勢いよく 目覚ましい発展を! |
<1> 勢いよく 目覚ましい発展を!
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長
杉本 晴れやかに「世界広布新時代 躍進の年」を迎えました。皆さま、誠におめでとうございます。
原田 池田先生は、新年勤行会へのメッセージをはじめ、新年の和歌など、年明けから、友への励ましの闘争を開始されています。
正木 メッセージの中で先生は、「日本全国、そして全世界の創価家族が心を合わせて、人類の幸福と世界の平和を祈り」と述べられました。世界の同志からも、希望のスタートを切った報告が届いています。
原田 すごい時代です。まさに広宣流布は世界同時進行です。先生は昨年末、本年を勢いよくスタートするための指針がちりばめられた「随筆 民衆凱歌
橋元 勢いよく進んでこそ、「躍進の年」です。青年部は学会の先頭に立ち、目の覚めるような進歩・発展を遂げていく決意です。
原田 また、「前進への3項目」として、「自
杉本 第1の「自らが変わる」ためには、妙法に合致
竹岡 第2の「最後まで諦めない」とは、たとえ苦しい逆境
吉井 そして第3の「喜び勇んで進む」とは、「上行菩薩
原田 いよいよ、「創価の万代
惑いと恐れを排す
吉井 本年は、創価学会創立85周年であり、SGI(創価学会インタナショナル)発足40周年です。
橋元 第2の「七つの鐘
原田 「わが運命
竹岡 30歳まで生きられないと言われた体で、戸田先生を守るため、一人戦われ、生命を削るような激闘によって学会の発展を支えられました。大阪事件という冤罪
吉井 そして今、仏法を基調にした平和・文化・教育の運動は、192カ国・地域へと広がりました。
原田 重要な1年の始まりに当たり、私たちも、惑いと恐れを排
各人が限界に挑戦
橋元 元日に、広宣流布大誓堂
竹岡 全国、全世界でも、広布と人生の新たな勝利へ出発する勤行会が開かれました。乱世の時代で、これほど尊く楽しい集いが、どこにあるでしょうか。
正木 1月2・3日には、全国の友の声援のもと、創価大学が箱根駅伝に初出場しました。
吉井 90年を超える長い歴史の箱根駅伝にあって、42校目の出場校となった創価大学生の激走に、皆が喝采
原田 「感動と喜びをありがとう」との声が各地から寄せられています。心から拍手を送りたい。
正木 ここにいたるまで、選手たちの努力はもちろん、スタッフ、大学職員、陰で支える家族の皆さんらの後押しがあったことは言うまでもありません。
杉本 ある選手のお母さんの話を伺いました。彼女は、息子さんを身ごもっている最中に、不慮の事故で、ご主人を亡くされます。しかし、彼女は深い悲しみの底から毅然と立ち上がり、3人の子を懸命に育てました。
正木 学会員である、その婦人は、息子が創価大学に進学し、箱根駅伝に出場できるよう、真剣に御本尊に祈念してきました。そして池田先生をはじめ、地域の同志の励ましを受けながら、何があっても、負けずに、誓いを貫きました。
杉本 そんな健気
原田 心温まる話です。希望を現実にする力
(2015. 1. 5. 聖教新聞)
<2> 喜びの体験が活気と希望に
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長
正木 原点を大切にする組織に行き詰まりはありません。今、伸びている企業も団体も、それぞれの原点を大事にしているからこそです。
原田 創価学会の活動の原点は、「座談会」です。戦後、戸田先生は、学会の再建にあたって、座談会の復活が根本であると決意され、一貫して座談会の充実に力を尽くされました。
正木 「百万言
杉本 「世界広布新時代 躍進の年」の本年も学会は、座談会から前進を開始いたします。
原田 池田先生は、小説『新・人間革命』「激闘」の章で、「学会といえば座談会、座談会といえば学会です。それは、人間と人間の触れ合いの場が失われ、殺伐とした現代社会にあって、人間共和のオアシスの役割を担っています」と綴
竹岡 ある時は、このようにも述べられています。「座談会で重要なものは、なんといっても功徳
橋元 座談会には、職業も年齢も異なる多くの方が参加します。そうした一人一人が、人知れず悩みを抱え、困難に直面していることもあると思います。その方々に、生き抜く勇気と、信心の確信を与えるのが座談会です。
杉本 さらに、「座談会は、あくまでも御本尊を根本に、平等の立場で全員参加を第一義
原田 全員が主体者となり、語り合っていくのが、座談会です。リーダーは、どうか、この点にも配慮していただきたい。
会場提供者に配慮
竹岡 そもそも、釈尊も、5人の旧友との対話から、説法
原田 座談会こそ仏法の正道
杉本 友人の方々が楽しく集える座談会。新会員の方が元気になる座談会。普段なかなか会合に参加できない方が、「また来たい!」と喜ばれる座談会――こうした座談会を目指して、各地域の特長を生かしながら、皆でよく相談し、内容の充実を図っていきたいものです。
原田 大事なことは、座談会を迎えるまでの活動です。リーダーが率先して、一軒一軒に励ましを送ることです。それが、当日の大成功に結実することは間違いありません。
杉本 会場を提供してくださる、ご家族の皆さまへの配慮も忘れてはなりませんね。全員で感謝の言葉を伝え、最高に希望に満ちた集いにしていきましょう。
正木 座談の「談」という字には、「炎
原田 特に今月は、新年1回目の集いとなります。各人が、1年間の目標を発表するなど工夫し、素晴らしいスタートとなる座談会にしていきましょう。
創立100周年の主役
正木 12日は「成人の日」です。人生の新たな門出を迎える新成人の皆さんにエールを送りたい。
吉井 総務省の発表によると、1994年(平成6年)生まれの新成人は、126万人です。
橋元 実に21年ぶりの増加です。その背景には、親の世代が、第2次ベビーブーム世代といわれる71年〜74年生まれにあたる影響があるとの分析もあります。
竹岡 ちなみに、現在、40歳〜44歳である、この世代は、日本の人口の中で、最も多い世代です。
橋元 この世代以降、人口が減り続ける中で、今回、新成人の数が増えたことには、喜びを感じます。一過性のものであるといわれていますが、たとえ1年だけでも、次代を築く若者が多くいることに、希望を抱かずにはいられません。
吉井 池田先生は、限りない期待と信頼を込めて、新成人の皆さんに呼び掛けられました。学会の創立100周年を創
杉本 いよいよ本舞台に踊り出る新成人の方々が、誓願と挑戦と勇気の人生を歩み、そして朗
吉井 20歳の青年・南条時光
原田 学会創立100周年の主役である新成人の皆さんと共に、私たちも広布と人生の「大願」に立ち上がろうではありませんか。
(2015. 1. 8. 聖教新聞)
<3> 創価の心を語り伝えよう!
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、西本副未来部長(中等部長兼任)、広岡女子副未来部長(女子中等部長兼任)
正木 今月15日、「中等部」は結成50周年。今回は、男女の中等部長を交え、語り合っていきます。
西本・広岡 よろしくお願いします!
橋元 はじめに、昨年から誕生している「未来本部長」の皆さまに感謝申し上げます。青年部だけでなく、壮年・婦人部の皆さまも、未来部育成に携わってくださっているおかげで、「皆がぐんぐんと成長しています!」との声が各地から相次いでいます。
原田 未来本部長をはじめ、各部一体で未来部育成に取り組むに当たり、このたび、池田先生は「未来部育成の指針」を発表してくださいました。
皆が宝
一、学会の庭で守り育
一、未来の勝利を信じ祈る
一、創価の心を語り伝える
一、家族を温かく励ます
一、師弟の道を共に歩む
です。
杉本 どれも大切な指針ばかりですね。
広岡 私は重ねて、「皆が……」と言われていることに感動しました。少子化の時代にあって、未来部員全員が、一人も漏れなく、宝の使命をもった人材であることを、あらためて教えていただいた思いです。
熱意と粘り強さで
橋元 その中、中等部世代の大きな悩みの一つが、「いじめ」の問題です。
原田 いじめは、現代社会の深い病理の一つです。もっともっと真剣に大人が対策を講じねばならない課題です。一方で、実際にいじめを受けている児童・生徒にとって、池田先生の「いじめは、いじめる側が100%悪い」との信念は、百万の力≠得る言葉になっていますね。
西本 はい。私が知っている中等部員も、この言葉を聞いて涙ぐんでいました。彼は、小学校時代から、つらいいじめを受けていました。必死に池田先生の言葉を伝え、「○○君には、すごい可能性があるんだよ! 今で、全てが決まるわけではないんだ。負けない勇気が大切だよ。自分を信じて、将来を見据え、一日一日を前進しよう!」と強く強く訴え続けた結果、今では、個別授業には徐々に通えるようにまでなったのです。
杉本 真剣な励ましが、実を結んでいるのですね。
西本 彼は、私が渡した『希望対話』を即座に読み終え、語っていました。「涙が止まりませんでした。池田先生の言われている通りだと思いました。勇気をもらいました。今、この場所から離れることが逃げることではないと知りました。いつか必ず、晴れる℃桙ェ来ると信じています」と。子どもの可能性を信じ抜き、励ましを送る大人の存在の大切さを、深く実感する出来事でした。
正木 思春期の中学生と接する上で、壮年・婦人部の皆さまから質問されることの一つに、「うまくコミュニケーションがとれない」との悩みがあります。
広岡 たしかに、ずっと下を向いている子や、携帯電話などをいじり続けている子もいます。しかし、そうしたメンバーと接する中で、実感していることは、「たとえ下を向いていても、皆、話は聞いている」ということです。
西本 大人のように上手
原田 また、この年代は周りに流され、自己を見失いがちです。だからこそ先生は、「世界の指導者を見ると、多くは、十代、二十代で、人生の哲学、思想、信念をもち、それを貫いて、三十代、四十代で、偉大な仕事を成し遂げております。青春時代に、生き方の骨格をつくり、さらに完成させていくところに、確かな人生の道があります」と言われているのです。
杉本 東京のある総区では、中等部員を対象にした人材グループを結成し、「信心とは何か」などを研さんしています。スポンジが水を吸うように何事も吸収できる年代に、正しい哲学を学ぶことは、大きな意味のあることだと、皆が口をそろえています。
青は藍よりも青し
原田 先生は、未来ジャーナルに連載中の「未来の翼」2014年10月号で、素晴らしき人生を生きるための7項目として、「『未来の翼』宣言」を提唱されました。
広岡 「@懸命に生きる人生は美しい。A余裕ある人生は内実が豊か。B快活に生きる人生は強い。C仲良く生きる人生は崇高。E親孝行の人生は幸福。F学び抜く人生は勝利。」です。今、皆が一日一日≠フ指針にしています。
西本 今の中等部員は、2020年の東京五輪の主役になる可能性がある世代です。メンバーの中にも、「トップアスリート発掘・育成事業」に選抜された子や、五輪で外国人に東京の魅力を紹介する「おもてなし親善大使」に選ばれた子もいます。
広岡 世界に雄飛
原田 ある未来部の友の言葉を聞きました。「今までの50年は池田先生が開いてくださった歴史です。これからの50年は私たちが歴史を創る番です」と。「青き事は藍
(2015. 1.12. 聖教新聞)
<4> さあ使命と栄光の峰へ!
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長
竹岡 大晴天のもと、「九州総会」の意義を込め、福岡市の九州池田講堂で行われた「世界広布新時代第9回本部幹部会」の中継行事が16日から始まります(中継の会館と時間は各県・区で決定)。
正木 「世界広布新時代 躍進の年」「学会創立85周年」の開幕にふさわしい集いとなりました。皆さま、楽しみにして参加いただければと思います。
原田 「晴れ晴れと大勝利の新春、誠
橋元 さらに九州青年部の圧巻
杉本 また、戸田先生の満115歳の誕生日である2月11日付から、小説『新・人間革命』が、新たな章に入ることも発表されました。
吉井 タイトルは、大いなる道――「大道
原田 「今年も、私たちは、わが地域社会の大地に、仏縁
学会は希望の灯台
橋元 1月17日で阪神・淡路大震災から20年です。評伝
吉井 はい。読んでいて、涙が込み上げるほど、克明に描かれた震災当時の様子は、同時に、私たちに、「毎日を懸命に生きる勇気」と「当たり前≠フ日常への感謝」を呼び起こしてくれます。
正木 池田先生は2000年(平成12年)2月、兵庫の長田文化会館を訪問され、「私も応援を続けます。一生涯、お題目を送ります」と言われました。
原田 「一生涯、お題目を送り続ける」――これが池田先生の心であり、学会の心です。
正木 11日付の聖教新聞には、東日本大震災と福島第1原子力発電所の事故から3年10カ月がたった今の模様が、福島旭日
原田 池田先生に教えていただいた通り、学会は、最後の一人が立ち上がるまで、復興の応援をし続けてまいります。
杉本 震災の際、多くの同志が心に刻んでいた指針――それは、「心の財
原田 これこそ、牧口先生、戸田先生、そして池田先生の不断
吉井 先生は阪神・淡路大震災の直後、対策本部であった関西文化会館での追善
正木 そして広宣流布へ戦い、生命に積んだ福徳
原田 これが信心です。仏法に行き詰まりはありません。学会はこれからも、信心根本に、社会の灯台として、地域に希望≠送り続けていきます。
油断と過信を排す
橋元 震災から20年。私たちは、災害への備えを進めておくことが大切です。
竹岡 近い将来、首都直下地震、南海トラフ巨大地震が予想される今だから、最悪の事態を想定しておく必要があります。
杉本 津波が起きやすい地域であれば、避難経路。家の中であれば、「室内に閉じ込められない」ための対策などですね。
竹岡 天井からつるされた照明器具の揺れ止め≠竅A窓などのガラスが割れた際の飛散防止用シート≠ヘ貼られているかなど、「物が落ちてこない」ための対策も重要です。
杉本 「非常用持ち出し袋」の用意や、家族がバラバラになってしまった場合の待ち合わせ場所・連絡方法なども、事前に決めておきたいですね。
原田 大規模な災害の時には、消防団や警察が、すぐに駆け付けられるとは限りません。ゆえに、自助
(2015. 1.15. 聖教新聞)
<5> 地域に希望を届ける無冠の友
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長
吉井 全国で今、聖教新聞を届けてくださる配達員「無冠
原田 池田先生が「広布の最大の功労者」とたたえられる、お一人お一人です。何度、感謝を伝えても言い過ぎることはありません。毎日毎日、本当にありがとうございます。
橋元 先生は言われています。日本中、世界中の人々に聖教新聞を読ませたい――「恩師・戸田城聖先生の御遺言
杉本 「無冠の友」をたたえ、先生が詠
「この地域 わたしが守りて 幸
「広宣
「はつらつと 今日も歩
原田 希望・智慧
杉本 配達という皆さまの真心
正木 先生は、「晴
原田 いかなる時も、先生と奥様の胸中
吉井 小説『新・人間革命』第10巻「言論城」の章には、その心境
正木 また、「全国の天気が、気がかりでならなかった。朝、起きて、雨が降っていたりすると、配達員のことを思い、胸が痛んだ。そんな日は、唱題にも、一段と力
原田 これが先生の思いです。
「寒風
「祈りきれ 無冠の友の 無事
リーダーは、こうした先生の句を胸に刻み、厳しい寒さの中、走り抜かれる配達員の皆さまの無事故を、より一層、強く真剣に祈り抜いてまいりたい。
「仏の使い」を賛嘆
橋元 聖教新聞を購読している政治評論家の森田実
竹岡 森田氏の家の新聞受けには、毎日、早朝に聖教新聞が入ります。いつか、あいさつをせねばと思い、ある冬の寒い日でしょうか、森田氏は玄関で配達員の方を待たれていました。
橋元 その時の印象を、こう語っています。「なんとすっきりして、爽やかで、本当に立派な姿でした」
竹岡 ある時は、去っていかれる後ろ姿に向かい、御礼をされていたそうです。それを見ていたマンションの管理人さんから「何をされているんですか」と尋
吉井 日蓮大聖人は、けなげに広布の歩みを進める弟子をたたえて、「大地の善神
原田 来る日も、来る日も、仏意仏勅
人間性の美しき光
杉本 かつて、先生が配達員の皆さまに教えてくださった史実があります。その昔、ドイツの一都市に、質素な身なりをした一人の老人がいたそうです。
正木 彼は、はだしの子どもたちが、遊びたわむれる路上で、その子どもたちの喜々
杉本 それを見た警官が老人をとがめ、言葉荒く詰問
正木 いたいけな子どもたちの足が傷付くのを防ぐため、慈愛
杉本 先生はうたわれました。「我が愛する 無冠の同志も/少しでも早く……/ぬれないように……/広布の便
竹岡 本年、聖教新聞は配達員・販売店制度の発足から60周年、日刊化50周年という佳節
正木 聖教新聞は、「広宣流布を遂行
原田 特に、この1・2月も、聖教拡大を活動の柱
(2015. 1.19. 聖教新聞)
<6> 近隣との交流が友好の第一歩
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長
原田 池田先生は本年冒頭、小説『新・人間革命』「広宣譜
橋元 はい。ここで今一度、確認したいと思います。
竹岡 そこでは、「隣
正木 そして先生は、学会員には、広宣流布、つまり、人々の幸福と、社会の繁栄・平和を築こうという強い目的意識があると強調されるのです。
杉本 学会員である私たちは、「人のために火をともせば・我がまへあきらかなるがごとし」(御書1598ページ)等の仰
原田 それは、地域部や団地部の同志をはじめ、多くの友が、地域の幸福責任者≠ニの使命に燃え、奮闘される姿からも、よく分かることです。
吉井 さらに、「そうした学会員の考え方、行動が、近隣との交流を促進し、各地域にあって、人と人との連帯を築く、大きな原動力となってきた」とされ、その人間融合
正木 最後に、「隣人
安穏と繁栄を祈る
原田 少子高齢化が進み、単身や夫婦だけで暮らす高齢者世帯が、今後さらに増えることが予想される中、地域住民同士の助け合いは、ますます重要になります。そうした社会が求める人間的つながり≠深める役割を担
杉本 それは日本のみならず、世界の識者も一致する認識です。たとえば、「平和研究の母」エリース・ボールディング博士は、多くの人が、地域共同体の再興
正木 私たちが普段、実践している地域活動などには、実は、これだけ大きな意義があるのです。
原田 先生はかつて、「近隣友好」での大切な3点の心掛けを教えてくださいました。第一に、「地域の『安穏
正木 地域の活性化が日本の未来を開く、と指摘される今だからこそ、皆が、「地域安穏への祈り」「良識豊かな行動」「助け合いの精神」を心掛け、「励ましの人間王者」を目指していきたい。
原田 そして、「地域の柱
警報レベルの流行
竹岡 去る16日、国立感染症研究所は、最新の1週間のインフルエンザ患者が推計で200万人を超えたことを発表しました。
橋元 既
原田 大流行が疑われる「警報レベル」を超え、一層の注意が必要です。
杉本 11日付の聖教新聞7面にも、詳しく紹介されていましたが、何といっても重要な予防法は、「手洗い」と「うがい」です。
吉井 手洗いについては、手の甲や手首、指や爪の間も、石けんでしっかりと洗い流すことですね。
竹岡 インフルエンザや風邪のウイルスは、低温・低湿度の環境下で活発になるため、寒くて乾燥する冬は感染力が強くなります。
吉井 空気が乾燥しているとウイルスや細菌は浮遊しやすく、より遠くまで飛ぶようになります。すると感染の範囲が広がり、感染のスピードも上がります。
橋元 人間は、寒い時には体温が下がり、免疫力が低下するとされています。夏に比べ、水分を積極的に摂取しなくなるため、体も乾燥しがちです。それにより、喉
杉本 だからこそ、「加湿器などを活用し、室内の乾燥を防ぐ」「意識的に水分補給を行う」「外出時はマスクを着用する」「できるだけ人混みを避ける」などを励行
正木 体調が優れない場合は、無理をして会合に参加することのないよう、賢明な判断をお願いします。
原田 お互いに声を掛け合いながら、健康には、くれぐれも留意をしてまいりたい。
(2015. 1.22. 聖教新聞)
<7> さあ「私の2月闘争」を!
出席者:原田会長、杉本婦人部長、橋元青年部長、鈴木創価班委員長、宮尾牙城会委員長、小松白蓮グループ委員長
原田 さあ、躍進の「2月闘争」の開幕です。学会は、この2月を「伝統の月」として、大拡大の歴史を刻んできました。
橋元 その淵源
鈴木 雁は、横一列の編隊を組んで飛ぶ鳥です。そのように横一線に並んで進むのではなく、戸田先生は一人一人が、これまで以上に勢いを増して、突き進むよう訴えられたのです。
宮尾 その呼び掛けに、誰よりも真剣に応えたのが24歳の池田先生でした。
先生は、それまでの組織の限界とされていた結果の2倍を超える闘争をし、師の構想実現への大きな一歩を踏み出されたのです。それが現在も、学会の伝統として深く根付く「2月闘争」です。
原田 今、大切なことは、一人一人が、この師弟の闘争を、我がこととして捉え、「私の2月闘争」を展開しゆくことです。皆が、この1カ月の目標を明確にし、「大きく壁を破った!」「大躍進を遂げることができた!」と誇れる「2月闘争」にしていきましょう!
一生の幸福の土台
杉本 その先頭を走っているのが、創価班・牙城会・白蓮グループを中心とした青年部の皆さんですね。
原田 特に、各地では現在、「入卒式」が活発に開かれ、次代を担
鈴木 関西では、一昨年、創価班大学校37期生の折伏で入会した青年が、38期生としての1年間の薫陶
橋元 彼は1年間で、3人に御本尊流布
鈴木 さらに今回、入会した一人が39期生となり、同じ場で代表抱負を行いました。37・38・39期と、一人の真剣な闘争から、広布の流れが脈々と通う姿に、深く感動しました。
宮尾 第2総東京牙城会大学校の入卒式で活動報告をした14期生の戦いも見事でした。彼は、「諦
橋元 その結果、70倍以上の倍率を勝ち抜き、世界157カ国・地域に事業を展開する外資系コンサルティング会社への就職が内定。さらに、諦めの心≠ニ戦い続け、念願の弘教を果たすこともできました。
宮尾 彼は語っていました。大学校で一つ一つの課題に全力で取り組む中で、気付けば、諦めたり、逃げ出してしまう弱い自分がいなくなっていましたと。
杉本 白蓮グループも、「一生の幸福の土台
小松 はい。滋賀総県のあるメンバーは、自発
杉本 さらに、白蓮時代に「歓喜
小松 白蓮の実践の中で、大きく人間革命できると実感した彼女は、「白蓮の薫陶への感謝を胸に、これからも成長します!」と明るく語っていました。
「教主釈尊の御使」
原田 先生は「大聖人の仏法は『文底
橋元 青年部では、こうしたグループの全てで、「弘教の達成」を挑戦項目に掲げています。それは、学会が永遠に「折伏」の団体だからです。
原田 御書に「法華経を一字一句も唱え又
鈴木 私自身も、その思いで弘教に取り組み、本年1月24日に個人折伏を成就
宮尾 「歓喜踊躍
小松 「歌は希望である」とも言われました。白蓮グループは、『新・人間革命』「広宣譜
原田 全員が躍進してこそ、本年の「2月闘争」です。青年を先頭に、皆で新たな歴史を残していこう。
(2015. 2. 2. 聖教新聞)
<8> 幸福の種は世界中で開花
出席者:原田会長、大場SGI理事長、浅野SGI女性部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長
吉井 1月26日、SGI(創価学会インタナショナル)は発足から40周年の佳節
竹岡 全世界で、この日を祝賀する集いが盛大に行われています。
橋元 特に、発足の地であるグアムでは、準州知事や議会、市からの顕彰
原田 1975年(昭和50年)の発足式に集ったSGIの国の数は、51カ国・地域でした。それが今では、192カ国・地域に発展を遂げています。誰が、このような伸展
浅野 実は先日、ブラジルから来日された、ある婦人の方と東京・信濃町の総本部で懇談する機会がありました。その方は、何と、ブラジルを代表して、グアムでの発足式に参加されたそうなんです。話を聞くと、彼女は当時、24歳の女子部員。他の4人のブラジルメンバーと共に、グアムへ駆け付けたそうです。
大場 その時の先生の言葉を、彼女は深く胸に刻みます。「ある面から見れば、この会議は小さな会議であるかもしれない。また各国の名もない代表の集まりかもしれません。しかし、幾百年後には今日のこの会合が歴史的に燦然
浅野 この時、彼女の周りで、信仰に励む方は、ごくわずかでした。しかし、先生の言葉を自らの原点とし、彼女は師弟の誓願
橋元 先生は、発足式で次のようにも語られています。「今、このグアムから世界平和の新しい潮
原田 その言葉通り、全世界の無名の広布の闘士≠ェ、師弟誓願の道を歩んできたからこそ、今のSGIの発展があるのです。
浅野 28年ぶりに日本を訪れたという、先ほどの彼女は語っていました。「発足式から40年の佳節は、何としても日本を訪れ、池田先生のもとから出発したいと願っていました。その夢を実現でき、いよいよこれからが、私にとって、広宣流布の新時代です!」と。
戸田先生のために
原田 先日の本部幹部会でも話しましたが、SGIの発足式に臨むまでの先生の行程は本当に熾烈
竹岡 先生は、かつて教えてくださったことがあります。この1月26日の早朝、グアムの海岸に立ち、戸田先生から託された言葉を反すうされたことを。「ぼくは、日本の広宣流布の盤石
原田 その言葉を遺言
大場 世界広宣流布という、3000年の仏法史上、未曽有
「柔和忍辱
原田 御書には、「物の種
浅野 本当に、その通りですね。私たちが今、目の前にいる一人に、平和と幸福の種≠、着実に植えていくことは、ひいては、世界広布の発展へとつながっていくわけですね。
吉井 先生は教えてくださっています。一つ一つの種≠ノ、励ましの滋養
橋元 そして、「法華経を説
大場 今、SGIの各国では、学会2世・3世≠フ世代が活躍する時代を迎えています。それは、先輩方が、大切に種≠育ててきたからこそです。
原田 私たちの日々の努力、日々の一歩は、一見すると地味に見えるかもしれません。しかし、それが将来、思いもしなかった力になるのです。それを、今のSGIの姿は教えてくれています。
大場 人と会い、人と語り、希望の種を蒔く――ここに、偉大な歴史をつくる確かな道があると確信しています。深き祈りを根本に、これからも、地道に、新たな種を植える日々を送っていく決意です。
(2015. 2. 5. 聖教新聞)
<9> 希望の新時代は農魚光部から!
出席者:原田会長、落合農魚光部長、奥谷農魚光部女性部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長
落合 2月17日は「農魚光部
奥谷 指導集発刊の喜びは、各地を包んでいます。特に、山間部などの同志のもとへ、リーダーが一軒一軒、足を運ぶ中で、感動が広がっています。
吉井 指導集には、部結成の模様を綴
竹岡 トインビー博士やルネ・ユイグ博士と「食糧問題」等を語り合った対談も掲載され、人類史的な視座
原田 先生は「発刊に寄せて」の中で、日蓮大聖人御自身も「海女
竹岡 加えて、「私たちの生命の営みは、『食』を生産する方々の尊き尽力によってこそ成り立っている」と訴えられ、「この一点において、農漁村にこそ、最大の感謝と最敬礼が捧
奥谷 昨年、女性部長の役職を頂き、メンバーと懇談する中で、私自身が心に刻んでいる先生の指導があります。都会は、農漁村のおかげで生きていける。いざとなれば、農漁村は都会がなくても生きていけるが、都会はそうはいかない。だから都会は農漁村に感謝し、報恩
原田 この指摘の通り、日本社会を支えてこられた農魚光部の方々に、私たちは最大に感謝しなくてはなりません。
繁栄の「原動力」に
橋元 今、地域の特徴を生かし、持続的な社会を創生する「地域創生」が叫ばれていますが、「地域再生の主体者」の自覚を胸に、奮闘する農魚光部の皆さまこそ、その先駆けにほかなりません。
原田 「食」「人」「自然」――ここに焦点を当ててこそ、地域の力をたくましく発揮していくことができます。この地域創生を朗
落合 はい。女性の社会進出が注目されている中、農魚光部では、各地に「女性部長」が誕生しました。農漁村地域の発展は、女性力にかかっているとの強い思いからです。
吉井 実際、農業就業人口の半数は女性です。女性の新規就農者も多く、産地直売所の運営も女性が中心です。水産加工場従業者の6割以上が女性であり、加工品のPRなど、女性がもつ特質に大きな期待も寄せられています。
落合 女性は地域を創生する「太陽」の存在です。農魚光部では、この女性の知恵と力を結集し、地域を元気にする「女性力」を、さらに発信していきます。
奥谷 全国の女性部長とお話しする中で、JAはじめ各種組合の責任者など、各分野で活躍される女性が大勢いることを感じています。ここから農漁村の新時代を創造していきます。
橋元 一方、農漁村地域における最大の課題は、いまだ後継者問題です。しかし、今日、農業法人の広がりや、田舎の魅力、稼げる農業≠ネどに可能性を見いだし、就農を志す若者が着実に増えています。
原田 農魚光部では、部結成から3年の1976年に青年委員会を発足して以来、青年主張大会を精力的に展開するなど、農漁業に携わる青年を糾合
知恵と人脈の宝庫
落合 そして、最後に「高齢者力」です。調査によると、日本人の70歳代の体力は過去最高となり、70代の体力年齢は15年前に比べ、5歳以上も若返っています。農魚光部では、元気な高齢者が地域をつくり、社会を発展させる時代に入ったと考えています。
原田 「地域力」は「つながり力」と言われますが、「知恵と人脈の宝庫」である高齢者は、まさに地域向上の主役の存在です。今こそ、そうした方々に光を当て、活力ある地域の未来を開拓していきたい。
落合 それは今、各地での体験主張大会を通じても感じています。60歳を超える方が信仰を根本に、希望の未来や自身の夢を語る姿に、多くの来賓の方々も「大きな勇気をもらいました」と語っています。
原田 旧習深い農漁村地域では、かつて筆舌
落合 先生は、そうした方々を大白蓮華2月号の「勝利の経典
(2015. 2.12. 聖教新聞)
<10> 強き祈りから一日を出発
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長
橋元 全国、全世界の同志が勇気の対話に挑み、「新時代の2月闘争」「自身の2月闘争」を走り抜いています。
正木 寒い日が続きます。また、強い寒気の影響による大雪などにも警戒が必要です。健康に留意して、無事故で充実した日々を送ってまいりたい。
創価の師弟の信心
原田 対話の重要性について、池田先生は先日も記してくださいました。
「個人の人間関係も近隣の交際も、さらにまた、国際的な関係も、会って、対話し、互いを知ることが一切の基本である。人と会う勇気、語る勇気をもつことだ!」
橋元 人と会う勇気、語る勇気――これこそが、私たちの立正安国
原田 その勇気の源
竹岡 師弟共戦の歴史的な拡大戦である1952年(昭和27年)の2月闘争に際し、先生が第一に訴えられたことも、「広宣流布の戦いは、祈りから始める」でした。
杉本 「絶対勝利の婦人部 実践の五指針」も、その第1項目は「一、祈りからすべては始まる」です。
吉井 御聖訓
杉本 先生は語られています。「妙法を唱え抜く人が一番尊く、一番強い。強盛に『信力』『行力』を奮い起こせば、無量無辺
原田 信心をしていても、現実には、いろいろな課題があります。各人が病気、仕事、人間関係等、さまざまな悩みを抱えながらの毎日かもしれません。しかし、このご指導通りに題目を唱え、戦えば、越えられない壁はない。転換できない宿命はありません。
橋元 先日の本紙「新時代を駆ける」でも、先生は「何があっても、『これで、もっと題目があげられる』と喜び勇んで前進すれば、全ては無量の福運に変わる」と、私たちに限りない励ましを送ってくださいました。
正木 どんな困難に直面しようと、悠然と題目を唱え、自身の使命を果たしていくことで、一切を希望と幸福の方向へ変えていくことができる――これが創価の師弟の信心です。
原田 本年のすべての戦いを通して、それぞれが大きく躍進し、自身の人間革命に挑戦してまいりたい。その突破口を開くのが、この「2月闘争」です。
対話と友情の拡大
竹岡 1月26日に発表された、第40回「SGI(創価学会インタナショナル)の日」記念提言「人道の世紀へ 誓いの連帯」が、主要全国紙、地方紙、ラジオ等をはじめ、各種メディアで報じられ、反響を呼んでいます。
正木 海外メディアでも、ロイター通信をはじめ、現在、170を超えるオンラインメディア(33カ国・12言語)に掲載され、注目を集めています。
原田 提言の中で先生は、「地球上から悲惨の二字をなくす」ための方途
@悲惨を生む要因を取り除くための「政治と経済の再人間化」。
A自他共
そして、B地球的な諸課題を共有し、共生の世界を築くための「差異
吉井 さらに先生は、難民支援の枠組みの強化や、原爆投下70年の本年を契機に「核兵器禁止条約」の交渉に着手していくこと、また、「日中韓首脳会談」の再開、地域協力と青年交流の大幅拡充など、「すべての人間の尊厳が輝く世界」を築くための方途を、多岐
橋元 アメリカを代表する仏教専門誌「トライシクル」のサイトにも、今月3日付で、池田先生の提言に関する記事が掲載されました。本年の提言の骨子
杉本 先生は提言をこう結ばれています。
「今後も、対話と友情の拡大を基盤に、『核兵器と戦争のない世界』の実現をはじめ、悲惨の二字をなくす挑戦に全力で取り組み、すべての人間の尊厳が輝く世界への道を切り開いていきたい」
正木 誰の身にも悲惨が及ぶことを望まない「民衆の連帯」と築き、地球社会に時代変革の波を形づくっていく。そのために、誰もが、いつでも、どこでも、実践できるのが、「対話の拡大」であり、「友情の拡大」であることを先生は教えてくださっています。
原田 「未来は、今この瞬間に生きる人々の誓いの深さで決まります」――この呼び掛けを胸に、私たち弟子が「誓い」を深め、それぞれの使命の場で師匠の構想を実現できるよう、尽力していきたい。
(2015. 2.16. 聖教新聞)