を、先生の書籍から学んでいます。
原田 多くの人々が世界平和と人類の幸福の方途を池田哲学≠ノ求めている時代です。会員ではない方が、そうして先生の著書を愛読し、生きる(かて)としている様子を(うかが)えば伺うほど、私たち池田門下(もんか)の一人一人はどれほど恵まれているか、師匠とはどれほどありがたい存在か、と感じずにはいられません。
杉本 今月中旬には、『新・人間革命』第24巻が発売される予定です。「母の(うた)」「厳護(げんご)」「人間教育」「灯台」の各章が収録されます。しっかりと研鑚(けんさん)していきたいと思います。

人々の幸福のため

吉井 11月3日は「文化の日」。学会では「創価文化の日」でもあります。
正木 この秋も地域行事に音楽隊や鼓笛隊の皆さんが出演し、地域友好のために活躍してくださっています。本当にありがとうございます。
杉本 学会の会館には、「文化会館」という名前がたくさんあります。なぜ「文化」という名称なのか、池田先生は『新・人間革命』第11巻「躍進」の章で、こう(つづ)られています。
 「『文化』という名を(かん)した会館の建設を推進してきたのは、広宣流布とは、人間文化の創造であると考えていたからである。宗教はなんのために存在するのか――。それは、人びとの幸福のためである。生きがいある人生のためである。そして、それを実現するには、人間尊重の社会を築き、さまざまな人間文化の花を、咲かせなくてはならない」と。
原田 信心根本に、それぞれの勝利と幸福の姿を(あらわ)し、社会で光り輝いていく。(えん)する友人に仏法を語り、生命尊厳の哲学を広めていくなかで、(とも)に広布の人生を歩んでいく――こうした日々の積み重ねが「人間文化の花」を咲かせゆく偉大な取り組みです。
正木 各地で同志が仏法を語り、信頼を広げていることが、いかに素晴らしいか。「物たね(種)と(もう)すもの一なれども()えぬれば多くとなり」(御書971n)です。社会をよりよく変えゆく地道な対話を、誇り高く進めたい。

iPS開発を支援

棚野 文化・学術の分野でも公明党は、多彩な実績を積み重ねてきました。
吉井 学術分野でいえば先日、京都大学の山中伸弥教授がノーベル医学・生理学賞を受賞することに決まりましたが、その(かげ)にも公明党の支えがありました。
橋元 この受賞は、さまざまな細胞に変わるものとして再生医療での活用が期待されている人工多能性幹細胞(iPS細胞)を開発した業績がたたえられたものです。山中教授は2007年にヒトiPS細胞の作製に世界で初めて成功。その可能性の大きさから、各国がこぞって開発を進めようとしました。公明党が与党時代の2003年度から6年間、計3億円の予算で支援したのに続き、2008年度からは年45億円以上に支援額を増やしました。
棚野 2009年には補正予算で、最先端の研究を助成する基金として2700億円を計上しました。しかし政権交代後の民主党政権は、「事業仕分け」で科学技術予算を大幅に削減。この基金も1000億円に減らし、山中教授への支援も100億円規模から50億円に半減させようとしたのです。
吉井 多くの研究者、学術団体が政府に強く抗議していたのを思い出します。あるノーベル賞受賞者は「将来、歴史という法廷に立つ覚悟ができているのか」と非難していました。
棚野 山中教授は受賞決定後、国の支援への感謝を述べておられました。さらに公明党の会合に出席して、「私自身、研究時間を確保するため、約束していた講演等もほとんど断らせていただいている状況だが、きょうは何があってもここに来たいと思っていた」「自公政権で始めてもらった迅速な支援が今も続いており、研究がここまで続いている」と語られていました。
杉本 実は、公明党の女性委員会が推進してきた「さい帯血(たいけつ)移植の保険適用」や「さい帯血バンクの設立」などは、山中教授の研究と深い関わりがあります。さい帯血をiPS細胞に転用することで、白血病だけでなく、脊髄(せきずい)損傷や心疾患(しんしっかん)などの治療に利用できる可能性が出てきているそうです。
橋元 公明党は今年9月、さい帯血の研究目的での利用・提供を可能とする「造血(ぞうけつ)幹細胞移植推進法」の成立を主導しました。このことについても山中教授は「推進法の意義は大きい。成立に尽力した公明党に心から感謝したい」と述べておられます。
正木 心ある研究者の方々は、よく見てくださっています。
原田 公明党の真骨頂である「命を守る」ための政治を、ますます強力に進めてもらいたい。 

(2012.11. 1. 聖教新聞)

 

 

<75> 青年部が広布前進の先頭に
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

棚野 11月5日は「男子部の日」、12日は「女子部の日」です。青年部はいま、初めて仏法対話に挑戦するニューパワーを先頭に、それぞれが自身の限界を破る広布拡大に挑んでいます。
原田 学会は永遠に「創価青年学会」です。若き日の池田先生がそうであられたように、広布勝利の新たな突破口を開き、師の構想を実現しゆく先陣こそ、青年部です。
吉井 先生は随筆で述べられました。
 「学会は、いやまして青年(りょく)の勢いを増し、異体同心(いたいどうしん)の創価家族の連帯で、断固と勝ち進んでいく」
 「試練の烈風に向かって『自身に勝つ』青年が一切の勝利を開くのだ」と。
杉本 青年部が元気なら、壮年・婦人部の皆さんが喜ばれます。自身の青年時代を思い起こして若々しく頑張ることができます。

師匠との固い「絆」

橋元 少子高齢社会で、どの地域、団体でも、後継者の問題に直面しています。われわれ青年部は日本最大の青年団体として、広布の舞台だけでなく、社会にも希望と活力を与えていきたい。
正木 地域行事や消防団などの運営に、青年部員が中核として携わっている例がよくあります。そして東日本大震災をはじめ災害救援活動で、(みずか)らも被災したなかで他者に尽くす姿は、何よりも尊いものです。
杉本 聖教新聞の連載「ターニングポイント」では、多彩な分野で活躍する青年部の皆さんが紹介されています。最近でも車いすのタップダンサー、ブラインドテニス選手、心身症を乗り越えた業務改善コンサルタント、米沢(おり)の職人など、友人読者も「こんなところにも学会の青年はいるんですね」と驚き、その体験に感動されています。
棚野 千葉大学の古在豊樹(こざいとよき)名誉教授は、こう語っておられます。
 「創価学会の青年には『勤勉さ』『何事(なにごと)にも前向きな姿勢』『世の中への貢献の意欲』があります。皆さんが、若くして、このような力強い生き方ができるのは、信じるものがあり、何より、師弟で結ばれた、池田名誉会長との固い(きずな)があるからでしょう」
正木 師匠の哲学に学び、師匠と(とも)に歩んでいるからこそ、創価の青年は力強い生き方ができる――心ある識者の方々は、その点を見抜いておられます。
原田 いつの時代も、師匠の指導通りに進むことで広宣流布を拡大し、人生の幸福を開いていくことが創価青年学会の根本です。御聖訓(ごせいくん)に「師弟相違(そうい)せばなに(ごと)(なす)べからず」(御書900n)とあります。「青年学会 勝利の年」へ、壮年・婦人部も心を合わせ、師匠と共に広布へ邁進(まいしん)する青年学会の大道を歩んでいきたい。

未来見据えた提言

橋元 一方、政治の世界は、なかなか若者が中心≠ニはなりません。世代別に見た投票率では、20代、30代が極めて低くなっています。たとえば衆議院議員選挙では、1993年(平成5年)以降、20代は常に半数以上の有権者が投票を棄権しているというのが実態です。
吉井 若者が選挙を通して意思を表明していないということは、若い世代の意見が政治に反映されにくいということですね。
棚野 そうです。そのなかで民主党政権は、たとえば当初予算の段階から税収を上回る国債を発行するという異常な予算編成を続けています。それらのツケは今の若者へ回ってきます。
橋元 「政治の堕落(だらく)の根源は、その罪の大半が青年にある」「青年は心して政治を監視せよ」と叫ばれたのは戸田先生です。青年の責任は大きい。
棚野 公明党には青年委員会があり、若者のための政策を数多く推進してきました。
吉井 不況が続くなか非正規雇用の若者が多く、社会問題となっています。公明党は若者の就職支援に一貫して取り組んできました。「ジョブカフェ」の設置はその一つで、若者向けに職業紹介や就職相談を実施。全国89カ所にあり、利用した約70万人の方々が就職できました。
橋元 また、公明党は就職活動の「新卒」の範囲を拡大させました。以前は、たとえば大学4年生は「新卒」として就活を進める一方、就職難で働き口が見つからないまま卒業した人は「既卒(きそつ)」となり、採用過程で不利な条件を強いられていました。そこで公明党は「卒業後3年間は新卒と同様の扱い」をするよう国の指針を改正させました。卒業直後の人も「新卒」として就活ができる環境整備が進められています。
正木 若者のこと、日本の将来のことを真剣に考えていますね。
吉井 奨学金の給付拡大、携帯電話の番号ポータビリティー(持ち運び)制度など、身近な実績も多くあります。
棚野 いま公明党青年委員会では「新しい国のカタチへ」「自分らしさが輝く社会へ」「災害に負けない国づくり」「人道的競争の時代へ」の4本柱からなる「公明ユースビジョン2030」を掲げています。日本の未来を見据えた提言です。若者向けの実績でも、将来への明確なビジョンでも、公明党ほど青年世代のことを考え、取り組んでいる政党はありません。
原田 若者のために働く――これこそ責任ある政党の証拠です。公明党には、長期的視野と大局観に立ち、真に国民のための政治を断行してもらいたい。

(2012.11. 5. 聖教新聞)

 

 

<76> 親・祖父母から信心の継承を
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

吉井 間もなく七五三の時期です。学会の会館でも勤行会が開かれます。
原田 子どもたちのこれまでの成長を祝うとともに、今後の健康・無事故、さらなる大成長を願い、祈りゆく場です。
正木 未入会のご家族がいる場合も、ぜひ一家でご参加いただきたいですね。

温かい学会家族

棚野 また、「父母(ふぼ)成仏(じょうぶつ)(すなわ)ち子の成仏なり、子の成仏・即ち父母の成仏なり」(御書813n)です。仏道修行による功徳(くどく)は、必ず子どもへと通じていきます。逆も同じです。
吉井 池田先生は「親の背中を見ながら、子は育ち、信心という『(こころざし)』を受け継いでいく」と、親子で共に信心を実践することの大切さを強調されています。
橋元 戸田先生は、「創価学会の組織は安全地帯である。子どもは、学会の庭で育てていきなさい」と指導されています。
正木 子どもと共に未来部員会や本部幹部会の中継行事、座談会に出席することで、子どもが仏縁(ぶつえん)に触れることができます。親はもちろん、地域の同志と触れ合うことで、信心の芽≠育んでいくことにつながります。
杉本 また日蓮大聖人は、門下の阿仏房(あぶつぼう)千日尼(せんにちあま)夫妻の子どもが信心の立派な後継者になったことを喜び、「子にすぎたる(たから)なし・子にすぎたる財なし」(同1322n)と(おお)せになりました。わが子へ信心根本の生き方を伝えていった姿を賛嘆(さんたん)されています。
原田 親子で一緒に妙法を実践し、一家和楽の信心を築く――これほど(うるわ)しい家庭はありません。仏法と学会への感謝の思いをもって、信心の(たましい)をわが子に継承(けいしょう)していくことこそ、親の役割です。
正木 子どもへの信心継承の根本は、各家庭における親子での実践です。また祖父母の方からの励ましです。後継者育成といっても、何か特別なことが必要なわけではありません。家庭で朝晩の勤行・唱題に励み、一緒に会合に参加するなかで、信心を学んでいくことができます。
原田 そうですね。ありがたいことに学会では、皆さんが地域の子どもたちをわが子のように励まし、(かげ)で健康と成長を祈ってくださっています。
橋元 一方で、親を早くに亡くした青年が、本物の家族のように温かく接してくれる学会員と出会い、感動して入会したという話題を(うかが)ったこともあります。まさに学会家族≠ナす。
吉井 壮年・婦人部の未来部育成部長、青年部の21世紀使命会の皆さんは、未来部の日などの会合だけでなく、日ごろから未来部員のために尽くしてくださっています。
杉本 仕事や家庭のこと、毎日の学会活動もあるなかで、地道に行動してくださり、本当にありがとうございます。
棚野 未来部の育成も、人材の成長も、一日で成し遂げられるものではなく、長い日々の積み重ねがあってのことです。
正木 その通りです。学会活動の取り組みは時に応じて変化しますが、子どもたちにとっては毎日が信心を学ぶ機会であり、どんなことでも吸収し、成長していく時です。日常の学会活動のなかで、子どもと一緒に信心で成長していく日々を過ごしていきたい。

議員3千人の連携

橋元 さて、子育てにかける国家予算をGDP(国内総生産)比で考えると、日本は他の先進国より極めて低い割合です。
杉本 そうしたなか公明党は、「子ども優先(チャイルドファースト)」社会のために尽力し、「子育て支援といえば公明党」と言われるほどです。
棚野 42万円の出産育児一時金、14回分の妊婦健診の公費助成、児童手当の創設と拡充、子どもの医療費の無料化や減免は、最も有名なものです。
橋元 また、主に都市部で問題となっている待機児童の解消を目指し、保育ママ$ァ度を推進し、地方自治体が保育所を整備するための「安心こども基金」を設立。着実に待機児童の数が減少しています。
杉本 子どもたちの命を守る「ヒブワクチン」「小児用肺炎球菌ワクチン」「子宮頸がん予防ワクチン」の三つが、ほぼ全市区町村で公費助成を受けられるのも公明党の奮闘の結果です。他の先進国に比べ公的に接種できるワクチンが少なく、ワクチン後進国≠ニ言われる状況に対し、公明党は定期接種の拡大を訴え続けています。
棚野 一方で、不妊治療への公費助成、不育症の一部治療法への保険適用も実現しました。
正木 実績の多くが、公明党の地方議員と国会議員の連携で生まれたものです。行政サービスは地方自治体によって違う場合もあります。全国の方々に、より手厚い子育て支援が行き渡るよう、(ちから)を尽くしてきたのが公明党議員です。国と地方で3000人もの議員が協力して働くからこそ、ここまでの出産・子育て支援策ができるのです。
吉井 大嶽(おおたけ)秀夫・同志社女子大学客員教授は「国政レベルで子育て支援の重要性を言い始めた元祖≠ヘ公明党です。その意味でも、本当に国民が求めている子育て支援策を実現できるのは公明党だと確信しています」と述べておられます。
原田 少子化だからこそ子育てしやすい社会、子どもが伸び伸びと成長できる社会のため、公明党にますます頑張ってもらいたい。

(2012.11. 8. 聖教新聞)

 

 

<77> 皆で「戦う心」を燃やし前進
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

橋元 全国の同志が日々着実に対話拡大を進めるなか、11月18日「創価学会創立記念日」を迎えます。
原田 皆さまに衷心(ちゅうしん)より御礼を申し上げます。広布のための無私(むし)の奮闘、本当にありがとうございます。
吉井 今年は創立82周年です。総本部の完成まであと1年と迫りました。
杉本 学会本部に集う皆さんは、建物の骨格が積み上がっていく姿に胸を高鳴らせながら、誓いを新たに出発されています。
正木 いま一度、自分自身の宿命転換と広布拡大の目標を明確にしたい。個々人の幸福と拡大の勝利、この二つの実証で総本部の完成を荘厳(そうごん)していきたい。

「絶対に勝つ」執念

棚野 学会の記念日は、単なるお祝いの日ではありません。挑戦の歴史を刻む「目標点」であり、生まれ変わった決意で戦いを開始する「出発点」です。
原田 学会では、よく「戦い」という言葉を使います。では何と戦うのか。自他共(じたとも)の幸福を目指す上で、また、広布の途上で競い起こってくる障魔(しょうま)との戦いです。それはつまるところ、自分自身の心、弱い一念との戦いであり、臆病(おくびょう)、惰性との闘争です。
橋元 「仏法と申すは勝負をさきとし」(御書1165n)であり、「月月(つきづき)日日(ひび)につよ(強)り(たま)へ・すこしもたゆ(撓)む心あらば魔たよりをうべし」(同1190n)です。
吉井 池田先生は、次のように指導されています。
 「弱い信心、弱い祈り、弱い心では、人生は勝てない。いわんや、大きい勝負には勝てない」
 「『絶対に勝つ』という執念が弱いところに、満足な結果は出ない。蓮祖(れんそ)(おお)せである。『大信力(だいしんりき)を起こせ!』『信心強盛(ごうじょう)たれ!』と」
 「勝つための執念の祈りが、日蓮仏法の信心である」
杉本 日蓮大聖人は「心こそ大切なれ」(同1192n)と(おお)せです。そして、戦う心や苦難に負けない心を支え、励まし合うために同志の(きずな)があります。
棚野 今月の11日の聖教新聞に掲載された「名誉会長と(とも)に 今日も広布へ」では、先生がこう述べておられます。
 「人間は、どんなに決意していても、くじけそうになることもある。だから、ありとあらゆる方法を使って、『元気づける』ことに、私は(てっ)してきた」
原田 これまで池田先生の渾身(こんしん)激励行(げきれいこう)に触れ、世界広布の(いしずえ)は同志を励まして元気にする≠ニいう一点にあると痛感します。元気になれば「戦う心」が生まれる。より力強くなる。そうして築かれた心強き同志の陣列が、新たな歴史を開いていくのです。
杉本 「心」で築かれた世界だからこそ、学会はあらゆる壁を乗り越えて、192カ国・地域にまで広がったのだと思います。
原田 三代会長、なかんずく池田先生が大聖人の仰せ通りに戦われ、「心こそ大切」の組織をつくられたからこそ、世界広布が現実のものとなったのです。
正木 先生の振る舞いに学び、リーダーは、まず(みずか)らが率先して強盛に祈り、対話拡大に打って出たい。その生命力と体験をもって同志を励まし、元気づけていきたい。

師恩に報いる拡大

橋元 壮大(そうだい)なスケールで平和・文化・教育運動を進める池田先生の思想に、世界がますます注目しています。先月、中国・上海師範大学で「池田大作思想国際学術シンポジウム」が開かれました。
吉井 世界の43大学・機関から約100人の研修者等が参加し、「多元(たげん)文化の融合下(ゆうごうか)における現代教育」をテーマに、先生の教育哲学・思想の研究成果を発表しました。
棚野 池田研究≠ノ励む研究者が一堂に(かい)するこのシンポジウムは7回目。中国の地で、一人の日本人の哲学を研究する集いが、継続かつ国際的な規模で行われていること自体、大変なことです。
吉井 アメリカ・デポール大学のグーラー助教は、こう語っておられます。
 「(子どもと教師という)『両者の成長』こそ(池田)博士の教育思想のキーワードである。人間教育による相互の成長を通じた創造的共存こそ、21世紀における多文化教育に必要なもの」
 「アメリカでは、多文化教育について、多くの議論が重ねられてきたが、実際の進歩は、ほとんどない。しかし、自他共の成長を促す博士の人間教育、共生(きょうせい)共育(きょういく)の概念を深く理解していくならば、多文化教育の新しいモデルが生まれるに違いない」と。
杉本 主催した上海師範大学の陸建非(りくけんぴ)党委書記も、こう述べておられます。
 「池田先生の思想には、普遍性の輝きがあります」
 「文化融合の鍵がここにある。今回のシンポジウムのテーマは、教育界に広く共感を呼ぶものとなるでしょう」
 「池田先生の思想は、アジアの、そして世界の財産です」
原田 世界が直面する諸問題をよりよい方向へ導く方途として、生命尊厳を第一に(うた)う人間主義思想に注目している方々が多い。このように世界が求める偉大な師匠から指導を受け、私たちは日々、前進できるのです。その感謝を決して忘れてはなりません。
正木 さあ、本年の総仕上げの時であり、(みょう)「青年学会 勝利の年」の開幕です。師恩(しおん)(むく)いる広布拡大を断じて成し遂げていきましょう。

(2012.11.15. 聖教新聞)

 

 

<78> さあ!勇気と正義の対話を
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

原田 池田先生のもと、創立82周年の11月18日「創価学会創立記念日」を盛大に迎えることができました。大変におめでとうございます!
橋元 さあ新しい戦いへの出発です。清新な決意、絶対勝利の題目、勢いある行動で、一人一人が「私は勝った!」と言える姿と結果を示していきたい。
杉本 大切なのは、一人でも多くの同志と前進のスクラムを組んで、団結していくことだと思います。皆で(とも)に広布のため行動し、共に勝利し、共に幸福になっていくことですね。
正木 その通りです。各現場で指揮を()るリーダーの皆さんには、地域の同志一人一人への温かな励ましをお願いします。
原田 そして日蓮仏法は「本因妙(ほんいんみょう)」です。大事なのは「過去」ではなく「現在」であり、それが「未来」につながっていきます。常に前を向き、いよいよの思いで、「今日から」「ここから」、心新たに前進していきたい。
吉井 日蓮大聖人は「()れより後も・いかなる事ありとも・すこしもたゆ(弛)む事なかれ、いよいよ・はりあげてせむべし」(御書1090n)と仰せです。
杉本 私たちが語り、動いた分、学会理解は着実に広がっていきます。広宣流布は拡大していきます。
棚野 「(しん)なき言論」がはびこる社会の混迷を打ち破るのは私たちであり、なかんずく青年部です。よりよい社会への変革に向け、満々たる「熱」と「(ちから)」を出し、正義拡大の最前線で友と語り合い、「青年学会 勝利の年」を開く言論戦を展開していきたい。
原田 御聖訓に「各各(おのおの)師子王(ししおう)の心を取り(いだ)して・いかに人をどすともをづる事なかれ、師子王は百獣(ひゃくじゅう)にをぢず・師子の子・(また)かくのごとし、彼等は野干(やかん)のほう(吼)るなり日蓮が一門(いちもん)は師子の(ほう)るなり」(同1190n)とあります。私たちは勇気と正義の対話を通して、創価の勝利を満天下に示していこう!

公約違反への審判

棚野 さて国会では、16日に衆議院が解散しました。来月4日に総選挙が公示され、同16日に投票が行われます。
橋元 今回の選挙は、3年余り続いた民主党政権への審判です。マニフェスト違反を繰り返してきた政権に、「裏切られた」「とんでもない」という怒りと失望が広がっている。
吉井 また、深刻な不況や大震災からの復興、停滞する外交など課題が山積する日本の舵取りを、誰に託すかを問う選挙です。
正木 学会では、中央および該当する都道府県の社会協議会で、公明党から寄せられた比例区と小選挙区公認候補9人への支持依頼について検討・協議し、支持を決定しています。
原田 公明党は今年、「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」との立党精神の宣言から50周年。その精神のままに、「国民のため」という一点で(すじ)を通す政治を行っています。
杉本 地方と国会の3000人の議員ネットワークが総動員で、生活者の視点に立ったさまざまな政策を実行し、実績を積み重ねてきました。公明党には「現場の声」に耳を傾け、ますます力を発揮してほしいですね。

「歳費削減」を実現

橋元 今回の解散を巡っては、首相が14日の党首討論で条件として、特例公債法案の成立などとともに、期間限定の国会議員歳費2割削減を持ち出した。しかし、そもそも歳費2割削減という「身を切る改革」を一早く提案し、リードしてきたのは公明党です。
棚野 そう。去年の大震災後には被災地の復興財源を確保する視点で各党に呼び掛け、昨年4月から半年間で議員1人当たり300万円を削減した。
橋元 また、その後も恒久的な歳費の削減を提案。しかし民主党幹部が「今すぐ議論する必要もない」と言うなど、各党が難色を示していた。
棚野 今年2月の党首討論でも、他の国会審議でも公明党が2割削減を訴えるなか、結果として5月から2年間で約540万円(歳費・期末手当の約13%)が削減されることになった。
杉本 それらを合わせて総額約61億円が削減され、復興財源に充てられます。
棚野 しかしまだ2割に満たず、また期間が限られたものであるため、公明党はその後も歳費2割削減の恒久化を主張。こうして一貫して議論を主導するなか、今回の党首討論を経て2割削減の法案が成立した。それでもまだ時限的措置であり、今後も公明党には頑張ってもらいたい。
吉井 一方で衆参両院の常任委員長等の手当(日額6000円)を廃止する法案を、公明党などと共に民主党も提出し、衆院で可決しました。しかし参院民主党が「委員長の権威は重い」などと言って反対し、結局、廃案に。「民主党迷走、衆参で対立」「最後までちぐはぐ」(時事通信11月15日)と報道されました。
正木 こうした姿を見ても、どの党がパフォーマンスではなく本気で「身を切る改革」を進め、庶民に寄り添う政治に取り組んでいるのか、明々白々(めいめいはくはく)です。
原田 公明党の国会議員と候補者はもちろん、地方議員、家族、議員OBが拡大の先頭に立ち、完勝の歴史を開いてもらいたい。

(2012.11.19. 聖教新聞)

 

 

<79> 壮年部が勝利の決定打を!
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

杉本 全国の同志が勝利への意気高く、本年の総仕上げに邁進(まいしん)しています。
原田 地道(じみち)に友好を広げる婦人部の皆さんはもちろん、男女青年部も学生部も拡大に総立ちです。
正木 いよいよ壮年部の出番です。広布拡大を力強く押し上げてこそ「広宣流布の黄金柱(おうごんばしら)」です。壮年部と男子部で(ちから)を合わせるなか、元気な壮年が増えたという報告も(うかが)います。心も体も青年のように若々しく、壮年らしく豊かな確信と知恵と実行力を発揮し、対話を広げていきたい。
原田 池田先生はかつて「(こがね)大火(たいか)にも()けず大水にも(ただよ)わず()ちず」「貴辺(きへん)(あに)真金(しんきん)(あら)ずや」(御書1337n)との御文(ごもん)(はい)し、呼び掛けられました。
 「私と最も長く、今世(こんぜ)の人生を(とも)にしてきた、わが戦友の壮年部よ! 宿縁(しゅくえん)深く、共戦譜(きょうせんふ)(つづ)りゆく真金の君たちよ! 金が朽ちないように、何があろうが、厳然(げんぜん)と庶民を愛し、(まも)り、輝かせゆく『黄金柱』たれ! その(とうと)き生涯を、これからも私と共に、同志と共に、広宣流布の大願(だいがん)の実現に尽くそうではないか!」
 この師の期待に立ち上がるのは、まさに今です。

副役職が力を発揮

棚野 近年、社会的には「団塊(だんかい)の世代」の方々が退職する時期を迎え、壮年に注目が集まっています。
橋元 町内会など地域の取り組み、介護や孫育てといった家族の支援等、新たな舞台で生きがいを見つける方々も少なくありません。「壮年の(ちから)」を社会でどう生かすかが日本社会の大きな(かぎ)とされます。
原田 学会も同じです。広宣勝利の決定打を放つのは間違いなく壮年部です。リーダーの賢明な指揮で、個々の力を最大に引き出していくことが肝要です。
正木 そうですね。ともすれば壮年の世代は、中心者に任せて自分は一歩引いてしまうというところがある。しかし中心者が同志の皆さんに、とくに副役職の方々に、具体的に、はっきりとした役割を任せることで、今以上に力を発揮できる方が多くいます。「頑張ろう」と思っている同志に、「どう頑張るのか」をリーダーが明示することです。目標を共に立て、一緒に行動することです。
杉本 壮年部の方に限らず、そうして一人一人が責任を担い、果たしていくことができれば、着実に広布拡大が進みます。
吉井 先生は、こう指導されています。
 「策ではない。信心だ。リーダーが全員を勝利者に!≠ニ祈り抜いて、一人一人を励まし(たた)え、その力を引き出していく時、必ず勝利の道は開かれる」と。
正木 長引く不況のなか、仕事面や経済面で苦境に立たされている壮年の同志がいます。なかなか状況を打ち明けられず、一人で懸命に戦っている方もいるかもしれません。
原田 広布拡大の闘争を通して宿命転換を果たすのが信心の力であり、そのために互いを支え、励まし合うのが学会の(きずな)です。絶対勝利へ向かう今、共戦(きょうせん)の同志がさらなる幸福境涯(きょうがい)を開いていけるよう、皆で団結して進んでいきたい。

信念を堂々と語る

吉井 小説『新・人間革命』第24巻が発刊されました。「母の(うた)」「厳護(げんご)」「人間教育」「灯台」の4章が収録されています。
橋元 1976年(昭和51年)とその翌年の場面を中心に描きながら、今の私たちに語り掛けてくださっているような指導や指針であふれています。
杉本 「母の詩」では、「母」の曲、そしてお母さまとの思い出を通して、全ての母に励ましを送ってくださいました。
 「母は、子どもにとって最初の教師であり、生涯の教師でもある。それゆえ、母が、確固たる人生の根本の思想と哲学をもつことが、どれほど人間教育の力となるか。人間完成へと向かう母の不断(ふだん)の努力が、どれほど社会に価値を創造するか。母が、境涯を高め、聡明さを身につけていった時、母性は、崇高(すうこう)なる人間性の宝石として永遠なる光を放つのだ」と。
正木 信心根本に、仏法の人間主義を広め、一家和楽(いっかわらく)と地域友好のため奮闘されている婦人部の皆さまへの賛嘆(さんたん)ですね。
棚野 「厳護」の章では創価班、牙城(がじょう)会、白蓮(びゃくれん)グループを通し、青年へ激励を送ってくださっています。
橋元 「青年には、責任は、すべて私がもちます。なんでもやらせてください≠ニいう、体当たりでぶつかっていく、積極果敢な姿勢が必要なんです」との言葉を胸に、青年部は勝利への責任に奮い立ち、勇猛(ゆうもう)に戦っていきたい。
吉井 白蓮グループには「私は、仏法者として、厳然(げんぜん)とわが道を行く≠ニいう心意気が大事です。人が、どう評価してくれるか、周りが、どう見ているかで行動するのではなく、仏法の法理のもと、自分の信念で生きていく以外に、本当の幸福の道はない」と指導されています。
 この先生のご期待通り、信念を堂々と語り、学会理解の輪を広げていきます。
棚野 来月には、小説の連載が再開され、「法旗(ほうき)」の章で新しい「支部」体制の出発から描かれます。支部や地区という広布最前線で一人立つ同志への、大きな励ましとなります。
原田 師の指導を学ぶだけでなく、「実践」してこそ(しん)の弟子です。大闘争の時だからこそ、毎日、指導を心肝(しんかん)に染めていきたい。

(2012.11.22. 聖教新聞)

 

 

<80> 「誓願の祈り」で困難の壁を破れ
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、棚野青年部長、橋元男子部長、吉井女子部長

正木 同志の皆さんの日々の奮闘に、心から感謝申し上げます。
原田 自身の宿命転換の戦いも、友情を広げる対話拡大も、立正安国(りっしょうあんこく)の言論戦も、一切が仏道修行であり、信心の闘争です。
橋元 「仏法(そく)社会」「仏法即世法(せほう)」です。宇宙と生命の法を()く仏法は、王法・世間法をも貫きます。ゆえに全てにわたり信心根本の姿勢が大切です。
正木 そうです。世法に流されたり、(えん)に紛動されたりしては、日蓮仏法の王道をそれてしまう。
原田 私たちは世界平和、人類の幸福、そして広宣流布という大いなる理想を目指し、大聖人直結の大道を歩んでいます。何があろうと悠然と、信心根本に前進していきたい。

「臆病の心」を排す

棚野 池田先生は1956年(昭和31年)の「大阪の戦い」を振り返り、次のように語っておられます。
 「私は関西本部で、戸田先生が願主(がんしゅ)である『大法(だいほう)興隆(こうりゅう)所願(しょがん)成就(じょうじゅ)』の御本尊に、深夜、一人で丑寅(うしとら)勤行を続けていました。誰が知らなくとも、師匠のため、広宣流布のため、一心不乱に祈り抜き、祈り切ることです。誰が見ていなくとも、大聖人が()照覧(しょうらん)です。自分自身の仏界が見ています。そこに、諸天善神が必ず動き始めるのです」
吉井 こう述べられたこともあります。
 「一念が変われば、自分が変わる。自分が変われば、環境が変わり、世界が変わる。この大変革の根源をたずねれば、御本尊に向かう自分自身の『祈り』の革命的深化(しんか)にほかならない」
 「祈りとは本来、『誓願(せいがん)』である。『必ずこうする』という誓いであり、明確な目標に挑み立つ宣言である」
 「この『誓願の祈り』『戦う勤行』を貫いてきたからこそ、学会は邪悪をすべて打ち破り、ありとあらゆる法戦に、一切勝ってきた」
杉本 先生が指揮と()られた戦いはどれも、「誰より真剣な祈り」で勝利を開かれた歴史です。婦人部の「実践の五指針」の一番目も「祈りからすべては始まる」です。一切を信心で捉え、信心で切り開いていく祈りと行動が、あらゆる壁を乗り越えていきます。
原田 「なにの兵法(へいほう)よりも法華経(ほけきょう)の兵法をもちひ(たま)うべし」(御書1192n)との有名な御文の後には、「ふかく信心をとり給へ、あへて臆病(おくびょう)にては(かな)うべからず」(同1193n)とあります。深い確信をみなぎらせ、臆病の心を(はい)した祈りと行動を貫いていきたい。これこそ「法華経の兵法」の実践です。

識者も公明に期待

杉本 衆議院解散から10日。離合集散で14もの政党が乱立しています。
吉井 民主党は前回の総選挙で300以上の議席を獲得。しかし3年余で過半数の241議席さえ下回り、衆参あわせて100人以上が離党しました。「確固たる党の理念がなかった(あか)し」(毎日新聞17日付)と指摘されています。
橋元 「保守系から旧社会党まで自民党政権の打破の一点でまとまっていた民主党は、政権の座につくと消費税、原発、TPPなどの政策対応で党内がばらばらになった」(日本経済新聞20日付)
 「考えの違う人たちが政権交代という一つの旗を掲げ、政権の座についた。その民主党は路線対立が表面化し、政治的な混乱を繰り返した」(東京新聞21日付)
 メディアは、政治の混乱の原因が、寄せ集めによる「政策の不一致」「理念の不在」にあると見ている。
棚野 また、「第三極」を標榜する勢力にも「民主党のように路線対立で混乱を繰り返すのではないか」(読売新聞19日付)と疑問を(てい)しています。
杉本 だから「バラ色の処方箋を掲げても目の肥えた有権者はもはやごまかせない。現実に裏打ちされた方策を示すことが逆に希望と安心を生み、政治の信頼回復に」(毎日新聞17日付)と言われています。
正木 いま政党に求められているのは政権を担当する能力。確固たる理念をもち、国民の声を聞いて政策を立案し、実現していく(ちから)です。「大衆とともに」との立党精神を堅持し、全国3000人の議員ネットワークで生活現場に根を張っている公明党に、多くの識者が期待を寄せています。
吉井 北海道大学大学院の山口二郎教授は語っています。
 「(政党は)理念や価値観を共有することなしに、統治能力は持てない」
 「(政界は)政党政治の液状化という現象になっている。日本の政党の中で液状化せずに影響力を持った政党は公明党しかない」(公明新聞9日付)
橋元 政治ジャーナリストの岩見隆夫氏は、政治の大転換期には「舞台回し」の役割を果たす存在が必要とし、こう述べています。
 「一定の見識と経験を有した人的集団がその役割を果たすのだろうと思うのです。それが、公明党だと私は考えます。今、公明党は最適のポジションに位置し、『舞台回し』を担う力も有していると思っています。それができる政党は他には見あたりません」(第三文明11月号)
棚野 3年前のように、確固たる理念もなく政策がバラバラの政党、パフォーマンスと人気取りに走る政党、政治を前に進める実現力も経験もない政党に、課題が山積する日本を任せる余裕などない。
原田 公明党には、皆の期待に応え、国民のために力を発揮してもらいたい。

(2012.11.26. 聖教新聞)